トップページ柏レイソル観戦記2004年>2004.3.21 東京ヴェルディ1969×柏レイソル

■東京ヴェルディ1969戦
2004.3.21(Sun)14:00〜 味の素スタジアム
東京ヴェルディ1969 0−1 柏レイソル
【得点者】柏−永田充(81分)

■もりやすの感想

 本文とは全く関係ありませんが、いかりや長介さんのご逝去に対し心よりご冥福申し上げます。長さん・・・。



 さあ、今年初アウェーです。相手は東京、なにかとお子様が話題になっていますが、是非とも大人社会の厳しさを叩き込んでもらいたいものです。そんな試合は、いい意味でも悪い意味でも非常に興奮した試合になりました。

 試合後の率直な感想は、「勝ってホントに良かった〜」に尽きます。この勝利はマジででかいと思いました。



 この試合、柏は前半からなかなか攻撃のペースをつかめません。試合後の結果で、「東京にボールを持たせる戦術だった」ことがわかりましたが、セカンドボールは拾えず、サイド攻撃も機能せずとモヤモヤする展開でした。

 まれにカウンター気味にシュートまで持っていくも、明神のシュート以外はおしい場面もなく、次第に放り込むだけのサッカーになりがちでした。ちばぎんを見てしまった俺には正直欲求不満です。

 特にこの試合、山下が全然絡んでませんでした。山下を起点にする攻撃は魅力があるのですが、山下の調子も今一つのようでした。

 東京に試合を徐々に支配される展開。東京のシュートがポストにあたった場面は、ちびりそうになりました。内容が決して良くは思えなかった中で前半終了。選手に対するいらいら、ジャッジに対するいらいら等が次第に高まってしまいます。



 後半、立ち上がり早々は良かったものの、5分を過ぎるとまたしても東京のペースに。このままではヤバイよ、心臓が痛くなる東京の攻撃にゴールを割られるのは時間の問題ではと非常に不安になりました。

 ここから流れが変わります。いまや柏に不可欠の存在になりつつある谷澤の投入。そして、調子のあがらない山下に替えホベが入りました。ここから一気に攻撃に幅がでたように感じます。

 ホベには独特のリズムを感じます。動きの「自由人」っぷりは「ホベ」と呼ばれる所以か?去年のホベも自由人だったが・・・。ホベは持ちすぎる感がありますが、スピードもあり、ゴールの匂いが感じられました。・・・と思ったら「神の手」使っていきなりイエロー。う〜ん自由人・・・。

 谷澤とホベによって、攻撃も鋭くなり、試合はがっぷり四つへ。谷澤の「ちょこんとループ」はぎりぎりではじき出され、ホベの決定的な場面もゴールに至りませんでした。

 それでも、ホベ→谷澤のシュートからCKへ。ここで玉田のキックはファーへ・・・待っていたのは永田です。

 一瞬入ったようにも見えるボールは外へ・・・・選手がさかんにアピールします・・・どっちなんだ線審・・・判定は・・・ゴールです!!

 これまで納得のいかないジャッジを繰り返してきた主審・線審が、このときばかりは「神様」に見えました。まったく都合のいい俺です。とにもかくにも永田リーグ初得点。どうしても欲しかった得点に、俺たちはただただ歓喜です。



 そして、残り10分。東京の猛攻がありましたが、「トップホスト」雄太の懸命の守備でタイムアップ。逃げ切った。貴重な勝利をモノにしました。

 この勝利はでかい。内容は決して良くはありませんでした。ドゥドゥも正直今一つ、いや今二つ。ボールを支配される苦しい試合でしたが、今は勝利と言う結果に大満足したいと思います。ホントに勝って良かったよ〜。



 ちなみに「和製ロナウド」は・・・ナベタケに大人社会の厳しさを教わったようです。本人が言うように、ホントに騒ぎすぎだと思います。スタメンというよりジョーカー的な使い方のほうがいいのでは。スタメンで出てきた時点である意味こっちのものと言えたかも知れません。

