長い坂の終わりに
秋の延焼から
何かを守るように川が流れる
骨片の丘から
古い画像の空へ
声の鳥たちが飛び去ったあと
沈黙の形姿が
橋上に佇んだ
ソレハ...
遠い明日の事
川に流れる長い髪を
口いっぱいに詰め込んで
嗚咽する影
マダ...
生まれていない昨日のために