2004/1/1〜2/5

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2月5日(木)

立春も過ぎ、暦の上ではもう春のこの時期。私にとっては確定申告の時期である。
本日、意を決して書類を書いた。
書きながら、つくづく思った。
・・・この、払うべき所得税の少なさよ・・・(←当然所得が低いから)。
そして、7月に請求が来る住民税も、所得が低いんだもん、当然また少ないはず・・・。

・・・私、もしかしたら、
政府とか自治体とかに、ああだこうだ文句言える立場にないかも・・・・・・・???

そして、
常々私は、納税者という言葉に我慢がならず
「私は税を納めてるんじゃない。払ってるんだ。タックス・ペイヤーだー!!!」
と、一人怒りまくっていたんだけれども
この税金じゃあ・・・
もー、<納税>でも<払税>でも、どっちでもいいじゃんよ!と笑われそうな・・・。

国民年金や国民健康保険料は、かなり払っていると思っているので(そうか?)
厚生労働省には、でかい顔して文句言えると思うけども。



(もちろん、少ない収入から一所懸命払っているんだから、
逆に、税金の使い道は、ちゃんとしてもらわねば!と思うんですが。)


2月4日(水)

近所のスーパーに、有機栽培のとても美味しそうなネーブルがあったので買ってきた。
県内で栽培されているだけあって、大変みずみずしく、美味しかった。

ずっと長い間、私にとって柑橘類とは<温州みかん>のことだった。
子供の頃は、今のように色んな品種が出回っていなかったし
かろうじてあった<はっさく>や<夏みかん>などの大型柑橘類は、
ほとんど我が家では食べなかった。
これは皮をむくのが大変で、
食べるのにかなりヨイショがいるため、母が断固買わなかったものと思われる。
記憶をたぐると、数年に一度くらいは食べたような覚えがあるので
あれらは多分きっと、貰い物だったんだろう。

そんな温州みかん一辺倒の環境の中でも、ネーブルの存在は知っていた。
小学校高学年の頃だったか
NHKの<みんなの歌>に、ネーブルの登場する歌があり、それで知ったのだ。
おなかを壊した妹が隣の部屋にいるので、兄はこっそり自分だけネーブルをおやつに食べる・・・
のだけれど、食べてる音が妹に聞こえないかビクビクする
というような歌詞だった。
これを聴いて
「ネーブルって何??」と、ばあちゃんかじいちゃんに聞くと
「外国のみかんじゃ」
と教えてくれたのだった。

  余談ながら、じいちゃんかばあちゃんに言葉の意味を教えてもらったので、
  今でも強烈に覚えているのは<不安>の意味を聞いた時のことだ。
  小学校の低学年の頃、
  外国の童話を読んでいたら<ハンスの不安>なんて言葉が出てきた。
  もちろん、ルビがふってあったから読めたのだけれど
  「ふあんって何?」
  と聞く私の発音は、なにせ知らない言葉だから、そーとー不正確だったらしい。
  「ふあんって何?」

  じいちゃんorばあちゃんは答えてくれた。
  「それはな、歌手とか俳優さんのことを、すごく好きな人達のことで」

  ・・・・・・・<ハンスの不安>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

  もちろん、ますますわけがわからなくなったのは言うまでもない。
  <ファン>のことを言っていたのだ
  と気づくのは、ずっとずっと後になってのことだった。

それはともかく、ネーブルは、頭を悩ませることもなく、柑橘類と納得できた私。
しかし、なかなか、それを食べてみるチャンスには出会えなかった。
高校卒業まで暮らした実家は、まるで願でも掛けているかのように温州みかん一筋だったし
実家を離れた大学時代から結婚するまでは
なにせお金が無かったから、ネーブルを食べようなんて考えもしなかったのだ。
しかし、チャンスは突然やって来るもの。
それは、結婚1年目のある日のことだった。

それは夏のある日、夫へのお中元としてやって来た。
当時私達は大阪市内に住んでいたのだけれど
そのマンションへ届けられたのが、立派な箱に入った、20個のネーブル達。
名前だけ知っていて、実体を見たことがなかった私には、
最初それが何なのか、全くわからなかったのだけれど
商品名<ネーブル>に、ついに初チャレンジの日が来たのを知り、内心小躍りした。
夫もまだ食べたことが無く
二人で本当に、恐る恐る・・・という感じで食べてみた。
デパートからやって来たネーブルだ。
当然、ムチャクチャに美味しかった。
ああ、この世にこんなに美味しい柑橘類があったとは・・・!!

