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■2005Jリーグ ヤマザキナビスコカップ予選リーグCグループ 第1節 |
2005.3.19(土)15:00〜 日立柏サッカー場 |
柏レイソル 3−1 FC東京 |
【得点者】 | 柏−中澤聡太(18分)、大野敏隆(24分)、クレーベル(49分) |
| 東京−石川直宏(17分) |
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■もりやすの感想 |
ぐふふふふ・・・・
「FC東京に快勝」して、ご満悦のもりやすでございます。皆様どーも。
さて、聖地日立台でのナビスコ開幕戦。俺は寝坊して「朝の谷澤」を見れませんでしたが、北風はあるものの晴天の陽気。やはり臨海とは違います。今日もいい試合が見れることを期待して並びです。
選手がアップをなかなか止めないため、時間が押してしまいましたが、試合直前に大旗も出て気合が入ります。
俺の中の個人的な気持ちとして、この試合に臨むにあたりいくつかのもやもや感がありました。相手が東京ということと、「リトル」についてです。
東京との日立台。忘れるはずはありません。でも、だからどうだというのではなく、ああいうことがあったから今日は絶対負けたくないという気持ちがずっと俺の心の中にありました。試合前の気合は十分です。
それとリトル。俺の心の気持ちは上手く説明できませんが、スタメンと聞いて正直複雑な気持ちでした。山下いないし。でも、だからこそ柏のためにゴールを決めて、俺たちのための活躍を見せてほしいと思いました。まあそもそもどんな選手なのかよく解ってなかったので、注目して見ようと思っていました。
そんな中で試合開始。の直後にアクシデント。競り合った永田が動けません。そんなに激しい接触でもありませんでしたが、靭帯か・・・非常に非常に心配です。スクランブルに土屋が入ります。
こうして序盤から落ち着きを取り戻せない感の中、一瞬の隙をつかれ失点してしまいます。先週の市原戦と同じような失点のされかたに不安もよぎります。
しかししかし、ここから意地を見せたのは柏でした。直後にリトルからのFKを中澤がどんぴのヘッド。その勢いに乗ったまま、谷澤のスルーパスを受けた大野様が心憎い逆転弾。一気に日立台がはじけます。
大野様の得点は鮮やかでした。飛び出しのタイミングといい相手の股をつく落ち着きぶりといい・・・俺の心を打ち抜かれます。俺は「14」と入れた05レプリカを買うことを決断しました。(正確にいうと妻しなこに買ってもらうですけど・・・)
前半もさることながら、圧巻だったのは後半です。早々、クレーベルのまさにアメージングなシュート。こういうのを見たかったんよ〜と飛び跳ねながら喜んでると、隣で妻しなこは目と口をアングリとして固まっていました。それほど強烈で素晴らしい得点でした。
クレーベルは試合をやるごとにフィットしている感じがします。ちばぎんや開幕戦では「もっとシュート打てよ〜」と思いましたが、この試合ではチーム内で一番シュートを打っていたし、今後がすごく楽しみな選手です。
その後も、幾多の惜しいチャンスがありました。守備でも踏ん張りました。後半は雄太がボールを触ったのは終盤あたりではなかったでしょうか。今年の柏のサッカーの醍醐味を堪能できたのかなと感じました。
快勝。貴重な勝利を絶対負けたくなかった相手から日立台という最高の場所で奪いました。試合後まだ明るかったですが、妻しなこと祝杯をあげることが即決定されました。
しかしいい試合だった。今の柏のいいところは攻撃の押し上げにあると思います。人まかせにせず、機を見て全員が有機的に動くサッカーが内容をいいものにしているのではないかと思います。たまにフォローがなく孤立しますが、「ボールをキープできる選手」が多くいるのも好材料です。
注目のリトルは・・・やっぱ上手いわ〜と思いました。あの重心の低さでスピードあると守りづらいんですよね。キックの精度も良く、「柏のために働く」姿勢の片鱗が見えました。次は俺たちサポのためにゴールを決めて「大見得を切って」ほしいと思います。
もりやすの勝手に今日のMVP。安永です。試合中のパフォーマンスももちろんですが、特筆したいのはアップ時。声をよく出してチームを鼓舞する姿に感嘆しました。選手は彼を見習うべきだし、俺は彼のような選手がいてくれることの「重み」を再認識しました。
一戦集中。今季の柏は最高の結果ではないにしろ「一戦集中」で熱い試合をしています。これからも貪欲に勝利を奪う姿勢を見せてほしいと願います。次節のナビスコは「暖かい」などという期待のできない臨海。ナビスコの今後を占う大一番です。
