トップページ柏レイソル観戦記>2005.7.2 柏レイソル×サンフレッチェ広島

■2005Jリーグディビジョン1 第13節
2005.7.2(土)19:00〜 日立柏サッカー場
柏レイソル 1−1 サンフレッチェ広島
【得点者】柏−玉田圭司(77分)
広島−佐藤寿人(42分)

■もりやすの感想

 情けないことを言って怒られちゃうかもしれませんが、久しぶりの長時間の並び、そして湿気に試合前から俺はやられてしまいました。

 しかし、スタンドに入り、ピッチを見ながら試合を待っていると、やはり気分は高ぶり、興奮していきます。湿気もなくなりました。日立台・・・う〜んやはり聖地!!

 さて、中断明けの柏。気合を見せてほしいものです・・・と思っていたら、開始早々決定的場面がやってきます。ポストに嫌われましたが、ゴールへの意欲がいきなり感じられていい感じです。

 お仕置合宿の成果をプレーと気持ちの両方で見せてほしいと思っていた俺は、「これはいいんじゃねえのか?」と早くも期待しました。

 しかし、早とちりだったのかもしれません。現実はそんなにうまくいかないものです。波戸のアクシデントで落ち着きを取り戻してしまった好調の広島に、上手く守られ、上手くやられます。

 俺の見た感じ、広島に圧倒的強さは感じません。でも、それでも好調なのは、堅実さにあるのだろうと試合後に妻しなこと話しました。堅実さ・戦術の浸透ぶり・・・これらを前に、柏がどこまでやれるのかがポイントになってきそうです。

 しかししかし、現実はやはり厳しい。時間が経過すると、中断前の柏に戻っていきます。とりわけ、攻める意思のないバックパス・最終ラインからの不用意なフィード(確実に取られてる)・凡ミスが顔を出してきます。そのような悪循環の中、失点です。

 失点は雄太の位置も不運というか不用意というか・・・バウルの寄せも甘かったし、う〜ん佐藤を褒めるべきなのか・・・とにかく呆然とする失点でした。



 すっかりこれまでの柏に戻ってしまったのか・・・?後半に入ってもリズムをつかみ取れません。合宿の成果、よく言われてた「攻撃の時のスピード」ってやつが全くでてこず、イライラが溜まります。

 ここで試合のポイントがきました。中澤を下げて、大野をボランチに据えたことです。大野のでき自体は今ひとつどころか今サンぐらいでしたが、この交代で柏の戦術的な部分での意思表示を感じました。

 この大野と谷澤の交代から、「攻撃の時のスピード」が見えてきました。それはモチベーションの高い男、貴章のインからさらに加速します。ダメダメだったクレーベルさんを追い越す大野の上がりが目に付きました。

 そして谷澤が選んだセットプレーから、大野のヘッドを経由して玉田のシュート。超決定機でしたが枠を外れます。俺はこのとき、そうとうしばらくしゃがみこんでしまいました。

 玉田はもう・・・なのか?考えてはいけないことが心によぎります。しかし次の瞬間、そう思った俺を激しく叱責しなければならないほどの歓喜のゴールがようやく生まれたのです。

 先ほどと同じセットプレーからのこぼれ球。今度はきっちり決めてくれました。この瞬間の地鳴りは凄かったなあ。玉田のゴールをみんな待っていたんだなあと思うと、涙が出そうになりました。

 しかししかししかし、神様は厳しい。現実は厳しいぞと言わんばかりにロスタイムの玉田の決定機をゴールにしてくれませんでした。玉田もすぐに戻らなきゃオフサイドになるべさ・・・・まあそこまでいうのは酷か?

