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■2005Jリーグ ディビジョン1 第2節 |
2005.3.12(土)19:00〜 市原臨海競技場 |
ジェフユナイテッド市原・千葉 2−2 柏レイソル |
【得点者】 | 千葉−巻誠一郎(17分)、阿部勇樹(57分・PK) |
| 柏−クレーベル(42分)、オウンゴール(45分) |
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■もりやすの感想 |
ナンダ・・・コノカゼハ・・・・
聞くところによると、何やら市原は臨海で公式戦不敗記録中とのこと。ちばぎんが記憶に新しい俺は、あっさり今日勝っちゃるぜ〜と、のほほんと考えていましたが・・・
この風を感じると、「ホームゲームの利」というものを実感してしまう今日この頃です。特に風下の前半は非常につらいものがありました。
とにかくボールが収まんない状況。「中盤の再構築」の天敵は臨海の風か?前半はゲームを構築することが全くできていませんでした。
一方のジェフはというと、風を知り尽くしてるのか?と思うほどボールが回ります。ボールを持っていない人間がとにかく良く走るということもあるのですが、こんなところに風というアドバンテージを感じてしまいました。
大体なんなんだ臨海は。いつきてもものすごい寒いじゃないか。ここで俺に「う〜ん暑い。」と言わしてみろ。ジェフのサポは何とも感じないのか・・・などとくだらないことを考えているとあややあややという間に失点。ボールにも人にもチェックが中途半端な残念な失点でした。これでいよいよ厳しく感じます。
「前半のうちに何とかおいつきたいなあ・・・」妻しなこにつぶやきますが情勢は厳しい。信じてひたすら声を出し跳ねます。すると、敵陣深くでボールをキープした玉田から放物線のクロス。そこに走りこんだフリーのクレーベルが見事なヘッドで貴重な同点弾が生まれます。
突然の歓喜に少しだけ寒さを忘れました。周りの人とところ構わずハイタッチをする俺。これで俄然勝負が面白くなってきました。かくして、忍耐の風下の前半が終了しました。
後半は風上に立つものの、臨海を知り尽くしているジェフ。攻略するのは至難の業か?などと考えながら迎えた後半。ドラマは突然やってきました。
勢い良く攻めあがる柏からクロスがあがります。これを坂本先生が風を見誤ったのか?なんとクリアはジェフゴールへ。後半早々に、待望の得点が突然生まれました。
ひざから崩れ落ちる坂本先生。彼の姿を見て、「なんだ、ジェフもこの風つらいんじゃん。いけるじゃん。」と思ってしまいました。ここからは前半の出来がうそのように、柏が攻め込みます。
やっぱり柏はスロースターターなのかなあ・・・この試合でも感じてしまいました。しかし、今後このままでってわけにもいかんでしょう。今後の課題ですかな。
とにもかくにも攻撃のリズムが出てきた後半。風上の追い風もあります、最大の敵「風」をクリアしたのもつかの間、待っていたのはもうひとつの最大の敵の「彼」でした。
今この時点でも、プレーの詳細はわかりません。俺の席からは何が起こったのかわかりませんでした。???の間になにやらPKの準備。彼はこの試合「ゴール前神経症」だったのでしょうか・・・
俺は願いました。阿部が蹴った瞬間に、臨海の風が「ぴゅ〜」って吹いてくれ。そして蹴った阿部よりも後ろに飛んでいってくれ・・・そんな夢みたいな願いも叶わず、同点とされてしまいました。
これで良かった流れを断ち切られた感のある柏と、風下に微妙に苦労したジェフが、がっぷり四つとなり、結果はまたしてもドローでした。悔しい悔しいそして寒いドローでした。
「風」と「彼」が全てというわけではありません。課題も見えた試合だと思います。前半の増田は全く機能していませんでした。増田びいきの妻しなこも「だめだ。山下だすしかねえ。」と無念の表情。ひいきの選手にも試合中は思いっきりダメだしする妻しなこに「男気」を感じます。
後半は内容こそ良かったものの、もっともっとシュートを打っても良かったのでは、と感じました。チェックの厳しい玉田ですが、それ以上の最高のプレーを見せてほしい、わがままな希望です。
やはり、「リーグ戦の勝ち点3」の道は険しいのか・・・内容が悪くないだけに、もう一頑張りで俺たちに歓喜を与えてほしいと願います。
次からは一旦ナビスコです。スタメンがどうなるかちょい楽しみです。勝利を信じて変わらぬ応援をしたいと思います。
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■しなこの感想 |
きぃ〜、今日も悔しい。
本日のスタメンは、永田クン、中澤クン、近藤クン、土屋さんの4バック、1ボランチ明神様、2列目に大野クン、平山クン、トップ下クレーベル、そして玉田クンとななななななと増田さんの2トップと言う布陣。(増田さんはMF登録でしたが見た感じはほとんどFW状態でした。)
スタメンはいつもJ’sゴールの速報でチェックしているのですが、今日はスタメンを見た瞬間にもりやすと2人、ビビリ倒しました。
