昨年の終わりがYさんネタだったので、彼に敬意を表して(?)またエピソードを紹介しようと思う。
リアルタイムでその場にいなかったのが悔やまれてならないが、まだ消防団に入る前だったので仕方がない。
消防団では12月25日から大晦日まで「歳末警戒」と称して消防車で地域を巡回する。夜7時半から8時に詰め所にその日のメンバーが集まり、何人かが消防車で廻り、残ったメンバーは緊急時に備えて待機するというものだ。
各詰め所からの出発連絡と帰還連絡が常時無線で流れている(車内にも詰め所にも)が、たまに入る異常報告は救急出動ぐらいで、まず火災ということはない。団員は12時までの待機時間暇をもてあます。巡回も一時間ぐらいで終わってしまう。最近は少なくなったが昔はよく麻雀をした(汗)今はテレビを見たり世間話をして時間をつぶすことが多い。
わたしが団員になる何年か前だから、もう二十年近く前のある夜の歳末警戒。
「ええ〜**町の路上で倒れている男性がいるとの連絡がありただいま救急出動します」
自分の地域の名前に皆顔を見合わせた。「誰だ?」皆緊張して報告を待った。誰か近隣の人なのかもしれない。
「ええ〜倒れていた男性を収容。意識は酔っていますが明瞭。忘年会の帰りに路上で寝込んでいた模様。名前は**町の**さん・・・」
詰め所は爆笑の渦になった。それがYさんだったのだ。
彼はとりあえず市立病院に搬送されたが、簡単な診察だけで終わり、家人に迎えに来てもらった。
彼の有名度がUPしたのは言うまでもない。飲みに行って自分でネタにしていたから本人は意外に気にしていなかったが・・・
4 走れ、走れ(2003/12/17)