もりやすの小部屋
2003.3.12 痛みの伴う構造改革(日本 ・ 俺 ・ 柏) |
今回は「痛みの伴う構造改革」をテーマに3部作にしてみました。 1.痛みの伴う構造改革(日本) そもそもこのフレーズが登場したのは日本の政治からです。小泉首相が誕生してからほぼ毎日のようにマスメディアでこのフレーズが飛び交っています。「今の日本の苦しい状況を脱却するには、いい思いばかりしていてはダメなのだっ!耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、明るい日本を作っていこう!!」という意味かしらと、俺は勝手に思っています。 う〜ん・・・・・・今の柏レイソルみたいだなあ・・・・・・ と、話が脱線しましたが、この「構造改革」。何かをしようというのはわかるのですが、具体的に何をするのか、どうなるのか、「痛み」ってなんじゃいという疑問が出てくるのではないかと思います。実際、俺も頭が良くないので、新聞とかニュースとか見てもそのほとんどが「なんのこっちゃ???」状態です。 そんなこっちゃいかんと思い、現在通勤途中に読んでいる本を紹介します。幻冬舎出版、経済財政政策・金融担当大臣 竹中 平蔵 著の「あしたの経済学」という本です。 この本はおバカちゃんの俺にも読みやすく、とてもわかりやすい本です。現在のタイムリーな政策がわかりやすく説明されています。竹中大臣はもともとエコノミストですが、なるほどさすがと思わせる読みやすさです。現役の大臣が書く本を読むというのも興味深いものです。ぜひ皆さんに、特に学生の方々にオススメします。 2.痛みの伴う構造改革(俺) 「しなこ日記」にも書いてありましたが、わが妻しなこは現在歯医者に通っているようです。歯の治療は決して楽なものではないのを、治療痕だらけの俺は十分わかっているのでかわいそうになあ・・・・と思っていました。 しかし、今月になって、焼肉を食べていた時、俺は自分の歯に違和感を感じたのです。丁度1年程前に歯の治療を行い、完璧に治したつもりだったので、「まさか〜。気のせいだよ〜。」と心の中で思っていました。ところがどっこい、1日、また1日と日がたつにつれ、痛みが波のように訪れるではありませんか。それも、1波過ぎるごとに着実にビッグウェーブになるのです。 そうして、ナビスコカップ開幕を明日に控えた金曜日。痛みが臨界点を突破しました。痛さゆえに息がうまく吸えないほどになってしまったのです。仕事場にいた俺は体をクネクネさせながら明らかにあやしい舞踊のような動きをしていました。 ・・・・・こりゃ〜・・・ヤバイ・・・・こんなの初めてだ・・・・・ 開幕迎えて勝って気持ちよく歯医者に行こうと、ナメた考えをもっていた俺は、その考えを反省しました。すっかり痛みに挫折してしまいました。とにもかくにも生まれて初めて味わう激痛だったのです。 結局、仕事を早退させてもらい、最寄の歯医者に駆け込みました。詳しい病状はグロくなってしまうので省略しますが、治療した歯の中がヤバイらしく、麻酔を何本も打ち、何十分も口を開いて、何とか痛みをとってもらいました。 おかげで、翌日、試合を観ることもでき、今も痛みはほとんど治まってきています。歯医者さんありがとう。これからもデンタルケアをしていきます。 また、今回職場の皆さんに多大なご迷惑をかけてしまいました。この場を借りて御礼申し上げます。 当分の間は歯医者通いが続きそうです。俺の中の「痛みを伴う構造改革」も現在進行形で行われています。 3.痛みを伴う構造改革(柏) 開幕で引き分けた柏レイソル。俺自身では柏のデキは悪くないと思うのですが、サッカーの専門誌等では去年の戦績からか非常に評価が低いものとなっています。 もちろん、「デキは悪くない。」といっても、優勝できるのかといえば正直非常に厳しい状況だろうと思います。俺は「今年優勝できるか」ということよりも、「クラブに明るい未来を感じるか」ということで見た時に、「今のデキは悪くない」と思っています。 新しく就任された菅又GMは、今年を「強化元年」と位置付け、3年後に柏レイソルを常勝軍団にすると抱負を語ったと聞いています。(間違っていたらゴメンなさい。)まず取り組んでいるのはチーム内での競争だと思います。若手も積極的に起用し競争させ、選手を安住させないという方針により、チーム全体のレベルアップを図っているのが伺えます。個人的には増田の獲得、大谷の起用などもその一環なのかなと思っています。 俺が思うに、このような将来プランは、クラブにとって絶対的に必要だと思うし、ぜひ常勝軍団を作ってほしいと願うのですが、だからといって今年は負けつづけてもしょうがない等とは思えないのです。将来も勝ってほしいけど、今も勝ってほしい。欲張りかもしれませんが心情です。 そういう意味では、今年は去年よりもクラブやサポーターにとって苦しいシーズンになるのかなと思います。現在柏レイソルが行っている「構造改革」を俺たちは見守っています。その過程の中で必然的に発生するかもしれない、敗北や連敗といった「痛み」にサポーターである俺たちが耐えられるのか。「痛み」を受けつづけても、俺たちは柏レイソルを応援しつづけられるのか。俺たち自身も問われているのかなと思います。 Jリーグの方はまもなく開幕となります。今年はどんなシーズンになるだろう・・・。「耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ。」苦しいシーズンでも俺たちの声が選手の励みになれば・・・・と願ってやみません。今年もタイヨウフウフは、地味に柏レイソルを応援していきます。 |