2003/1/1〜2/28 |
過去の日記へ トップページへ戻る 2月25日(火) 「この人、40歳くらいになったら、ものすごくええ顔の男になるやろうなぁ・・・。」 10年前の秋 私はTV画面を見ながら、しきりにそう思っていた。 画面に映っていたのは、松井。 今やメジャー・リーガーの松井秀喜、巨人軍入団の頃の話である。 私は、野球をほとんど見ない者なのだけれど どういうわけか、松井には、ドラフト会議の頃から興味を引かれてしまっていた。 理由は多分、私が<おっさん好き>で 松井が、18歳の頃から、すでに35歳にしか見えないくらい<おっさんくさかった>からだろう。 そう、私は、美少年とか美青年が苦手。 なんか気色悪くて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ と言うと、それこそ顔差別になるのでマズイのだけれど でも、なんか避けて通りたい。 そばにいるなら、南伸坊みたいなおっさん顔の人がいい。すごくいい。 (というわけなので、面食いの方、合コンがあるなら、ぜひ御一緒しましょう。 狙いをつけた殿方がダブることは、絶対にないし♪♪) ところが、私の好みとは裏腹に ルーキー松井に対する、世間の<ルックスの評価>は かなり情け容赦ないものだった気がする。 大体、あの<ゴジラ>ってニックネームは何?? 顔が、ニキビの跡で、ボコボコしていたからか? 高校生の初々しさもなく、いかつい顔だったからか? ニックネームは、マスコミがつけたもんじゃなくって、もともとそう呼ばれていたのだろうけれど その<ゴジラ>のせいか マスコミが彼について語るとき なんとなくだが 「顔は男前じゃないですけどね」 いやもっとズバリ 「顔はマズイですけどね」的おちょくった物言いが、結構あったように思う。 実力はすごいんだけど、顔はね〜〜〜〜〜〜 という物言い。 そういう物言いを聞くたびに 「40くらいになったら、きっとメチャええ顔の男になってるでぇ!」 と、私は強〜〜く強く思っていたのだった。 あれから10年。 28歳になった松井は、相変わらず35歳以上にしか見えないけれど 落ち着き払った態度には、ますます年季が入り (そう、18歳の頃から、この人は本当に落ち着いていた。 あまりにも落ち着いた態度・振る舞い・物言いに さすがの私も「おまえはホンマにおっさんか」と、TVに向かってつぶやくことも、しばしばだった。) その姿は、ますますおっさんらしく、かつ威風堂々としたものになっている。 <ジャングル大帝>のパンジャみたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ などと言い出すと、もう、私も相当ビョーキでしょうか・・・・・・・? ともあれ 人柄の良さは、もう誰もが認める通り。 後は身体に気をつけて、メジャーで、ぜひ結果を出していただきたいもの。 いえ、いきなり結果が出なくても 私は応援しておりますからね。 ガンバってね。松井君。 彼を見ていると、明るい気持ちになり、なんとな〜く元気が出てくる私。 行け行け!MATUI!♪GOGO!ゴジラ!♪♪ 朝: ゆで卵、野菜炒め(緑ピーマン、ブラウンマッシュルーム、長ネギ) サラダ(トマト、きゅうり、ブロッコリーのスプラウト) フランスパン2切れ、オリーブオイル、りんご、紅茶 昼: 鶏肉とブロッコリーの炒め物(鶏肉、ブロッコリー、厚揚げ、にんんく、クコの実) 大根と人参の酢の物、ウーロン茶 1月22日(水) カナダの人って、いったい何考えてるのよ!?? と、思わずにいられなかったのは、先日の日曜日のこと。 私と夫が、<盆栽の台>を求めて、高松市内をさまよっていた時のことである。 その日、私達は、とある<アジア雑貨屋>で おお〜、これはぴったり!! と、思わず駆け寄りたくなるような、素朴な木製の丸椅子を見つけていた。 大きさといい、高さといい、雰囲気といい まるで我が梅の盆栽のために作られたような・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 が、それは7200円もした。 おまけにギックリ腰になりそうなほど重い! 重いからこそ高いのだろうけれど、いやはや、こんなものを買うわけにはいかない。 しかし、他の店で、これと同じような物を、見つけることができるのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・? という時に思いついたのが、<ジェロト・インポート・スクエア>という場所である。 