トップページ柏レイソル観戦記>2005.4.16 セレッソ大阪×柏レイソル

■2005Jリーグ ディビジョン1 第6節
2005.4.16(土)15:00〜 長居スタジアム
セレッソ大阪 1−1 柏レイソル
【得点者】大阪−西澤明訓(4分)
柏−安永聡太郎(41分)

■もりやすの感想

 長居から帰ってまいりました。

 終盤よく踏ん張ったという思いと、内容(特に攻撃)に対する憤りとが頭をぐるぐる駆け巡り、公式のHPを見ましたら、気の毒なほど選手の疲労も蓄積しているようで、そうはいっても他だってみんな一緒なんだしさという思いもあり、さらにぐるぐるしております。

 早野っちが「雲の中でやっているような」という非常に的を得たことを言っておりますが、正直に告白すると、実はわたくし、試合の印象が薄く、昨日のことなのですがあまり覚えておりません。あまりというか、ほとんど覚えておりません。試合後の楽しいひとときはよくおぼえているのですが・・・

 偉そうに言うことでもないので申し訳ありません。なので、帰りの電車から「観戦記なに書こう・・・」と悩んでおりました。



 そこで、独断と偏見で、俺なりに考えた今の課題を超簡潔に書きます。

 攻撃に関しては、玉離れが悪すぎる。前線でタメを作れる選手や、優秀なドリブラーなど頼もしい選手がいる反面の弊害がでているような気がします。局面を一発で打開する一つの方法は、ダイレクトプレーです。もっとダイレがあっていいのではないかと思います。

 前回の横浜戦の後半。近藤のダイレクトプレーが一気にチャンスを作りました。ダイレで90分やるのは無理ですが、ダイレをはさみつつドリブルで崩していくなどの展開・リズムがないと単調な攻撃に終始してしまいます。

 いいときの柏はピッチを広く使えます。一方で狭い局面でサッカーする場面もあります。そんな時に1回でもワンツーとか使えるようになればとここ数試合で痛感しました。ダイレクトプレー。やってください柏さん。次の試合はダイレクトプレーからの得点をビジョンに写してください。

 守備に関しては、結果オンリー。「結果を栄養」とするならば、今季の公式戦で失点0がないことを厳粛に受け止めるべきでしょう。誰が悪いとかいう問題ではないですが、寄せが甘かったりするとミネイロや安のようにやられます。最終的には集中力の問題だと思います。

 不安なのは、永田が怪我してしまってからラインがズルズル下がる場面があるように感じることです。この試合も10人になって以降、もっとライン上げてもいいんじゃねえのと感じる場面がありました。

 永田不在をどう対処するか。ラインコントロールを誰がするか。90分どう集中するか。決して易しい課題ではないですが、これらを克服した先に勝利があるような気がします。次の試合の終了後、敵チームの「0」をビジョンに写してください。

 セレッソ大阪戦。長居での増田の2年連続ゴールの夢は崩れ去りました。残念です。安永の気迫と、試合後の雄太・明神へのコール、そしてサポ席からどこからともなく聞こえた声「近藤、これでいいのかよっ!!」、これらがこの試合の全てだったような気がします。



 う〜ん・・・日立台の試合とビジョンが待ちきれん。気持ちを切り替えて次だ。好調な名古屋ですが、「こけらおとし」は勝利以外許されないぜよ。


■しなこの感想

 本日のスタメンは、中澤クン、土屋さん、近藤クン、波戸さんの4バック、ボランチ明神様と久しぶりのスタメン復帰・リカさん、2列目に大野クン、クレーベル、そして崔成國、安永さんの2トップと言う布陣。


 去年の長居でゴールを決めた2人がいないのは寂しかったですが、前節、少ない時間ながらも得点チャンスを作っていたリカさんのスタメン復帰に期待が高まりました。


 が、開始早々、CKであっさり失点。
 雄太さんがキャッチしようとしたら、なぜかボールがゴールに入ったように見えてしまい、誰が入れたのか全く分かりませんでした。


 しかし、「去年だって失点してから5得点したし、まだ時間はたっぷりある、だから、きとっと立て直してほしい」と願いましたが、今年のレイソルはそんな願いを聞き入れてはくれませんでした。


 とにかくボールが収まらないし、落ち着かない。
 近くに誰もいないのにムリにヘディングでクリアしたり、クリアが中途半端だったりして、あっさりボールを奪われる場面が多かったし、後半、土屋さんが退場となってからは守りを固めるためか、DF陣がゴール前に固まりすぎて、クリアしてもあっさり相手の選手に拾われてしまい、攻撃がいつまでたっても終わらない状態でした。


 攻撃陣もいまいちな動き。
 ナビスコ予選で見せていたパス回しや懸命にボールを追う姿勢はどこへ行ってしまったのかと思うほど。
 ドリブルをしかけては囲まれて奪われ、パスの出しどころを探してパスミスしてカウンターをくらったりとほとんど攻撃らしい攻撃ができてませんでした。


 期待していたリカさんのパス出しも反応して動く選手がいなければ意味が全くないのに、ボールを持った後の選手の動き出しが遅かったです。


 前半も終わるころ、CKから安永さんが押し込んで(これは分かった、よく見えた)同点に持ち込みましたが、追い付くのが精一杯で土屋さんが退場となってからは防戦一方、それでも何とか守りきって試合終了。


 正直、よく同点に追い付いたな、よく守りきったな、と思いました、もちろん褒めている訳ではありませんが。


 永田クンが離脱してますが、リカさんも復帰し、選手はほとんど揃ったと言ってもいいぐらいです。
 それなのにこの試合内容・・・連戦で疲れていたのかもしれませんが、それは相手も同じだし、もっと大変なチームもあって、それでも勝ってるチームがいるんです。


 早野さんのコラムで「戦うという姿勢」を示す選手を起用していく、と言うようなコトを書いていたのを思い出しました。
 もっと戦う姿勢を見せてほしい、もっとシュートを打ってほしい、もっとボールに執着して追いかけてほしい・・・ナビスコではそれらを実践していました、だから、見てて楽しいと感じる試合ができたんだと思います。


 そんな簡単にできることではないのは分かってますが、やらなければ勝てない試合もあると思います、そして、その試合に勝たなければ本当に強くなれないし、優勝なんて狙えるはずもないのです。(こんな早い時期に精神論を言ってしまうのもどうかと思いますが)


 以下、雑感です。

・近藤クンはさ、本当にあのポジションがイヤなんだろうな、と思ってしまうほど、今日の試合は良くなかったです。1度、チャンスを作った記憶はありますが、それ以外は守備も攻撃も中途半端だった印象を拭えません。もっとがんばれ。
・やっぱ、玉田・山下コンビが一番いいような気がしました。今までの試合でいろいろなコンビ(トリオ?)を見ましたが、やっぱりヤマタマコンビが連携と言う点で言えば一番いいと思う、1回スタメンで使ってくれないかな、早野さん。
・平山クンを出すならもっと早くても良かったんではないでしょうか。交代しようとした直後に土屋さんが退場になってしまったので仕方ないのは分かりますが、結局、守備固めをする訳でもなく、最後に交代させるんなら、もっと早くてもいいんじゃないのかな。

・もう審判がヘボヘボすぎてダメだよ。



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