トップページ柏レイソル観戦記>2005.11.12 アルビレックス新潟×柏レイソル

■2005Jリーグディビジョン1 第30節
2005.11.12(土)14:05〜 新潟スタジアム(ビッグスワン)
アルビレックス新潟 2−2 柏レイソル
【得点者】新潟−エジミウソン(41分)、ファビーニョ(54分)
柏−大谷秀和(45分)、小林亮(62分)

■もりやすの感想

 「着いたよ、新潟。」

 新幹線にて妻しなこに起こされて車窓を見た時、真っ先に目に止まったのが「おう、よく来たなあ。」と言わんばかりのビッグスワンでした。あの光景はなかなかいいですなあ。

 と、いうわけで、念願のビッグスワンです。昨年は残念なことに国立だっただけに、今年はどうしても来たかった。

 何故か俺には、新潟と不思議な「縁」を感じます。今でも信じられない柏の葉の数分間、復興への願いと共にリベンジした「アウェイ国立」。ないものは「ビッグスワン」と「日立台のガチンコ」。そのうちの一つがやってきました。



 最近は指定席で見てるので、久しぶりにアウェイ席。試合前、試合後にいろんな方とご挨拶できて嬉しかったです。気持ちも高ぶります。いざ試合開始。



 試合開始直後は新潟に圧倒されていました。「オイオイ大丈夫かよ・・・」と不安でしたが、3バックの体を張った守備と、玉田のキープから気がつくと柏が攻勢の序盤となります。この日は特に、サイドから組み立てる意識が感じられました。

 しかし、ボールは支配するも、決定機が作れません。決してボールを「持たされてる」といった感じではないのですが、結果的にゴールが遠かった形となりました。唯一のチャンスは玉田のポストに当たったシュートぐらいでしょうか。

 何故ゴールが遠かったのか。俺が思うにそれは縦への突破、チャレンジが少ないからだと思います。普段に比べこの試合はまだマシ感もありましたが、やはり横パスでリスクを回避したり、バックパスで立て直したりすると、攻撃に時間がかかって相手に固められます。その後は当然凌がれるというパターンの繰り返しが今の柏です。

 横パスやバックパスの全てが悪いとは言いません。ただ、絶頂期のヴェルディなどのような攻撃に緩急をつけたりというのではなく、リスクから逃げていると思われるプレーが柏には感じられるのです。その結果が守備を固められ自滅となり、得点源が「セットプレーからしか・・・」ということになってしまいます。今思えばこの日はそんな試合でした。



 支配していた前半に一瞬のスキで失点します。途端に下を向く選手たちを、必死に盛り上げていた波戸の姿が印象的でした。俺も前半の出来なら絶対にこのままでは終わらないと確信めいたものを感じました。「これで終わりじゃねえだろう。」心の中で選手たちに叫びました。



 なにか開き直ったような雰囲気でロッカールームから出てきた柏の選手を見て、ちょっと安心して臨んだ後半。いきなり見せてくれました。

 開始直後のFK。俺は妻しなことニヤニヤしながらピッチを見ます。

 何故ニヤニヤかというと、最近の柏の十八番、セットプレーの「目印増田しゃん」が大好きなのです。増田に向かってピンポイントに玉田が蹴れば、ゴールは決まるという一見「小学生かよっ!!」っていう作戦が大好きで、それを見ると妻しなこと「こ〜こ〜だ〜ぞ〜」と増田の声を代弁しながらゴールを願います。

 するとどうでしょう。見事に玉田はボールを運び、柏の選手がそこへなだれこむではありませんか。体を投げ打って飛び込んだ柏の戦士たち。さながら牛追い祭りです。勝者は大谷。見事に「体ごとボレー」で同点です。柏のゴール裏は最高潮。惜しくも祭りに敗れたものの、体を投げ打ったクレーベルさんにも惜しみない拍手とコールです。クレさん無事でよかった・・・

 こっからゴール裏は熱くなります。しかし、追い付いて落ち着いたか、ピッチの柏は前半と同じような展開に。するとまたしても一瞬のパスミスからサイドをえぐられ、最後はこぼれ球を押し込まれて失点します。

 これにはさすがにヘコみました。が、直後に今日の試合は打ち合いだと思いました。この場面にあっても、これで終わるとは思えなかったのです。

 しかし、展開的には終始変わらず。苦しい攻撃の組み立てです。やっぱ縦に行かないと・・・ああ、大野のレインボー見てえなあ・・・なんて思っていると、増田のレインボーを見ました。スローインですけど・・・