これは、通産省の外郭団体が運営する 輸入品のアンテナショップのようなもの。 確か、東京では、サンシャインビルに、でっかい店舗があったはず。 カシミアのセーターや、タイ料理の食材などが、割にリーズナブルに買える場所で ここになら、東南アジア製の椅子くらい置いてあるのではなかろうか????? と、考えたのだった。 出かけたジェトロ・インポート・スクエアには 結論から言うと、家具は置いていなかった。 置いていなかったけれども、おりしも冬物衣料がバーゲン中♪ ウールのライトグレーのセーター&カーディガンのアンサンブルを たった2500円でゲットできて ああ、幸せ♪♪♪ と、私はご機嫌であったのだ。 ご機嫌で店内を、チョロチョロ歩き回ろうとしていたのだ。 そこへ 「おまえはこっちに来るな!」 と、夫の声。 店内の少し離れた所に夫が立っている。 「は?」と私。 「来るな。おまえは絶対に、来んほうがええ!」 私は行かない方がいい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ というのはつまり、夫のいるその辺に、 私の大っキライなものがあるということか??? 大っキライなもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って カ◎ル?? ここから先は、夫の証言を元にした記述である。 夫が店内をヘラヘラ見て回っていると、 視線の先に<カ◎ルの人形>のようなものが10個くらい積み上げられてあったそうだ。 ヒキガ◎ルくらいの、けっこうでかい、茶色のカ◎ル。 ここで私などは、セサミストリートに出てくるような、ぬいぐるみを想像してしまうのだけれど そうではなくて、大変にリアルなものだったそう。 思わず近寄って 「ほぉぉぉぉぉ。これは良く出来とるわ!!」 と手に取ったら。 「ぎゃああ! 本物じゃーーーーーーーーー!!!」 と、これは夫の心の叫びなのだが そう、それは本物のカ◎ルの皮を使った人形だった・・・そう。 いや、実は人形ではなくて・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・カ、カ◎ルの身体の、前半分で作った ・・・・・・・・・サ、・・・サイフだった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とか。(ウゲゲェェ〜〜〜〜〜!) つまり、 夫の絵によると、こういうことである。 (ヘタな絵の分、なんか気色悪さがよけいにつのるけれど) ほ、本当にこんな物が、この世にあるんだろうか?? だが、本当にあるようなのである。 夫によると、これは<カナダ製>の<魔除け>らしい。 魔除けったって、こんな物。 私がスーパーでレジの仕事をしていて、客が「ほい2000円」って おもむろにバッグからこんなサイフを取り出して、お金を払おうとしたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 突き飛ばして、突き飛ばして 店内から押し出しますね。その客。 あああああ、もぉ、わけがわからない! カナダ人! 何考えておるんだ!?????? と、昨日までは思っていた私だった。 しかし、本日、近所のスーパーへ行ってみたら すでに節分の商品が、棚に並べられている。 豆、紙製の鬼の面、巻きずしの予約用紙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ といった物を眺めているうちに、 思い出したのである。 我が国の、<節分の魔よけ>を。 そう、あの<イワシの頭をヒイラギに刺した>やつ。 ・・・あれだって、知らない人が見たら、相当なもんだろうなぁ・・・・・・・・・・。 (何も知らずに、その日、ホームスティ先へ帰ってきた留学生の 玄関ドアを開けようとした時の 断末魔のような叫び声が、想像できるではありませんか?) というわけで、風習は地域によって色々。お互い様、ということのようで。 ・・・とは言え、あのサイフを仕入れて、店に並べてるジェトロの人の気持ちは、私にはわからない。 それも10個も!(いや、倉庫にはもっと山ほど積んであるはず。想像したくないけれど。) 誰か買いますか? 香川県在住のカナダ人が 「おお〜〜!!