2003/1/1〜2/28

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2月25日(火)

「この人、40歳くらいになったら、ものすごくええ顔の男になるやろうなぁ・・・。」

10年前の秋
私はTV画面を見ながら、しきりにそう思っていた。
画面に映っていたのは、松井。
今やメジャー・リーガーの松井秀喜、巨人軍入団の頃の話である。


私は、野球をほとんど見ない者なのだけれど
どういうわけか、松井には、ドラフト会議の頃から興味を引かれてしまっていた。
理由は多分、私が<おっさん好き>で
松井が、18歳の頃から、すでに35歳にしか見えないくらい<おっさんくさかった>からだろう。
そう、私は、美少年とか美青年が苦手。
なんか気色悪くて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と言うと、それこそ顔差別になるのでマズイのだけれど
でも、なんか避けて通りたい。
そばにいるなら、南伸坊みたいなおっさん顔の人がいい。すごくいい。
     (というわけなので、面食いの方、合コンがあるなら、ぜひ御一緒しましょう。
     狙いをつけた殿方がダブることは、絶対にないし♪♪)

ところが、私の好みとは裏腹に
ルーキー松井に対する、世間の<ルックスの評価>は
かなり情け容赦ないものだった気がする。
大体、あの<ゴジラ>ってニックネームは何??
顔が、ニキビの跡で、ボコボコしていたからか?
高校生の初々しさもなく、いかつい顔だったからか?
ニックネームは、マスコミがつけたもんじゃなくって、もともとそう呼ばれていたのだろうけれど
その<ゴジラ>のせいか
マスコミが彼について語るとき
なんとなくだが
「顔は男前じゃないですけどね」
いやもっとズバリ
「顔はマズイですけどね」的おちょくった物言いが、結構あったように思う。
実力はすごいんだけど、顔はね〜〜〜〜〜〜
という物言い。
そういう物言いを聞くたびに
「40くらいになったら、きっとメチャええ顔の男になってるでぇ!」
と、私は強〜〜く強く思っていたのだった。



あれから10年。
28歳になった松井は、相変わらず35歳以上にしか見えないけれど
落ち着き払った態度には、ますます年季が入り
(そう、18歳の頃から、この人は本当に落ち着いていた。
あまりにも落ち着いた態度・振る舞い・物言いに
さすがの私も「おまえはホンマにおっさんか」と、TVに向かってつぶやくことも、しばしばだった。)
その姿は、ますますおっさんらしく、かつ威風堂々としたものになっている。
<ジャングル大帝>のパンジャみたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
などと言い出すと、もう、私も相当ビョーキでしょうか・・・・・・・?


ともあれ
人柄の良さは、もう誰もが認める通り。
後は身体に気をつけて、メジャーで、ぜひ結果を出していただきたいもの。
いえ、いきなり結果が出なくても
私は応援しておりますからね。
ガンバってね。松井君。

彼を見ていると、明るい気持ちになり、なんとな〜く元気が出てくる私。
行け行け!MATUI!♪GOGO!ゴジラ!♪♪


朝: ゆで卵、野菜炒め(緑ピーマン、ブラウンマッシュルーム、長ネギ)
   サラダ(トマト、きゅうり、ブロッコリーのスプラウト)
   フランスパン2切れ、オリーブオイル、りんご、紅茶
昼: 鶏肉とブロッコリーの炒め物(鶏肉、ブロッコリー、厚揚げ、にんんく、クコの実)
   大根と人参の酢の物、ウーロン茶


1月22日(水)

カナダの人って、いったい何考えてるのよ!??

