トップページ柏レイソル観戦記2004年>2004.3.13 柏レイソル×大分トリニータ

■大分トリニータ戦
2004.3.13(Sat)15:00〜 日立柏サッカー場
柏レイソル 2−1 大分トリニータ
【得点者】柏−明神智和(63分)、玉田圭司(78分)
大分−マグノ(72分)

■もりやすの感想

 いよいよ、いよいよ開幕しました2004年Jリーグ。天気も良好で最高のスタートとなりました。

 試合に先立ち、紙ふぶきやファンバナーで気分は最高潮。今年のレイソルはやはり昨年とは違うという確信が、試合前も試合中も感じることができました。

 開幕の相手は大分。まだ勝っていない相手だけに、ここで絶対勝利を奪わねばなりません。去年は互いにカウンター気味の両者でしたが、やはり今年の柏は一味も二味も違いました。



 とにかく試合を見て感じたことは、スピードの差です。柏の速い走力に、大分はついていくことができず、ファールをするしか止められない感じでした。速さだけが全てではありませんが、柏のスピードに乗った攻撃は非常に魅力的です。前半序盤から大分を圧倒しまくりでした。

 一方の大分は、やはり従来どおりのカウンターサッカーの感が否めませんでした。しかし、それは去年よりも磨きがかかっており、少し油断したらズタズタにやられるような匂いが感じられ、決して油断はできないものでした。それだけに、どうしても柏にとって先制点が欲しい試合となっていったのです。

 スピードで圧倒するものの、堅守の大分の前に先制点を奪えない前半。玉田の目の覚めるミドルは僅かにゴールを逸れ、2度ほどあったどうみてもPKだろと思われる場面も、審判に流され、圧倒しながら0−0のままで、前半が終了しました。

 ハーフタイム。昨年、一昨年と苦渋をなめた記憶がよぎり、不安な気持ちにかられました。なんとか今年こそいいスタートをきってほしい。なんとか勝利を。昔よりもだいぶ太ったように見える中西圭三を見つめながら、心の中で必死にねがいました。

 そして後半です。前半の勢いを後半の立ち上がりにうまく大分に流されたような序盤、柏が早くも動きます。谷澤の投入です。結果的にはこの交代が大当たりとなりました。

 ここで試合の明暗もわかれました。ファールでしか止められなかった大分に退場者がでたのです。相手は10人ながら果敢に攻める意欲を見せましたが、柏が有利なのは明らかでした。

 交代直後は引き目でしたが、相手陣深くでボールを持った時の谷澤はやはり素晴らしい。個人技でがんがんと深くえぐるとクロス、そこに明神が絶妙のタイミングで飛び込み、待望の先制点が生まれました。明神様は2年連続の開幕弾で、俺が勝手に「開幕男」と試合前に思っていた明神様が見事に決めてくれました。鮮やかな流れからの得点に、俺らは狂喜乱舞です。今年はイケる。絶対イケる。と、確信できる瞬間でした。

 が、その確信にあっさり水を差されてしまったのです。なんてことはない場面で、大分のマグノ1人にDFが引き裂かれ、同点。あまりのあっさりさに呆然とすることしかできませんでした。池谷監督はしきりに「マークの受け渡し」を課題としていましたが、まさにそこをつかれたような失点でした。

 今年も結局ダメなのか・・・同点にされた途端に弱気になる俺。隣りではしなこが強い目でピッチを見つめ、選手を見ています。そうだ、まだ時間は十分ある。絶対決勝点を取ってくれる、選手を信じて応援だと気持ちを入れなおしました。

 そんな期待に、柏は見事に応えてくれたのです。起点はやはり谷澤から。1点目と同じ状況で、今度は浮き球のクロスを、玉田が素晴らしいボレーで決めてくれました。

 決勝点。この瞬間俺は、興奮しすぎて頭の血管が2・3本はきれたと思います。落ち着きを取り戻し隣りを見ると、「今年は試合を見て泣かない。」と初詣の時豪語していた妻しなこが、人目も憚らず号泣しています。僕らがこんな最高の瞬間にその場にいることを、神に感謝しました。

 その後は、大分の攻撃を凌ぎきり、ロスタイムの心臓が出そうなほどの大分のシュートは枠を外れ、試合終了。激勝です。絶対に負けられない試合を見事にモノにしてくれました。



 ここで、池谷監督について話したいと思います。結論からいうと、俺は池谷監督に非常に好感を持っています。課題をはっきりと口にして、勝っても奢らない真摯な姿勢は好印象ですし、谷澤の早期投入も見事であったと思います。

