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■2005Jリーグディビジョン1 第22節 |
2005.9.3(土)19:00〜 柏の葉公園総合競技場 |
柏レイソル 4−2 FC東京 |
【得点者】 | 柏−レイナウド(14分、26分)、玉田圭司(45分、55分) |
| 東京−ササ サルセード(1分)、阿部吉朗(74分) |
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■もりやすの感想 |
開場時刻あたりの時間帯、妻しなこは恒例となっている「携帯サイトでスタメンチェック」をこの日も行いました。
するとどうでしょう、ここしばらく見せたことのない笑顔で、腹が立つぐらいニヤけています。
そう、この試合は増田の復帰。スタメンではないもののサブに名前があります。中断前の好調を支えた男の復活で、妻しなこの眼は(腹が立つぐらい)輝いておりました。
しかし、この試合後は、試合を見に来た柏サポの方全員の眼が輝いておりました。ホームの勝利の喜びを再確認できる鮮やかな逆転劇でした。やっぱりこうでないとね。
この試合のキーワードは1つ、「スピード」であると思います。柏の得点のどれもが、スピード感のある、ダイナミックな素晴らしいものでした。
試合開始早々、スピード失点を喫した柏。自分の席からは「えっ!?」てな感じでボールが吸い込まれてしまいました。立ち上がりから最悪の雰囲気です。が、失点があまりにも早いのでいくらでも修正がきくことや、ゴール裏の変わらぬ応援が落ち着かせてくれたような気がします。
その後の序盤、柏の守備に対し、東京の守備はやたら前からチェックをかけていることに気づきました。そのため先制の勢いもあり、柏が劣勢に立たされていきます。「いつもの展開なのか・・・」またしても不安な気持ちになります。
しかし、そんな嫌な雰囲気を、柏はスピードで粉砕しました。右サイドでの勝負から、早いスローインのリスタート。良く走りこんでいたフリーの明神が見事な折り返しに続き、視覚で圧倒するレイナウドが頭で押し込み同点。試合を振り出しに戻します。
さらにさらにレイナウドは、「ここで打つの!?」と思ったシュートはものすごいスピードで、どいちゃんの手を軽くあしらい見事な逆転弾。何かいかにも「ストライカー」って感じがたまりません。お見事、お見事でございます。
1点リードのここからが本当の勝負だと感じた後半。一番ほしかった得点が、一番とってほしかった男から生まれます。後半早々のスピード得点。クレ、レイ、タマのスピード感ある鮮やかな流れで落ち着いて右足で決めた玉田。スタジアムが沸きあがった瞬間でした。
妻しなこは、あまりの興奮に飛び跳ねそうです。俺は俺で「うほほ〜、うほほ〜」と絶叫しています。玉田のゴールは血液が逆流するほどの興奮です。それに、玉田には何より笑顔が似合うよ。皆さんもそう思いません?
そんな玉田は10分後にもごっつあん。もうお祭りです。でもこの得点はクレの素晴らしいスピードあるドリブルが光りました。
さてここで特筆です。クレ、レイ、タマのトライアングル。この日は爆発でした。中に寄る傾向があり、サイドに振ってもいいのではという場面もありましたが、こじ開ける力強さがこの試合にはありました。柏の攻撃の柱が顕著に見えた試合でした。
俺は、Gの「いてまえトライアングル」に対抗して、「イケメントライアングル」と勝手に命名します。今後もこのイケてる3人でゴールを量産してほしいと思います。
そして、この日の注目は貴章。中盤の左サイドというポジションを必死でこなしていました。貴章の存在が石川を、そして加地を抑えたかなと思います。あの位置で高さの起点になるのはそれはそれでアリだと感じました。早野監督の企みでしょうか?そうだとしたら早野監督は恐ろしい男です。
そしてそして、もう一つの注目増田。今の柏で「空気の読める仕事人」はなかなか貴重です。クレ、サツ、マスの「極悪トライアングル」はタイヨウフウフを大いに楽しませてくれました。
嬉しいホームでの勝利。いつまでも酔いしれたい気分でした。さらに、勝って兜の緒を締める選手の試合後のコメントが、頼もしく感じさせてくれました。
こんな試合をこれからも続けてほしい。この日のお客さんは、俺を含めて見に来てよかったと感じたと思います。次も見に行こうと感じたと思います。そんな試合をこれからも期待します。
次節は、名古屋。念送りになりますが、勝利を願う気持ちは変わりません。そして次のホームのG戦は、ブサイク・・・じゃなかった「いてまえトライアングル」を粉砕じゃい。
追伸
試合に勝つとこうも筆が進むのか・・・我ながら現金な性格だ・・・
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■しなこの感想 |
本日のスタメンは、波戸さん、土屋さん、サツさんの3バック、ボランチに明神様と大谷クン、右小林クン、左貴章クン、トップ下クレーベル、そして玉田クンとレイナウドの2トップと言う布陣。
小林クンがDFラインに入り4バックになったり、3トップだけど貴章クンは左サイド寄りと変則的だけど、献身的に動き回る2人をサイドに持ってきた布陣となりました。
しかし、中断前はサイドからの攻撃で点を稼いでいたイメージがあったせいか、前節であまり攻撃参加できなかった小林クンと慣れないポジションの貴章クンで大丈夫なのかな、と言う不安もありました。
そんな不安を煽るかのように、開始早々、クレーベルが与えたFKが直接ゴールに入ってしまい、あっさり先制を許してしまいます。
あぁー、ホームなのに今日もダメなの?と落ち込みそうになりますが、近くの席にいた2人連れの試合開始早々からのネガティブな野次と失点した直後の「それ言わんこっちゃない」的な発言にしなこさんの「負けず嫌いスィッチ」がオンになりました。
何言ってんの?
