トップページ柏レイソル観戦記2004年>2004.5.2 ジェフユナイテッド市原×柏レイソル

■2004Jリーグディビジョン1 1stステージ第7節
2004.5.2(Sun)18:00〜 市原臨海競技場
ジェフユナイテッド市原 1−1 柏レイソル
【得点者】市原−佐藤勇人(30分)
柏−明神智和(70分)

■もりやすの感想

 ・・・わたくし、5月に入った途端に風邪をひきまして・・・かつてないほど最悪のGWに突入したもりやすでございます。

 それでも、明日も寝れるからいいかと思って行った市原が、わかってはいたけど信じられないほどに寒い。意識朦朧としながら観戦です。

 さて千葉ダービー。バックスタンド空席の異様な感じで始まりましたが、前半やはり柏の立ち上がりが良くない。好調な市原、不調の柏と見れば、当然とも受け取られかねない内容ですが、それにしてはミスが目立ってしまいました。

 前半は0−1。点差は僅かに1点で、その失点もほとんど交通事故のような不運のものでしたが、スコア以上に、内容的に不満というか、不安が残りました。佐藤と明神のデキの違い、坂本と増田のデキの違い、DFの走る質の違いがそのまま結果にでて、しかも後半も変化がなかったらこのままダメかもという不安でした。

 市原ってのは走ると言われています。確かに運動量はあると思いますが、俺が思うに、それ以上にいい意味で極力リスクを回避して簡単にプレーしているなあと思います。だから走っても無駄な走りが少ないのではと感じました。もちろんそんなことは1日2日でできることではないですが。ジュビロのような圧倒力を感じない分、自分たちが走り負ければ試合にも負けるという厄介なチームです。

 後半。柏が意地を見せてくれました。高い位置からのチェックと最終ラインの踏ん張りで、市原の攻撃を封じ徐々にペースを作ると、一気にカウンターを仕掛けます。後半から出た谷澤とゼホベが抜群の個人技で市原のラインを下げさせていきます。

 そして同点はゼホベからでした。鮮やかなドリブルでラストパス。決めたのは前半ミス多発で妻しなこ大激怒だった明神です。意地を見せてくれました。ゼホベは俺たちの前まで来てくれてどうだと言わんばかりのアピール。興奮の坩堝です。

 ゼホベはだいぶ持ちすぎる感がありますが、乗せると手がつけられません。あのドリブルは本当に圧巻でした。明神と一緒に飛び込んだリカのちっこいガッツポーズも嬉しかった。まさに柏全員がとった同点弾でした。

 そこからは点を取っても取られてもおかしくない激しい攻防の末引き分け。同点後は、時にトップに、時に最終ラインに顔を出す波戸の動きが光りました。今後も楽しみです。

 引き分けという結果に残念ながらも、アウェーということを考えれば、よく頑張ったと思います。ちびっと残念なのは玉田。キツイのはわかるけど同じ環境にいた茶野に押さえ込まれてはいけません。次は期待しています。

 後半のサッカーを前半から見せろとは何度も言ったような気がしましたが、とにかく勝つという欲望を、意地を、見せてくれたと思います。次こそ勝利を。勝利をプリーズ。



 追伸

 ちなみに病状は回復していません。次の5日までに間に合うかな・・・5日って・・・雨なの?


■しなこの感想

 引き分けに持ち込めたってだけで、よしとしなきゃいけないのかな・・・。


 って、3日前にも同じこと言ってたぞ。


 本日のスタメンは、永田クン、ナベタケさん、中澤クンの3バック、ドゥドゥ・明神様のボランチ、右波戸さん、左増田さん、トップ下リカさん、ホベルト・玉田クンの2トップ。
 正式には波戸さんもDF登録ですが、見た感じ3−5−2でした、たまに明神様や増田さんが下がりすぎて5バックくらいに見えることがありましたけど・・・。


 前半はほとんど市原ペース。
 自分たちのやりたいサッカーができているか、いないかでこれほど違うのかと言う感じでした。
 不思議なことにメディアで騒がれているほど市原はあんまり走っている感じがしないのです、でも、気がつくとボールを持ってる選手に詰めていたり、気がつくとFWを追い越している選手がいたり、カウンターだったのに気がつけばゴール前に市原の選手がワラワラいたりと、走りどころを押さえているんだなぁ、と後からテレビを見て思いました。


 それに引きかえ、レイソルは不用意にバックパスしすぎ。
 失点もホベルトがリカさんにバックパスしたボールをあっさりかっさらわれたことが原因でしたし、とにかく、動かないからパスされてから慌てて動いているのが見てて分かりました。


 が、後半に入るとレイソルも少し落ち着きを取り戻したのか守備陣が踏ん張って攻撃を跳ね返すと、増田さんに代わって入った谷澤クンからじりじりと攻撃を仕掛けていくようになります。
 そんな中、いつものとおりホベルトがドリブルで再三強行突破を計るのですが、なんと今日はゴール前まで突破できてしまい、ゴール前へ流したボールを明神様が押し込んで同点。


 その後は珍しくダービーマッチっぽくお互い攻め合いの末引き分け・・・と言いたいのですが、点を取られなかったのは運が良かった程度で、危険な場面はレイソルの方が多かったと思います。


 今日は個人技の力で何とか同点に持ち込めたけど、これってどうなんだろうね、と感じずにはいられない試合でした。



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