トップページ柏レイソル観戦記>2005.10.1 柏レイソル×ヴィッセル神戸

■2005Jリーグディビジョン1 第26節
2005.10.1(土)15:00〜 日立柏サッカー場
柏レイソル 1−0 ヴィッセル神戸
【得点者】柏−レイナウド(3分)

■もりやすの感想

 「今日の試合はデーゲーム」。俺は当日の正午までそのことを知らず、早朝仕事から帰宅、朝7時就寝で危うく寝坊しそうになりました。しなこさん起こしてくれてありがとう。

 さて、神戸戦でございます。前回ユニバで観戦した記憶がよみがえり、「今日も勝つぜ。そして勝った後は上機嫌で牛肉食うぜ。」と意気込んでスタジアム入り。

 試合は序盤神戸の早い寄せに相手の意地を感じつつも、ボールを奪った大谷が素早くスルーパス。こういう状況の時異常にスピードのあるレイが鮮やかすぎるループで先制します。

 こういうシュートは、正直、これまであまり見れんかった。鮮やかなボールタッチとその軌道はレイナウドという選手の技術そのものです。一瞬のスピードと技術で得点を簡単そうに取るレイ。ストライカーって感じです。

 こりゃこの試合も大漁か?と盛り上がりましたが、試合はここから忍耐へと流れます。痛すぎた明神の負傷、アツの敵ながらあっぱれな気迫と技術。試合は拮抗し、そして神戸の猛攻に。

 全体を通じて、アツはあっぱれでしたが、ホルヴィも敵ながらあっぱれでした。縦横無尽な動きはマークに付きづらく、気付いたら起点になっているといういやらしすぎる「ボールを持ってない時の動き」は俺から見て脅威でした。

 しかし、柏は明神の交代後、波戸を中心に気迫で守り続け、さらには相手の決定力不足に助けられ、完封勝利。あまりにもでかすぎる日立台連勝でした。

 この試合のMVPは何と言っても大谷だと思います。大谷からレイへのパスでもう3点。(もっとか?)この日も鮮やかなアウトサイドのパスで8割がた勝負アリでした。

 大谷は、ここ最近コンスタントに素晴らしい。パスミスはたまのキズですが、ボールキープが安定していて、何よりも落ち着いています。今年最も成長した選手で、試合をやるごとに明らかに上手くなっています。大谷は凄し。

 明神・大谷を見ていると、昔のシモ・明神の映し鏡のようで、柏のいい伝統になるか今後も非常に楽しみです。



 さて、この試合ですが、いろんなところから「すっきりしない」感があるとされています。その要因は2つあって、1つは圧倒的な守勢、もう1つは誤審問題です。

 俺もすっきりしない感があります。でもそれは後者についてであって、前者についてはすっきりしないとは全く思ってません。

 逆に辛抱して勝利を得た選手たちに最大級の賛辞を贈ります。神戸は簡単に勝てる相手ではありません。今のモチベーションなら苦戦は必至と試合前予想しました。試合はやはり苦しいものでしたが、そこを本当に辛抱して耐え抜きそして勝利をもぎ取りました。

 俺はある種、ガンバ戦よりもベストゲームだったんじゃないかなと思います。これまで我慢できず、失点を許してしまった試合を何度も見ました。それが今のこの状況下で、集中力を切らさなかったのは正直立派だったと思います。

 「0の美学」。まさにこの試合がそうでした。こういう試合を勝てたのはでかい。個人的にこういう勝利は俺は大好きです。

 すっきりしないのは、誤審問題です。いろいろな報道があるようですが、俺が嫌なのは、つまらないとこでカードや笛を使って審判が試合の主役になることと、審判が誰にカード出したか覚えていないってところです。もうこういうのウンザリ。

 リーグの権威が問われます。しっかりとした改善を求めたいです。

 でも再試合はいやよ。試合後に抗議するお偉い方々もちょっと見苦しくていやん。試合中神戸の選手は誰も抗議してなかったし。

 タイヨウフウフは試合後、公約どおり牛を食べに、最高にうまい焼肉店「焼や」へ。そろってライスを注文しましたが、ここで誤審がおきました。

 そのライスはパサパサで、明らかに米を炊く時の水の量を間違えていたのだと思われました。

 家族会議の結果、勇気を持ってお店側に「あの〜米が〜パサパサですぅ〜」と抗議。するとお店は、「スミマセン」のお言葉とお詫びのサービス品をタイヨウフウフに提供。逆に恐縮してしまいました。