と、思わずにいられなかったのは、先日の日曜日のこと。
私と夫が、<盆栽の台>を求めて、高松市内をさまよっていた時のことである。


その日、私達は、とある<アジア雑貨屋>で
おお〜、これはぴったり!!
と、思わず駆け寄りたくなるような、素朴な木製の丸椅子を見つけていた。
大きさといい、高さといい、雰囲気といい
まるで我が梅の盆栽のために作られたような・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
が、それは7200円もした。
おまけにギックリ腰になりそうなほど重い!
重いからこそ高いのだろうけれど、いやはや、こんなものを買うわけにはいかない。
しかし、他の店で、これと同じような物を、見つけることができるのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

という時に思いついたのが、<ジェロト・インポート・スクエア>という場所である。
これは、通産省の外郭団体が運営する
輸入品のアンテナショップのようなもの。
確か、東京では、サンシャインビルに、でっかい店舗があったはず。
カシミアのセーターや、タイ料理の食材などが、割にリーズナブルに買える場所で
ここになら、東南アジア製の椅子くらい置いてあるのではなかろうか?????
と、考えたのだった。

出かけたジェトロ・インポート・スクエアには
結論から言うと、家具は置いていなかった。
置いていなかったけれども、おりしも冬物衣料がバーゲン中♪
ウールのライトグレーのセーター&カーディガンのアンサンブルを
たった2500円でゲットできて
ああ、幸せ♪♪♪
と、私はご機嫌であったのだ。
ご機嫌で店内を、チョロチョロ歩き回ろうとしていたのだ。
そこへ


「おまえはこっちに来るな!」

と、夫の声。
店内の少し離れた所に夫が立っている。

「は?」と私。

「来るな。おまえは絶対に、来んほうがええ!」


私は行かない方がいい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というのはつまり、夫のいるその辺に、
私の大っキライなものがあるということか???
大っキライなもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って
カ◎ル??



ここから先は、夫の証言を元にした記述である。


夫が店内をヘラヘラ見て回っていると、
視線の先に<カ◎ルの人形>のようなものが10個くらい積み上げられてあったそうだ。
ヒキガ◎ルくらいの、けっこうでかい、茶色のカ◎ル。
ここで私などは、セサミストリートに出てくるような、ぬいぐるみを想像してしまうのだけれど
そうではなくて、大変にリアルなものだったそう。
思わず近寄って
「ほぉぉぉぉぉ。これは良く出来とるわ!!」
と手に取ったら。


「ぎゃああ!
本物じゃーーーーーーーーー!!!」


と、これは夫の心の叫びなのだが

そう、それは本物のカ◎ルの皮を使った人形だった・・・そう。
いや、実は人形ではなくて・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・カ、カ◎ルの身体の、前半分で作った

・・・・・・・・・サ、・・・サイフだった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とか。(ウゲゲェェ〜〜〜〜〜!)
つまり、



夫の絵によると、こういうことである。
(ヘタな絵の分、なんか気色悪さがよけいにつのるけれど)
ほ、本当にこんな物が、この世にあるんだろうか??
だが、本当にあるようなのである。
夫によると、これは<カナダ製>の<魔除け>らしい。
魔除けったって、こんな物。
私がスーパーでレジの仕事をしていて、客が「ほい2000円」って
おもむろにバッグからこんなサイフを取り出して、お金を払おうとしたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
突き飛ばして、突き飛ばして
店内から押し出しますね。その客。


あああああ、もぉ、わけがわからない!
カナダ人!
何考えておるんだ!??????



と、昨日までは思っていた私だった。
しかし、本日、近所のスーパーへ行ってみたら
すでに節分の商品が、棚に並べられている。
豆、紙製の鬼の面、巻きずしの予約用紙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
といった物を眺めているうちに、
思い出したのである。
我が国の、<節分の魔よけ>を。
そう、あの<イワシの頭をヒイラギに刺した>やつ。

・・・あれだって、知らない人が見たら、相当なもんだろうなぁ・・・・・・・・・・。
   (何も知らずに、その日、ホームスティ先へ帰ってきた留学生の
   玄関ドアを開けようとした時の
   断末魔のような叫び声が、想像できるではありませんか?)

