トップページ柏レイソル観戦記>2005.5.14 東京ヴェルディ1969×柏レイソル

■2005Jリーグ ディビジョン1 第12節
2005.5.14(土)15:05〜 味の素スタジアム
東京ヴェルディ1969 1−0 柏レイソル
【得点者】東京−平本一樹(32分)

■もりやすの感想


■しなこの感想

 本日のスタメンは、中澤クン、土屋さん、近藤クン、波戸さんの4バック、ボランチ明神様と祐三クン、2列目にリカさん、クレーベル、そして玉田クンと山下さんの2トップと言う布陣。
 前節、得点こそなかったものの惜しいシーンが続いた試合をしたせいか、前節と同じメンバーで来ました。


 守備はがんばっていると思う、点が取れない、勝てないから何とかゴールを決めよう、と選手ががんばっているのも分かります。
 でも、チーム全体でどうやって攻撃するのか、どうやって守備をするのかが見えてこないのが、ここ最近の試合を見た感想です。
 そして、昨年の今ごろも同じような気持ちを胸に抱いて観戦記を書いてました。


 今年のシーズンが始まる前、選手たちが口をそろえるように言っていました。


 「昨年の入れ替え戦の経験を活かしたい。」


 ・・・本当に?
 本当に去年のような結果になりたくない、と思ってるの?


 誰もそんなこと思ってないと信じたいです。
 でも、疑ってしまいそうな自分がいます、今日の試合もそんな試合でした。


 序盤は均衡していたと思います。
 相手のパス回しでバタつく場面もありましたが、お互い中盤でボールを奪い合うような展開でした。


 私の中での最近のヴェルディのイメージとして、「守備<攻撃」と言うのがありました。
 こちらの攻撃力を考えれば、そんなに点を取ることは容易ではないと思いましたし、あの攻撃力を思えば大量失点しまうのではないかと言う不安が大きかったです。
 だけど、序盤は均衡した展開となっていたので、「何とかして1点取れれば・・・」と不安の中に少しだけ期待が持てそうな気がしていました。


 が、なかなかゴール前までボールが運べなくなると、パスの出し所を探して、横パスをしたり、パスを出すのに迷ってまうシーンが目に付き始めました。
 そんな中、中澤クンがパスの出し所を探している最中に、あっけなくボールを奪われ、あっけなく失点。


 本当にあっけなく、簡単に、失点です。


 失点の直前、中澤クンがパスの出し所を探してウロウロしている姿は、去年の試合を見ている自分にとって何回も見た光景でした。
 そして、それが失点につながってしまった・・・もう、「がっかり」とか言う言葉では言い表せないぐらいの失望感でした。
 それでも、「まだ1点しか取られてない、何とか1点でも取り返して追い付いてほしい。」と折れそうな気持ちを奮い起こして応援を続けました。


 結局、追い付くことすらできないままま試合は終わりました。
 終盤、ゴール前で何回か惜しいシーンがありました。
 だけど、私には気持ちばかり焦っているように見えてしまました。
 もっと冷静になっていれば、GKがシュートを弾くかもしれない、こぼれ球が転がってくるかもしれない、と考える選手が1人、2人いてもいいはず。
 でも、弾かれた、あるいは競り合いでこぼれたボールの先には誰もいませんでした。
 ゴール裏の人々は「惜しい〜」と言う表情を見せていましたが、私は正直、点が取れるような気がしませんでした、1人で時が過ぎていくのを感じていました。


 もう「申し訳ない」は聞き飽きました。
 今日は確かについてなかったかもしれないけど、単純に「運がない」だけではないと思います。



▲トップ