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■2005Jリーグディビジョン1 第24節 |
2005.9.17(土)19:02〜 日立柏サッカー場場 |
柏レイソル 2−1 ガンバ大阪 |
【得点者】 | 柏−玉田圭司(20分、51分) |
| 大阪−アラウージョ(13分) |
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■もりやすの感想 |
ラモスがコーチ就任。俺は「おお、来たか。」と喜ぶのと同時に非常に不安になりました。
不安、それは俺の大好きな愛する日立台が「ビーチ」になってないだろうか・・・と思ったからです。
でもそんな不安は日立台のきれいな芝を見てほっと一安心。大一番に望みます。
試合は序盤、拮抗します。大阪の破壊力は生で見るとやはり脅威。何かやるぞ何かやるぞと思わせるブサ・・いや、いてまえトライアングルは、やはり勢いがあります。
対する柏は、この日久しぶりのスタメンの増田が、試合を通してとにかく素晴らしすぎました。やや下がり目ながら、柏の攻撃のほとんどの起点となり、キープよし、ドリブルよし、パスよしとほぼ完璧。
妻を虜にする許せん男増田ですが、ことサッカーに関してはもっともっと評価されていい選手であると思います。やっぱ男は三十路からだなと元気を与えてくれました。
そんな柏ですが、前半中盤から真ん中でボールが落ち着きません。ミスも多く大阪の寄せに危険な位置でボールを取られることもしばしば。失点もまさに中央でのあっけないパスカットからでした。
一気に決められた失点、しかもとられかたが良くない。沈滞ムードになりかけましたが、そこをこじ開けたのは、私命名「イケメントライアングル」でした。
中央でクレから左のレイへ。レイの巧みなキープで青い土屋をかわし、宮本障害もクリア、マイナのクロスは玉田へ渡り、ズドンです。見事なファインゴールに立ち上がらずにはいられません。熱狂の同点弾でした。
前半終了。スコアよりもその内容、その気迫に上出来の前半でした。特に追いついてからは、気迫の守備を感じました。首位の大阪に全くひけをとらない柏の攻撃も勝利への期待が高まります。勝負の後半です。
後半は俺の眼から見て、贔屓目でもなく終始柏の気迫が上回っていました。
厳しいチェックに早い攻撃。気迫と運動量。どれをとっても素晴らしいものがありました。
逆転弾もイケメントライアングルからでした。クレから見事なスルーパスがレイへ。ゴール前を見ると「何故そこにっ!?」と思わず叫んでしまった増田さんがいます。レイからの増田へのパスは相手DFにあたり、玉田の足元へ。
ここからは俺には時間がスローで流れました。トラップしてから鮮やかなボールタッチで、優しく扱われたボールは、鮮やかにゴールへ吸い込まれていきました。ボールがネットに触れると同時に、頭は真っ白になりました。
玉田の2ゴール。それもクレ、レイ、タマの鮮やかな流れ。日立台が総立ちです。ここにいて良かった。そう思いました。日立台は人を狂わします。
しかし、もう一つの見ものは、ここからの柏でした。守りに入ることなく、「攻めの守り」を行いました。セレッソ戦ではここから守っちゃいましたが、この日はそうではありませんでした。
特に、明神と土屋には敬意を表せずにはいられません。凄すぎです。ただただその一言に尽きました。
俺は大阪のブサ・・いや、3人の中で、一番危険なのはフェルナンジーニョだと思っています。彼のちっこい体から生まれるプレーは敵として危険すぎるように感じます。
そのフェルナンジーニョを試合を通して明神は抑えきりました。途中フェルナンさんのウンザリする顔を見て、明神の圧勝を感じました。そんなフェルナンさんが松浪と変わって、正直俺は、その時勝利を確信しました。
それでも嫌なセットプレートかあって危険な時間帯を懸命に守ってタイムアップ。久しぶりの日立台での勝ち点3です。土屋のでかクリアは眼に焼きついて離れません。その時俺は飛び跳ねました。
日立台というスタジアムは日本一のスタジアムです。それは柏を懸命に応援して勝利をわかちあうと感じます。この日の日立台の雰囲気は、本当に素晴らしいものでした。皆が選手を讃え、一緒に喜びます。最高のひと時です。
観客の熱気に電光掲示板が壊れてしまうほど熱いスタジアム日立台。そこで勝利することがどれだけ素晴らしいことか。ここからは勝利あるのみです。
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■しなこの感想 |
