旅の指南所

皆様の旅の参考に、我々が史跡めぐりの旅をするときの手順を24将の皆様に紹介してもらいました。
こっちの方がいいよという方は教えてください(^^)

準備の巻

幸隆:「さて、息子たちよ。ワシは上州にお出かけがしたいぞ!
     かわいい息子たちは、年老いた哀れな父のために、当然策を練ってくれるじゃろうのぅ〜♪」

信綱:「はぁ〜。どこが哀れなんですか?この間も若い女子と別所を散歩していたではありませぬか。」

幸隆:「あれは若返りの秘訣というものじゃ!若い者と話しておると気も若くなるからの〜。」

信綱:「その割には若い家臣と話しているのをあまり見かけませぬが?」

幸隆:「カッカッカッ 男と話すのは戦や政のときだけよ!」

信綱:「・・・・ι」

幸隆:「とりあえずワシは、ワシが落とした岩櫃城と、昌幸が落とした沼田城に行きたいぞ!」

@どこへ行くか決める!

         MAPが見たい場合map1.jpg (59877 バイト)

昌輝:「そういえば岩櫃攻めには、私もひと働きしたな〜。・・・あれ?あのとき父上は嬬恋温泉に入っていらっしゃったのでは?」

幸隆:「年寄りは養生が大切じゃからのぅ〜♪♪調略も一段落したし、あとは若い者に手柄を立てさせようと思ったのじゃ♪」

昌幸:「さすが父上でございます!私も父上のように美味しいところをもっていく武将になりとうございます!」

幸隆:「うんうんそうであろう。お前はお屋形様の下で、女子の口説き方も教わっているようであるし、これで父の知謀と美形を受け継げば立派な武将になるぞ!」

昌輝:「昌幸!?そうだったのか?」

昌幸:「い、いえっ;そういうわけでは・・・ιι」

信綱:「かわいい純な弟になんということを・・・・後でお屋形様を問いただしてこなければ・・・・。」

信玄:「何か呼んだかの?」

信綱:「えぇ!?お屋形さま!なぜここに??」

信玄:「ちょっと草津に逢引きに・・・・いやいや、上州の支配がうまくいってるか視察にきたのじゃ。」

幸隆:「お屋形さまも隅にはおけませぬな。」

信玄:「君主たるもの、全てに目を利かせておかぬとならぬからのぅ」

幸隆:「ところで、旅の計画はまだかの?」

昌輝:「それならば、我がムカデ隊に支給されている道路地図と鉄道時刻表を用いてくださりませ!」

信綱:「ムカデ隊にはそのようなものがあるのか。先方衆にはそんなものくれなかったぞ。」

昌輝:「先方衆には地図より詳しい、真田忍軍がついてるではありませんか。」

信綱:「それもそうだった。ふむ。道路地図でみると岩櫃のある吾妻町と沼田城のある沼田市は国道145号で結ばれているな。」

A道路地図や鉄道地図を見ながら、大まかな動線をチェック!
  
最近は昭文社の地図が好きです。

昌幸:「大体沼田市と吾妻町は30kmくらいの距離でしょうか。スタートが沼田で、吾妻町まで車で1時間くらいでしょうか?」

信綱:「いやいや大体はそれでいいかもしれないが、山道だからもう少し余裕を見たほうがいいかもしれない」

昌輝:「では1時間半で。城を見て周るのに1時間かかるとして、あわせて2時間。3時間半で周れますね。

B道路地図や電車の時刻表で、所要時間を計算!

