5 タイツ ─沖縄旅行1─(2003/11/17)




 深川を出発したのは早朝6時。今の季節では真っ暗で、しかも非常に寒い。積雪こそないものの最低気温は零度を下回ることもある。

 5時に起きたわたしはあまりの寒さにタイツをはいていくことにした。いくら南国沖縄でも22度前後だろう・・・甘かった(汗)

 羽田で那覇行きに乗り継ぎ。16度前後の気温でタイツはもちろん必要ないが暑いというわけではない。トイレで脱ぐことも考えたがそのままで行くことにした・・・甘かった。半袖に着替えたひともいたのに。

 さすがにジャンパーは脱いで那覇行きに乗った。最後尾の方の席でいくつか空席があり運良く一人で窓際の席に。沖縄で飛行機が着陸態勢に入ると北海道では見られない美しいエメラルドグリーンの海。陽光も濃密だ。台湾や香港にも行っているので驚きはなかったが、沖縄に来たことを実感した。

 那覇空港着。荷物を受け取りロビーに行く間に想像以上に暑いことを感じはじめた。股間がむれている・・・。ロビーで我慢できずに人目も気にせずセーターを脱いで半袖に替えた。この時トイレでタイツを脱いでおけばよかった・・・。もう午後三時ぐらいだったのですぐ涼しくなると北海道人の感覚で思ったのである・・・甘かった(涙)

 バスはその日の唯一の観光日程である首里城へ。クーラーは利いていたが、上半身しか涼しくならない。

 首里城に着くと北海道の真夏並の気温・・・27度だった。修学旅行生で混雑するなか、内部を歩いたが、まさしく生き地獄。下半身は汗でむんむんしている。こんなところにはいられない!

 途中で見学をパスして(ほとんど何を見たか覚えていない・・・)帰路についたが、行路とは別のためやたら遠いのだ。とにかく売店兼レストランにたどり着かなければと必死に歩くと余計汗が吹き出た。

 ようやく売店へ。クーラーの利いた店内でビールを一気飲みしたが、下半身は濡れたままで気持ち悪いことこの上ない。それなのにタイツを脱ぐことを思いつかなかった(アホ)結局恩納村のリゾートホテルまで気持ち悪いままだった。スタイルがよくて可愛いバスガイドさんの説明も半分聞き流し、異国のような町並みに感嘆することもなく(早くホテルに着いてくれ〜)と念じ続けた。

 ホテルの部屋に着くとすべての衣類をかなぐり捨ててシャワー飛び込んだ。同室のWに大笑いされながら。

 教訓。沖縄にタイツはいらない!(当たり前か・・・とほほ)


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