トップページ柏レイソル観戦記>2005.4.2 柏レイソル×鹿島アントラーズ

■2005Jリーグ ディビジョン1 第3節
2005.4.2(土)15:00〜 柏の葉公園総合競技場
柏レイソル 1−3 鹿島アントラーズ
【得点者】柏−谷澤達也(53分)
鹿島−フェルナンド(6分)、ミネイロ(16分、80分)

■もりやすの感想

 思い出すと非常に悔しいので、試合中に感じたことを簡単に。



 前半、鹿島のほうに4バックの一日の長があるのかなと感じました。両サイドが引きすぎているのか、柏の中盤のポジショニングが鹿島と相性が悪かったのか、中盤の両サイドをことごとく支配され続けた前半でした。

 DFのクリアボールは拾われ、中盤でゲームを作られた柏は、俺から見てラインが下がりすぎている、というか下がらなきゃ厳しいという悪循環のような状態に見えました。ここらへんが鹿島の試合運びの巧ってことなのかなあ・・・

 そんな俺のフラストレーションは、後半の平山しぇんしぇーの投入によって修正されました。後半の主導権は完全に柏。結果、試合全体のボール支配率は上回っていたんじゃないかと思います。

 ここらへんの「試合途中で修正できる」ことはいいことだと思います。4バックと3バックを併用できる今の柏は、戦術の幅が昨年よりも増えているのは事実で、より攻撃的な中盤を構成できています。

 だからこそ、だからこそ試合前から入念な準備をして敵に対して最も効果的なシステムをあててほしいと願います。これまで散々言ってきた「スロースターター」っぷりは入念な準備をして明確な姿勢をもって試合に臨めば簡単に解消できるはずです。「後半から」とかからではなく、「試合開始の笛が鳴ってから」フルスロットルでお願いします。



 それと、やっぱり1対1負けたらだめですな。1失点目はしょうがないとしても、ミネイロにやられた失点は正直いただけません。

 ミネイロはいい選手だと思いました。でも、だからといって負けていいはずはありません。1対1は絶対に負けない。口で言うほど簡単ではないですが、逆に1対1で勝つチームは試合も勝つチームです。



 最後に、雄太・・・・失点多いぞ。どうした?この日の雄太は中途半端なプレーが目立ちました。1失点目も辛口ですが不用意な飛び出しだったと思います。

 雄太だけに責任があるわけでは当然ないですし、その何倍もスーパーセーブをしています。しかし、プロとして今季これまでの失点数を受け止め、気合を入れなおしてほしいと思います。幸い今の柏には攻撃力がついています。俺の予定ではまもなくこれに決定力がつくはずです。それでも失点してしまえば負けてしまうのですから、守護神雄太の輝きが絶対必要なのです。

 俺が愛して止まない「1−0の美学」を見せてほしい。せめて「失点0」の美学だけでも・・・よろしくお願いいたしますです。



 次節は清水。キタジが心配ですが、試合は絶対勝ちます。去年の日本平のような試合はごめんです。絶対勝利をつかむようタイヨウフウフ気合で応援します。

 この観戦記は、日曜の夜に書いています。俺はこの日、どんな状況でも諦めなければ女神が微笑むということを大宮で教えてもらいました。サツ、貴章、ウノ、チュンソン本当にありがとう。

 昨年と同じ第3節、柏の葉、敗戦。しかし、昨年4月の第1日曜日に味わったどん底の屈辱を、全く逆の形で晴らしてくれた今年の柏。感動しました。これからの柏にあるのは勝つという強い姿勢と、勝利という結果だけ。そのことを日本平で確認しあいましょう。


■しなこの感想

 本日のスタメンは、中澤クン、土屋さん、近藤クン、波戸さんの4バック、1ボランチ明神様、2列目に大野クン、谷澤クン、トップ下クレーベル、そして玉田クンと崔成國の2トップと言う布陣。


 いや、前半はダメだったね。
 とにかくボールをもってる選手へのチェックが遅い。
 鹿島のボールの回し方も上手かったのかもしれないけど、簡単にゴール前へボールを運ばれては失点してもおかしくない、と言わざるを得ないです


 結局、前半の2失点が試合を決めてしまいました。


 後半に入り波戸さん→平山クンに交代、3バックに変更し、きっちり修正してきたのか動きが前半と全く違うチームになりました。
 この点はすごく評価できると思います。


 去年は修正すべき点は分かっていても、どう修正していいか分からないような試合が多かったです。(修正するための交代要員がいなかったと言うのもあるかもしれませんが)


 試合は玉田クンのドリブル突破から谷澤クンが押し込んで1点返しましたが、カウンターをもらって引き離されて終わってしまいました。


 後半は本当によかったです。
 カウンターくらったけど、見ていて楽しい試合をできるようになったんだ、と思いました。


 どうか、その試合を次節も見せてほしいと感じました・・・できれば勝ってね。


 以下、雑感です。

・雄太さん・・・・負けんな。確かに失点は痛かったけどその何十倍も助けてもらってる。そんな時もあるさと気落ちしない程度に反省して次だ、次。相手の日本代表GKよりもゴールキックうまくなったよ、だから次だ、次。
・安永さん投入で3トップ?・・・追いつこうとする心意気は買うが、レイソルは3トップは慣れてないよな〜、と心配してたらカウンターをもらってしまいました。結果論だけど、玉田クンか崔かクレーベルと交代させてもよかったのでは。



 ・・・試合終了後にふと思いました。


 しなこさんは玉田クンが心配でなりません。


 玉田クンが代表でいない間にチームは2連勝、しかも、チームとして上手くまとまった状態で試合に勝っていました。
 そんなチームへ帰ってきてすぐの試合、後半こそ見せ場を作ったし、アシストを決めたものの、玉田クン自身のシュートは0。


 彼の真意なんて直接聞いた訳でもないので分かりませんし、私の考えは間違っているかもしれませんが、きっと内容には満足できなかっただろうし、負けたことへの責任も感じているだろうと思います。


 試合終了後の挨拶もそこそこに、逃げるようにロッカールームへ引っ込む姿を見て、そう感じました。


 もちろん、彼はFWだし、「彼は柏レイソルのエースだ」と言って今は異論を唱える人はいないぐらい「玉田クンがゴールを決める」ことへの期待は高いと思います。


 かつてのキタジのように「ゴールを決めた時の盛り上がり方が違う」選手、華のある選手になってきたな〜と思います。


 いや、期待してない訳でもないし、反省するなと言ってる訳でもないです、ただ寂しそうに一人でロッカールームへ引き上げる後ろ姿にただただ心配せずにはいられなくなりました。




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