この素晴らしい物を私達に送ってくれたのは、当時、夫が営業を担当していた
大阪のとある会社だった。
夫のような若輩者に、こんなに気を使ってくださって・・・
それも、こんな美味しいものを・・・と、私を感動させてくださったその会社の社長さん
有働さんといった。
その後まもなく、我々は関東に引っ越し
もう2度とネーブルをいただくことはなくなったのだけれど・・・。

数年後、埼玉の社宅で、NHKの朝のニュースを見ていた夫は、素っ頓狂な声をあげた。

「わーーーーー!!ウドーさんや!!!!!」

TVに映っていたのは、その頃、全国版の朝のニュースに抜擢されたばかりの
ウドーユミコアナウンサー。
そう、ネーブルをくれたウドーさんは、ユミコアナウンサーのお父さんだったのだ。
夫が営業担当をしていた頃は、
娘さん、まだ真っ赤なスポーツカーに乗ってる女子大生だったそうだけど。
その後、NHKの大阪局に就職した・・・
という噂は聞いていたそうだが、まさか全国区に出てこようとは!

「お父さんソックリ!!!!!」

はげさせて、おなかをポコッとふくらませれば、お父さんになるそうです。ウドーさん。


以来、店先でネーブルを見るたびに、
ウドーユミコアナウンサーの顔が、頭をよぎって仕方がないワタクシ。
本日も、ウドーさんを思い出しながら、美味しいネーブルをいただきました。
今日は立春。


1月30日(金)

フィルムで写真を撮っていた時代のアルバムが、棚に何冊も並んでいる。
ほとんどは、結婚後、
夫とどこかに出かけた際の写真だけれど
2冊だけ、私が独身時代のアルバムが、混じっている。
高校時代までの写真は、実家に残してきたので
今の我が家にあるのは、<大学生以降〜結婚まで>の私の写真だ。
なにかのきっかけで、そのアルバムをめくったりすると
若さゆえの自分の顔の丸さに仰天したり、服装のセンスに愕然としたり。
そして時々
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
と、頭を抱えてしまうような写真も現れる。

<仮装>の写真も、そのひとつだ。

これは大学1年生、寮生だった時のもので
ある夜、寮で、ふいに「仮装をしようぜ!!」ということになってやった。その動かぬ証拠だ。
別に、寮をあげての仮装大会というのではなく
その時、誰かの部屋に集まってだべっていた6〜7人が、突如仮装をすることになった。
確か
<一家(←ヤクザじゃなくて、家族ね)になろう!>
というコンセプトで、それぞれがじいちゃん・ばあちゃん・おっさん・おばはん・赤ん坊etc
に、キャアキャア言いながら扮装していった覚えがある。
で、出来上がって、またキャアキャア言いながら、写真に収まったわけだ。

・・・特にクリスマスとか、誰かの誕生日とか、試験明けのパーティとか
そういう夜ではなかったと思う。
ごくごく普通のある夜、いきなり仮装大会をしてしまう・・・
というのは、もう、
寮という特殊環境ならではのことだろうし
また、<箸が転んでも可笑しい>あの年頃ならではのことだろう。
年がら年中、脳内麻薬が出っぱなしだったんだろうな・・・私達。



今日の新聞で、<昔、大阪や京都では、節分の日に仮装をしていた>という記事を見た。
仮装をすることを<お化け>と呼んで
戦後まで続いた風習だったと書いてあった。
いつの間にかすたれてしまったそうで
確かに、1980年から1990年末まで、10年間関西で暮らしていた間
私は一度も、その<お化け>なる行事のことを、聞いたことがないし見たこともない。
なんですたれちゃったんだろう・・・・・・・???
それはともかく
最近、イベントとして<お化け>を復活させようという動きがある、と新聞。

いいな。いいな。これ。


節分のイベントと言えば、<豆まき>だけれど
あれは、やっぱり子供向けだと思う。
10数年前から、何故か急速に流行りだした
<恵方を向いて巻きずしを丸かじりする>というのは、なにせ無言で食べるだけだし
イベントとしてはもうひとつ、いや、もういつつ。
家族全員で一方向を向いて、無言で巻きずしを丸かじりする
なんてのは、
何も知らない外国人が見たら、そりゃあもうびっくりするだろうし
そのびっくりした顔を見るのも、おもしろ可笑しいだろうけれど
・・・でも、そのために、いちいち外国人を呼んで来るわけにもいかないし・・・・・・・。

というわけで、仮装。
18の、あの寮生時代以来、そう言えば一度もやったことがなかったっけ、仮装。
              (結婚式が<仮装大会>と言えば言えなくもないけれど
               サムライとか縄文人になれるわけじゃないし。)
パァ〜〜〜〜〜ッと笑って厄払いにはいいのかもしれない。仮装。
<お化け>。
なんだかそういうイベントがあったら
ちょっと参加してみたくなった、本日だった。
やっぱり立春なんだから、パァ〜〜〜〜〜ッと陽気なのがいいな、と思う。

