トップページ柏レイソル観戦記2004年>2004.11.23 柏レイソル×浦和レッズ

■2004Jリーグディビジョン1 2ndステージ第14節
2004.11.23(火)15:00〜 日立柏サッカー場
柏レイソル 0−4 浦和レッズ
【得点者】浦和−室井市衛(4分)、エメルソン(50分、62分、83分)

■もりやすの感想

 休日にもかかわらず、普段仕事に行くような時間に起き、普段仕事に行くような時間に出て日立台へ。しかし既に長蛇の列でした。私はまだまだ未熟です。

 さて、ホーム最終戦。柏公式サイト等から「期待してていいのかな?」と思い、試合が始まる前には信じて疑わなかった日立台の勝利は、この日も見る事はできませんでした。

 試合序盤、いきなり失点です。コーナーキックからフリーの選手をつくってしまった突然の絶望。この日も先制されてしまいました。それでも、失点の時間が早かったことをプラスに捉えて、「まだまだ、なんぼのもんじゃ」と思いました。  実際そこからは、柏にもいい形が見えます。この時間帯、ボールを支配していたのは柏だと思いました。徐々にリズムもつき、流れが傾きかけました。

 この日先発した山下。彼のくさびはスピードがあり、彼を起点にいくつかのチャンスが生まれました。しかしながら、シュートまでになかなか至らず、山下自身のシュートも弾かれてしまいました。

 前半終了。失点から持ち直した柏に後半への期待があがります。後半逆転して絶対勝てる、絶対勝つ。そう心の中で唱えながらハーフタイムを過ごしました。が、その後半は屈辱の地獄でした。

 前半の反省から、締めてかからねばならない後半の序盤に再び失点。さらに、永田の(不運といっていいと思う)退場。これで切れてしまいました。その後も懸命に声をからして応援しましたがダメでした。10人の柏はマーキングもずれ、攻撃に厚みがなくなり、悪循環に陥った挙句、ハットまで献上しました。

 結果、今季の日立台での最終戦が、今季の日立台での最多失点の敗戦となりました。試合終了の笛が鳴ったときの気持ちは、言葉にできません。



 俺は精一杯顔に出さないようにしましたが、体全体から涙が溢れそうになりました。試合終了後、足早に帰る人、その場に立ち尽くす人、それらの方々を見ながら、選手の最後の挨拶を見ながら、遠くの「赤」を見ながら、しばらく日立台をぼう然と見ていました。今季のホーム最終戦です。しんみりしちゃいました。



 次節が最終節です。今季のリーグ戦の最終試合です。柏レイソルには全てを出し切ってほしいと願います。

 惨めにすべっても、転んでも、おちょくられるようにボール回されても、その度に這い上がり、ひたすらボールに執着して走りまくって欲しいと願います。後悔なんかできないほど全力でやれば、結果なんか後からついてくると信じています。最終節を「全力」でサッカーしてください。

 最終節、かっこ悪くても、周りから笑われても、全力で試合する柏レイソルを俺は応援します。だって、我がタイヨウフウフが心底愛する柏レイソルというチームは、貴方たち以外にはいないのだから。見捨てるはずなどありません。だから、貴方たちの今の「全力」をこの眼に見せてください。

 大分行かれる方、一緒に力を合わせて応援しましょう。行かれない方、微力ですが皆さんの分まで声出してきますので、試合開始時刻に大分方向へ「念」をお願いします。(頼)

 

■しなこの感想

 本日のスタメンは、パラシオス、永田クン、近藤クン、波戸さんの4バック、ボランチに明神様と大谷クン、2列目に大野クンと増田さん、そして玉田クンと山下さんの2トップと言う布陣。
 永田クンが有休から復帰したのと、山下さんがスタメン復帰した以外はいつも通りのメンバー。


 今日こそは、今日の試合こそはサツさんを使ってほしい、と祈っておりましたがやっぱりダメでした。
 パラシオス・永田コンビであの素早いFW陣を抑えられるのか不安なまま試合開始。


 と思ったら、やっぱり不安は的中。
 FW陣だけが素早いのかと思ったら、ボールを持ってる選手へのチェックも早く、何度もバックパスをするいつもの光景となりました。
 おまけにバックパスをしても、諦めずに猛ダッシュする姿にヒヤッとさせられる場面も多かった、FWの本当の姿ってああなんだなぁ〜って敵ながら思ったりしました。


 試合開始直後に失点して目が覚めたせいか、前半は守りきりハーフタイムを迎えますが、後半が始まってすぐに失点し、永田クンが退場となった時点で選手の気持ちが切れたように見えてしまいました。
 小林クンを入れて、最終ラインを保とうとしますが、そのラインが後ろすぎ、そして、相手の選手をフリーにしすぎでさらに失点。
 ラインを保とうとする姿勢は分からなくもないですが、1点でも返してほしいのに相手が自陣深くまで来ている状態で誰も詰めないようでは、どうやってボールを奪って、攻撃をしかけるのか・・・。


 結局1点も返せぬまま試合終了。


 為すすべがなかった訳ではないです、攻撃も前節に比べればよかったし、「勝つぞ」と言う意気込みが垣間見える瞬間もありました。
 ただ「瞬間」でした・・・ホームで1勝しかしてない、だから今日こそは、最後のホームだから、「勝つぞ」と言うにはあまりにも少なすぎる瞬間でした。


 以下、雑感を・・・。
・もう「希望」のレベルではないです。次節はサツさんをスタメンで出して、って言うか、出せ、絶対に。
・谷澤クンはもっとシュートを狙ってほしい。ドリブル突破でなんとかチャンスを作ろうとしている点は評価しますが、いかんせん持ちすぎて最後のクロスなり、シュートまで行かないのが惜しいです。


 去年も思いましたが、最後の挨拶はもっとちゃんとやってほしいです。
 試合に負けて挨拶なんかやってられないと思う気持ちもあるかもしれませんが、待った割には「えっ?これだけ?」と言う内容、「挨拶がありますのでお待ちください」と言うアナウンスがあった割には監督や選手のしゃべりはなし。
 おまけにバックスタンドに向かっての挨拶はなく、バックのお客さんが呼んでいるのにかろうじて望さんが気付いて手を振ってくれましたが、後の選手は知らん振り。


 ホームで1勝しかしてないんですよ、それでも最後まで来た人たちに言うことはないんですか?



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