トップページ柏レイソル観戦記>2003.12.14 柏レイソル×大宮アルディージャ

■大宮アルディージャ戦
2003.12.14(Sun)13:00〜 日立柏サッカー場
柏レイソル 1−0 大宮アルディージャ
【得点者】柏−明神智和(45分)

■もりやすの感想

 さあ、「師走の一大行事」天皇杯です。ここ数年寂しい年末を迎えたものですが、今年はいろんな意味で気持ちを切り替えて一戦一戦大事に勝っていってほしいものです。

 また、この日は今年最後の日立台。必然と応援にも力が入ります。試合前、俺のボルテージはいい感じにあがってきました。


 この日のメンバーには平山とリカの姿はなし。俺は2人を非常に気にしていましたが・・・間に合わなかったか・・・非常に残念でした。しかし、最後の日立台のピッチにはみっちゃんが・・・背番号13の背中に俺は試合前からウルっときてしまいましたが、どうか、どうか全力で最高のパフォーマンスを見せて欲しいと思いました。

 試合開始。4バックの柏は序盤丁寧に試合を運んでいきます。一方の大宮も何かを警戒しているのか、あまり仕掛けてくる気配がありませんでした。そんな中試合はゆったり進みます。

 拮抗する時間帯に一番嫌なこと、それは最終ラインの遅い展開とすぐにボールを後ろに下げてしまう「悪癖」です。もちろん全部が全部悪いわけはないのですが、この日も前半中盤ありました。妻しなこはその都度、「さ〜げ〜ん〜な〜(怒・怒・激怒)」とピッチへ怒鳴ります。

 ボールは圧倒的に支配しているのに、大宮が10人になったのに、決定機を作れない。そうこうしていると稀にカウンター気味に攻められる。そんなモヤモヤしている時間が前半のほとんどでした。前半終了です。

 前半を見て、増田と望が全く機能していないような感じがしました。特に増田が。柏のボールは中央でまわるため、中盤・真ん中に人が密集し、望も増田もなかなかメイクできない感じでした。こんな時は両サイドがあがってくれればと思う場面が多かったのですが、両サイドはやけに守備的でした。

 タノ、鹿島の時のようなシュートまた見せてくれよ。みっちゃん・・・・頼むよ・・・。ハーフタイムに祈るように、俺はブツブツ言っていました。

 一方、前半素晴らしすぎる活躍をしていたのが明神です。望と増田の分を補うような奮闘ぶりは本当に脱帽でした。今の柏は明神のチームだなあと感じた瞬間でもありました。


 残り45分・・・どんな闘いを見せてくれるのか。

 そして衝撃は突然起こりました。10人の大宮の出鼻をくじくように、速いボール回しでボールはゴール前まで。そこでこぼれ球をひろった明神が、落ち着いてキッチリと貫禄の先制点を奪いました。

 後半0分。その唐突さは、ゴール前の歓喜を呼びました。期待に見事に応えてくれ、チームを引っ張ってくれる明神。まさに「柏大明神」だと思います。


 そして、ここからの柏の攻撃は素晴らしいものがありました。サイドを広く使い、速いボール回しで時には中央を切り裂く攻撃。10人の大宮相手に当然の攻め、柏というチームの意地を見た気がします。

 あえていえば、多彩な決定機を生かせなかったことは残念でした。結果は1−0です。でも8−0ぐらいの決定機があったと思います。ジュシエも献身的な姿を久しぶりに見て嬉しかったし、ミノルは本当にこれからが楽しみです。

 試合終了は、みっちゃんの強烈なシュートの直後でした。あの時、あの場にいた全員が光輝を見ていたんだと思います。俺たちは目に焼き付ける事ができました。今年最後の日立台は、歓喜の、興奮の、そしてちょっぴりセンチな忘れられない試合となりました。


 今年のもやもやを吹き飛ばしてくれた柏の選手、本当にありがとう。待ち望んだ勝利と、まだ柏の試合が見れる喜びに俺はトヨタそっちのけで祝杯をあげました。

 さあ、次は4回戦。けっきょくなんきょく鹿島です。・・・ちぇっつまんねえの・・・でもまあ、リベンジができるということで、次こそカシマでこの日のような歓喜の瞬間を味わいたいと思います。いざっ!!カシマっ!!


■しなこの感想

 いや〜、久しぶりの勝利だよ〜。


 天皇杯も初戦突破するの久しぶりだし、取りあえず来週もレイソルのサッカーを見れるし、嬉しいっす。


 本日のスタメンは、GKシミケン、光輝さん・タノさん・ナベタケさん・ネビの4バック、有休のハギさんの代わりにシモさん、そして明神様のボランチ、トップ下に望さん・増田さん、菅沼クンと玉田クンの2トップと言う布陣。
 最終節、ハギさんが退場になったコトでバランスが崩れたのが記憶にあるせいか、ハギさんがいないコトに少々不安を感じながら、試合開始。


 前半はお互い出方を伺っているような感じでした。
 最初のうちはそれでいいかとも思いましたが、前半途中で大宮が10人になってからも、底でボールを延々と回していて、得点できる気配が全くなく、イライラを募らせながらあっと言う間に前半終了。


 ハーフタイムにアナウンスされていた他会場の途中経過を羨ましく見ておりました。


 ホントに点入るのか、不安が頭をよぎった後半開始早々、大宮ゴール前でごぼれ球を拾った明神様が迷わずミドルシュート。
 GKの手をかわして、ゴールに吸い込まれていきました。
 ホントに「今だ!打て!!!」と思った瞬間にシュートを打ってくれて、しかも、ホームランにならない・ダフってないシュートを久しぶりに見れて嬉しかったです。


 今日の明神様はホントにすばらしかったです。
 なんか、こう・・・「今日は勝つぞ!」と言う気持ちが見えるようなプレーでチームを引っ張ってくれてました。


 後半になって、光輝さんが上がる回数が増え、フリーになるシーンが多かったのですが、なかなかボールが渡らず、終盤になってチャンスが何度かあったのですが得点できず。
 最後のシュートは決めて欲しかったですが、GK正面のシュートで止められてしまいました。


 終盤、大宮の攻めが目立ちましたが、シミケンが不整脈を起こさせるような守りでなんとか守りきってくれて試合終了。


 先制したおかげで気持ちに余裕ができたのか、大宮GK安藤に対して、「安藤、下向くなー。」とか「安藤、負けてるぞー、上がれー。」とかゴール裏がいじり倒すおまけ付きで試合は非常に面白かったです。




 最後、選手が挨拶に来た時、自然に光輝さんの名前を叫び続けてしまいました。
 レイソルの光輝さんが好きなんだ、と言うことを分かってほしかった。


 少しは気持ち伝わったかな?



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