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| ■2004Jリーグディビジョン1 2ndステージ第11節 |
| 2004.11.10(水)19:00〜 国立霞ヶ丘競技場 |
| アルビレックス新潟 １−３ 柏レイソル |
| 【得点者】 | 新潟−ファビーニョ（72分） |
| 柏−波戸康広（5分）、永田充（38分）、玉田圭司（57分） |
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| ■もりやすの感想 |
遡ること４月４日。柏の葉で行われたホームの新潟戦。この試合から今年の柏レイソルの悪夢が続いていました。
その闇は現在まで晴れることはなく、未だに重い影を残しておりました。「リベンジ」することが断ち切るための最低限の必要手段であったのです。
震災という不幸な災害があり、試合の延期もありましたが、俺はこの試合を待ち望んでいました。「絶対に勝つ」試合前にうわ言のように唱えつづけていました。
試合開始。前への意識も感じられ、細かくパスを繋ぎボールを支配する柏に期待が高まります。その先制点も思い切りのいいものでした。
俺が見ている場所から、ボールとゴールが一直線。柏の選手（後に波戸と判明）が猛然とボールへ向かいます。「撃てっ！！」と俺が言うと同時に放たれたシュートは豪快にゴールへ吸い込まれました。
早い時間での先制点。積極的な姿勢が結びついた結果に、もう臨界点突破です。「そうだよ。シュートを打てば入んだよ。これだよこれ。」と思わずこぼした言葉に、俺の前にいた方が激しく同意してくれたことが凄く嬉しかったです。
その後は、新潟もリズムを作り、拮抗した時間が続きます。しかし、この日の柏は守備も頑張った。特に玉際に非常に粘りが感じられました。
攻撃に関しては、右からの攻めが良かったと思います。多少右に寄り過ぎな感はありましたが、２点目も右からの攻撃が起点です。前半２−０。本当に久しぶりの「パーフェクトな前半」だったと思いました。
勝負は後半です。このままの新潟であるはずがありません。それは４月に痛いほど味わいました。後半開始。やはり新潟の攻撃が目立ち、序盤から防戦となりました。
新潟のエジミウソンという選手は、スピードがある一方、ふわりとした柏にとって非常に嫌なパスを絶妙に送ります。待っているのはファビーニョや酋長です。やはり勢いづいた新潟は脅威です。
「何とか後半１５分を凌げば、必ずチャンスがくる。」と思い、応援しつづけました。するとカウンターから玉田が追加点。欲しいと思う時に決めてくれるエース。さすがの一言です。
その後、新潟に１点献上しますが、試合終了。３−１。絶対勝たなければならない試合に激勝しました。最高の試合でした。
この日の柏を振り返ると、玉際の強さは先に言いました。その他に、サイドからのダイレクトのクロスが非常に効いていたと思います。前節には全くなかったダイレクトのクロスのような、「ゴールへ繋がるボールの動き」が必要すぎるほど必要なんだと思いました。
個人的にＭＶＰを決めさせていただければ、玉田はもちろんなのですが、やはり俺は大野を挙げたい。彼のキープ力、パス、そして守備。どれをとっても素晴らしかった。大野がピッチにいるというだけで、安定感のようなものを感じました。大野最高！！
残りは３試合。この勝利はでかいです。結果云々の前に、内容が良かった。こんな試合を毎試合してくれることを切に願います。次の清水戦も頼みます。
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| ■しなこの感想 |
本日のスタメンは、パラシオス、永田クン、波戸さん、近藤クンの４バック、ボランチに明神様と大谷クン、２列目に大野クンと増田さん、そして玉田クンと宇野沢クンの２トップと言う布陣。