背中に12番しょっている人間がそんなに驚いてしまうのはとっても不謹慎なのは分かりますが、今のメンバーやら本人の年齢やらフォーメーションやらやらやらを考えれば競争は厳しいのは事実。
だから、前節川崎戦ではスタメンではなかったけど、ベンチに入っていたことだけで喜びましたよ。
それが、今日はスタメンだなんて・・・思わず、もりやすの携帯握り締めて「こここここれ(スタメンが出ている画面)、本物のJ’sゴールのサイトだよね、もりやすが気を利かせて作ってないよね?」とまで聞いて、もりやすを呆れさせてしまいました。
花粉のせいか、臨海の寒さのせいか目と鼻はぐしゅぐしゅでしたが、俄然やる気を出し、風でめくれあがる増田フラッグを必死に掲げて、試合開始。
たぶん「増田さんスタメン」は9日の練習試合の結果を早野さんが買ってくれたたまものだと思います。(もちろん見に行ってないし、内容も分からないので確信はないですが。)
だから、今日、この試合で活躍できれば次の試合も・・・と言う期待がありました。
が、その反面、ドリブルが得意な2人を前線に置いて大丈夫なのか?と言う疑問もありました。
もちろんドリブラーの2トップがダメと言う訳ではないですが、今までのレイソルの試合を見てきて、あまりいい結果を出した記憶がないですよね。
そんな期待と不安が入り混じった状況で応援を続けますが、当たったのは・・・当たってしまったのは「不安」の方でした。
玉田クンへのマークがきつくボールを持つとすぐに2人、3人と囲まれてしまい、増田さんは姿が消えた状態で前線が孤立、また、前線からのプレスが少ないせいかあっさり自陣に攻め込まれる状況になりサイドからの攻撃も少なくなってしまいました。
そんな中、右サイドからのクロスを合わせられあっさり失点。
守備への意識が薄かった瞬間を突かれた感じの失点でした。
前半はずっとジェフペースで試合が続きます。
もりやすがポツリと「前半のうちに何とか追いついてくれれば・・・」と言っていましたが、正直言って、こんな攻撃もままならない状態ではちょっと厳しいかな・・・と思ってました。
が、前半終了間際、右サイドで玉田クンがボールを持つとゴール前へクロス。
落下点で待ち構えていたクレーベルがどんぴしゃのタイミングで合わせると、GKの手の横をすり抜けてスススッとゴールへ吸い込まれていきました。
ちょっと厳しいな、と思った自分を後悔させるようなゴールで追いつくと前半終了。
後半に入り、増田さん→山下さん、中澤クン→谷澤クンへ交代。
増田さんの交代はやっぱり寂しかったですが、「あぁぁ、やっぱりなぁ〜」と言う気持ちです。
前半に追いついたとは言え、攻撃ができていない状況を考えれば、前節調子の良かった山下さんに交代するのは仕方ないだろうな、とハーフタイムに感じておりました。
3バックにし、大野クンをボランチに下げて後半はスタートするのですが、後半開始直後、平山クンが上げたクロスをジェフの選手がゴール前でクリアミス。
高々と上がったボールは臨海の風に舞うようにスゥ〜ッとゴールに入ってしまいました。
オウンゴールの得点に異常に盛り上がるゴール裏、そして「やっちゃったコール」
思えば、今日のゴール裏はちょっとおかしかったです、いい意味で。
あまりにも寒い臨海の夜に逆にテンションが上がってしまったのか、立って応援しているサポーターはあの仮設っぽいスタンドの上で足を踏み鳴らし応援をしてました。
そんな中でのオウンゴールはテンションをさらに上げるにはちょうどいい材料となってしまいました。
が、そんないい状況の試合に冷や水をかける人間がいました。
ゴール前に上がったクロスを雄太さんががっちりキャッチすると「ピィー」と笛が吹かれました。
ん?なんだ?ジェフがファールなの?何、こっちがファールなの?何でよ?誰がファールなのよ?と言う声がゴール裏のあちこちから起きました。
後からテレビで確認しましたが、近藤クンがどうやら相手を押さえてのファールだったようですが、いつもは敵味方関係なく冷静に判断している(試合中は別ですが)もりやすが「どこがイエローなんだよ?」と言うほどでした、私もそう思います。
先週のトラウマか何だか知らないけど、だったらもっと神経質になって然るべき所があるんじゃないの、と言いたいよ。
結局、PKは決められて同点。
が、このPKでゴール裏は俄然やる気になり、「こんなジャッジに負けるな」と言わんばかりで、さっきよりもさらに大きい声量で応援を始めました。
いつも失点するとゴール裏の応援も小さくなりがちですが、ゴール裏には負けず嫌いが揃っているんだな〜と思ってしまいまいした。
そんな応援に押されて攻撃を仕掛けますが、結局、引き離すことができないまま試合終了。
以下、雑感です。
・ゴール裏に挨拶に来た選手に思わず、「岡田に負けるな〜」と言ってしまい、もりやすに苦笑されました。でも、選手やチームの力量で負けるならまだしも、そうじゃない部分で足を引っ張られるのは我慢できないです、それぐらい今日のジャッジは不可解な部分が多かった。
・クレーベルは後半からの男なのか・・・プレーにちょと波が。
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