あまりにも精神的にアップダウンの激しい試合だったので、体に障りました、うえー。。゛(/><)/
本日のスタメンは、波戸さん、土屋さん、サツさんの3バック、ボランチに明神様と大谷クン、右小林クン、左増田さん、トップ下クレーベル、そして玉田クンとレイナウドの2トップと言う布陣。
前節からの変更点と言えば、4バックから3バックに戻ったこと、そして、なななななななんと言っても、増田さんがスタメン復帰です、試合前の携帯でのスタメンチェックでもりやすがむかつくぐらいの笑顔をかまして、スタジアムに入りました。
が、いくら増田さんのスタメン復帰がうれしいとは言え、相手はガンバ、前節2点も先制されながら試合をひっくり返したガンバ、そして、もう何試合勝ってないのか分からないくらい勝ち試合に見放された日立台でのゲーム・・・試合前から弱気になるなんて、「超」が付くほど負けず嫌いのしなこさんにとっては絶対したくないことですが、試合前は正直言って不安で不安でたまりませんでした。
そんな中、試合開始。
試合は序盤からガンバペース。
ただ、予想していたよりはレイソルが善戦しているように見えました、もっともっと攻め込まれるのかと思っていたのですが、レイソルが何とかボールを奪って攻め込むシーンもありました。
が、やはり「いてまえトライアングル」の3人はすごい。
大黒はともかく、アラウージョとフェルナンジーニョはドリブルも早いし、パス出しも早いし、ラインの裏への飛び出しも早いし、とにかくこの3人がボールを持つと脅威を感じました。
そんな中、大黒からのスルーパスでアラウージョがラインの裏へ飛び出し、あっさり先制を許してしまいます。
あぁ、また先制されたよ(泣)とちょっぴりガッカリしましたが、そんな時、しなこさんの目に喜ぶガンバサイドが映り、今日もしなこさんの負けず嫌いスイッチがオンになりました。
FC東京戦だって先制されてから取り返した、だから、「次の1点」を取れれば、ガンバよりも先に取れれば、まだまだいけると思い直しました。
ただ、この時点での「いける」と言うのは「負けない」と言う意味でした、さすがの負けず嫌いも「勝てる」自信はありませんでした、「勝ってほしい」とはいつも思ってますが。
が、そんな私の自信のなさげを笑い飛ばすような得点のチャンスが生まれます。
レイナウドが左サイドを駆け上がります。
DFの厳しいチェックを受けますが、一度は足元を離れたボールがラッキーにもレイナウドの前に転がってくると、ゴール前に詰めていた玉田クンにパス。
落ち着いてボールを押し出すとゴールに吸い込まれて、レイソルが追い付きます。
その後は1点先制されて目が覚めたのか、守備陣が相手の攻撃パターンをよく見極めて、「いてまえトライアングル」の裏への飛び出しをピタッと抑えて、前半終了間際にゴールがガラ空きになるシーンも小林クンが懸命のスライディングで防ぎきって前半終了。
後半に入り、中央付近でボールを持ったクレーベルが今度は右サイドで待つレイナウドにDFの間を縫うようにスルーパス。
左サイドからゴール前に走ってきた増田さんにセンタリングするのですが、DFに当たり、増田さんの前を転々と転がっていきます。
何だよー、チャンスだったのにー(涙)と思った瞬間でした、後ろから転がっていくボールに走りこむ選手がいました。
背中に「28」の文字を見た時、ボールがゴールへコロコロ滑り込むのが見えました。
日立台が揺れるような歓声が響いた瞬間でした。
その後は守備に回る時間が多かったものの、守備陣が気合を見せて守りきってくれました。
特に明神様はすごいよ。
攻撃参加もして、中盤で相手にプレッシャーもかけて、ピンチの時には最終ラインまで下がって、本当に過労死してしまうのではないかと真剣に心配になってしまいました。
特に終盤に見せたイエロー覚悟のスライディングに彼の懸命さと気迫を感じました、あれがなかったら、ひょっとした今日のこの結果はなかったかもしれないくらいだと思います。
終盤、ガンバのパワープレーに押される場面もありましたが、何とか守りきって試合終了。
試合終了後、笑顔で挨拶に来てくれた選手に、「やっぱり日立台はいいよな」と思いました、だって、こんなに選手の笑顔を近くに見れて、そして私たちが本当に選手たちを称えたいと言う気持ちをこんなに近くで表現できるスタジアムなんだもん。
既に交代して、挨拶には来てくれなかったけど、増田フラッグをかざしながら、相変わらず号泣していました。
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