これこれ!♪」 と言って、まとめ買いしていくのであろうか???????????? しかし・・・、それではアンテナショップの意味がないと思うんだけれど。 (追記 : もしかしたら、あれは、大変にリアルに出来た、豚か牛の皮で作ったサイフなのかもしれない。 でも、だからと言って、私はそれが、カ◎ル製か豚・牛製かを 確かめに行く勇気なんて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。) 昼: 中華スープ(鶏肉、シイタケ、ぶなしめじ、白菜、長ネギ、いんげん、にんにく、しょうが) 大根と人参の酢の物、しょうが入り紅茶 1月19日(日) <盆栽は、部屋の中で育てるべからず。 外で太陽の光を当て、風に当てして育てるべし!> あらゆる<盆栽のHow to 本>にこう書かれ 泣く泣く盆栽のインテリア化をあきらめた我が家。 外に出すなら、我が家の場合、ベランダに置くしかないのだけれど <コンクリートの上に、直に鉢を置くのは絶対にダメ!!>と、厳しく書かれ さらに泣く泣く、盆栽置き場を買いに行った。本日。 DIYショップで、ちょうど良さそうなヒノキの切り株を見つけたので、もう、これで代用することにした。 (ああ・・・、実に、虫の湧いて出そうな切り株だ・・・。) ついでに、チョッコエッグのおまけのフィギュアの<アホウドリ>も設置。 ・・・・・・・・・・正直な話 以前、夫が、フィギュア欲しさにチョコエッグを何個か買って帰った時 家の中にゴチャゴチャ物を増やしたくない私は 「この大馬鹿もんが!!!」 と思ったものだったけれど・・・・・・・・・・・・・・・・ いやはや、こういう時に役に立とう(?)とは。 ところで、ここまでのところ、我が家が、この盆栽にかけたお金は、以下の通り。 梅の盆栽 1500円 台の切り株 380円 枝の剪定のためのはさみ 100円(100円ショップには、こういうものまである!) 枝を固定するための銅線 780円(高っ・・・) 計 2760円 2760円!!!??? と、計算してみて、あらためてトホホーーな思いである。 この先、この盆栽 いったいどこまで我が家の生活費を喰っていくのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 昼: セルフのうどん屋<しんせい>にて かけ小190円、おでん(コンニャク)90円 1月15日(水) 昨年一大ニュースとなった、アザラシの<タマちゃん>。 「タマちゃーーーーーん!」「タマちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!」 TV画面の中で、アザラシに必死で叫び続ける人達を、私は何度見たことだろう。 見て、正直なところ <・・・・・・・何を考えてるんだ?>と思わざるをえなかった。 動物相手に、絶叫してどうなる????? アイドル歌手じゃあるまいし。 しかし本日、気がつくと私は、ビデオを観ながらTVに向かって絶叫していた。 「ギャァァァァァァ!!ピース!!ピースちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜んんんっ!!!」 ピースとは、愛媛県立とべ動物園というところにいる メスのホッキョクグマのことである。 ピースは3年前、とべ動物園で生まれた。 動物園育ちの母グマが育児を放棄したため、人工保育されることになった ・・・というのは、よくある話に思えるけれど、 これが実は大変。 ホッキョクグマは、極めて感染症に弱く(極地の生き物ですからね) 国内で、人工保育が成功した例は、過去には無いそうなのだった。 飼育係の高市さんは、ピースを家に連れて帰り 家族一丸となってピースを育て おかげでピースは今や、 <ホッキョクグマの人工保育の記録を更新中〜♪>と とべ動物園の宝になっているのだけれど 宝なのは、地元のメディアにとっても同じこと。 愛媛県のNHK松山局は、ピースの誕生時から取材を続け 年に一度、30分の特集番組の放送を続けている。 そして、私はもう これが楽しみで楽しみで楽しみで!! なにせ3年前、<一歳になりました♪>ということで放送された、最初の特番を見た時 「ぎょええええええええええ!!」 と叫んで、私はコタツにつっぷしてしまった。 それくらい、理性がふっ飛んでしまうくらい 生後2ヶ月のピースは、もう、もう愛くるしかったのだ。 