まだ1分しか経ってないんだよ、あと89分あるんだから、その間に1点、あわよくば2点入れればいいんだよ。
点が取れる、なんて全く根拠も自信もありませんでしたが、まだ1分しか経ってないのに、まだ1点しか取られてないのに早々に「負け」を認めるなんて、できる訳ねー。
そう思い直し、試合の行方を見つめました。
先制パンチで目が覚めたのか、失点直後は危なげなプレーもありましたが、徐々にレイソルが盛り返してきます。
そんな中、クレーベルが右サイドで相手選手ともつれながらも、ラインを割ったボールをマイボールにすると小林クンが素早いスローインで中に放り込みます。
ボールの落下点にいた明神様がヘディングでゴール前に放り込むと、すごいスピードで飛び込んできた(ように見えた)レイナウドが頭で押し込んでレイソルが追い付きます。
よし、試合開始早々に思った最低限のラインはクリアしたぞ。
あとは何とか守りきって、残りの75分でもう1点取るぞ、と引き続き根拠も自信もないプランを頭に思い描いていたら、その10分後に何とレイナウドのシュートを土肥ちゃんが後ろに弾いて、勝ち越し成功。
うぉー、何だか訳分かんないけど私のプラン当たっちゃったよ、しかも、残り時間かなりあるし、と久しぶりに自分の予想、しかも、いい方向の予想が当たってしまい、逆に「こ、後半大丈夫かな・・・」と不安になってしまいました。
そんな不安は簡単に当たるようで、FC東京はサイドからどんどんクロスをゴール前に放り込んできますが、土屋さんたちが懸命に弾き返し、あわや失点の場面も雄太さんのミラクルセーブでゴールを守ります。
前に「こんなのは雄太さんにとっては普通だ。」と書いた時があるけど、さすがに今日はすごかった、雄太さんのミラクルセーブがなかったら、間違いなく今日はこの結果にはならなかったと思います。
勝ち越したまま前半終了。
ハーフタイムに「1点差かぁ・・・あと1点、あわよくば2点取って、安心して試合が観たいよなぁ〜。」とまたもや希望的な予想をしておりました。
が後半開始早々、クレーベルから前線のレイナウドへパス。
厳しいチェックにあいながらも、ゴール前へパスを送るとそこに飛び出してきたのは玉田クン!
GKをよく見て、落ち着いて右サイドにシュートを決め、予想通りの3点目が入ります。
メインスタンド前に走ってきて、大きくジャンプすると両手を上げ弾けるような笑顔!
何だか誰かの歌の歌詞ではないけれど、「スタジアムに来た人を幸せにするような笑顔」でした、そんな笑顔を見れて、今日は自分たちも含めてメインのお客さんはホントにラッキーだよ、と思いました。
玉田クンのゴールに沸き上がるスタジアム、その歓声に押されるようにその10分後にもクレーベルが豪快に放ったシュートのこぼれ球を玉田クンが押し込んで4点目。
怖いぐらい予想が当たって嬉しいことは嬉しかったのですが、「こ、これでは増田さんの出番がないよぉぉぉ〜。」とまさに痛しかゆし。
この調子だと出番となると「時間稼ぎ要員」だな、と思いましたが、本当に終盤になってレイナウド→増田さん登場、あぁ、そんな予想まで当たらなくていいのに・・・。
交代直後、クレーベルと息の合った「時間稼ぎ」パス回しを展開すると、それを目の前で見ていたもりやすが「悪いコンビだなぁ」と言わんばかりの顔で見ていました、その2人の後ろで待ち構えているサツさんと3人で「悪いトリオだぁ」と言い合ってました、まぁ、余裕があったからこその笑いですけど。
1点取られたものの、やらしい時間稼ぎ(笑)が功を奏したのかそのまま試合終了。
柏の葉とは言え、久しぶりの柏でのホーム勝利、玉田クンの会心のゴール&笑顔も見れたし、増田さんも復帰してくれて、言うことない試合でした。
やっぱ玉田クンは笑顔が似合うよ。
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