 そして、決勝点後に、守りを固める意図をもった選手交代をしがちですが、この日はありませんでした。監督のその意図は俺にはわかりませんが、この試合ではその時のバランス・流れを重視して選手交代を敢えて行わなかったのではと勝手に推測して、そんなところも俺は好印象です。

 一昨年のファースト最終戦、柏の葉での磐田戦は、負けましたが最高のサッカーでした。その試合を指揮した池谷監督が腰をすえて指揮している今年の柏。賛否両論はありますが、俺は池谷監督に過剰なほどの期待をしています。これからも最高の試合を俺たちに見せて欲しいと思います。

 今、レイソルのホームページを見ると、右上には「2位」の文字が・・・気が早すぎるぞと思いながら、このまま、勢いに乗ってほしい物です。俺らはどこまでも応援するでよ。

 さあ、次は今年初アウェーです。和製ロナウドがいるらしいですが、大人の魅力と怖さを存分に教えてやってほしいと選手に願います(特にナベタケあたりに・・・)。いざ、味スタへ。


■しなこの感想

 なんか今年のレイソルさんはがんばってんな〜、と言う感じ。


 試合開始前のイベントもちょっとチカラいれていましたよね、金銀のテープが紙ふぶきといっしょに空へ飛び出していく様を見て、たぶんアドレナリンがいつもより多く出ちゃってたと思います。


 本日のスタメンは、永田クン・ナベタケさん・中澤クンの3バック、ボランチにドゥドゥ・下さん、右に明神様、左に増田さん、トップ下リカさん、玉田クン、山下さんの2トップと言う布陣。
 増田さんが今日もスタメンで出てくれたことに幸せを噛みしめつつ試合がスタート。


 前半はレイソルが押し気味に試合を進めますが、スコアレスのまま終了。
 右サイドの明神様がなかなか上がれずに、左からの攻撃が多かったように感じました、そして、大分の守りもかなり堅かったです。
 去年の大分戦はアウェイではなんとか守りきり、ホームでは勝ちきれない、そんな歯がゆい試合だったので、開幕1試合目からそんなエンギの悪い試合になっちゃうのか・・・と心配してしまいました、そして心配が膨れるかのように後半開始直後は大分に攻め込まれる時間が多くなります。


 そんな心配を吹き飛ばしてくれたのは後半早々、下さんに代わって入った谷澤クン!


 大分の選手が1人退場になった後、右サイドでボールを持つと、大分のDFを1人かわし、ゴール前へグランダーのクロス。
 そこに飛び込んできた明神様が決めて、レイソル先制。


 谷澤クンが入ったことにより、右から左からと攻撃のパターンが増えて、流れがレイソルに傾きかけたのですが、そんな時に大分のマグノの個人技にナベタケさんがあっさり振り切られあっさり失点。
 私の周りは一気にテンションダウンしてました。


 が、ふと斜め後ろを振り返り時計を見ると、あと15分ほど時間があるのに気付きました。


 不思議とその時、「『まだ』15分ある」と思ったのです、さすがに「絶対勝つ」とは思いませんでしたが、「何とかなる」と言う気持ちが私の中にあったのです、いや、なんでそう思っちゃったのかは分かりませんが、そう感じちゃったの。


 そんな根拠のない私の期待にまたも谷澤クンが応えてくれました。
 右サイドからドリブルで切れ込み、今度はフワッと浮かせたクロス。
 その先に待っていたが玉田クンが目の覚めるようなボレーを決めて、レイソル勝ち越し。


 終了間際に不整脈をおこしそうな大分の攻撃をしのぎ切り、そのまま試合終了。


 試合内容は正直よくなかったです、が、こう・・・「勝つぞ」と言う気持ちと「どうしたら勝てるか、点が取れるか」と言う意識が感じ取れる試合でした、だから私自身、「まだ15分ある」と感じることができたのかもしれないです。


 個人的には、山下さんの「あきらめない」と言う姿勢が強く印象に残りました。
 ボールを取られても「取り返してやる」と言う気持ちが伝わるようなプレーが多かったし、守備もする、と何とかしてボールを前へ前へ送り出そうと努力している感じが強かったです。


 あと増田さんですが、ハーフタイムを終えてピッチに戻ってくると足にサポーターのような物が見えました。
 「ケガ?」と思っているうちに交代してしまったのですが、ちょっと心配です。


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