どれくらい可愛かったか、お知りになりたい方はこちらへどうぞ。 (お時間のある方は、ぜひどうぞ、動く映像もご覧くださいませ。) この、完璧な<動くぬいぐるみ>状態のピースに、私はもうイチコロ。 以来、毎年、30分の特集番組を待ちわびて 本日は、その3回目の放送をビデオで観た、というわけなのだった。 3歳になったピースちゃんは、もうすっかり娘さん。 ピースちゃんと言うよりは、<ピースさん>。 けれど、成長の記録を見ているせいか、今でもとっても可愛らしく見える。 実際に、とべ動物園へ行って見たことは、まだないのだけれど もし行って、本物のピースちゃんに会ったら 「ギャァァァァァァァァ!ピース!ピィスゥーーーーーーッ!!!」 と、私は間違いなく叫ぶだろう。手も振るだろう。動物に向かって。(・・・あああ、大人げない・・・。) てなことを、今日確信した私だった。 よ〜〜くわかった。 タマちゃんであれ、 アイドル歌手であれ、ベッカム様であれ 人は好きなものを見ると、なぜか叫ばずにはいられないもの 手を振らずにはいられないもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 これから彼女は、人間の都合でお見合いをさせられたり、 場合によっては人工授精・・・などということにもなるかもしれないけれど どうか元気で長生きして欲しい。 できればお嫁に行かず、お婿さんに来てもらって 私がいつか会いに行くまで、とべ動物園のアイドルに君臨していてね♪♪ ピースちゃぁぁぁ〜〜〜〜〜ん♪♪♪♪♪ ・・・と、まぁ、すっかりピースに尻の毛まで抜かれている(失礼)高橋だけれど 本当は、ホッキョクグマ相手にハートマークなんぞ飛ばしていてはいけない ということは、よくわかっている。 なにせ相手は、<地上最大の肉食獣>。 以前読んだ新聞記事には、こういう一行もあったっけ。 <ホッキョクグマ。 それはこの地球上で、最も見た目と中身の違う生き物。> ようするに、あの、黒い小さな目 ボヨヨ〜〜ンとした<呑気な父さん>みたいなルックス、 あれにだまされていると、えらいことになりますよ。 相手は、アザラシを、襲って喰うんですよ。 ヒグマや北米のグリズリーと同じなんですよ。凶暴なんですよ。わかってます??? あなた、グリズリーを可愛いと思う????? ・・・ってなことだろう。 だから将来、北極へ旅行に行き、万が一ホッキョクグマに出会えたとしても 「あっ!ピースちゃんだ!!♪」 などと言って駆け寄ってはいけない。 肝に銘じておきましょう。 やはり絶叫するのは、アイドル歌手かベッカム様 動物ならTV画面に向かってか 動物園の檻の中、 あるいは、絶〜っ対に襲いかかってこない、タマちゃんタイプの生き物だけね♪ ということで・・・・・・・。 しかし、余談ながら この<地球上で最も外見と中身が違う>ということならば 私には 「アイツの方が上じゃないか??」と常々思っている生き物がいる。 ぶりっ子の女・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ではない <パンダ>。 そう、あのジャイアント・パンダ。 昔、TVのドキュメンタリーで見たのだけれど 中国の野生パンダの生態を研究する・・・ というので、こんなことをやっていた。 パンダの住む山の中へ、研究者が、生きたヤギを一頭連れて行く。 そして、パンダのテリトリーに ヤギを紐でつないで、置いて帰るのだ。 やがて、林の中からパンダが登場。 動物園にいるパンダと同じ、あの、ドタッとしたぬいぐるみみたいな奴である。 テリトリーの中に、見知らぬ生き物がいるのを見て、パンダは怒る。 怒るが、つながれたヤギは逃げられないので・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最初、パンダがドタドタドタ!とヤギの方へ駆け寄ってきた時 私はアホゥにも 「ヤギと遊びたくて、じゃれついているのかしら?」 などと思った。 だってそいつは、動物園で、笹持って寝転んでる奴と、同じルックスだったから。 平和そうで、ボケラ〜〜っとした、あのパンダだったから。 怒ってても笑ってるように見えてしまう、パンダだったから。 が パンダはなんと、 テリトリーから出て行かないヤギを、 たたき殺し(&かみ殺し)てしまう!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 白黒の毛の、白い部分が、ヤギの血で真っ赤に染まったパンダ。