   仮装・・・ということで思い出すのは、もうひとつ。
   高校時代の体育祭。
   この時、余興で、担任の先生を生徒が仮装させる・・・というプログラムがあったのだ。
   高校1年の時の担任の先生は、本当に良い先生で、
   思春期の難しい年頃の私達もが、大好きになってしまうような先生で
   先生になついて、なついたあげく遠慮がなくなったのか
   体育祭で、我々が先生にさせた仮装は<カリメロ>だった。
   小柄で小太りの先生に、カリメロの扮装は、本当に本当に良く似合っていたけれども
   ・・・やっぱりちょっと気の毒だったかしら・・・・・。


朝: ゆで卵半個、野菜炒め(チンゲン菜、赤ピーマン、油揚げ)
   サラダ(サニーレタス、大根、ブロッコリーのスプラウト、トマト)
   フランスパン2切れ、オリーブオイル、ネーブル、紅茶


1月23日(金)

<サインはV><アタックNo.1>といえば、私が小学生の頃の、大人気TV番組。
かたや実写ドラマ、かたやアニメの違いはあるものの
共にバレーボールの世界を舞台に
「X攻撃」だの「木の葉落とし」だの、超人的な荒技を次々と繰り出し
私を一発でとりこにした番組達だ。
中学に進んで、何故、
当時<肥満>で<超運動オンチ>だった私が、バレーボール部に入ってしまったかと言えば
やはり、これらに影響されてのことだった。
そして、当然、私以外の新入部員も同じ動機だったらしく
練習の合間に
「X攻撃!」「木の葉落とし〜〜〜♪」などとやって、皆で遊んでは
先輩や顧問の先生に怒られていたものだった。
そう、
漫画にしろ、ドラマにしろ、昔のスポーツものは
こういう<絶対に実現不可能な必殺技>が華だった。これがなくっちゃ何も始まらなかった。


小学校の高学年の頃、<マーガレット>に登場した漫画<エースをねらえ!>は、
この必殺技がなかった。
ものすごく画期的な漫画だった。
もちろん、当時の私は、その革新性には、まったく気づかなかったけれども
必殺技が無くとも、やはり<サインはV>と同じくらい、この漫画にはハートを鷲掴みにされた。
そして、
「中学生になったら、テニス部に入ろう」
とも、うっすら思った・・・はずだった。
中学入学直後、バレーボール部と共に、テニス部にも見学に行った覚えがあるから。
ただ、テニス部は、当時も<エースをねらえ!>が連載中だったため、猛烈な人気で
あまりの入部希望者の多さに嫌気がさして、止めた。
そのテニス部は、全然スポ根部じゃなかったから
あのままテニス部に入部していたら、私の中学時代はどんなになっていたのだろう・・・・・・・
と、思うこともあるのだけれど
それはともかく
なにせ<エースをねらえ!>は大人気。
テニスをやっていようといまいと、当時、女の子達への影響力は絶大で
あの世界に感化されていたのは、バレーボール部の我々とて同じことだった。

だから、やった。
当然、やった。
「X攻撃」や「木の葉落とし」だってやってしまう私達が、真似しないはずがないではありませんか。
何を真似たかって
そう、
岡ひろみの先輩に<お蝶婦人>がいるのなら、と、
我々O中女子バレー部一年生の面々は
バレー部の、美人の先輩や実力のある先輩達を

<貴婦人さま><伯爵夫人>


などと、呼んでいた。
もちろん、陰で秘かに呼んでいたのだけれど、気持ちは大真面目。
そうそう、<公爵夫人>もいたっけ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも、なんなのよ。公爵夫人って・・・・・・・・・・・・。

今思うと、本当にアホ丸出しなのだけれど、私達は、その世界に酔っていた・・・。
そして、そういうことをやらずにはおられないくらいに
あの、本家本元<お蝶婦人>のインパクトは、でかかったのだ。



話題のTVドラマ<エースをねらえ!>を、昨夜見た。
リアルタイムで漫画を読んでいた世代としては、怖いような、楽しみなような・・・。
でも、

役者さんみんな、けれんみがあって、ハッタリきいてて
良いではないですか〜〜〜〜〜♪


藤堂さん、老けすぎ・・・とは一瞬思ったけれども
考えてみれば、漫画の中の藤堂さんだって、とても高校生には見えなかった。おっさんくさかった。
と、気を取り直し
後は、役者さん達の、大見得切った演技の連続を、堪能させていただいた1時間。
ただ、ひとつだけ気になったのは・・・、
肝心のテニスのプレーのシーンのいいかげんさ・・・だろうか。