●目安
・徒歩1時間・・・4km。車1時間・・・30km。これは迷ったとき用に余裕をもたせてあります。
・山城に使う時間・・・往復1時間。
・資料館つき寺・・・1時間。
・その他・・・15分くらい。
電車の場合は、予備に20分ほど入れておきましょう。
ちゃんと距離を測らなくてもいいので、大体このぐらいかかるかな〜と考えておいてください。

幸隆:「だが目的地までぼーっとドライブするのも好かないのぅ。途中には何かあるかの?」

昌幸:「えーっと、途中高山村と中之条町を通りますね。あ、高山村には中山城、私が落とした尻高城、中之条町には矢沢頼綱が建てたという林昌寺と、父上が落とした嵩山城がありますよ!」

昌輝:「吾妻町には、岩櫃の他に顕徳寺と善導寺がありますね。」

信綱:「お前たちいつの間に!?」

昌輝:「実はこんなものが出てまして・・・・」

信綱:「・・・・イチャイチャパラダイス!?」

信玄:「ああ!無くしたと思っていたワシの愛読書じゃ〜〜!あ、いや、・・・・ι」

昌輝:「これは先ほど道端に捨ててあったので、ちゃんと資源ごみに出そうと思ったのですが、間違えてここに持って来てしまいました。」

信玄:「・・・・・」

信綱:「さすが我が弟。お屋形様、このような書物は当然捨ててもよろしゅうございますな。三条夫人もお嘆きになることですし。」

信玄:「信綱・・・なんだか高坂に似てきておらぬか?」

信綱:「実は高坂殿に、君主の扱い方というのを習いまして。」

信玄:「高坂め、余計なことを・・・・。」

昌輝:「ところで先ほど紹介しようと思った本ですが、歴史散歩と城郭体系です。どちらも地域ごとになっているので、目的地の周辺史跡を探すのに役立ちますよ。」

昌幸:「市町村のHPもなかなか使えます。」

信綱:「お前たちなかなかやるな〜。じゃ、さっきの史跡を計画に入れよう。中山城、尻高城、林昌寺、嵩山城、顕徳寺に善導寺・・・。寺は目安が15分だから、さっきの3時間半に計3時間45分を足すと、7時間15分!で、嵩山城は通り道から少し外れているから、往復30分ほどの時間を足して約8時間か。周りきれるのか?」

C大きく周る地点(例えば先程の箕輪と沼田)を結ぶ途中にある市町村をみて、そこにも関係史跡がないか歴史散歩や日本城郭体系でチェック!

 電車だったら途中の駅周辺など。


 MAPを見たい方→map2.jpg (47615 バイト)


D市町村のHPが意外に役に立つ!

時間とも相談して欲張り過ぎないようにしましょう。ついでにうまいものや宿も行程を考えて選んでおきましょう。
歴史群像など武将中心の本もチェック!

Eまたまた地図でこれらの史跡の位置をチェック&時間の計算!

大抵ここで欲張りすぎて恐ろしい量を周ることになります(笑)
ちなみに付箋を貼っとくと便利です。

バスを使う場合、田舎ほど本数が少ないので注意が必要です。下手すると帰って来れなくなります(笑)。
できればバス会社か役場に問い合わせておきましょう。

 

 

昌幸:「城郭体系によると中山城も尻高城も小城なので、もっと時間を短縮できると思いますが・・・・、まあいざというときすぐに切り捨てられるように優先順位をつけておくというのはどうでしょうか。」

F頭の中だけでいいので、優先順位を決めとく!

初めての場合、時間の見当がつかないので全部まわりきれるとは限りません。
遠回りすぎるものなどは、いざとなったら涙をのんで切り捨てて次回の楽しみにとっておく気持ちでいましょう。

 

昌輝:「いい考えだな。じゃ、たいしたことなさそうな中山城と、少し遠い嵩山城を外しておくか?」

幸隆:「嵩山城は、心霊スポットだから外せんわい。キャーっと抱きつかれるかもしれんでの。」

信綱:「それって、嵩山城の大天狗の大岩から飛び降りたっていうやつですか?」

幸隆:「そうじゃ。」

信綱:「あれは斎藤憲広の息子たちを嵩山城に追い詰めた父上が元凶ではないのですか?大丈夫ですかーそんなとこ行って」

幸隆:「そんな昔のことは斎藤の子らも忘れとるじゃろう♪」

信玄:「ふむふむ。嵩山城は女子に抱きつかれると・・・メモメモ」

信綱:「・・・・気があってますね。二人とも・・・」

昌輝:「宿はどうします?」  MAP→map3.jpg (40240 バイト)