というわけで、風習は地域によって色々。お互い様、ということのようで。


・・・とは言え、あのサイフを仕入れて、店に並べてるジェトロの人の気持ちは、私にはわからない。
それも10個も!(いや、倉庫にはもっと山ほど積んであるはず。想像したくないけれど。)
誰か買いますか?
香川県在住のカナダ人が
「おお〜〜!!これこれ!♪」
と言って、まとめ買いしていくのであろうか????????????
しかし・・・、それではアンテナショップの意味がないと思うんだけれど。


(追記 : もしかしたら、あれは、大変にリアルに出来た、豚か牛の皮で作ったサイフなのかもしれない。
      でも、だからと言って、私はそれが、カ◎ル製か豚・牛製かを
      確かめに行く勇気なんて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。)


昼: 中華スープ(鶏肉、シイタケ、ぶなしめじ、白菜、長ネギ、いんげん、にんにく、しょうが)
   大根と人参の酢の物、しょうが入り紅茶

1月19日(日)

<盆栽は、部屋の中で育てるべからず。
外で太陽の光を当て、風に当てして育てるべし!>



あらゆる<盆栽のHow to 本>にこう書かれ
泣く泣く盆栽のインテリア化をあきらめた我が家。
外に出すなら、我が家の場合、ベランダに置くしかないのだけれど
<コンクリートの上に、直に鉢を置くのは絶対にダメ!!>と、厳しく書かれ
さらに泣く泣く、盆栽置き場を買いに行った。本日。



DIYショップで、ちょうど良さそうなヒノキの切り株を見つけたので、もう、これで代用することにした。
(ああ・・・、実に、虫の湧いて出そうな切り株だ・・・。)
ついでに、チョッコエッグのおまけのフィギュアの<アホウドリ>も設置。
 


・・・・・・・・・・正直な話
以前、夫が、フィギュア欲しさにチョコエッグを何個か買って帰った時
家の中にゴチャゴチャ物を増やしたくない私は
「この大馬鹿もんが!!!」
と思ったものだったけれど・・・・・・・・・・・・・・・・

いやはや、こういう時に役に立とう(?)とは。


ところで、ここまでのところ、我が家が、この盆栽にかけたお金は、以下の通り。
     梅の盆栽  1500円
     台の切り株  380円
     枝の剪定のためのはさみ  100円(100円ショップには、こういうものまである!)
     枝を固定するための銅線   780円(高っ・・・)
                       計  2760円

2760円!!!???
と、計算してみて、あらためてトホホーーな思いである。
この先、この盆栽
いったいどこまで我が家の生活費を喰っていくのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

昼: セルフのうどん屋<しんせい>にて
   かけ小190円、おでん(コンニャク)90円


1月15日(水)

昨年一大ニュースとなった、アザラシの<タマちゃん>。
「タマちゃーーーーーん!」「タマちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!」
TV画面の中で、アザラシに必死で叫び続ける人達を、私は何度見たことだろう。
見て、正直なところ
<・・・・・・・何を考えてるんだ?>と思わざるをえなかった。
動物相手に、絶叫してどうなる?????
アイドル歌手じゃあるまいし。

しかし本日、気がつくと私は、ビデオを観ながらTVに向かって絶叫していた。
「ギャァァァァァァ!!ピース!!ピースちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜んんんっ!!!」
ピースとは、愛媛県立とべ動物園というところにいる
メスのホッキョクグマのことである。



ピースは3年前、とべ動物園で生まれた。
動物園育ちの母グマが育児を放棄したため、人工保育されることになった
・・・というのは、よくある話に思えるけれど、
これが実は大変。
ホッキョクグマは、極めて感染症に弱く(極地の生き物ですからね)
国内で、人工保育が成功した例は、過去には無いそうなのだった。
飼育係の高市さんは、ピースを家に連れて帰り
家族一丸となってピースを育て
おかげでピースは今や、
<ホッキョクグマの人工保育の記録を更新中〜♪>と
とべ動物園の宝になっているのだけれど
宝なのは、地元のメディアにとっても同じこと。
愛媛県のNHK松山局は、ピースの誕生時から取材を続け
年に一度、30分の特集番組の放送を続けている。
そして、私はもう
これが楽しみで楽しみで楽しみで!!