 何故か見えた増田のスローインからレインボーの軌跡。それはこばりょうまで繋がれ、気がつくと七色はゴールネットに引っかかっていました。正直仰天のスーパーボレーです。

 「は、はい〜?」場違いな声を妻しなこは出します。妻しなこは何故ゴールに入ったのかまるでわかっていませんでした。俺らの席位置も関係あると思いますが、こばりょうの超美技を、妻しなこは半信半疑なのです。こばりょうゴメン、後で妻しなこによく言っとくから。こばりょうのゴールは、技術はもちろん、ゴールへの強い意識がないとでないビッグプレーだったと思います。

 予感が当たった、こっから逆転だ〜。と思いましたが、打ち合いの予感が当たったのはここまで、がっぷり四つのドローでした。勝利への気迫むき出しのゴール裏とは対照的に、本当の終盤までやけに静かだったベンチには不満が残ります。最後、増田の腰の具合が心配でした。



 前4試合に比べると、この日の柏は熱かった。来た甲斐がありました。ただ、「熱かった」だけでは済まない現状となってしまっていることが現実であることを考えると、辛いし、寂しいし、悔しい。そんな後味の試合でした。

 胎教に悪い試合が続きます。こんなことがクラブの目標では決してないはずですが、とにかく今は気迫で勝利をつかみ、妻しなこを安心させてほしいものです。

 清水は必死の形相で乗り込んでくるでしょう。やらなきゃやられるんです。日立台で醜態を晒すべからず。あるのは歓喜のみでいきましょう。



 追伸

 試合後は、とても楽しいひと時を過ごせました。一緒だった皆さん。どうもありがとう。

 あの御方へ。新潟駅でばったり会った時はビックリしました。そうだと知ってたら2日目一緒に観光したかったですう。なにせ2日目に日本海を見に行った途端に雨が超ふってきたりして散々だったもので・・・


■しなこの感想

 本日のスタメンは、サツさん、波戸さん、土屋さんの3バック、ボランチに大谷クンと久しぶりにスタメン復帰した明神様、右小林クン、左増田さん、トップ下クレーベル、そして玉田クンとレイナウドの2トップと言う布陣。
 久しぶりの明神様の復帰に今日の試合への期待が高まりました。


 が、試合が始まるとなかなかボールを奪えない。
 新潟がしっかりボールをキープし、こぼれ球もなかなか取れずに序盤は終始、新潟ペース。
 なんだよ〜、新潟まで来たのにこんな状態が続くのかよ〜?とハラハラしましたが、立ち上がりがいなひとつだった明神様が試合に慣れてくるとレイソルがボールを動かせるようになり、流れを押し戻し始めました。


 が、前半終了間際にファウルから与えたセットプレーをあっけなく決められて失点。


 そのままハーフタイムに入ります。
 前半は五分の戦いだったような印象があったため、この1点はキツイなぁ、と正直思いました。
 もしかしたら追い付くことはできるかもしれないけど、2点は取れるのか・・・と不安なままハーフタイムを過ごしました。


 が、が、後半開始早々、FKをもらい、玉田クンが蹴ったボールはゴール前の集団から飛び出してきた大谷クンが自分の体とたぶん他の選手の体もいっしょに押し込み、なんと同点!


 クレーベルがゴール前で倒れているのに、ゴール裏をあおる増田さんに爆笑しましたが、「こんなにも早く追い付くとは・・・」とまだまだいけるぞ、と気持ちを入れ替えました。


 10分後に失点しまいますが、そのまた約10分後、ゴール前に高く上がったボールを小林クンがまるで「キャプテン翼」でも見てるかのようなジャンピングボレーをお見舞いし、再び同点に追い付きます。


 でも、実は、小林クンのシュートが決まった瞬間、1人でポカンとしてしまいました。
 だって、ゴール前にはたくさんの選手がいたし、小林クンがあまりにも軽やかにシュートを打ったので、正直「入る」と思っていなかったです。
 こばりょう、ごめんよ、別に疑ってる訳じゃないのよ、あまりにも軽やか過ぎたんで分かんなかったのよ。


 これで勢いに乗れるかと思ったのですが、この後は五分五分、いや、新潟に押し込まれる時間が多くなり、「攻め切れなかった」と言うよりかは「何とか守りきった」と言う感じで試合終了。


 やはり目に付いたのはベンチの動きの遅さ。
 新潟の方は積極的に動いていたのに、こちらは試合終了5分前にやっと玉田クン→宇野沢クンに交代したのが最初。
 さらにロスタイムに増田さん→祐三クンと「守りに入った」と取られても仕方のないような交代でゴール裏からため息が出そうな気持ちでした。


 次は絶対に負けられない試合です。
 相手も同じ気持ちで挑むと思います。
 もう「安心して見ていられる試合を」なんてワガママは言いませんから、試合終了の笛が鳴った瞬間、相手より多く得点している、そんな試合をしてください。



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