もりやすの小部屋



2003.4.7  MY HOME IS BEST
 俺の今の仕事は、比較的「出張」というかたちで外に出る機会が多いのです。そのほとんどは日帰りなのですが、ごく稀に泊りがけで出張する場合もあります。ここ最近泊りがけで出張する機会がありました。

 皆さんは俺なんかよりも長期出張に出られる方もいらっしゃると思いますので、「これしきのことで何言ってんだ。」と思われそうですが、泊りがけの出張から帰ってきて家に着くと、非常にリラックスできるというか、凄く落ち着くことができ、その都度「う〜ん。やっぱり俺ん家が1番だなあ。」と思います。

 やはり勝手知ったるなんとやらでしょうか、1番リラックスできるのは我が家で、帰ってくると一安心できます。なので、遅くまで飲んでしまった時などでも可能な限り家に帰るようにしています。

 我が家はいわゆる団地住まいですが、夫婦2人で住むにはそんなに狭くなく、「住めば都」といった感じです。もともと出不精で、新宿や渋谷になんかここ数年近づいてもいないぜっ!!といった俺には、やはりくつろげる場所というのが最高の居場所となります。まあ、そのおかげでぶくぶく太ったのですが・・・・

 それと今の住まいもそうですが、俺と妻の実家も非常に落ち着けます。妻の実家は多少緊張する時もありますが、両方とも暖かい家族とともに、ゆっくりとくつろぐことのできる、かけがえのない空間です。



 多少前置きが長くなってしまいましたが、我が家=ホームが1番!!これはサッカーにとってもいえることではないのかなと思います。



 サッカーのリーグ戦はホーム&アウェイで行われます。一般的にホームが圧倒的に有利といわれるのは、いまや説明も不要でしょう。今季のリーグを迎えるにあたって、俺は個人的に非常に興味深いと思えることがありました。それは、90分引き分け制の導入です。

 欧州、とりわけセリエAなどは、最近我々も容易にみることができるので、90分引き分け自体には新鮮味がないかも知れませんが、実際にやってみることや、戦術として意識するとなると、新鮮な感覚が生まれるかもしれません。

 というのは、圧倒的な不利のアウェイのチームが、あからさまに引き分けを狙う戦術をとるという場面が今後増えていくのかなあと思うからです。今までの我々の感覚からして、勝敗を必ずつけないといけないみたいな雰囲気がありました。今後は、(観てる方は消化不良かもしれませんが、)アウェイのチームが引き分けたという試合は、アウェイのチームは勝利に等しい試合ということがいえると思えるからです。

 昔、中田がペルージャに移籍したとき、セリエAを見ていましたが、中田の意思は別として、アウェイの試合でペルージャが先制した途端、前半序盤にもかかわらず守備固めに入った場面をぼちぼち見ました。なんじゃこりゃと観ていて思いましたが、逆の発想をすれば、これも一つの大事な戦術、こうしなければ勝ち残れないという見方もでき、シビアな感覚を持つことができたものです。

 柏レイソルにも同じことを求めているわけではありません。ただ、今季から導入された制度が、今後の戦術にも十分関わってくるのかなと思い、試合中にそのあたりのことを感じる事ができれば、サッカーをもっと面白く観る事ができるのではと思うのです。



 また、今まで書いてきた逆の発想をすれば、どんなチームであっても、ホームゲームで負けることは許されないのだと言えると思います。アウェイのチームがどんな手をつかおうと、勝利を掴み取るという信念で、闘っていかなければ、勝ち残れないのだと俺は思います。そして、どんなチームであってもホームゲームでは絶対勝たせるというサポーターの応援が絶対必要不可欠になるのではと思います。俺はそういう意識も持ちながら、誇りと信念をもって応援できればなあと思っています。

 そういう意味で、先日のホーム開幕戦、対鹿島は非常に残念でした。ちょっとの差の信念とちょっとの差の運が鹿島の方にあったみたいです。でも、リーグはまだまだ始まったばかりなので、これからのホームゲームが俺は楽しみでなりません。



 マイホーム イズ ベスト。選手もサポーターも誰しもがそう思えるように、ホームゲームをみんなの手によって盛り上げていって、そして勝利を掴み取ることを願って止みません。最高のホームゲームとなるように、可能な限りスタジアムに足を運んで、愛しい選手を応援しましょう。そして勝利の味に酔いしれましょう。



 柏レイソルに勝利の女神が降りますように・・・・・