なにせ3年前、<一歳になりました♪>ということで放送された、最初の特番を見た時

「ぎょええええええええええ!!」
と叫んで、私はコタツにつっぷしてしまった。
それくらい、理性がふっ飛んでしまうくらい
生後2ヶ月のピースは、もう、もう愛くるしかったのだ。

              どれくらい可愛かったか、お知りになりたい方はこちらへどうぞ。
              
              (お時間のある方は、ぜひどうぞ、動く映像もご覧くださいませ。)

この、完璧な<動くぬいぐるみ>状態のピースに、私はもうイチコロ。
以来、毎年、30分の特集番組を待ちわびて
本日は、その3回目の放送をビデオで観た、というわけなのだった。

3歳になったピースちゃんは、もうすっかり娘さん。
ピースちゃんと言うよりは、<ピースさん>。
けれど、成長の記録を見ているせいか、今でもとっても可愛らしく見える。
実際に、とべ動物園へ行って見たことは、まだないのだけれど
もし行って、本物のピースちゃんに会ったら
「ギャァァァァァァァァ!ピース!ピィスゥーーーーーーッ!!!」
と、私は間違いなく叫ぶだろう。手も振るだろう。動物に向かって。(・・・あああ、大人げない・・・。)
てなことを、今日確信した私だった。
よ〜〜くわかった。
タマちゃんであれ、
アイドル歌手であれ、ベッカム様であれ
人は好きなものを見ると、なぜか叫ばずにはいられないもの
手を振らずにはいられないもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

これから彼女は、人間の都合でお見合いをさせられたり、
場合によっては人工授精・・・などということにもなるかもしれないけれど
どうか元気で長生きして欲しい。
できればお嫁に行かず、お婿さんに来てもらって
私がいつか会いに行くまで、とべ動物園のアイドルに君臨していてね♪♪
ピースちゃぁぁぁ〜〜〜〜〜ん♪♪♪♪♪





・・・と、まぁ、すっかりピースに尻の毛まで抜かれている(失礼)高橋だけれど
本当は、ホッキョクグマ相手にハートマークなんぞ飛ばしていてはいけない
ということは、よくわかっている。
なにせ相手は、<地上最大の肉食獣>。
以前読んだ新聞記事には、こういう一行もあったっけ。
  
     <ホッキョクグマ。
     それはこの地球上で、最も見た目と中身の違う生き物。>

ようするに、あの、黒い小さな目
ボヨヨ〜〜ンとした<呑気な父さん>みたいなルックス、
あれにだまされていると、えらいことになりますよ。
相手は、アザラシを、襲って喰うんですよ。
ヒグマや北米のグリズリーと同じなんですよ。凶暴なんですよ。わかってます???
あなた、グリズリーを可愛いと思う?????
・・・ってなことだろう。
だから将来、北極へ旅行に行き、万が一ホッキョクグマに出会えたとしても
「あっ!ピースちゃんだ!!♪」
などと言って駆け寄ってはいけない。
肝に銘じておきましょう。
やはり絶叫するのは、アイドル歌手かベッカム様
動物ならTV画面に向かってか
動物園の檻の中、
あるいは、絶〜っ対に襲いかかってこない、タマちゃんタイプの生き物だけね♪
ということで・・・・・・・。

     
   しかし、余談ながら
   この<地球上で最も外見と中身が違う>ということならば
   私には
   「アイツの方が上じゃないか??」と常々思っている生き物がいる。
   ぶりっ子の女・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ではない
   <パンダ>。
   そう、あのジャイアント・パンダ。
   昔、TVのドキュメンタリーで見たのだけれど
   中国の野生パンダの生態を研究する・・・
   というので、こんなことをやっていた。
   パンダの住む山の中へ、研究者が、生きたヤギを一頭連れて行く。
   そして、パンダのテリトリーに
   ヤギを紐でつないで、置いて帰るのだ。
   やがて、林の中からパンダが登場。
   動物園にいるパンダと同じ、あの、ドタッとしたぬいぐるみみたいな奴である。
   テリトリーの中に、見知らぬ生き物がいるのを見て、パンダは怒る。
   怒るが、つながれたヤギは逃げられないので・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   最初、パンダがドタドタドタ!とヤギの方へ駆け寄ってきた時
   私はアホゥにも
   「ヤギと遊びたくて、じゃれついているのかしら?」
   などと思った。
   だってそいつは、動物園で、笹持って寝転んでる奴と、同じルックスだったから。
   平和そうで、ボケラ〜〜っとした、あのパンダだったから。
   怒ってても笑ってるように見えてしまう、パンダだったから。
   が


