トップページ柏レイソル観戦記>2005.10.29 柏レイソル×大宮アルディージャ

■2005Jリーグディビジョン1 第29節
2005.10.29(日)15:32〜 日立柏サッカー場
柏レイソル 1−2 大宮アルディージャ
【得点者】柏−土屋征夫(9分)
大宮−トゥット(17分)、藤本主税(23分)

■もりやすの感想

 うれしいこと。バウルの復活。

 アップ時のバウルコールを聞いたとき、全身に鳥肌がたちました。この男がピッチに立って、コールを受ける姿のかっこ良さを体全身で感じました。

 決して故意ではなく起こってしまった事故に対して、選手として人間として、短い間に色々な葛藤、苦悩があったのだと思います。俺の想像を絶するような。でも、それでもバウルは俺たちの前に帰ってきてくれた、そのことがまず嬉しかった。

 それだけでもごっちゃんなのに、この男は鮮やかなゴールまで俺たちにプレゼントしてくれました。最高です。泣きました。彼の生き様、男として、人間として見習いたいと思うことしきりです。

 田中選手の早期復帰を願いつつ、バウルがこれからも柏のために活躍し続けてくれることを切に願います。人間は欲深いもので、1点だけではもう満足できませんので・・・



 腹立つこと。その他全部。

 柏はこの日の試合のほとんども10人での戦いを強いられました。

 ・・・・・間違えてませんよ。俺、フランさん頭数入れませんから。怒髪天とはこういうことなのだとわかりました。

 そもそも何故使った?前半の大半を「歩いて」「守備全くしない」選手を?何の狙いでこの布陣?全く理解できませんでした。

 千葉んとき痛い目見たはずです。「どうぞお使いください」ってな感じで中盤がスカッスカになるのを。早野監督何してんすか?

 挙句の果てに、意味の分からない4バックって・・・もう理解不能です。

 今さら監督の去就なんて話しても意味ないけれども、わたくしの限界は越えました。残り5試合、選手だけで頑張ってくれ。そして外国人選手に「走って守備しろコラ」とコミュニケーションとってくれ。



 負けるべくして負けた試合。後悔先に立たず。敗因は明らか。前線から守備したかしてないかの差。走ったか走ってないかの差。

 バウルの感動を台無しにしやがって・・・・フランさん許さ〜ん!!




■しなこの感想

 本日のスタメンは、サツさん、波戸さん、土屋さん、小林クンの4バック、ボランチに大野クンと大谷クン、トップ下クレーベル、そして玉田クンとレイナウド、フランサの3トップと言う布陣。
 フランサが入った3トップの印象はホームの千葉戦のままだったので、今日はどうなってしまうんだろう・・・と不安でした。


 試合開始早々は3トップにクレーベルを加えた4人の攻撃はコンビネーションも合っていて、今日の試合への期待が膨らみましたが、先制した後からはその良かった攻撃がどんどん影を潜めていってしまいました。
 そして、立て続けに2失点した後からは、大宮の選手が必死に走りボールを追いかける姿ばかりが目に付くようになり、早くもこのフォーメションはやっぱりムリだったと思わざるを得ない気持ちがモクモクと湧いてきました。


 それでも何とか前半はしのぎ切り(今までの試合を考えれば前半の内にフォーメションを変えるような選手交代はないだろうと諦めてました)、後半の選手交代に期待しました。


 が、


 後半が始まって10分経っても依然としてベンチに動きがない。
 機能しないフォーメション、せっかくボールを奪っても中盤ですぐに取られる展開、3トップが返って守備陣の混乱を招いているのは明確なのに。
 もうこれ以上、チームをボロボロにしないでよ、「頼むから、早野さん、動いて。」と何度も何度も呟いていました。


 が、が、


 やっと交代と思ったら、サツさん→平山クン。
 その10分後、フランサ→宇野沢クン・・・。


 私は今まで監督の采配に疑問を持ったりすることはありましたが、それはいつも「その試合だけの話」と思って、試合を見続けてきました。
 だけど、今日初めて「早野さんではダメだ。この監督では優勝を狙うチームを作るどころか残りの試合を勝つのもムリだ。」と思いました。


 3トップがムリなのは誰の目から見ても明らかで、まだパワープレーに出る時間帯でもないのに頑なに3トップを続ける意味があるのでしょうか。
 アップの時にやってたサイド攻撃の練習は何のためにやってるんだ、と怒りを通り越して悲しくなりました。


 結局、追い付くことすらできず試合終了。
 これ以上、失点を重ねなかったことだけが救いでした。


 3−4−3(実質3−3−4でしたが)が機能しなかったこともありましたが、「何としても勝つ」と言う気持ちの見えない試合でした。
 大宮の選手ががむしゃらに走り回る姿ばかりが目に付いたし、終盤はカウンターを受けているのに守備に戻らずに歩く選手までいる始末。
 ずっと走り続けろ、と言うつもりはないけれど、チームは負けているんですよ、そしてここはホームですよ、そんな姿を見るために雨の中、スタジアムまで足を運んでいるのはないんだよ。


 そして、フランサ。
 2試合しか見てないので実力は分かりませんが、わざわざ連れてくるぐらいだからいい選手なんだろうと思います。
 ただ、今のレイソルでは使わないでほしい。


 大宮の選手のプレスがきつかったんだろうと思いますが、あまりにも簡単にボールを取られすぎだし、自分からボールをもらいに行かなさすぎる。
 以前、ホームの千葉戦で心象を「11番を背負う選手ではない」と書きましたが、今回の試合でも同じように思いました、あんなに動かない「11番」は見たくないです。


 もうコンビネーションを合わせる練習を実戦で行うほど(ってそんなコトを実際の試合でやらないでほしいけど)試合数もチームの余裕もないのです。



▲トップ