実は１０何年以上前の学生時代の恥ずかしい話。
友人たちに誘われて江別市の映画館に当時公開されたばかりの
を観に行くことになった。アニメ映画を映画館で観るのは子供の頃以来で照れくささもあったが、かなり評判がよかったので（安田成美のコスプレと歌以外は・・・）。
映画館で待ち合わせたが、少し早めについたので、まだ誰も来ていなかった。
大きな看板もなく、映画館に行くこと自体久々だったので、ここでいいのか迷った。真昼なのに妙に薄暗い受付で無愛想な顔のおじさんに「あの〜ナウシカはここで観れますか」とたずねると、口のなかでもごもご言いながらうなづいた。
ロビーも狭くて他に誰もいない。平日の昼にアニメなんか観に来ないよな〜などと考えながら中に入った。スクリーンは小さく、幅の狭い観客席に座ると、前の方に一人客がいた。パンチパーマの若い兄ちゃん。アニメオタク風じゃないな〜と見ていると、彼も時々こちらを振り返る。
ご〜っという音とともに映画がはじまった。何故か実写で山の手線風の電車が走っている。画面転じて混んだ車内の映像とお尻を触られあえぐ女性の声。
急いで眩しい光りのそそぐ外に飛び出した。すると隣の建物の前に友人たちの姿が・・・そしてナウシカの看板とポスターが・・・
そう、一軒隣のポルノ映画館に入っていたのだ。
（余談・・・友人のなかには大学の同級生だったダーザインと木立がいた・・・ *´Д`）