トップページ柏レイソル観戦記2004年>2004.6.5 鹿島アントラーズ×柏レイソル

■2004Jヤマザキナビスコカップ/Dグループ 第4節
2004.6.5(Sat)15:00〜 県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ 0−2 柏レイソル
【得点者】柏−茂原岳人(44分)、宇野沢祐次(82分)

■もりやすの感想

 きっかけは〜・・・・かしまっ!!

 と、いうことで、久しぶりの勝利に酔っているもりやすでございます。やっぱり勝利の後のビールが一番うめえよ。久しぶりの勝利の感想なので嬉しくて長いかもしれません。覚悟してください。



 試合前の移動中。妻しなこより、「本日は3バックでは?」との情報が。情報を受けた俺は、思わず「よっしゃ。」と思いました。ここ最近の柏を見た時、4バックでは何か守備が不安定というか、攻撃も中途半端というか、明確な根拠はなかったのですが、3バックにしてくんねえかなと思っていたからです。後ほど語る「今日のテーマ」を胸に秘め、高速を走ります。

 カシマスタジアムに到着。夏を感じさせる太陽の中キックオフです。前半、柏は?なジャッジ、カードにも表れていたハードなプレーに苦しみました。それでもシモ、ドゥドゥ、そして最終ラインと雄太が踏ん張り、拮抗した展開を見せていました。

 鹿島は平瀬が裏を狙いますが、オフサイドにかかります。4バックではあまりなかったオフサイド。やはり3バックの方がライン統率でき、コンパクトにサッカーができそうです。攻撃でも谷沢の動きがいい。ウノも踏ん張れる。いい感じです。

 「今日のテーマ」は、試合が終わるまで100%選手を信じきる、ということでした。最近の連敗により、心が荒んでいた俺。何てこともないバックパスでもすぐ「(ボールを)さげんな。」と思い、何を焦ってんだと反省する俺。前回の観戦記では、そんな自分を戒めるように、感想ではないようなことを書きましたが、この1週間で「試合が終わるその時まで、選手を信じてひたすら応援しよう。試合中は応援オンリーでいこう。」と心に決めていました。

 明神がトラップミスしても「ドンマイ」、茂原が危ういバックパスしても「ドンマイ」、ドゥドゥがインターセプトされても「気にすんな、取り返せ」。ひたすら応援、応援です。

 そうして終わりかけた前半終盤、左からのクロスが右に流れ、走りこんだ茂原の強烈ミドルで先制です。「えっ?入った?」と思うぐらい突然の、そして見事なシュートでした。待ち望んだ得点が、久しぶりの先制点という形で入りました。余韻覚めやらぬまま前半終了です。

 久しぶりの嬉しいハーフタイム。タバコもうまいっ!!妻しなこはしきりに「リプレイやんねえのか?リプレイ見せろ。」となお興奮中。それでも「後半大丈夫かなあ」と日焼けを気にしながら柏も気にする妻しなこ。俺は、「後半最初から守りに入ったらだめだな。もう1点だ。」と心の中で思い、もう1点を願いました。



 そして後半。俺の危惧は不要になりました。序盤から積極的な、そしてダイナミックな攻撃を見せる柏に、連敗中の片鱗は見られませんでした。とにかく後半のサッカーは俺を熱くさせました。サイドから起点に、シモ、ドゥドゥのサイドチェンジも見事で、再三決定機を作ります。

 しかし、悲しいかな決定力不足で追加点には至らず、時間が流れていきます。内容的には問題ないが不安な時間が流れます。3バックと雄太が体を張って踏ん張りますが、永田が交代。頼む踏ん張れっ!!

 そんな願いが通じたのか、カウンター気味の攻撃から、シモから絶好のボールがウノへ。柏ゴール裏全体が「こいっ!!」と願った瞬間です。ウノは俺らの期待を一身に受け、信じられないほど落ち着いて追加点を決めました。

 さすがにこの時ばかりは、俺の目にも涙が溜まりましたよ。ゼホベはノリノリ、ウノは俺らへガッツポーズです。この瞬間があるから、我がタイヨウフウフはついついスタジアムに観戦しにいっちゃうんだろうなと思います。

 その後は鹿島も攻めますが、試合終了。完封の勝利は今後に繋がる素晴らしい勝利です。

 この試合、妻しなことの共通意見は「シモとドゥドゥが素晴らしかった。」ということです。特にシモはなんと言ってよいか・・・失礼ですがあの年齢でそこまで見せてくれるのかと脱帽しました。さすがキャプテン。最高です。

