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■2004.3.21 Let's GATE(前編)
 前回偉そうに宣言しました、「オフ期間におこなっていたあること」を報告いたします。

 それはズバリッ!!「ゲート旗の作成」でございました。

 俺は以前から、ゴール真裏の皆さんの熱く、激しく、笑えるゲート旗を見て、自分も作ってみたいなあと羨ましく思っていました。昨年、妻しなこが、いわゆる「増田ボード」を作成し、俺の中でますますゲート旗作成への強い欲望が生まれていたのです。

 そこで俺は、今年の始めのオフ期間を利用して、ゲート旗を作ることにしました。しかし、自他共に認める「ぶきっちょ」と「三日坊主」の俺。ここでは、そんな俺のゲート旗作成記をご報告させていただきます。



 ゲート旗は今やすっかり定番のアイテム。いろいろなサイトを見てみると、ゲート旗の作り方や、ゲート旗を披露したサイトが結構あります。そんな中で、作り方を学びながら、いざ、作成への長い道のりが始まりました。

 まずは材料購入です。塗料については、妻しなこが買ってきたアクリル絵具を「おさがり」するとして、旗となる生地を購入に柏に行きました。俺の地元には、「十字屋」という生地屋さんがあり、それが柏にもあると何故か今まで信じていました。柏の十字屋を探しにぶらぶら歩いていても・・・見つかりません。どうやら俺は、何故か柏のイトーヨーカ堂を十字屋だとカン違いしていたようです。

 柏駅前で生地を求めトボトボと歩いていくと、長崎屋の店前でなにやら商いを行っています。妻しなこと除くと、そこには非常にミニなミシンがあるではありませんか。ゲート旗を作成するにあたり、俺は「縫う」という作業があることを忘れていた事にこの時に気付きました。ミニのミシンは見た目はちゃちいのですが、値は3千円となかなか高価。妻しなこと長崎屋前での家族会議の末、購入に踏み切ったのです。このミシンが今後あんな事になるとは・・・。

 続いて、ポールとなるモノの購入です。たまたま家に使用していない伸縮ツッパリ棒が1本あったため、それを使用することにし、もう1本を無印良品で購入。100円ショップでも買えますが、あえて「タイヨウフウフとしてのムジラーっぷり」を重視しました。

 これで準備万端。意気揚揚と地元に戻った時、当初買おうとしていた生地を全く買っていないことに気付きました。改めて自分のバカさ加減にウンザリします。結局地元で生地を見たという妻しなこの証言を頼りに、なんとか黄色に輝く生地を購入しました。いよいよ作成です。



 モノも揃い、気持ちも高ぶったところで、レイアウトの考案です。まずは1枚目ということもあり、無難に文字オンリーでいくことにしました。その文字は、自分がこよなく愛するWWEからちょっと拝借したものです。妻しなこは見るなり「・・・・だせえ・・・。」と根本から否定するような言葉を浴びせましたが、いいのです!!あくまで自己満足。自分の掲げたゲート旗を選手がチラットでも見てくれれば・・・そう想像するだけでいいのです。

 レイアウトの考案後は、ゲートの形作りです。ポールを差し込む部分や、周りをキレイに仕上げるために裁縫します。ここで、柏の長崎屋で購入したミシン様の登場です。といっても、生まれてこのかたミシンなど触った記憶がない俺。説明書を見てもサッパリ分からず、妻しなこに教えを請います。ミシンの使い方やコツを教わり、妻しなこの立会いのもと、真っ直ぐに縫えるように、何よりも自分の指に針が刺さらないように(普通の人は刺さらないと思いますが・・・)慎重に慎重を重ね、ゲート旗の形が出来上がりました。

 ・・・う〜ん、初めてにしちゃあ上出来。ポールを差し込んでみて、旗を広げてはしゃぐ俺。妻しなこは「・・・はいはい・・・」と言わんばかりの顔で黙って頷きます。

 次に、パソコンで先ほど考案の文字を作り、打ち出し、拡大コピーで文字を大きくします。程よくなったら、生地をあて、上から文字をなぞります。絵心のある方はそんなことしなくても素晴らしいものが描けると思いますが、そこは家庭科・図工ともに通信簿「2」の俺。ぶきっちょなりに頑張るのです。

 生地をあててみたものの大丈夫かな・・・と最初は不安でしたが、生地自体はそんなに厚くないので意外とOK。意気揚揚と生地に文字を書き込みます。これは・・・やってみると意外と楽しい。生地がずれないよう上手く固定しながら、意外とあっさり完了しました。

 ここで俺なりの重要事項。ちっこく当サイトのアドレスを旗に記入です。妻しなこは恥ずかしいから辞めてくれと言いますが、これはゲート旗作成にあたり俺なりの重要事項だったので譲りません。今後も作るであろうゲート旗には必ずアドレスを入れようと思っています。そんなゲート旗をもしスタジアムでご覧になった方。そのゲート旗を持ってる怪しい男が私です。非常に人見知りをするシャイでちっぽけな男なので、見かけても声をかけず、どうか暖かく見守ってやってくだしゃい。

 そんなこんなで、下書き完了のゲート旗。いよいよ塗装です。黄色の生地にはやはり黒の文字が一番無難だろうと考え、黒でいくことにしました。無難に無難に書いていきます。結果、少々地味かなとも思いますが、初めてにしちゃあ上出来だとすっかり自画自賛です。

 最後の仕上げになったとき、ここで緊急事態が発生しました。アドレスをちっこく書きすぎたために、最後の最後で塗装にミスを犯してしまったのです。ここ1番でぶきっちょぶりを発揮した俺。絶望です。半べそを書きながら妻しなこに相談しました。

 妻しなこは半べその俺を怪訝そうに見ながら、「黄色もあんだから塗っちゃえば?」とあっけらかんと申します。なるほど、確かにそのとおりだ。ミスを犯した部分を生地の色である黄色に塗り、その上にまた黒で文字を塗ります。目を凝らすとミスは明らかですが、まあ良し。一度は全て最初からやり直しを考えて半べそをかいていた俺は、妻しなこのご指示に従い、なんとかリカバリーしました。ミスの部分は明らかですが・・・まあ最初だから。最初にしちゃあ上出来だから。完全に自己満足の世界です。これでいいのです。



 かくして、記念すべきゲート旗第1段が完成しました。感無量です。自分の作ったゲート旗をスタジアムで掲げて、気持ちを一層こめて応援する。そう考えただけで開幕が待ち遠しく胸がはずみます。

 ふと、足元を見ると、そこにはまだ生地が残っています。・・・もう1つ作れそうだな・・・・作っちまうか・・・・



 と、いうことで、1つ目のゲート旗の余韻もそこそこに、2つ目の作成に颯爽ととりかかるのでした。しかしここでも、てんやわんやの事態が発生したのです。



 後編へつづく。


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