   パンダはなんと、
   
   テリトリーから出て行かないヤギを、
   
   たたき殺し(&かみ殺し)てしまう!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   
   白黒の毛の、白い部分が、ヤギの血で真っ赤に染まったパンダ。(ゲ〜〜〜〜〜ッ。)
   ああ、そんなパンダが、この世に存在するなんて
   私はその時まで、想像だにしたことがなかった。
   私は、TVの前で固まってしまった。
   <こ、こいつら、ヒグマと同じ、クマじゃ!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>
                             
(正しくはアライグマ科。
                                      しかし、アライグマも、あの愛嬌タップリのルックスとは裏腹に
                                      ものすごく凶暴なのは有名な話。)


   メディアの流すイメージで、動物をとらえてはいけない!
   もし、いつか、中国の山の中でパンダに会ったとしても
   「あっ!パンダ♪♪♪」
   なんて喜んではいけない。寄って行ってなでようとしてはいけない!
   即、逃げるべし!!!!!!
   なのだった。


   ところで、山の中で、ふいにパンダと出会ったとして・・・
   それをどう呼ぶか??
   で、その人のおよその年齢というのは、わかってしまうもんじゃなかろうか?いくら若作りしていても。
   
   もちろん私は
  
 「あっ!!カンカン、ランランや!!!」
   と、いまだに叫んでしまう世代です。 
   ・・・・・・・・・・・トントン?誰それ?????


夜: 鶏肉の七味煮(鶏肉、人参、ぶなしめじ、長ネギ、いんげん、しょうが)
   みそ汁(豆腐、長ネギ、ワカメ)
   ショウガ入りの紅茶

1月11日(土)

サイタ、サイタ、サクラガ・・・・・・・

ではなくて


梅が咲いた。盆栽の梅が咲いた。









咲き出したら、一気にこのように・・・。
やれ、やれ良かった。



・・・けれど、やっぱり私は
これを、こういうレイアウトにしたかったんじゃない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





1月8日(水)

人はどういう時「自分も歳を取ったな・・・・・・・」
と感じるのだろうか?
コタツから立ち上がる時に、思わず「よっこいしょ」と掛け声をかけてしまった時だろうか。
寒さに負けて、靴下を3枚も重ねばきしてしまった時だろうか。
それとも
<盆栽>を買ってしまった時・・・・・・・?


この正月、初詣に行った先に出ていた屋台で
ついに<盆栽>を買ってしまった高橋家である。
ついに・・・というのは、もう何ヶ月も前から、我々は<盆栽>が欲しくてならなかったから。
イングリッシュ・ガーデン風の鉢植えも、そりゃ綺麗だけれど・・・
私は<盆栽>が欲しかった。無性に欲しかった!



以前、私が持っていた<盆栽>のイメージというのは、以下のようなもの。
  一戸建ての家の庭先に、おっさんが棚を手作りし
  その棚の上に、ズラズラズラと盆栽を並べている・・・
  あるいは2階のベランダに棚を作り
  そこにズラズラズラと(以下同文)。
ともかく、レイアウトも何も無し
所狭しと、盆栽を並べまくっている・・・というのが、そのイメージ。
全体として見たとき、ちっとも美しくない。
「・・・・・・何が楽しいんやろ??」
と、何十鉢も並んだ盆栽を見ては、不思議に思ったものだった。

そんな考えがちょっと変わったのは、昨年の秋。
とある雑誌をめくっていたら、素敵な盆栽が目に飛び込んできたのである。
それは
<盆栽をインテリアに>というコンセプトの特集ページ。
ごくごく普通の、スッキリした部屋の中や、
ちょっとおしゃれなアジア風無国籍レストランの一角に<盆栽>が飾ってある。
ええやん・・・・・!
おっさん(あるいはおばはん)が、棚にぎっしり並べている時はちっとも美しく見えなかった盆栽が
普通の部屋に一個、
ポンと独立して置かれると、なんだか現代アートのオブジェのよう。
これ、ええやん・・・・・・・・・・・・。



