トップページ柏レイソル観戦記2004年>2004.5.22 サンフレッチェ広島×柏レイソル

■2004Jリーグディビジョン1 1stステージ第11節
2004.5.22(Sat)18:30〜 広島ビッグアーチ
サンフレッチェ広島 3−0 柏レイソル
【得点者】広島−オウンゴール(17分)、森崎和幸(63分)、服部公太(78分)

■もりやすの感想

 失望。

 俺は前回の観戦記で「あの」サッカーを続けてくれと書きました。この試合はそんな俺の期待を見事に裏切りました。そのことに対する失望です。



 日曜日の夜に帰ってきて、OGがえらい騒がれているのにビックリしました。リアルタイムで見た瞬間は確かにえっ?と思いましたが、俺から見た柏サポ席はOGの失点は特段どうってことありませんでした。どんな形であれOGはOGだし、比較的早い時間だったので充分逆転できると信じていたからです。

 「こっからこっから」「まず1点返そうぜ」「気持ち切り替えろ」「逆転すればいい思い出だよ」そんな声がスタンドから選手に向けられましたし、失点後も俺たちは柏の勝利を信じて疑いませんでした。しかし、結果は0−3。2点目はラインを下げすぎて全く人についてなく、3点目も甘いマークが原因の失点でした。



 前節の高い位置からプレッシャーをかけていくサッカーが全くできていない・・・。全くできていないからボールをただクリアするだけ。パスもまともに繋がらない稚拙な攻撃。10番はツルツルすべってばっか。・・・裏切られました。失望です。

 大体点を取れなさすぎだよ。柏の攻撃がゴールに向っていく感じがしないもん。広島の選手が全員戻ってから攻撃組み立てるってどういうこと?しかもパス出したやつは「出して終わり」かよ。途中出場した山下のようにパスを出した後こそ走りまわらなきゃ。ちばぎんの時できてたことが何故できなくなってる?

 ファーストステージの総得点見た?1ケタって・・・・正直情けないぞ。どんな形であれOGはサッカーやってりゃあることなんだよ。どうってことないよ。そんなことよりも問題なのは点を全く取れずに負けたってこと。これはチーム全員の問題。ゴールを奪って勝つという強い気持ちをプレーで、結果で見せてくれ。

 失意のあまり乱文であることをお許しください。そして勝手なお願いですが、失った信頼を取り戻してください。



 ああ・・・気持ちが荒んでいく・・・まったく・・・

 俺の愛する妻しなこを泣かせた挙句、風邪をおして観戦に来た妹としちんの熱を再び上げさせるとは・・・・

 柏レイソルどうしてくれるんじゃい!!まったく・・・

 ・・・以上!!(・・・おあとがよろしくないなあ・・・)


■しなこの感想

 打ちのめされてるなぁ。


 本日のスタメンは中澤クン、永田クン、小峯さん(右)、近藤クン(左)の4バック、ボランチには明神様とシモさんに代わってリカさん、2列目に茂原クン、永井クン、そしてホベルト、玉田クンの2トップと言う布陣。
 波戸さんは?ドゥドゥは?平山クンは?スタメンじゃないの山下さん?と言うのがスタメンを見た感想。


 試合は序盤こそ調子がよさげだったものの時間が経つごとに悪くなっていく状況でした。


 OGについては、たぶんこの観戦記を見てる方はすでにテレビやネットでイヤって言う程情報を得ているだろうから省略しますが、少なくともゴール裏の反応は騒がれている程悪くなかったと思います。
 そりゃ失点だし、一瞬「えっ?」って空気は流れましたが、いち早く気持ちを切り替えて応援してましたよ。
 それに雄太さん一人だけの責任ではないですよ、DFは目の前で見ていたのにも関わらずただボーッと見ているだけだし、その後、点取ってくれればこんなに騒がれることもなかった。(toto的にどうかとは思いますけど・・・)


 その攻撃と言えば・・・何から言っていいのか、てなくらい攻撃ができてない。


 とにかくパスが繋がらない、終盤は足も止まって中盤でボールを持った選手が出し所を探してウロウロする始末。
 前々節くらいにも同じコトを書いたような気がしますが、そんな状況でパス出しても「どうぞカットしてください」って言ってるようなもんでしょ、そう言う苦しい時間こそ「走魂宣言」じゃないのか?と言いたいよ。


 2トップはドリブル突破をしかけてはあっさりボールを奪われる。
 2列目はサイドに流れてクロスを上げることしかしない、ゴール前に人がいないのに上げても仕方ないし、高さのない2トップに「DFと競れ」と言うようなクロスを上げてもそれは無理と言うもの。
 DFは前にボールを出すことしかできずにクリアも小さいから、すぐにボールを奪われてしまう。


 ・・・書いてたらキリがなくなってきそうですが、何よりも前へボールを送る意識が全く感じられませんでした。
 見ていると広島の方がよりスムーズにゴール前にボールを運んでいるように感じられました。
 もりやすの言うとおりプレッシャーとか自分たちから仕掛けていく動きが少ないから、動いている割にはボールが前にいかないじゃないのかなと思います。


 結局、後半に2失点して試合は終わりました。
 2失点ともサイドに振られて、守備陣が乱れたところを決められてしまいました。


 唯一とも言える光明は山下さんが入って、少し攻撃が良くなったことくらいです、ホントにそれくらいしかない。


 ・・・


 終盤、広島の3点目が入り、敗戦ムードの中、それでも、黙々とアップをし続ける望さんの姿がありました。


 その姿を見つけた時から泣きそうだったのですが、試合終了後、堪えきれずに涙してしまいました。


 望さん、どんな気持ちで見てたんだろう・・・。


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