2 有害な存在 (2003/5/9)


 投稿掲示板(ぼくのよく知っているのは詩ですが)というのは、自分の詩を読んでもらったり、ひとの作品に感想や評を入れたりするのがまあ普通のコミットの仕方なんですが、最近ちょっと違う関わり方をする存在に気付きました。
 頼まれてもいないのに管理人風のレスを入れたり、ちょっと浮いた発言に突っ込みを入れたり、批判したり。何故当人がそんな役割を演じたがるのか不思議だった。
 しかし、よく考えると職場にも必ずといっていいほどそんなタイプのひとがいるなあ(笑)それほど仕事ができるわけでも意欲があるわけでもなく、現実に重要なポストにいるわけでもない。それなのに(だから、と言うべきか)、変に役割意識があってひとの間を動きまわる。実際には情報を動かす。そういうひとは、たぶんすごい不遇感を持っているんだと思う。しかし普通にがんばろうとしない。実質のないところで自分の存在をアピールすることに、異様なまでの(笑)執念を燃やす。
 投稿掲示板でよくある「もめごと」のきっかけや拡大に、そういう存在が重要な役割を演じていることがけっこう多いと思う。或る意味一番有害な存在かもしれない。ひととひとを突き合わせて決して責任を取らない位置に居続けるわけだから。