 結果ドロー。微妙。でも、エースのゴールとそのことがどんなに素晴らしく嬉しいものかってのを久しぶりに再認識させてくれたことに満足することにします。

 次は、次こそはの期待の持てる試合ではありました。ひとっつも気を抜かずに一気に巻き返せ柏レイソル。以上。


■しなこの感想

 本日のスタメンは、中澤クン、波戸さん、土屋さんの3バック、ボランチに明神様と祐三クン、右小林クン、左平山クン、トップ下クレーベル、そして玉田クンと山下さんの2トップと言う布陣。
 3バックにしたことと、控えの選手にDFが1人もいないことにひどく不安になりましたが、結果が出ていない4バックよりかはいいのかな、と思い直して試合に臨みました。


 試合開始早々、平山クンのクロスからクレーベルのヘディングがバーを叩いて、「今日は違うんじゃないの?」と期待が膨らむ試合序盤でした。
 が、意気込むレイソルに対して、広島は冷静に守りを固め、徐々に攻撃に手詰まり感が漂い始めます。
 平山クンからの攻撃を重視しているのでしょうか、小林クンがあまり前に出て来れない印象でした。


 そして、なかなかボールをもらえない焦りからか玉田クンが中盤まで降りてきてボールをもらってはドリブルをしかけ奪われる状況に苛立ちがつのり始めたころです
 波戸さんがボールをカットしたのですが、その後、相手にうまく体を入れられボールを奪い返されると、DF陣が詰める前にシュートを打たれます。
 ボールは雄太さんの手の上をすり抜けゴールへ。
 絶対に許してはいけない先制を前半終了間際に許してしまいます。


 そのまま前半終了。
 後半に入り、小林クン→谷澤クン、中澤クン→大野クンに交代。
 谷澤クンが入り、土屋さんとの連携が取れるようになり右サイドからの攻撃が活発になり始めました。


 ただ、どうしても最後のフィニッシュに精度を欠いてしまいゴールが遠く感じました。
 どんどん進んでいく時間に「もう、どんなゴールでもいいからとにかく1点を」とどんよりとした空に願い始めたころでした。


 レイソルのCK。
 平山クンが蹴ったボールはゴール前で飛び上がるクレーベルと貴章クンの頭上をかすめ、ゴール前にこぼれた瞬間、そのボールの前に誰よりも早く走りこむ選手が見えました。
 「玉田クンだ!!!」と思ったと同時に足が振り抜かれ、ボールがゴールに飛び込んでいきました。


 スタジアムの雰囲気を大きく変える貴重な1点でした。


 ゴールが決まり歓声がスタジアムを包む中で、「玉田クンはいいフォワードになったなぁ〜。」と思いました。


 フォワードは点を取ることが重要なのは分かってますが、個人的にはプレーでスタジアムを沸かせることもフォワードの魅力のひとつだと考えてます。
 もちろん雄太さんのスーパーセーブや明神様の懸命な守備にも感動しますが、やはりゴールを決める、決められそうなプレーをした時に感じる感動はまたひと味違うような気がするんです。


 そんな「いいフォワード」、今まで私の心の中ではキタジがそうでした。
 移籍する直前はあまりゴールを決められませんでしたが、それでもプレーのひとつひとつに「華」を感じました。


 今日の試合で、ゴールが決まって飛び上がって嬉しさを表現する玉田クン、手荒い祝福をするチームメイト、そして、スタジアムの底から沸きあがるような歓声と「玉田コール」にいつかのキタジを見たような気がして、私はお決まりの号泣タイムとなりました。


 その後、何度かチャンスを作りますが結局、逆転することはできずに試合終了。


 勝てなかったことはとても残念ですが、FW2人が前を向いてボールを持つことができるようになった点では評価できるのかな、と思います。
 今まではそれすらもできてなかったから。


 ただ、まだ「パスミス」が多いし、「走り勝つ」にはほど遠い運動量だったのは問題だと思います。


 以下、雑感です。

・中澤クンはどうしたんだろう・・・ロングボールに全く精度がない。
・大野クンはどうしたんだろう・・・プレーに精彩を欠いてばかりだったような気がする。



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