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■しなこの感想 |
本日のスタメンは、永田クン、中澤クン、近藤クン、そして久しぶり波戸さんの4バック、1ボランチ明神様、2列目に大野クン、谷澤クン、トップ下クレーベル、そして安永さんとやっと来た助っ人崔成國の2トップ。
やはりナビスコ、「試す」ことやや重点を置いているのか、谷澤クンをスタメンに起用したり、新しい選手もチラホラ見受けられる布陣でした。
とは言え、今までよりも「若手を試している感」があまり感じられなかったのは4バックがいつものメンバーだったのと明神様がいたせいでしょうか。
が、試合開始早々、柏ゴール前左サイドで永田クンとルーカスが接触。
私たちは結構近くで見ていたんですが、永田クンがボールをクリアしようとして上げた足にルーカスの足が接触したように見えました。
骨が折れたようには見えませんでしたが、かなり痛そうな顔をしている永田クンを見たのは初めてかもしれません。
トレーナーの方が駆け寄るとすぐさま大きく「×」のサイン・・・おいおいおいおい、大丈夫なの?隣ではもりやすが「おいっ、あやまれよ!」とルーカスに向かって日本語で叫んでるし、あまりにも早い「×」のサインにバックスタンド側の観客がどよめきました。
永田クンはそのまま担架で運ばれ、永田クン→土屋さんに交代。
早い時間帯の交代に守備陣が動揺してしまったのか、右サイドから左サイドにフリーで待ってた石川にボールが渡るとDFが囲むまもなくシュートを打たれ失点。
「あぁ、今日も勝ちはおあずけなのか・・・」と言う気持ちと「いや、日立台でFC東京にだけは絶対負けたくない」と言う気持ちが入り混じった状態になってしまいました。
でも、その直後、私のそんな弱気を思いっきり振り払うプレーを見ることになります。
右サイドより位置からのFKで、崔成國が蹴ったボールは体ごとゴールに飛び込みそうな勢いで飛んできた中澤クンの頭にどんぴしゃのタイミングで当たり、ゴールへ。
「なんとか前半のうちに同点に追いついてくれ」とは思いましたが、まさかこんなに早く追いつくとは・・・1分前の私の弱気な気持ちは何だったのかと感じてしまうほど、中澤クンのヘディングはすばらしかった。
そして、私の弱気をさらに笑い飛ばすようなプレーが続きます。
谷澤クンがドリブルで攻め上がり、東京DF陣に囲まれると、そのDF陣の頭上を跳び越すようにゴール前にパスを出すと、そこに走りこんでいたのは大野クン。
大野クンが放ったシュートはGKの横をすり抜けてゴール左スミに吸い込まれていきました、これで2点目。
後半に入り、ペナルティエリアの外で最近、夫婦間で「後半からの男」と言うイメージのクレーベルがシュート。
しかし、シュートを蹴った瞬間、「あぁ、これはゴールポストの上に行ってしまうな。」と正直、思いました。
が、さすが後半に強い男は違います。
そのまま伸びていってしまうかと思われたシュートはゴール前でスススッと曲がりGKの伸ばした手を越えるとゴールポストに当たり、ゴールの中へ。
えっ?ホントに?入っちゃったの?と目の前で起きたコトが一瞬分からない状況になりました。
その後も惜しいシーンの連続。
私たちがいつもいる席の近くにいるコールリーダーの方は「キャーって言うのは止めよう」とよく言うのですが、私は今日の試合で分かりました、「本当に惜しい」ってシーンを見ると「キャー」って言っちゃうんだよ。
私は今日、それを実感しました。
安永さんのシュートがゴールポストに当たった瞬間、「ヒャァァァーーーー!」と叫んでしまいました、いつもは言わないのよ、でも出ちゃったのよ、ホントに自然に出ちゃったの。
結局、1つの失点はありましたが、3つのすばらしいゴールと惜しいシーン満載で試合終了。
結果ももちろん良かったけど、内容は結果以上によかった。
何よりも見てて楽しかったし、応援してて盛り上がるプレーが多かった、そんな試合でした。
個人的に言いたいのは、明神様です。
ゴールを決めた選手もよかったけど、今日の明神様は・・・いや今日も気合が入っていました。
前線へ果敢に攻めあがったかと思えば、中盤でボールを持ってる選手へのチェックもして、4バックのフォローへも周り、カウンターを仕掛けられればいち早く自陣へ戻り守備をする。
終盤になっても落ちない運動量にいつか倒れてしまわないかと不安にさえなるような、そんなプレーでした。
決して華やかではないし、ゴールの様な目に見える結果は残してないけど、今日の試合を「楽しかった」と感じられたのは明神様が中盤でしっかり守っていたからだと思います。
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