トップページ柏レイソル観戦記>2005.2.20 ジェフユナイテッド市原・千葉×柏レイソル

■2005Jリーグプレシーズンマッチ 第11回ちばぎんカップ
2005.2.20(日)13:00〜 市原臨海競技場
ジェフユナイテッド市原・千葉 0−1 柏レイソル
【得点者】柏−永田充(76分)

■もりやすの感想

 お久しぶりの観戦記でございます。そして、待ちに待ったシーズンでございます。

 歴史と伝統のある世界3大カップの一つ「ちばぎんカップ」。俺は毎年プレシーズンのこの試合は、どうしてもほんわかと観戦してしまいます。

 今年に入って初めて見る柏のサッカーへの期待や喜び。久しぶりに声を張り上げる機会などということもあり、薄ら笑顔をうかべながら見るという気持ちの悪い俺です。

 久しぶりに見る柏の戦士たちの勇姿。やっぱいいよね〜。期待で胸も高まります。おまけに、やっぱり「アフダック」が最高にいいねえ〜。レプリカほしいね〜。



 さてさて、試合の方はというと、前半・・・・不安にさせます。俺が今期待のしたいのは、やはり完全復活のリカ様とクレーベル。しかし、序盤からミスが目立ちました。あきらかにボールが足についてない感じがしました。

 おまけに波戸不在の4バックも正直微妙です。もとはCBが得意と思われる4人の4バック。やはりサイドに不安を感じます。バウルはやりづらそうだったなあ・・・

 攻撃も左右どちらかに偏り気味で、大胆なサイドチェンジとか見たかったけど、なにぶんスペースを使い切れていない気がしました。それと安永氏はもっと高い位置でのプレーが生きるのかな?とも思いました。

 それでも、期待できる面もありました。俺が感じたのは、「繋ぐ」ということ。細かいパスをテンポ良く繋いでいき、攻撃のリズムとアクセントをつけようとしている感じを受けました。今やお家芸とも言える「走る」ジェフ相手にそこそこだったと思います。

 攻撃のスペースが狭いので、多少「こねすぎ」の感もありましたが、こういうサッカーをしていこうという片鱗は見えたような気がします。クレーベルも「持ちすぎない10番」の好印象。早くチームと戦術に慣れてほしいです。

 前半は不安ながらも踏ん張り、ラッキーもありスコアレス。今年も大丈夫かいな・・・と思いつつ、3バックも見てみたいなあと思いました。



 すると後半、大事をとったかバウル・大野を下げ、平山・谷澤を投入。3バックです。

 風上にも立った3バックの柏は、よかったですねえ〜。前半の課題であったサイドが見事に修正されたような感じで、実に良かったと思います。

 特に、完全復活の平山しぇんしぇ〜は良かった。視野も広く、クロスの精度もグー。一気に攻撃に去年にはなかった幅がでたように感じました。

 その反面、谷澤はドリブルがきれてました。対照的な2人の持ち味が十分出ていて、非常に見ていて興奮しました。リカ様も徐々にエンジンがかかってきて、俺を熱くさせます。

 前半で見せた繋ぐサッカーも、後半はよりシンプルに、効果的になっていました。このサイド攻撃に、完全復活した山下が加われば・・・楽しみでなりません。山下は決定機を思いっきし外しましたが、リーグ本番にとっておいたということにします。

 そして、得点。象徴的なシーンでした。試合開始からやっぱり寒かった臨海。しかしゆっくりながら太陽が見えだしました。サポ席からは「太陽出てきたぞ〜。ここで決めろ〜。」との声援も聞こえます。谷澤が得たPAギリでのFKでした。

 お日様が柏の戦士たちを照らした途端に待望の得点。俺は一人で勝手に「なんてドラマチックなんだ。」と思っていました。そしてそれは、今年の柏を照らす希望の光だ、やっぱり太陽は柏の味方だと勝手に感動していました。

 後半はジェフを圧倒し、試合終了。プレシーズンでもやはり勝ちは嬉しい。素直に喜ぶと同時に、これからまた厳しいシーズンが始まるんだなと身の引き締まる思いがしました。



 その後、サテ観戦は断念し、うまい中華屋「龍高飯店」で祝勝会。おいしいゴハンを食べながら、勝ちを喜ぶとともに、寂しい気持ちも・・・

 やはり俺は、「リーグ戦の勝ち点3」に飢えてることを実感しました。もう一度気合を入れなおして、柏の戦士たちをサポートしたいと改めて思った次第であります。

 いよいよ2週間後から開幕です。1試合でも多く感動できる、喜べるよう、今年も頑張りたいなあと思いました。


■しなこの感想

 いや〜、久しぶりだねぇ〜。


 本日のスタメンは、永田クン、中澤クン、近藤クン、土屋さんの4バック、明神様・リカさんボランチ、2列目に大野クン、クレーベル、そして玉田クンと安永さんの2トップと言う布陣。