 ただ、年齢にしては確かに非凡さは感じるので、是非とも日テレの犠牲にはなってほしくないなあ。日本サッカーのために騒がず育ってください。森本で騒ぐならGK高木で騒ぐべきです。今日は敵ながらあっぱれなセービングでした。



 これで連勝。勢いがあります。是非ともこの勢いを持続させてほしい。次はカップ戦ですが、リーグ次節は新潟。新参者に弱い柏は、勝って兜の緒を締めなくてはなりません。ホームでは絶対に負けてはいけないのです。

 とにもかくにも、今日はホントに良かった。ホッとしたし、何より嬉しかった。ノドもガラガラ。でもいいのさ、この1週間もハッピーで迎えられそうです。

 次は神戸か・・・カップ戦も全力で行きましょう。果たして「人気だけイルハン」なのか「ストライカー・イルハン」なのか、はたまた神戸は変わったのかどうか、この目でしかと見てきます。


■しなこの感想

 もうちょっとDEENの歌聴いてあげてもよかったのでは・・・?


 本日のスタメンは永田くん・近藤くん・ナベタケさんの3バック、下さん・ドゥドゥのボランチ、トップ下リカさん、右サイド明神様、左サイドに増田さん、そして、玉田くん・山下さんの2トップと、中澤クンに代えてU−23から戻ってきた近藤クンが入った以外はほぼ前節と同じ布陣。


 昨年の対決では「とにかくベルディがボール持ってる時間が長い」と言う印象が強かったのですが、今日の試合もそんな印象のまま前半を折り返すことになってしまいました。
 特に、細かいパスを繋いで、噂の中学生にボールを集める、と言うような攻撃が多かった感じですが、そこは倍の年齢のナベタケさんが「オトナをナメんなよ!」と言わんばかりのディフェンスをおみまいしてました。


 DF陣ががんばるものの、点が入りそうな気配がないまま前半終了。


 後半に入ると増田さん(涙)→谷澤クン投入、そのまま左サイドに、そして、山下さん→ホベルト投入。
 山下さんのようなポストプレーができる選手を引っ込めて大丈夫なの?と言う気持ちがあったのですが、これが大間違い。
 リカさん、ドゥドゥ、ホベルトの連携はやはりすごい、更にそこに玉田クン、谷澤クンが加わって、途端にカウンターがカウンターらしくなりました、「とにかく誰かがボール持ったら走れ!」と指令が出てたんか、と言わんばかり。


 ただチャンスは作るものの、谷澤クンのループはゴール直前で失速し、かき出され、ホベルトのシュートはナイスセーブに阻まれたり、手使っちゃってイエローもらちゃったりとゴールが遠いまま終盤へ。


 残り10分を切ったところでCKのチャンス、玉田クンからファーに飛んだボールの先にはほとんどノーマークの状態だった永田クンが。
 いったんヴェルディの選手にかき出されてしまって、その前にあった谷澤クンのループがかき出されたシーンを思い出し、「うわぁぁぁ、またダメなの?」とガッカリしていると、なんだかレイソルの選手たちが喜んでいる。
 もりやすに「ゴールだ、ゴールだ」と言われて、初めてゴールが認められたことが分かりました。


 今日の主審も線審もものすごくヘッポコジャッジだったので、よくゴールを認めてくれたな、と正直ホッとしました。


 その後は雄太さんとDF陣が大人気ないディフェンスを見せつけ、最後にはもりやすプッシュの小峯さんまで投入、1点を守りきって試合終了。


 内容的には「やっとこさ勝てた」と言う感じです。
 山下さんは調子悪そうだったし、玉田クンはちょっと空回りしてた感じだし、ドゥドゥはまだ体が重そうだし。


 でも、それでも2連勝できたと言うことでよしとしなければ。


 ・・・


 どーでもいいけど、柏ゴール前にあったたーーーーーーーーーーっくさんのカメラ、「最年少得点記録の瞬間」を狙っていたのだろうけど、その目標が交代していなくなった途端に、ヴェルディゴールに移動するのはどうかと、私の目測では3人くらい来てたぞ。



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