 ねっ。やっぱり質問や抗議なら、会計済ました後(試合後)ではなく食事中(試合中)でしょ。後々だとまさに後味悪いでしょ。

 ・・・・・我ながら無理のある説明だ・・・・・次は天敵浦和。テレビで観戦だけど赤には負けるな。連勝しよう。チケゲットできた方。羨ましい。応援よろしくお願いします。


■しなこの感想

 本日のスタメンは、波戸さん、土屋さん、サツさんの3バック、ボランチに明神様と大谷クン、右小林クン、左増田さん、トップ下クレーベル、そして玉田クンとレイナウドの2トップと言う布陣。
 最近の試合で過労死してしまうんじゃないかと心配していた明神様は有給明けで休養十分だろうし、前回のホーム戦と同じ布陣だし、何よりも相手は順位が下の神戸、絶対に負けるわけにはいかないし、よし今日は勝つぞ、と思いました。


 そんな秘かな意気込みを感じてくれたのか、試合開始早々、大谷くんが中盤でボールを奪うとすぐさま前線のレイナウドへスルーパス。
 DFとGKに挟まれる直前にフワッと蹴り上げたボールはGKの頭上を越えてスゥーッとゴールへ吸い込まれていき、いきなりの先制。


 今日の試合はどうなるんだ?と期待に胸膨らむようなゴールでしたが、その後は早野さんが言うように「さっぱり」でした。
 と言うか、「さっぱり」どころか「ぎりぎり」と言った方がいいような試合展開、特に明神様が負傷退場してしまった後は失点しなかったことが不思議なぐらいに攻め込まれていました。


 セカンドボールが拾えない → ラインが下がっているからクロスをぼんぼん放り込まれる → ぎりぎり弾き返す、もしくは、相手の決定力不足に助けられゴールキック → でもセカンドボールが取れない・・・と試合終了間際までエンドレス状態。
 久しぶりにクレーベルが下がって守備を懸命にしている姿を見ましたが、トップ下のクレーベルが下がっているせいか、たまにボールを持っても前線の2人ボールが渡る前にカットされてしまい上記のループが続くハメになり、本当に胸が痛くなるような試合でした。


 この試合で明神様の存在の大きさを痛感しました。
 いや、祐三クンはいきなりの交代だったけどがんばっていたし、3バックは懸命に守っていたし、そもそも前節は明神様がいない布陣でいい試合をしていたけど、今日の試合で明神様がいなくなった後、防戦一方になったことを考えればいかに「重要な存在」だったか分かるはず。


 とにもかくにも守って守って守って、何とか終盤まで守り通し、終盤にさらに守り固めをしようと小林クン→大野クンに交代。
 久しぶりの出場でしたが、時間がないなりにいいプレーをしてくれました。
 入ってすぐにゴール前からのクリアを前線の玉田クンへのナイスパスにしてしまった時は隣にいる「14」を背負ったもりやすから「どうよ、どうよ!」と言わんばかりにバンバン叩かれました。


 そして、そのまま試合終了。
 ただただ「勝ち点3」が入ったことにホッとしました。


 「誤審」についてはもう色んな所で言われているし、ルールもよく知らない私が言うことではないのですが、プレー以外で試合の結果が左右されてしまうのは本当に悔しいです。
 神戸側の人だって悔しいだろうし、レイソル側の私たちも後味悪い試合となってしまいました、しかも理由は「誤審」と言う試合の内容ではない部分だし。


 正直、再試合(もしくは終盤をやり直し)にならなくてホッとしましたが、結局、「主審の決定が最終」と言う見解を繰り返すだけで、じゃあ「誤審をなくすためにはどうしてくれるの?」と言う誰でも思うような疑問には何ら回答がない事実にガッカリしました。



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