Love
ひまわりがいっせいに空を見上げる
光が生み出したように駆け寄る幼女
その後ろに笑う
彼女の幻
同情?
小首を傾げて
否定の言葉を待つ悲しみ
愛しはじめた頃の
諦めを含んだ胸の痛みが
忘れていた歌のようによみがえる
目の眩む光のなか
彼女の姿に重なるように
空を見上げた