上戸彩ちゃんも、他の俳優達さんも、
売れっ子で忙しいのはわかるけど、もうちょっとテニスの特訓をして撮影に臨んで欲しい・・・。
サーブやレシーブは出来なくていいから、せめて構え方とか、フットワークとか・・・。
じゃないと、このままじゃ<岡ひろみ>、
全然、才能が有りそうには見えないではないですか?????
同じ部の子達が、
ひろみがコーチに目をかけられているのを「えこひいきだ!」と怒るシーンで
私、思わず
「ホンマにその通りやなぁ」と、うなずいてしまったではないの。
だからお願い。
もちょっと<それらしく>なって・・・。

・・・いや、これからひろみが、ものすごく上手くなっていくのがこのドラマだから
それに合わせて、この後、素晴らしいプレーをのシーンを見せてくださるのだろうか?
そうかもしれない。
そう期待しておきましょう。
なにせ、この、キョーレツな演技と、非現実的なフィクションの世界を支えていくのは
<ひろみの強さのリアリティ>以外に無い、と思うので。

てなことを考えながら、ふと思った。
昔観た<サインはV>。
あれだって、当時は「すっげ〜〜〜〜〜!!!」と思って観ていたけれども
今観たら・・・
相当ヘナチョコなのかな?????バレーのシーン。
そして・・・・・・・・
やはりいたのだろうか?我が中学のテニス部に。<O中の藤堂さん>と呼ばれていた男子が・・・?????


昼: 豚肉と野菜の炒め物(豚肉、白菜、長ネギ、人参、緑ピーマン、しいたけ、厚揚げ
                 しょうが、にんにく)
   みそ汁(ぶなしめじ、もずく)、ハーブティー


1月20日(火)

いや〜〜〜〜〜ん、ハワイ旅行なんて困っちゃう。
どうせこれ、出発期間が決められてるんでしょ?その時に休みが取れなければ、パァなんでしょ??
う〜ん、食器洗い乾燥機にマッサージ椅子、
洗濯乾燥機もねぇ・・・。
どれも場所取るし、でかい家財道具が増えると、引っ越しの邪魔。
強いて言えばノートパソコンかな?
でも、メーカーによるわよね・・・・・。

と、ひとり、頭の中に妄想竹を生やしまくっていた高橋。
何のことか、もうおわかりでしょう。そう、お年玉付き年賀葉書の商品のこと。



我が家は夫婦共々、全くギャンブルをしない家庭だけれども
夫は、年末ジャンボ宝くじだけは、毎年「買おうかどうしようか。買おうかどうしようか。」
と、さんざん迷って、10枚だけ買う(ケツの穴が小さいぞ!)
私は、前にも日記に書いたけれど
仕事自体が博打なので、
競輪競馬・パチンコにマージャンはもとより、宝くじさえ買いたいとは思わない。思ったことがない。
結果のわからないものに夢をたくす
なんてことは、もう、仕事だけでたくさんなのだ。


さて、夫は、宝くじを買って帰ったその日から、妄想をいだき始める。

「1000万当たったらどうしようかいのぅ?
まず、500万くらいで、バァーーーッと好きな車を買うてぇ・・・。」

1億円じゃなくって、あくまでも1千万円で考えるところが、夫のスケールを物語ってしまうのだが
それでも、
よくまぁ、そういうたわけた想像をして楽しめるもんだよ
と、私はいつも思っていた。
なかなか、理解しがたい発想だったのだ。これは。

しかし
先日、お年玉付き年賀葉書の今年の商品を見て、私の頭にも妄想竹が芽吹き始めた。

2等はねぇ・・・・・
腕時計・・・ったって、好みに合わないんじゃあどうしようもないし
デジカメは、もう持ってるし・・・・・・・う〜〜ん
ふるさと小包6個!??
6個ももらったって、あれ、ほとんど食料品じゃないの?食べきれないじゃん!
却下却下。
こうなってくると、3等の<ふるさと小包1個>が、一番いいかな。妥当かな。
もらって、一番「得した!」って気に、素直になれるかも。
4等は
レターセット?????
・・・・・もう、メールがほとんどで、手紙は滅多に書かないから、こういうのもらってもねぇ・・・云々。





