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■ベガルタ仙台戦 |
2003.9.23(Tue)16:00〜 柏の葉公園総合競技場 |
柏レイソル 1−0 ベガルタ仙台 |
【得点者】 | 柏−玉田圭司(69分) |
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■もりやすの感想 |
ちょうど1年前の今頃なんです。
柏はそれまで、通算13試合(だったよな?)勝星に恵まれず、向えた鹿島に勝利したのが1年前の柏の葉っぱでした。
偶然か必然か、この日の相手は「1年前の柏」のような状態にある仙台。歴史は繰り返されるのか・・・となると、今の柏は昨年の鹿島か・・・などと試合前につまらないことを考えていましたが、結果は「激勝」でした。
この日の仙台は昨年の柏のようなモチベーションだろうと思い、警戒すべきだと1人不安になっていました。しかし、試合後の帰宅途中に「レイソルオーレ」を聞いて、ネビが「仙台は昨年のウチのような気持ちで戦ってくるので警戒していた。」といったような発言を聞いて、試合後ながらホっとしました。
余談から始まってしまいました。観戦記を書かねば・・・
この日はジュシエがサブというちょっとしたサプライズ。最近調子の出ないジュシエ。妻しなこも「おかんむり」なジュシエ。いい時はいいのに、若さゆえなのかプレーに「ムラ」があったり、抗議や諦めの態度が表に出まくっているのが、サポとしていただけないジュシエ・・・・・この日はサブです。
ジュシエの位置には、久々スタメンのウノが入りました。ここで是非とも結果を出してほしいものです。
試合序盤、柏は細かくパスを繋ぐ、中盤からタイトにプレスをかけるといった「ココ最近の戦術」で、仙台にプレッシャーをかけていきます。一方の仙台はというと・・・序盤こそヤバイ場面があったものの、以前見た「勢い」は感じられず、守って守ってカウンターを狙っているような感じにさえ見えました。
「仙台ってこんなチームだったけ・・・・」と思わず思ってしまうあたりに、今の仙台の苦しい状況があるのかなと感じました。試合は徐々に柏がボールを支配しますが、決定的な場面が作れません。また、決定的な場面があっても、枠を捉えられずといった具合で、徐々に嫌なというか不安な空気が立ち込めます。
そんな中、神々しいほどの活躍を見せたのはリカ様でした。とにかく縦横無尽に走りまくり、ウノに出した絶妙なスルーパスは唸りました。そして、ココ最近いいフィードをする永田も俺の目を引きました。
前半終了。0−0です。拮抗した前半は逆に後半どうなるんだという不安を感じさせました。そんな後半は、大車輪のリカが前半けずられ過ぎたため、ジュシエと交替してのスタートとなりました。
かわったジュシエはボールのあるところに顔を出すものの、マークもきつく、「リカのかわり」ということを意識しすぎているのか、低い位置にポジションをとっていました。
一方の仙台は、岩本が序盤から飛ばし、とにかくシュートといった感じで、立ち上がりは柏にとって嫌な流れになっていました。そこへ谷澤が投入され、ジュシエをトップに置くことで、若干落ち着きを取り戻した感じがしました。
谷澤のいい所はなんといってもスピードとドリブルだと思います。入ってすぐにかき回し、徐々にペースを引き寄せて行きました。
そうして攻撃を繰り返していくものの、なかなか点が奪えない・・・。平山はこの試合を通して高い位置を保つものの、小峰のマッチョにがっつりガードされていました。
そんな小峰が前線へ上がっている時に、逆襲から平山に渡ります。平山へのチェックが甘くなっているとそこは「平山ワールド」。落ち着いて低いクロスを上げた先に玉田が飛び込みました。ようやく、やっと、とうとう、ついに・・・・攻撃が実を結んだ先制点が柏に入ったのです。
1−0。ここからは磐石の守備で仙台の猛攻をシャットアウトでした。貴重な勝ち点をキッチリ取る事が出来たこの試合でした。何気に久しぶりの勝利はやっぱり格別です。しかもホームだし・・・
全体を通して見ると、リカ様、雄太神は語ることもありません。しかし、それに加えてやはり萩村の存在がとてつもなくでかかった試合でした。萩村の復活はまた柏に安定感をもたらしています。あのハギのシュートは惜しかったなあ〜・・・