スタメン情報は千駄ヶ谷に向かう電車の中で知りましたが、一人で電車に乗っていたのにスタメンの中に増田さんの名前を見つけ「うひゃぁ！」って顔をしてしまいました、周りの人はさぞかし怪しいヤツだと思っただろうに。
増田さんの復帰、そして宇野沢クンのスタメン、あとサツさんがスタメンに入っててくれれば言うコトないのになぁ、と思いながら試合開始。
試合は序盤からレイソルペース。
特に右サイドの波戸さんが攻撃参加する場面が多く、１点目も波戸さんのクロスからでした。
波戸さんのクロスを宇野沢クンがゴール前でスルー、玉田クンに渡る前にカットされるのですが、そのボールを拾い大野クンから玉田クンへパス。
そこに走りこんだ波戸さんにスイッチするとすぐにシュート。
「今だ！打て！」と思った瞬間に放ったシュートはゴール右すみに吸い込まれていきました。
チャンスの時間帯に点が取れた、そして先制点が取れたことが大きかったです。
その後、新潟に押し込まれる場面もありましたが守りきると、そこからレイソルが押し返していきます。
ＦＫからノーマークの永田クンがヘディングで２点目。
反対側のゴールで誰が入れたのか、いや、その前にゴールしたのかも最初分かりませんでした。
前半に２得点と、いい雰囲気のまま後半へ。
大野クンが高い位置で相手選手からボールを奪うとこぼれ玉を宇野沢クンが拾い、玉田クンへパス。
相手のディフェンス陣が３人立ちはだかる間を縫うようにシュートを放ち３点目。
途中１点失いますが、守備陣が体を張ってゴールを守ってくれました、特に今日は永田クンの守備が光ってました、何度も体を張ってシュートを跳ね返していたし、果敢に前に出てパスをカットする場面が多かったです。
そしてロスタイムに入るとピッチサイドに交代の準備をしている選手がいるのに気がつきました。
誰だろうと思って双眼鏡をのぞくと背中に「３」の文字が！
あまりの嬉しさに「サツさんだよ！」と今日も応援でめいっぱいのもりやすの肩をバンバン叩いていました。
サツさんに交代する時、自然に大きな拍手が上がって、あぁやっぱり、みんな待ってたんだな〜と勝手に思ってしまい、ちょっと目頭が熱くなってました。
ただ、サツさんがボールを触る機会がなく試合は終了、とっても残念。
でも、後からテレビで見ましたが、玉田クンに自分のユニを引っ張って見せて、「俺のユニきれいだろ」みたいなポーズをしている場面があって、サツさんらしいなと思ったし、それを見た玉田クンの笑顔を見て、やっぱりレイソルには必要な人なんだよな、とも思いました。
今日は負けられない試合だったと思います。
って、もうずっと「負けられない試合」が続いているような気がしますが、連敗がスタートしたのは新潟戦だったし、すぐ後ろに迫ってきたセレッソのコトや、残りの試合のことを考えればどうしても勝って勝ち点を積み、勢いをつけたい・・・今日はそんな試合でした。
その試合で勝てたことは本当によかったし、何よりも選手の笑顔が見れたことが、本当に嬉しかったです。
個人的に言いたいのは・・・谷澤クン。
勝った試合に水を差すようですが、ファウルをもらいに行くような動きが目に付きました。
後でもりやすから聞きましたが、試合中にゴール前で倒されてノーファウルだった場面で私は「もらいに行くな」と怒ってましたが、早野さんも同じように怒っていたらしいです。
私のような素人を騙せないようでは監督や審判の目はごまかせません。
それよりももっと自分の武器を使って攻めれば、相手は自ずとファウルをしてでも止めなければならなくなります。
なので、もうちょっとがんばってもらいたいです。
あとは・・・大野クン。
他のチームに行って力をつけてきたんだなぁ〜、と感じました。
自分の持ち味でもあるパスだけじゃなく、ドリブルで切れ込んでいけば、懸命に相手と競り合い、守備にも全力を尽くす。
（レンタル）移籍が決まった時は本当に悲しかったけど、今の彼の姿を見ていると移籍の決断は決して間違いではなかったんだな〜と思います。
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