以来、我が家は、いずれは部屋に盆栽を
と、密かに願っていたわけだった。
あまり知られていないことだと思うけれども
我が香川県は、実は日本有数の盆栽の産地。
ホンマかいな??と思われるでしょうけれど、マジでホンマの話です。
特に松の盆栽に関しては、全国の80パーセントのシェアを誇る、立派な地場産業。
なので、盆栽を手に入れるのには苦労はない。
年中、県内のどこかで<盆栽市>をやっているし、祭りになれば、必ず盆栽の屋台が登場するし。
   (・・・しかし、祭りに盆栽、あるいは植木屋の屋台・・・というのは
   他府県でも普通の光景なんだろうか??
   屋台って、結構地域性があるもの・・・。
   関東に住んでいる時は、駅前やら商店街やらに、やたら<焼き鳥>の屋台があるのに
   最初はビックリし、また、その屋台でガキンチョが焼き鳥を買って
   あたりまえに買い食いしているのにも、仰天したものだった。
   「・・・おっさんか!?こいつらは!」と最初はマジで思ったのだった。
   関西では、あまり焼き鳥の屋台は見かけなかったから。
   駅前や商店街にあるのは<お好み焼き>か<タコヤキ>の屋台だったから。
   とはいえ、香川県の駅前に、盆栽の屋台があるわけではないですよ。)


さて、そんな香川県で、密かに願い続けてこの正月。
初詣を終え、寺の門を出た我々は、門前で盆栽の屋台と出会ったのだった。

・・・正直に言うと
つねづね、初詣先の屋台で<植木の苗>やら<盆栽>やらを買って帰る人達を見て
「なんで、初詣に来てまで、あーゆーものを買って帰らにゃならんのじゃ。(注:縁起物だからです。)
「年寄り臭い」
「ああなったらホンマもんのおっさんじゃ!」
と思っていたのが私。
それがよもや、
初詣先から<梅の盆栽>を下げて帰ることになろうとは!
しかし、まぁ、「買おう」と思った時が、こういう物は買い時でしょう。
かくして我が家には
つぼみをビッシリつけた梅の盆栽がやって来た
のだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


はっきり言って、今、私は怖い。
この梅、無事に咲くんだろうか・・・・・・・????????
というのが正直な気持ち。
だって、考えてみたら
盆栽って、盆栽職人が手塩にかけてここまで育ててきた物。
流行のイングリッシュ・ガーデンの植物のように
太陽と水があったら、勝手にズンドコ伸びる・・・というものとは全然違うのじゃなかろうか?性質が。
だからこそ、おっさん達の自慢の趣味になっていたのでは???
・・・・・・・・そんな<緑の指>の持ち主のところから
我が家になんかやって来て
この梅
破産した財閥家のご令嬢のように、「もうダメ・・・」と、ひっくり返ってしまうんじゃなかろうか??
あああ、それに考えてみたら、盆栽って日に当てて育てるものだった!
(おっさん達は、だから庭に棚を作っていたんでしょう。)
だったらこれ
家の中でオブジェみたいに飾ってたら・・・・・・・・・・・・・・
まずいんでは?????????????

と、買って帰ってから気づく私も私だけれど・・・・・・・。



というわけで
家の北側の玄関に、アートのように飾りたかった盆栽。
そいつは、今、日中は陽の良くあたる南のリビングの床に置かれ
夜になると玄関に戻され・・・・・・・・
という毎日を送っている。
とほほである。
リビングのコタツの横の床に、ドンッと所在なく置かれた盆栽は
はっきり言って、とっても間抜け。
一体誰が、「部屋に一個だけ置かれた盆栽って、現代美術のオブジェのよう♪」なんて言ったんだ??
ええ、私ですよ!!!
ともあれ、かっこいいインテリアの夢はもう捨てたから
あとはお願い。どうか無事に咲いて!!!(なんせ縁起物なんだから)
と祈る年明け。
果たして我が家に、いつか梅の香が漂う日が来るのか・・・否。

朝: 野菜炒め(赤ピーマン、緑ピーマン、ブラウンマッシュルーム、長ネギ、卵)
   サラダ(カイワレ、トマト)
   フランスパン2切れ、オリーブオイル、りんご、紅茶
昼: おでん(厚揚げ、卵、こんにゃく、テンプラ)
   人参とタマネギのサラダ、ショウガ入りの紅茶


        
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