もりやすの小部屋



2003.2.11  うらやましいぞっ! 横浜FC
 先日「ふれあいフェスタ・新春激例会」に行ってきました。久しぶりに選手を生で見て、試合が待ち遠しくなりました。ふれあいフェスタの日はとにかく寒かったなあ・・・。それと、ネビが「新選手会長」であるという事実と、後援会長がやたら威勢がいいというのが、あの日行ってみて新たに気づいたことでした。

 今年の日程も決定しましたが、「ストーブリーグ」というか、試合のないこの時期、皆さんはどのように過ごしてらっしゃるでしょうか?俺の近況はというと、Jリーグを早く見たいという禁断症状にかられながら、PS2の「Jリーグウイニングイレブン」にいそしむ毎日です。


 ゲームといえば、昨年の今ごろも同じような感じでした。昨年の今ごろ俺がハマっていたのは、「サカつく」です。皆さん知ってますか?サッカークラブチームの経営者となって、自分のチームをどんどん成長させていくシミュレーションゲームです。それまでセガが出していて、初めてPS2に移植されたので、オフシーズンの禁断症状にかられていた俺は、早速このゲームを購入しハマっていました。

 ゲームを買った直後は、「最強のチームを作ったる。当面の目標は柏レイソルにチャンピョンシップで勝利することじゃー。」と妻しなこに熱く叫んでいました。しかしながら、いざゲームを進めていくと、これが大変のなんの。俺は、全般を通して、ゲームに弱いというか下手なのですが、この「サカつく」もそれはそれは大変な思いをしたものでした。

 まず最初に大変だったのが、所属選手のほとんどが、ものすごく「ワガママ」だったのです。やれ「チームメイトがむかつく」だの、「俺を試合で使え」だの、「給料が安い」だのと不満だらけでした。このような場合、ゲームでは各選手とよくコミュニケーションをとり、必要な対策を講じていくのですが、次から次へと湧き出る不満に俺は四苦八苦していました。

 それと、初期設定のチームは当然弱いのですが、練習をしてもなかなか成長しなかったのです。初年度はJ2から始まるのですが、なんと15連敗を含め負けつづけた挙句、ぶっちぎりの最下位となってしまいました。俺は練習のスケジュールも作るのですが、何をやっても負けつづける状況に、ゲームでありながら本気で涙ぐんでいました。

 ゲームの中では、「2年目以降、○位以下になるとゲームオーバー」となっており、ゲームオーバーは免れたのですが、我がチームは一向に強くならず、2、3年目はJ2の下位に低迷し続けていたのです。チームが弱いと、観客は入らない。観客が入らないと、お金が入らない。お金が入らないと経営難に陥る。といった、見事なまでの悪循環にドップリつかっていました。

 そうこうしているうちに、諦めずに頑張った結果、5年目にしてとうとうJ1昇格(J2優勝したわけでなくギリギリ2位だったのですが・・・・)を果たし、お金もそこそこ貯めることができました。来季のJ1を控え、大型補強を行うことを決断した俺は、「元ブラジル代表・サンパーニョ」なる選手を獲得したのです。

 しかしながら、このサンパーニョがとんでもない「クセ者」だったのです。

 来日した初日からチームメイトに不満をもつわ、コンディション調整に失敗し開幕直前にケガをし長期離脱するわ、試合に出たら活躍しねえわで俺の期待を見事に裏切りつづけたのです。圧巻は契約更改の時。「来年こそは頼むぞ。」との願いをこめ、3倍となる1年3億円の年棒を提示したのですが・・・・・何と「安すぎる。」とヌカした挙句に勝手に退団してしまったのです。 ・・・・・全く散々な外国人助っ人でした。

 そうして、大した成績を残す事もできず、俺の「飽きっぽい」というゲームに致命的な欠点もあり、このゲームはお蔵入りしてしまいました。ちなみに柏レイソルは、俺がJ1に上がると入れ替えでJ2に降格し、その後昇格する事はなく、結局1度も試合することができませんでした・・・・・・。


 まあ途中でやめてしまった俺ではありますが、このゲームはとても面白いものでした。サッカーゲームというとそれまで選手としてプレーするものがほとんどだと思います。このように「クラブの経営」というところに視点をもちシミュレーションするゲームは非常に新鮮で、現実のクラブの経営への興味や大変さを伺うことができます。

 俺は柏レイソルが大好きで、柏の選手が、柏のサッカーが大好きです。柏レイソルが永遠に存在してもらうために、フロントの方々にはしっかりと経営をしてほしいと思うし、俺らは柏レイソルの「経営」にも興味を持って見守ってもいいのかなと思うのです。

 先日、レイソル新体制の記者会見があったそうです。今年からGMとなった菅又さんにはぜひとも頑張ってほしいと思います。強いレイソル、そして安定した経営をフロントの方に強く望みます。


 「俺らもサポーターとして経営に参加できたらいいのに・・・・・」なーんて思っていたときです。読売新聞に横浜FCの記事が掲載されていました。横浜がこの度サポーターに新株発行を行い資本増資したというものです。株主となったサポーターは株主総会等にも参加し、サポーターとして自分の意見を横浜の経営に反映させる事ができるのです。

 横浜FCの発足の経緯を考えれば、自然な流れかも知れませんが、これはかなり画期的なことだそうです。そして、自分が思い描いていたものにピッタリの状況に、「横浜すげーなー。いーなー。」と思わず嫉妬してしてしまいました。

 サポーターとしてクラブの経営もサポートする。素晴らしい事だと俺は思います。柏レイソルでもそういうことにならないかなあ・・・・。なったらいいなあ・・・・・。ホーム移転等の問題をかかえる柏に、俺らの意見も反映してもらいたいと思うものです。



 柏レイソルは冬季キャンプに入りました。いよいよ開幕までのカウントダウンが始まっています。今年の活躍を期待しています。そして、これからもクラブをいろいろな視点から見守っていきたいと思います。

 最後にちょっと時節柄な願いを・・・・・。

 エジウソン!!お前は「サンパーニョ」にならないでくれよっ!!!