楽しい夢を見させていただきました。
夫の気持ちも、よくわかった。
そして、妄想の果てに、我らが手に残ったのは、5等の葉書10枚なり。

本日、郵便局にて、お猿の切手シートに取り替え
書き損じの葉書も切手に替えて、我が家の年の初めは、これにて本当に終了した。
毎年、年賀葉書を押入の箱にしまって、やっと最後の年始気分も消滅するのだ。
さぁ、また1年、長いけれど頑張らねば。

・・・それにしても、
すごく久し振りに、お年玉付き年賀葉書の商品を、じっくり眺めて見たのだけれど
こんなに選択肢が増えているとは!
昔は、せいぜい3種類の中から選んでいた記憶があるのだけれども・・・・・
と、ちょっと浦島太郎な気分の午後だった。


昼: キムチ入りスープ(キムチ、豚肉、白菜、長ネギ、ニラ、にんにく)
    ブロッコリーのオイスターソース炒め、ハーブティー


1月17日(土)


高松市美術館は、高松の中心街にあり、市民の憩いの場となっている。
1階ロビーの一角にある20脚ほどの椅子は、文字通り憩いの場で
連日正午から午後1時過ぎにかけては
近所のサラリーマン&ウーマンが
昼食後の爆睡を楽しむメッカとして、有名である。
椅子を埋め尽くし
皆、見事なほどの爆睡ぶり。
どうぞ、スリには注意してくださいよ、と思わずにはいられないほどに。

この状況に、
椅子が占領されて困る・・・
という苦情を言う人もいるかもしれないけれど
私は、オフィス街がお昼休みの、一時間だけのことなんだから、大目に見てあげたらいいじゃん♪
と思っている。
みんな市民税を払ってるんだし。
そこ以外にも、座れる場所は館内にあるんだし。


さてさて、我が夫も、このメッカ巡礼組である。
ほど良くエアコンが効いた館内。
そこで、熟睡する至福のひととき。
サラリーマン&ウーマンなら、誰だって経験があるでしょう、あのひとときのために
夫は、日々、椅子取り合戦に励んでいるという。
が、
ここにひとつだけ、至福を邪魔する存在が。

50インチはあろう、巨大TV。
椅子席の正面に備え付けられているそれが、
美術関係のビデオを、終日、流し続けていると言うのだ。
<世界美術館巡り>とか<美術史紀行>みたいなやつを。
心地よく寝入ろうとした耳元で

「19世紀のフランスでは・・・」

などという、でっかい音声のナレーションを、夫は毎日聞かされているらしい。
それでも、聞きながら、いつの間にか眠ってしまっている・・・というのだから
やはり、サラリーマン&ウーマンはたくましい!



本日、新聞を見ていたら、またあの広告が目に入ってきた。

<聴くだけで英語が話せるようになる!>

という、よくある広告。
今日見たのは、なんでも、<右脳学習器>なる物を使えば
聴くだけでたちまち<英語耳>になれる、とかいう内容だった。

テープを聴くだけで
CDを聴くだけで
たちまちスラスラのペ〜ラペラ。

などという歌い文句を、私はいっっさい信用していないのだけれど
理由はもちろん
夫だ。
聴くだけで何もかも覚えられるのならば
連日、美術館で寝ている夫は、今頃美術史家になっているはず。
私に
「バロックって何?」
などと聞いていては、いけないんじゃなかろうか!??

もちろん、睡眠学習法などというものも、↑同上の理由で、全く信用できない。

それに、そもそも、根が体育会系の私。
<◎◎するだけで、楽〜に◎◎できま〜す。>というのがキライなのだ。
世の中、そんなに美味い話があるもんですかっ。
と、歌い文句を見るたびに、ついつい怒髪天を衝いてしまう・・・・・。
・・・と言いつつ、
<ここを刺激するだけで、素晴らしい(漫画の)アイディアが湧きます!>とか
<これを使うだけで、見る見る絵が上達♪>
などというものがあれば、知りたい!欲しいものだ・・・と思ってしまう、
人間とは悲しいもの。



※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 

今朝起きたら、雪が積もっていた!
・・・と日記に書いてしまうほどだから、香川県の平野部での積雪は、本当に珍しい。
あっという間に溶けてしまったけれど、山間部は・・・??
明日は、山仕事。
ちょっと不安。


1月14日(水)

直島の山火事に、やっと鎮火宣言が出た。
 (あの現代アートの島、我が愛する直島が、山火事だったんです。
  2日間、火がおさまらなくて、大変だったんです。)

良かった・・・。
じいちゃん・ばあちゃん達が無事で良かった。
(ビーグル犬の)オジィも無事で良かった。
出火原因が、もし、タバコのポイ捨てだったら、もう許されないことだけれど
ともかく、今は、鎮火して良かった。



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