それとひとつ。ジュシエについてです。彼は妻しなこも「おかんむり」で、非常に「ムラ」があると書きました。俺も「今の」ジュシエには不満があります。が、悪いところを凌ぐほどの素晴らしさがあるのも事実です。
彼の良さはボールを持てる(キープできる)、ゴール前で決定的な仕事ができるなどなどです。ボールに対する執着心や闘争心が感じられないため、「お前はやる気があるのか?」と思うこともありますが、俺が思うにジュシエはトップよりも1.5列目の選手で、常に前を向いてプレーする方が合うんじゃねえかなと感じます。
柏にとっては何とも重要な「外国人助っ人」ですが、なにぶんまだ若いこともあり、俺は今ジュシエにダメ出しするより長い目でみようかなと思いました。彼の今後に期待したいと思います。ていうか第2の○○シオになってほしくないんよ・・・・
とにもかくにも熱い2NDステージ。まだまだいけるぜレイソル!!次節磐田。腐っても磐田、痛んでも磐田、磐田は煮て喰え焼いて喰え。訳分かりませんが、ここで負けるわけにはいきません。自信をもって「勝ち」を奪いに行きましょう。
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■しなこの感想 |
夏も終わりを告げ、開場待ちが辛い季節になってきました。
今日も肌寒い1日になることが予想されてましたが、寒さなんか構っちゃいられね〜って気分なんだろーな、仙台は。
去年似たような経験をしたレイソルですが、ここで勝ち点をプレゼントする訳にはいかないのよね。
本日のスタメンはなんとジュシエがベンチスタートで代わりに宇野沢クンが久しぶりのスタメン復帰。
ヴィトーリアも裏切るスタメンにかなりビックリでした。
この日のベガルタは素人目で見ても「守って守ってカウンター」な戦術でした。
それに対しレイソルはいつもの細かいパスを繋ぐ攻撃で対抗するのですが、ちょっと前までの「何が何でも中央突破するんだ」と言う攻撃から、サイドに散らしたり、永田クンがスルーパスを出してみたりとちょっとは創意工夫が感じられるような攻撃になった感じがしました。
が、フィニッシュがゴールまでほど遠く、シュートが枠に収まらない状況。
逆にベガルタのシュートは枠に行ってて、相変わらず雄太さんの神技セーブに助けられていました、ホントに雄太さんは神だよな。
後半に入り、再三削られまくっていたリカさんの代わりに入ったのはなんとジュシエ。
大丈夫なのか、リカさんの代役なんて出来るのか?と不安な気持ちを見透かすように途端にバランスが悪くなる(ように見えました、しなこアイでは)レイソル。
もーこれで失点したら、どーすんのよー、明日の新聞のネタを不用意に増やすなよー、と思ったところで今日の監督は動きが早かったです。
宇野沢クン→谷澤クン投入、谷澤クン得意のかき回しで何とか体制を立て直すレイソル。
そんな中、平山クンがサイドでボールを受けて、ゴール前に上がれと手を上げるとゴール前に低いクロス。
そこに飛び込んできた玉田クンがゴールに押し込みレイソルが先制。
これで攻めるしかなくなった仙台が猛攻にでるのですが、ここでしなこさんの脳裏にある不吉な予感が漂いました。
前々節、FC東京に土壇場で追い付いた市原。
前節、その市原に土壇場で追い付いた柏。
そして今節、仙台に1点差の柏・・・。
とすると、このままいくとロスタイムで失点( ̄□ ̄;)!?
不吉すぎる、それに仙台にとってもいいコトない(だって、このままじゃ次節も引き分けになっちゃうんだから)んだから、なんとかこの「負の連鎖」を断ち切っておくれ〜と祈るコト二十数分。
途中、ゴール前のセットプレーでゴール前がガラ空きになるピンチもありましたが、レイソルが守りきって、なんとか勝利、「負の連鎖」もきっちり断ち切ってくれました。
個人的に言いたいのは・・・ジュシエは前節で散々言ったので、今節はハギさん。
前節では「まだ本調子じゃないのかな」と感じられるようなプレーでしたが、今日の試合ではキッチリ復調していたように見えて嬉しかったです。
おしいシュート(後でテレビで見たけど相手に当たってたぞ、なんでゴールキックなんだよ〜)も見られたしね。
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