トップページ柏レイソル観戦記>2005.5.4 大宮アルディージャ×柏レイソル

■2005Jリーグ ディビジョン1 第10節
2005.5.4(水)16:03〜 埼玉スタジアム2002
大宮アルディージャ 1−0 柏レイソル
【得点者】大宮−トゥット(40分)

■もりやすの感想


■しなこの感想

 本日のスタメンは、中澤クン、土屋さん、近藤クン、波戸さんの4バック、ボランチ明神様と祐三クン、2列目に大野クン、谷澤クン、そして崔と安永さんの2トップと言う布陣。
 出場停止のクレーベル、ケガの影響で玉田クンがいないほか、谷澤クンをスタメンで起用したりと前節と比べて若干メンバーを変えてきました。
 その起用が吉と出てほしい、と半ば神頼みにも似た気持ちで試合開始を迎えました。


 試合序盤は完全にレイソルペースでした。
 崔や谷澤クンのドリブルで相手の守備陣を崩し、何度もサイドチェンジをして、相手の守備陣がゴール前で跳ね返しても、後ろの選手がまたボールを奪ってクロスを上げる厚みのある攻撃に「今日は違うぞ」と思いました。
 ゴール前の混戦から押し込んでゴールと言う場面がオフサイドの判定で幻となったものの、次のチャンスは絶対に決められると信じさせてくれるような攻撃でした。


 が、この得点チャンスが続く時間帯に決められなかったことで流れが大宮に傾いてしまい、試合を決定づけてしまいました。


 ボールを持った選手へのプレッシャーが強くなると、あんなに上手くいっていた攻撃がすっかり形を失くしてしまい、バックパスや横パスを繰り返すばかり、あげくには簡単にボールを奪われてカウンターをもらってしまう始末。


 前半も終わに近づいたころ、レイソルゴール前のサイドにボールが流れていきました。
 ゴールラインを割りそうなボール、最もボールに近かった大野クンはゴールラインを割るだろうと走るのを止め、見送ってしまいました。


 しかし、この「追うのを止めた」プレーこそ、今のレイソルを象徴しているようなプレーになってしまいました。
 大野クンと同じくらい近くにいた大宮の選手が懸命にボールを追うとゴールラインを割る前にボールに追い付いてしまいました。


 そこからのクロスを押し込まれ先制を許してしまいました。
 「追うのを止めた」のは大野クンだけではありませんでした、ボールがゴールラインを割るだろうと思い、ゴール前にいた選手へのマークも甘くなっていたのでした。


 前節、自分たちがどうして負けたのか分かってないのだろうか、「走り負けた」と思わないのか。


 ただただ呆然とするばかりでした。


 後半に入り、とにかく前へ、と思うゴール裏とはうらはらにボールは横や後ろへ行かず、あんなに前半に多用していたサイド攻撃がなくなり、中央をただドリブル突破しようとしては奪われるばかり。
 なぜ、こういう時こそ、アップの時にやっていたシンプルなサイド攻撃、遠めからでもシュートを打つことをしないのでしょうか。


 終盤はほとんどの選手が前線に上がりパワープレーをしかけますが、そんな攻撃が通用するなら、こんな試合にはなっていないよ、おまけにあっさりボールを奪われてカウンターを受けました、本当に追加点が入らなかったのが不思議なくらいでした。


 結局、逆転どころか追い付くこともできずに試合終了。


 連戦で疲れているのは分かります。
 でも、それは相手だって同じこと、それに今、自分たちがいる状況が分かっているなら、相手よりも走らなければ勝てないんだよ、それが分かっているのでしょうか。


 

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