幸隆・信玄「そりゃ当然草津じゃ!」

信綱:「ええ〜!草津は吾妻町からさらに30キロほど離れてますよー!」 

幸隆:「宿には遅く着くと言っておけばよいじゃろうが。」

信綱:「はあ・・・じゃあ、1時間ちょいで着くとして・・・・周れるのか?」

昌輝:「もう、様子によって次々と切り捨てるしかありませんね。」

昌幸:「せっかく沼田まで来て頂くのですから名胡桃城もお見せしようと思いましたのに。」

信綱:「あそこも離れてるからな〜。草津までいくとなれば手におえん。あきらめとけ。」

昌輝:「草津の旅館は何にしましょう?」

幸隆:「ワシは大きな風呂がある桜井がいいのう。」

信玄:「温泉オタクのワシは、源泉にもっとも近いという大東館がいいわい。当然特別室じゃ♪」

信綱:「はいはい。」

幸隆:「これで準備は万端じゃな。では息子たちよ。留守はまかせる」

信綱:「え?親子でいくのでは?」

幸隆:「そんなこと言っておらんぞ。ワシはでーとなのじゃ、でぇと♪ カッカッカ、ではさらばじゃ!」

信綱:「・・・父上はいつまでたっても変わらんな・・・」

信玄:「幸隆もやるのぅ。さすがワシの見込んだ男。だが口説いた女子の数では、まだワシが7人勝っとる!」

信綱:「そんな競争してたんですか・・・・。」

三条夫人:「どうも近頃躑躅ヶ崎館にいないと思ったら・・・」

信玄:「お、おぬし、いつの間に!?」

三条夫人:「近頃あなたさまのご様子がおかしいので八重をこっそりつけておいたのです!今日という今日はもう許しませぬぞ〜!」

信玄:「領内の豪族を、味方につけるためなのじゃ〜。愛しておるのはそちだけじゃ!」

三条夫人:「その言葉は耳にタコもイカもマンボウもできるほど聞きました!今日は躑躅ヶ崎館でゆっくりと言い訳を聞かせていただきましょう。・・・あれ?」

信玄:「疾きこと風のごとく!さらばじゃ!」

昌幸:「なんだか皆さんお元気ですね。」

信綱・昌輝:「・・・・・」

 おしまい(^^;

 

いざ出陣!の巻

信綱:「さて、出かけるぞ!」

昌幸:「あれ?出かけるのは父上だったのではないですか?」

信綱:「計画だけ立てさせられて、悔しいから我々も行くのだ!」

昌輝:「我々?」

信綱:「何か?あのお年を考えない父上だ。何をしでかすかわからん。」

昌輝:「そういうわけですか。さすがです兄上。してどのように?」

信綱:「計画どおり地図を見ながらいくだけだ。簡単だ。まず沼田城から・・・」

@当然だけど、地図を見ながら行く!

昌幸:「兄上〜〜!もう迷ってます〜白クマがいます〜ペンギンがいます〜〜ι」

昌輝:「だから兄上、道を聞きながら行きましょうと言ったではありませんか!」

信綱:「武将として長年戦場を往来した勘があるから大丈夫と思ったのだ・・・」

昌輝:「兄上って、意外と無鉄砲・・・。」

A迷いそうな場所だったら早めに道を聞く!

ちなみに我々がターゲットにする人は、先祖代々住んでるような中年以上の男性、できれば農業をしてる人です。
女性の場合、中年くらいでもお嫁にきたばかりで知らない人が多いです(場所にもよりますが)。

昌幸:「兄上〜〜!さっき迷ったおかげで、もう全部周れそうにもありませぬ!」

昌輝:「じゃ、仕方がありません。中山城も尻高城も岩櫃も全部飛ばして草津へ飛ばしましょう!」

B時間と体力と地図と相談して、史跡の取捨選択!

