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■第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦 |
2005.11.3(木)13:01〜 日立柏サッカー場 |
柏レイソル 2(3PK1)2 ヴィッセル神戸 |
【得点者】 | 柏−大谷秀和(70分)、宇野沢祐次(78分) |
| 神戸−朴康造(1分)、金古聖司(36分) |
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■もりやすの感想 |
歴史的な「恥辱の勝利」をご覧になった3千人弱の皆様。お疲れさまでございました。
疲れましたね・・・・精神的に・・・勝って嬉しいけど嬉しくないっていう微妙な家路はおそらく初めてかもしれません。
ゾーン指定席で大声をあげていた中の一人は私です。うるさくてスミマセン、おとなしく試合見ようと思っていたのですが、我慢できませんでした。反省しております。
それにしても、柏はホント足元ばかりのサッカーやなあ・・・スペースをつく切り裂くパスが見たいよ・・・
トップ下でオーケストラの指揮者のようにピッチ内を操る大野がみたいよって試合中思いました。大野の出すスルーパスに玉田やウノが走りこみ簡単に決めるゴールみたいなのが見たいなあ・・・
キャプテン翼でしか見れなかった「トリカゴ」が実際の試合で見れたのは奇跡だけど。
うん、もう切り替えよう。雄太の神業に失礼だ。タイヨウフウフは今から正月の予定を「国立」とします。柏を愛する皆さんもどうですか?
そして新潟だ。白鳥の湖にばしゃばしゃ波をたてるのが柏だぜ。2年越しの夢ビッグスワン観戦。気持ちを一つに勝利を頂きましょ。
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■しなこの感想 |
本日のスタメンは、サツさん、波戸さん、土屋さんの3バック、ボランチに大野クンと大谷クン、右小林クン、左増田さん、トップ下クレーベル、そして宇野沢クンとフランサの2トップと言う布陣。
前節で全く機能しなかった3トップを止め、3−5−2にしてくれたところまでは良かったのですが、なぜか貴章クンではなくフランサをスタメンに起用しました。
正直、「えぇ〜?」と思いました。
玉田クンやレイナウドを温存したとは言え、天皇杯を諦めていいはずはないし、お金を払って見に来ている人がいる以上は「勝ちに行く試合」を見せてほしかった。
決して「誰かの調整のための捨て試合」ではないはずです、前節でさすがの早野さんも分かっただろうと思っていたのですが・・・試合が始まる前から不安、と言うか「がっかり感」でいっぱいになってしまいました。
そんな暗い心の内を神様は分かっているかのように試合開始早々の失点。
あまりにも早い失点だったので、失点直後は何とか取り返そうと懸命にがんばるのですが、思うようにボールが回らなくなると、選手の動きも悪くなり、前半はため息しか出ない展開に。
この状態だと神戸が追加点を取るのを時間の問題。
その前に貴章クンを出してもいいんじゃないの?と思い始め、ベンチを見ますが一向に動く気配のない監督に「頼むから、動いてよ。」と先週と同じように祈ってしまいました。
が、その甲斐もなく、選手交代はなし、おまけに追加点を取られ予想が見事に当たってしまいました。
そのまま前半終了。
ハーフタイム、「貴章コール」が響く中、でトレーナーに付いてもらいながら黙々とアップを始める貴章クンに一筋の希望を見出していました。
後半開始と同時にフランサ→貴章クン、波戸さん→祐三クンに交代。
前線から貴章クンが走り回りプレッシャーをかけ始めると、パスが回り始め、ロングボールにも懸命に2トップが追いかけて行く姿に「なぜスタメンから出していなかったのだろうか・・・?」と思うぐらいの変化。
そんな中、CKからのこぼれ球を大谷クンが押し込んで、何とか1点。
増田さん→平山クンに交代直後、ゴール前の混戦から宇野沢クンが押し込んで何とか同点に追い付きました。
宇野沢クンが決めてくれた時は素直に嬉しかったです。
と、同時に最初から後半開始時のメンバーを使ってくれれば、こんなに苦労することもなかったのにと恨みたくなる気持ちが混じりあって複雑な心境でした。
が、この後はもう何がなんだか・・・と言う状況に入っていくことに。
まず、審判が立て続けに神戸の選手を3人退場させ、神戸が8人しかいない状態になります。
レイソル側の私が言うのもどうかと思うけど、最後のレッドはちょっとおかしいよ、だって、イエローが出るようなプレーか疑問だし、イエローが出れば退場になって余計に試合が混乱するのは分かっていたし、だいたいあの審判が見てたようには見えませんでした。
結局、8対11の状態で延長戦へ。
私は「イヤな予感がする」と思いました。
レイソルは相手に合わせる悪いクセがあるし、神戸はゴール前の守りを固めてくるだろうから、そんな状態で得点できるのか。
結果は「あぁ、やっぱり」と言う感じでした。
予想以上にあからさまに守りを固め、時間を稼ぐ神戸の戦術に上手く合わさせられて、ただただボールを回すだけのレイソルの攻撃(?)にイライラが募りましたが、結局、延長の30分も使いきり引き分けのまま終了。
PK戦は1番手のクレーベルが相手のGKに阻まれたものの、宇野沢クン、大野クン、祐三クンと無事に決めてくれてPK戦勝利。
「勝ててよかった」
それだけが救いのような気がしました。
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