トップページ柏レイソル観戦記2004年>2004.4.17 ヴィッセル神戸×柏レイソル

■ヴィッセル神戸戦
2004.4.17(Sat)15:00〜 神戸ウィングスタジアム
ヴィッセル神戸 2−0 柏レイソル
【得点者】神戸−播戸竜二(25分)、和多田充寿(75分)

■もりやすの感想

 ふざけんな。金返せ。

 やる気がないならやめちまえ。

 何回同じミスしてんだ。何考えてんだ。

 走魂宣言?優勝?口ばっかりじゃねえか。



 これらの言葉は、試合後のスタンドからの声です。俺も試合中、試合後、これに近い言葉を選手に対し叫びました。

 これらの言葉を選手に対して向けた人たちは、みんな柏レイソルのことを心の底から愛している人たちです。柏レイソルが好きで、柏レイソルの勝利を信じて、神戸まで応援にきた人たちです。

 言葉だけを見ると、とても愛しているものに向ける言葉ではないのかもしれません。でも、俺自身は、柏レイソルを愛しているからこそ、この試合や、この試合の選手に対してでた言葉であり、みんなもそうなのだと思います。

 俺は柏レイソルの勝利を見て幸せになるというささやかな欲望があります。でもその欲望をかなえるためには、自分では何もできません。選手に託すしかないのです。だから、声がかれるまで声を出して応援します。可能な限りスタジアムに足を運びます。

 そんな奴らがいるということを、この日試合に出た選手は感じてくれているのか。試合後の帰りの電車で疑問に思い、こんなわけのわからない感想を書いています。



 負ける事が悪いのではありません。負けを恐れる必要もありません。でも勝とうとする気持ち、勝とうとするカタチが全く見えない試合は、ただの苦痛です。この試合はそんな試合でした。

 試合後、妻しなこは俺に、「こんな試合を見せられて、自分たちは何もできないのだろうか。」といいました。自分たちの叱咤が、本当に選手に届いているのか、選手は本当にサポーターのために真剣になってくれているのか、ここ数試合を見て疑問に思ったからでしょう。

 妻しなこはさらに、「それでも信じつづけて、見つづけるってことは、そう簡単にはできないよね。」とも言いました。我妻ながら、非常にいいことを言います。

 そう簡単にはできないことをやっているのが柏サポであり、選手には絶対に、そんな奴らがお前たちの傍にいるってことを忘れて欲しくないと思います。

 選手のみなさん、ハートに響く試合をしてください。そんなあなたたちが見たいのです。その上で勝ってくれたら、俺はバカみたいにはしゃぎます。幸せになれます。



 次節も神戸です。神戸の試合で連勝が止まり、神戸の試合でどん底に落とされました。だから、次の神戸の試合でケリをつけて、俺たちに対して「信じてていいんだよ」という気持ちを見せてください。


■しなこの感想

 行かなきゃよかった・・・




 ・・・とは思わないけど、試合のことを思い出すとため息が出てしまいます。


 本日のスタメンは近藤クン・永田クン・ネビネビの3バック、明神様・大谷クンのボランチ、右茂原クン、左谷澤クン、トップ下リカさん、玉田クン・ホベルトの2トップと言う布陣。
 スタメンに増田さんがいなくて「なんだよー」とか思いながら試合開始。


 が、試合は終始神戸ペース・・・と言うか、神戸の調子うんぬんよりレイソルの選手たちが「どうしたんだよ、おい」ってな感じで絶不調。


 とにかく、


 動かない

 走らない

 ボールを持ってる相手に詰め寄らない

 競れない

 競らない

 守備陣も攻撃陣もボールを持ちすぎ

 連携ができていない・・・と悪いトコロのオンパレード。


 これで失点がなければ、もしくは、失点していても得点をあげていられれば、少しはマシかと思いましたが、攻撃も守備も全くチグハグな状態。


 2トップの2人と谷澤クンはどうにか事態を打開したいらしく、ボールを持つと中央へドリブルで切れ込んではあっさり相手にボールを奪われる。
 囲まれるのが分かってるなら、なぜその前にゴール前に上げるなり、パスを出すなりを考えないのか、ホベルトにいたってはファールを誘う作戦なのか転んでは審判にアピールするを繰り返すばかり。


 リカさんが何度ゴール前にスルーパスを出しても誰も反応しないのにイライラしている姿がかわいそうで仕方ありませんでした。


 守備に関しても、セットプレーで誰が誰をマークしているのか全く分からない。
 自分の目の前に落ちてきたボール・・・相手も走ってきてるのは分かるけど、自分が一番近い位置にいるのは分かってるんでしょ?なぜ相手にあっさりプレゼントしちゃって後ろに下がって、カウンターの起点にさせちゃうの?


 閉塞感が次第にガマンできなくなってきたころ谷澤クン→貴章クン投入。


 が、交代直後、カウンターを阻止しようと相手選手にタックルした途端、足を抑え、ピッチの外に転がり出てしまい、結局そのまま交代。
 ケガをしたコトは不運だったと思いますが、正直「なんでそこでケガするんだよ、何しに出てきたの?」と感じざるを得ませんでした。


 でも、もっとガッカリだったのは貴章クンに代えて、なぜ落合クンなのか。
 監督はスコア分かっているのか、それとももう負けを前提に考えてるのか、それともいったん守備を落ち着かせるためなのか、まったく理解できませんでした、そんな時間はもうないだろうと。
 結局ラスト5分で玉田クン→増田さんに交代しましたが、何もできないまま試合終了。


 終盤に大谷クンが自分出されたパスを足が出ずに相手に奪われた場面が印象的でした・・・


 「走魂宣言」は結局、「絵に描いた餅」なのか、と。



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