 ドゥドゥも良かった。彼にとって苦しい時期が続いたであろうと察しますが、間違いなくこの試合が彼にとっての転機になるのではと思います。広い視野と献身的な守備。これからもCKの時俺らを煽ってください。

 他のメンバーもみんな最高だよ。シゲはシュー練の成果か?素晴らしいシュートだぜ。これからも練習続けてガンガン点取ってくれ。明神早く良くなってくれ。谷沢よ次も決めてくれ。誰がなんと言おうと雄太は俺の「神」だ。近藤も良かった。増田・・・・・「枠」・・・頼む。・・・



 それにしても連敗のモヤモヤをカシマスタジアム初勝利で吹っ飛ばすなんて、ある意味役者な柏レイソルだ。こっからは立ち止まらずにガンガン行こうぜ。

 この試合で、いろんな柏サポが柏の選手たちに「やればできる子たちなんだからっ!!」って思ったとか思わないとか・・・とにかくここからまた新たな1歩です。勝利の余韻もそこそこに突き進みましょう。

 ナビスコもまだ自力で行けるぜ。そして次はリーグ戦だぜ。そしてそして、次の勝利はやっぱり「日立台」だぜ〜っ。


■しなこの感想

 もう泣いちゃったよ、あたしゃ。


 本日のスタメンは永田クン、近藤クン、ナベタケさんの久しぶり3バック、シモさん・ドゥドゥのボランチ、右に茂原クン、左に明神様、そしてホベルト、宇野沢クンの2トップと言う布陣。
 練習でのケガがひびいたのか山下さんがいないのと、左サイドの明神様が正直不安でした。


 が、いざ、試合が始まると宇野沢クンも明神様もしっかりを仕事をしてくれました。
 特に宇野沢クンはロングボールがあがれば懸命に走り、懸命に競ってくれました、「そうだよ、それだよ、宇野沢クンのいい所はそれなんだよ」と思うような姿でした。


 前半ももう少しと言うというところで、明神様→増田さんに交代。


 久しぶりに試合で見る増田さんにちょっと浮かちゃった直後、谷澤クンのクロスが右に流れ、その先にいたのは茂原クン!
 一瞬、GKに止められちゃったかと思ったら、もりやすが「入った入った!」と叫んでいるのを聞いて、ゴールだと分かりました。


 いい雰囲気の中でハーフタイムを迎えましたが、ここら辺からしなこさんの心の中には言い知れぬ不安がモクモク湧いてきました。


 だって、ここはカシマスタジアム。


 1回も勝ったことはないし、何度も「あと少しで勝利と言う試合」を落としてきた場所・・・そんな過去が「今日もそうなったらどうしよう」と言う不安になって表れました。


 後半は時の経つのがとても遅く感じました。
 特に鹿島のFW陣がガラッと変わって、柏ゴール前を走り回る姿を見た時は不安いっぱいで声を出して応援できる状態ではなかったです。
 でも、そんな中、シモさん・ドゥドゥを中心にプレスをかけてはボールを奪い、DF陣と雄太さんが体を張ってゴールを守ってくれました。


 ゆっくりと時間が流れる中、シモさんがボールを奪うとカウンター一閃。


 ゴール前、宇野沢クンとGKが1対1になると落ち着いてシュート!
 宇野沢クンがゴール裏に向ってガッツポーズをしてくれた時は涙で宇野沢クンがちょっとぼやけちゃったよ、ウワーン。


 ロスタイムに入っても心の中は不安でいっぱいでしたが、何とか守りきってくれて試合終了。
 今日は感じることができました、「勝つ!!!」と言う気持ちが、だからこそ勝ってくれて本当によかった。


 個人的には・・・全員良かったよ。
 あっ、でも、ドゥドゥのFKはものすごいしびれました、ドゥドゥはホントにすごい選手なんだと分かったようなFKでした。(ごめんよ、ドゥドゥ)
 あと、増田さんが宇野沢クンと同じようにGKと1対1になったシーンがあったのに、ホームランしちゃった場面はちょとガッカリ、決めてくれればもっとはっちゃけられたのになぁ。


 試合終了後、選手がゴール裏に挨拶に来た時、泣いちゃったよ。


 自分自身、勝ってよかったと思うし、何よりも勝って選手たちの笑顔を見れたのが嬉しくて嬉しくて、「うんうん、良かったね、良かったね」って思ってたら、増田しゃんフラッグ掲げたまま泣いちゃったよ。


 また、あの笑顔が見たいよね。


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