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■2004.8.8 Let's GATE(後編)
 相・・・当・・・時間が経過しましたが、後半です。

 前回のあらすじを書くと、オフシーズンにゲート旗作成の意欲がむらむらと生まれ、作成にとりかかった俺。慣れないながらも妻しなこの助けを借りてなんとか1つ目を作り、調子に乗ったまま2つ目の作成に着手したのでした。



 2つ目は、「絵」にしようと思いました。ぶきっちょであることは十分過ぎるほど語り尽くした俺が絵をかけるのかとも思いましたが、予想以上に布が透けることに気がついた俺は、絵を布にあて、なぞることで作ろうとしたのです。

 今回の題材もやはり大好きなプロレスから。しかもストーンコールド様です。DVDの表紙となっていた絵を拡大コピーし準備完了。あっさりすぎるほど順調です。

 そして布やアクリル絵の具はまだまだあります。前回の手探りのやり方を思い出し、布を切り、ポールを差し込む形作りです。ちっこいミシンを取り出し、カタカタといわします。

 ここで大惨事が起きました。普通に、本当に普通に動かしていたミシンが、何やら怪しい音を出すのです。

 カタカタカタ・・・・

 カタカ・・・・カタ・・・カ・・・

 カ・・・ヴーン・・・・ヴーン・・・・

 ・・・・・・・・

 ・・・・バキバキバキッ・・・・

 ・・・・(シーン)・・・・・

 一体何ごとでしょう?一瞬凍りつく俺。凝視してみると、ちっこいミシンの針が、本来いくべきところにいかずに、結局針が割れてしまったようでした。

 俺は狼狽しました。動かん、ミシンが動かん上に針までいかれとる。早急にミシンの針を取り替え作業開始。しかし、またしても針はいかれ、結局スペアの針はなくなってしまいました。

 ミシン終了。衝動買いとはいえ、3千円の決して高くない買い物が、あっちゅうまに終了です。すっかり狼狽した俺はまたしても半べそで妻しなこのもとへ・・・妻しなこは無視・・・。

 俺はこれまでの人生の中でこういうことがよくあります。いわゆる後悔先に立たずというか、調子こいてるとズドンと突き落とされるというか。こうして、俺の短すぎる「ミシン生活」は幕を閉じたのでした。

 と、いってもゲート旗作成は終わってません。ていうか当のゲート旗には「お前どうすんのコレ?」といわんばかりにミシンの糸がぐちゃぐちゃに絡まっています。俺は静かに泣きながら、だめになったミシンの糸をほどき、「手縫い」にとりかかりました。見かねた妻しなこが手伝ってくれ、せっせと旗を作りました。

 そうして、完成した旗に絵を書き込み。さすがに「絵」だけに、透かして描くのも時間がかかります。それでもここまできたらやりぬくぞ、そして日立台で掲げちゃる。と、飽きるのをガマンして必死に描きます。

 下書きを終え、いよいよ色塗りへ。しかし、気がつくとちばぎんカップ前日。俺は妻しなこを強引に手伝わせ、ぬお〜ぬお〜と不明な叫びをあげながら、とうとう完成に至りました。



 今では、試合のたびにちょっぴり恥らいながらゲート旗を掲げています。ゲート旗自体の今のところの勝率は・・・止めておきましょう。全てはこれから、新しいゲート旗もこれから作りたいし、これからも試合のお供として、一緒に全国をまわりたいと思います。

 作ってみた感想としては、重い腰をあげるのは大変でしたが、やってみると以外に簡単に作れるということです。それなりも個性も出ると思うし、皆さんにもおすすめします。



 これからセカンドも始まります。ファーストステージの鬱憤を早野新監督のもと笑いが止まらないほど晴らしてもらいたいものです。わがタイヨウフウフも第2次ゲート旗作成を構想中。

 また熱い瞬間を。ゲート旗とともに・・・


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