基準はいろいろです。
年くったら行けなそうな山城だとか、好きな武将が落とした城だから捨てられないとか、後々に周るのが大変そうだとか、時間のロスが大きいからやめようとか・・・。

信綱:「・・・・ふぅ〜〜やっと草津についたぁ〜〜。」

昌輝:「ムカデ隊として鍛えた体でもヘトヘトです〜ι白クマの次は、ボンジュールでしたものねー。」

昌幸:「兄上って無謀です・・・・」

C史跡めぐりは日のあるうちが正念場。早く寝ましょう。

 

幸隆:「おっ♪息子たちよ♪どうしたのだ?こんなところで?」

信綱:「父上!ご無事でしたか!」

幸隆:「当然じゃ♪ワシらはお前たちの計画どおり行って時間が余ってしまったので、草津でお屋形さまらと遊んでおったわい。カッカッカ」

信玄:「幸隆の女子もなかなかの美人だったぞ♪4人で湯畑を散歩してきたわい。あそこには草津にきた戦国武将の名前が刻んであるのじゃ!謙信の名もあったので、消してワシの名前を書いてきたわ♪」

幸隆:「ついでにワシの名前も広場いっぱいに書いてきたぞっ。お前たちのも書いておこうと思ったのじゃが、このぐらいでへたばっているようじゃ、情けなくて書いてやれんわい。カッカッカッ!」

信綱:「・・・しばらく家督は継げそうもありませんね・・・」

 

    お・し・ま・い・・・失礼しました〜〜〜ι

 必需品

 あった方がいいもの

 注意点

 

参考図書・・・とりあえず我々が周るときに使っているものです。

 

書名

出版社

出版年

特徴

利用方法

短所

○○県の歴史散歩

山川出版社

県によって違う。

山梨県の場合1998

各県の地域ごとの歴史スポットを紹介

●    行きたい史跡の周辺には他にどんな史跡があるかを調べられる。

●    交通手段が載っているので下調べに使える。

●      戦国に限らないこと。

●       県によってほしい情報がないこと(ex.静岡県は史跡が多すぎて、1冊の中身が薄い。長野県は考古学の遺跡が多いetc

●   古すぎて、バスなどが廃線になっていることがある。

日本城郭大系

  新人物往来社

 

城の歴史、古地図などを紹介

●   城への知識のUP

●    城の規模が分かるので、大体の所要時間を知ることが出来る。

●      普通一般人宅にはないので図書館に行ってコピーしなくてはいけないこと

●      県によってはお粗末な県があること(長野県は出来がいい)

武田一族のすべて(別冊歴史読本)

新人物往来社

1998.3

各県ごとにある武田スポットを紹介

●     マイナーな史跡も紹介されているので、有名どころをすませた人向き。

●      完全な住所や地図が載っていないので、他の手段でどこにあるかを調べなくてはいけないこと

歴史と旅1998.1

特集信州戦国紀行

秋田書店

1998.1

著名人の長野にある武田・真田スポット紀行

●     他の人の旅行記はそれだけで参考になる。

 

●     有名どころばかりなので、初心者むき

 

歴史群像シリーズ

学研

1988

戦国大名や合戦に焦点を絞った総合的な本

●     それぞれの作戦ルートなど目で見てわかりやすい。

●     史跡の詳細な位置がわかりづらい

●      情報が古いので、現地確認を怠れない(ex.小淵沢の大河ドラマオープンセットはもうありません)

武田信玄

信濃毎日新聞社出版

 

武田の史跡を写真で紹介

●      今度、どの史跡に行くか捜すのに使う

●      絶版中につき、簡単に手に入らない

 よい旅を〜♪