トップページ柏レイソル観戦記>2005.7.13 柏レイソル×浦和レッズ

■2005Jリーグディビジョン1 第16節
2005.7.13(水)19:04〜 国立霞ヶ丘競技場
柏レイソル 3−0 浦和レッズ
【得点者】柏−矢野貴章(52分)、クレーベル(64分、84分)

■もりやすの感想


■しなこの感想

 本日のスタメンは、波戸さん、サツさん、祐三クンの3バック、ボランチに明神様と大谷クン、右小林クン、左増田さん、トップ下クレーベル、そして玉田クンと貴章クンの2トップと言う布陣。
 累積で出場停止の代わりにサツさんが久々のスタメン、そして、平山クンの代わりにななななななななななんと増田さんも久しぶりのスタメン出場です。


 が、今日の相手は浦和レッズ。
 自分の記憶をたどると浦和に勝った記憶がないことに気付きました。
 思い出すのはサツさんが骨折したこととか、サンチョル兄さんのラストマッチを勝利で飾れなかったこととか、むしろ、よかったなと思った記憶が全くないんです。
 そんな記憶たちが「今日、勝てるのか?」と言う不安を誘います。


 が、が、


 試合開始後すぐに玉田クンが放ったミドルシュートを合図にレイソルペースで試合が展開していきます。
 それは、ついこの間、テレビで見たガンバ戦の後半の続きを見ているよう、いや、あの時よりも全体が落ち着いていて、どうやって攻撃するのか、どうやって守るのかを考えながら選手が動いているのを感じました。(もちろん、ガンバ戦の時はとにかく点を取らなきゃいけない状況だったから、落ち着いてないのは当然ですが)


 が、が、が、


 惜しいシーンが続くものの、得点には至らず、終盤ごろから浦和に流れが傾いていきます。


 しかし、そんな悪い流れを止めたのは、やっぱり我らが守護神・雄太さん。
 カウンターからゴール前のループ気味のシュートを片手ぎりぎりの所で押し出しゴールを守ります
 これが決められたら、今日の試合はどうなっていたか分からない、と思われるぐらいのスーパーセーブ
 いやね、もうこれは雄太さんにとっては「普通」なんだ、いつも「神を見た」とか言ってるけど、それは普通の状態なんだよ、だって、そうじゃなきゃ、あんなに守れないよ、と思えるぐらい今日もすごい。


 すぐに前半終了となり、後半へ。
 雄太さんの「いつものプレー」で流れを引き戻し、後半に入っても前半同様、主導権を握ります。


 そんな中、CKのチャンス。
 玉田クンが蹴ったボールはいったんははじき出されますが、すぐにサイドで待っていた玉田クンの下へ。
 相手に詰められる前にゴール前にクロスを放ると、競り合いの中、相手よりも頭ひとつ上に飛び上がる選手が見えました。


 貴章クンだ!と思った瞬間、ヘディングで押されたボールがGKの脇をすり抜けて、ゴールに吸い込まれていきました。


 歓声と貴章コールと柏ゴールの歌に勢いづくレイソル、こんなレイソルを見たのはいつ以来なんだ?と思えるほど、いつもレイソルが求めていて、でも、全くできていなかったサッカーが今、目の前で繰り広げられていました。


 その後、ファールをもらい、素早いリスタートでサイドから大谷クンが上げたクロスをクレーベルがカンフーキックで2点目。
 終盤にサイドでのファールからのFKにクレーベルが今度はヘディングで合わせ、試合を決定付けました。


 そして、最後まで集中を切らさずに守りきって、試合終了。
 久しぶりの3得点、久しぶりの完封、そして、私にとっては(たぶん)初めての浦和戦の勝利。
 相手が調子が悪かったのもあるけれども、スタンドの誰もが「いい試合だった」と勝手に決め付けてしまいたくなるぐらい全員の動きが素晴らしかったです。


 個人的に言いたいのは・・・大谷クンかな。
 よかった選手を挙げたら、全員分書かなきゃいけないので省略しますが、その中でも大谷クンは印象的でした。
 明神様とともによく守っていたし、チャンスと見ると前線まで上がってくる姿勢はよかったし、何よりも小林クンからのクロスを頭で合わせた場面で、惜しくもバーの上に跳んでしまったのですが、悔しくてユニの裾をガバッとまくり上げて、顔を覆う姿に彼の懸命さを感じました。


 以下、雑感です。

・クレーベル・・・今まで酷評してごめん。でも、もうちょっと守備しておくれ。
・波戸さんのゴールラインに流れてきたボールを追って相手と競り合う姿や、パスをカットする姿がだんだんサツさんのそれに似てきた気がする。サツさんも最初、調子がいまひとつっぽかったけど、波戸さんのプレーに触発されたのか、いつもの渋い守備が時間とともに見られるようになったように感じました、高さはないけどこのトリオはいいかも。

・プレーとは全く関係ないですが、最後にオーロラビジョンで得点シーンを振り返ってましたが、クレーベルがゴールした後に明神様がまるでお母さんに抱きつく子供のように飛びついて、私を始め、周りのご婦人がたが「あららららぁ」と笑っていました、いや、それもまた楽しかったよ。



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