 やっぱり順位とか勝ち点とかと関係がない(レッドカードもらったら関係してくるのかもしれませんが)からか、気持ちに余裕がありました。
 どれくらい余裕があったかと言うと、初めて聞く応援歌の歌詞が分からないので(もりやすはサポミーテイングに出てたので知ってた)適当に歌って、あまりの適当さにもりやすに怒られたぐらい。


 が、前半はそんな余裕も少々揺らぐぐらい不安定なプレ−の連続でした。


 守備の選手を4人並べたせいか、サイド攻撃があまり上手くいってなかったように思いました。
 おまけにボランチ2人やクレーベルが最終ラインに吸収されて時々6バックや7バックに見えてしまい、ゴール前まで簡単に詰められる場面が多かったです。
 ああ言う4バックは確か昨年も経験しているはずなのに、なんで使うんだろうと不思議に思います。


 何度か危ない場面がありましたが何とか守りきりハーフタイムへ。
 久しぶりに参戦のとしクポさんと共に前半の反省会を始めました。
 としクポさんは寒さのためダウンを着込んでおりましたが、そのダウンの下には「24」のユニが隠れているのを思い出し、「やっぱり平山先生だよねぇ〜、(平山クンが)出てきたら、ダウンを脱いで背中の「24」を見せるんだよね〜。」ととしクポさん言うと、ちょっと顔が青くなってました。


 ダウンを脱げ、と言うのは冗談にしても、今の状況では失点を防ぐのが精一杯でゴールなんて狙えない。
 やはり3バックにするか、そうでなければ平山クンを入れるのがいいんじゃないか、って言うか控えのメンバーを考えれば平山クンを出せ、と言う話になりました。


 そんな結論を出したころハーフタイムが終わり、選手が出てきました。
 ピッチの脇を見ると白のユニの選手が2人立って、交代を待っています。


 しなこ:「あっ、あれ平山先生じゃないの?」
 もりやす:「としちん、今じゃねぇの、(ダウンを)脱ぐタイミングは?」


 太陽夫婦にそう言われ、青白い顔のとしクポさんもさすがにチャックに手をかけましたが、強い臨海の風に吹かれ「まだムリだぁ、面目ねぇ」と言う表情で返されました。


 土屋さん→谷沢クン、大野クン→平山クンに交代で後半スタート。


 この交代は当たりました。
 両サイドが高い位置でプレーでき、谷沢クンがドリブルで走り回ると今度はジェフが守りを固め始め、簡単にゴール前へ詰められることも減り、全員が落ち着いてプレーできるようになったと感じました。
 前半、安易なミスが多かったリカさんやクレーベルも試合に慣れてきて、リカさんの「かっさらう」パスカットを久しぶりに見ることができました。


 そんな中、ペナルティエリア左スミ付近で谷沢クンが倒されFK。


 玉田クンが蹴ったボールはゴール前にいた近藤クンへ真っ直ぐ飛んでいくのですが、近藤クンはそのボールをかわしてスルー。
 逆サイドに待っていた永田クンが蹴りこんでゴール!


 一瞬、ゴールの上に飛んでいってしまったかと思いましたが、ちゃんとゴールにボールが収まっている所を見てやっとゴールしたんだと言う実感が湧きました、うん、やっぱりゴールはいいよ。


 その後もハーフタイム反省会で一押しだった平山クンがいいプレーをする度に「ダウンを脱ぐのはまだですか?」と言う顔の太陽夫婦と「まだです」と言う顔で返すとしクポさんの攻防が続きますが、そのまま試合終了。
 途中、ちょっとチャックを降ろしましたが、30秒ほどで終わってしまいました、ちっ。


 まだまだだ、と言う気持ちもありますが、今日見えた課題を克服してくれれば今年はもう少し楽に観戦できるかな、と言う希望も見えた試合でした。


 勝ち点とか関係ない、とは言ってもやはり勝ってくれるのはうれしいよね。



 以下雑感です。

・MVP・・・平山クンでももちろんよかった(もらうぐらいの働きはしてたと思います)けど、素直に永田クンでもよかったのでは?
・山下さんがどうしても「たわし」に見える・・・。



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