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| ■2005Ｊリーグディビジョン1 第33節 |
| 2005.11.26(土)15:03〜 日立柏サッカー場 |
| 柏レイソル ５−１ 東京ヴェルディ1969 |
| 【得点者】 | 柏−大谷秀和（18分）、矢野貴章（45分）、平山智規（57分）、土屋征夫（62分）、永田充（85分） |
| 東京−小林慶行（27分） |
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| ■もりやすの感想 |
大野最高！
これだけは言っとかねばなりません。そうでしょう？
私はかねてより、苦杯を味わう柏レイソルを見るにつけ、「うう・・・大野のトップ下が見てえ・・・」と思っておりました。その日がついに来たのです。そして３アシスト１ホームランの大活躍。たまらないじゃあありませんか皆さん。そうでしょう？
やはり彼はファンタジスタ。トップ下で生きる漢。そのことを見せつけられた試合でした。
私がかねてよりぼやいていた「縦へのボール・縦への突破」が、この日はよく見られました。それは大野や永田からの供給によるものでもありますが、ウノや貴章の働きがあってこそのものです。こういう攻撃を見たかった。
もうはっきり言っちゃう。クレやレイにこの日の大野やウノの動きができるのか。大野のような虹を架けられるのか。ウノのように献身的に潰れ役になれるのか。この試合の結果は遅まきながら柏の選手の中でいい刺激になっていることを願います。
そして永田です。俺は彼を怖いと思いました。長期の離脱を全く感じさせない彼の非凡さにです。永田がいたことが、この日の守備陣に計り知れない安定感をもたらし、彼のフィードが今までの柏にない攻撃を作り上げました。
こういう試合をもっともっと早く見たかった。偽らざる気持ちです。こんなシチュエーションではなく、当たり前のように毎試合熱い試合をすればいいのです。まあとにかく勝って嬉しい。やっぱり柏レイソルは人を狂わせる。
さて、
気持ちが切り替わりました。まだ何も終わってはいませんな。この試合で満足はしていいはずもありません。ひいきの大野を中心に、更に、更に一つになって前進あるのみです。
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| ■しなこの感想 |
本日のスタメンは、永田クン、波戸さん、土屋さんの３バック、ボランチに大谷クンと祐三クン、右増田さん、左平山クン、トップ下大野クン、そして宇野沢クン、貴章クンの２トップと言う布陣。
ＧＫが変わった点を除けば、前節広島戦と同じ布陣、そして外国人抜きの布陣となりました。
正直、試合が始まる前はどうなるか不安で不安で仕方なく、頭をよぎるイメージと言ったら、あまりにも縁起が悪すぎてここでは書けないようなコトばかり。
試合が始まるとさらに不安と緊張が入り混じって、「つわりがまた始まったのか？」と勘違いするぐらい気分が悪くなるほどでした。
そんな私のブルーな体調を吹き飛ばしてくれるかのように、レイソルが押し気味に試合を進めます。
とにかく選手全員がボールを追いかけ、１週間で３試合の過密日程を物ともせずにピッチを走り回ります。
そんな中、ロングボールを大谷クンがカット、ゴール前で受け取った宇野沢クンが体を倒しながら横へ蹴り出すと大谷クンが受け取りシュート。
ボールはＧＫの手を弾きながら、ゴールに吸い込まれていきました。
先制点に胸のつかえも取れるような気分でしたが、その10分後、セットプレーからあっさり失点。
ボールをセンターサークルに戻す時の選手たちがうつむき加減なのが気がかりでしたが、その不安が的中するようにここから東京が流れを押し返します。
しかし、ここで守備陣が踏ん張りました。
特に永田クンはよかった、やはり冷静だし、相手のパスコースにさっと入ってパスをカットする姿は相変わらずだし「長期間、試合に出ていない選手なの？」と思ってしまうぐらい。
引き分けのまま前半終了。
ハーフタイムの間に気持ちを入れ替えて、後半はがんばれ、と祈りながら選手が出てくるのを待ちました。
そして、後半開始直後、貴章クンが遠目から放ったシュートがバーに直撃、外に出てしまうかと思ったのですが、なんとそのまま下にポトリと落ちて、これがゴールと認められて追加点！（後からテレビで確認しましたが、ちゃんとゴールの中に入ってました。私たちの席からはライン上ギリギリに見えました）
またもや、ポカンとしてしまいましたが、「もういいや、ゴールだ追加点だ、取り合えず喜んでスタジアムを盛り上げよう」と貴章コールを叫んでいました。
このゴールでチームが再び息を吹き返したのか、前がかりになった東京の攻撃を防ぎ、中盤で大野クンがボールを持つと、サイドや前線の選手に気持ちよくパスが通り、幾度となくチャンスが生まれました。
そして、女心をくすぐる平山先生のシュート、男心を鷲掴みににするバウルのヘディング、永田クンの復帰早々のゴールと気がつけば５得点。
最後には雄太さんまでがＰＫをピシャリと止め、45分前のあの重たい雰囲気はどこへ行ったのかと思うぐらいの展開で試合終了。
今日はよくがんばってくれたと思います。
何よりも日立台で勝ってくれた、それがただただ嬉しいです。
が、喜ぶのはここまでです、今日だけです。
本当は避けてほしかった入替戦があります。
レイソルの戦いは今日の勝利でやっとスタートに立てたと言ってもいいぐらいで、まだ終わっていないし、入替戦で勝たないと意味がないのです。
今日の試合ができれば・・・とは思いますが、そんなに簡単にできるものでもないと思うし、そもそもできていればこんな順位にはならないのです。
今日の結果が自信につながるのはいいことですが、油断せずに気を引き締めて次の試合に臨んでもらいたいです。
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