(ゲ〜〜〜〜〜ッ。) ああ、そんなパンダが、この世に存在するなんて 私はその時まで、想像だにしたことがなかった。 私は、TVの前で固まってしまった。 <こ、こいつら、ヒグマと同じ、クマじゃ!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・> (正しくはアライグマ科。 しかし、アライグマも、あの愛嬌タップリのルックスとは裏腹に ものすごく凶暴なのは有名な話。) メディアの流すイメージで、動物をとらえてはいけない! もし、いつか、中国の山の中でパンダに会ったとしても 「あっ!パンダ♪♪♪」 なんて喜んではいけない。寄って行ってなでようとしてはいけない! 即、逃げるべし!!!!!! なのだった。 ところで、山の中で、ふいにパンダと出会ったとして・・・ それをどう呼ぶか?? で、その人のおよその年齢というのは、わかってしまうもんじゃなかろうか?いくら若作りしていても。 もちろん私は 「あっ!!カンカン、ランランや!!!」 と、いまだに叫んでしまう世代です。 ・・・・・・・・・・・トントン?誰それ????? 夜: 鶏肉の七味煮(鶏肉、人参、ぶなしめじ、長ネギ、いんげん、しょうが) みそ汁(豆腐、長ネギ、ワカメ) ショウガ入りの紅茶 1月11日(土) サイタ、サイタ、サクラガ・・・・・・・ ではなくて 梅が咲いた。盆栽の梅が咲いた。 咲き出したら、一気にこのように・・・。 やれ、やれ良かった。 ・・・けれど、やっぱり私は これを、こういうレイアウトにしたかったんじゃない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 1月8日(水) 人はどういう時「自分も歳を取ったな・・・・・・・」 と感じるのだろうか? コタツから立ち上がる時に、思わず「よっこいしょ」と掛け声をかけてしまった時だろうか。 寒さに負けて、靴下を3枚も重ねばきしてしまった時だろうか。 それとも <盆栽>を買ってしまった時・・・・・・・? この正月、初詣に行った先に出ていた屋台で ついに<盆栽>を買ってしまった高橋家である。 ついに・・・というのは、もう何ヶ月も前から、我々は<盆栽>が欲しくてならなかったから。 イングリッシュ・ガーデン風の鉢植えも、そりゃ綺麗だけれど・・・ 私は<盆栽>が欲しかった。無性に欲しかった! 以前、私が持っていた<盆栽>のイメージというのは、以下のようなもの。 一戸建ての家の庭先に、おっさんが棚を手作りし その棚の上に、ズラズラズラと盆栽を並べている・・・ あるいは2階のベランダに棚を作り そこにズラズラズラと(以下同文)。 ともかく、レイアウトも何も無し 所狭しと、盆栽を並べまくっている・・・というのが、そのイメージ。 全体として見たとき、ちっとも美しくない。 「・・・・・・何が楽しいんやろ??」 と、何十鉢も並んだ盆栽を見ては、不思議に思ったものだった。 そんな考えがちょっと変わったのは、昨年の秋。 とある雑誌をめくっていたら、素敵な盆栽が目に飛び込んできたのである。 それは <盆栽をインテリアに>というコンセプトの特集ページ。 ごくごく普通の、スッキリした部屋の中や、 ちょっとおしゃれなアジア風無国籍レストランの一角に<盆栽>が飾ってある。 ええやん・・・・・! おっさん(あるいはおばはん)が、棚にぎっしり並べている時はちっとも美しく見えなかった盆栽が 普通の部屋に一個、 ポンと独立して置かれると、なんだか現代アートのオブジェのよう。 これ、ええやん・・・・・・・・・・・・。 以来、我が家は、いずれは部屋に盆栽を と、密かに願っていたわけだった。 あまり知られていないことだと思うけれども 我が香川県は、実は日本有数の盆栽の産地。 ホンマかいな??と思われるでしょうけれど、マジでホンマの話です。 特に松の盆栽に関しては、全国の80パーセントのシェアを誇る、立派な地場産業。 なので、盆栽を手に入れるのには苦労はない。 年中、県内のどこかで<盆栽市>をやっているし、祭りになれば、必ず盆栽の屋台が登場するし。 (・・・しかし、祭りに盆栽、あるいは植木屋の屋台・・・というのは 他府県でも普通の光景なんだろうか?? 屋台って、結構地域性があるもの・・・。 関東に住んでいる時は、駅前やら商店街やらに、やたら<焼き鳥>の屋台があるのに 最初はビックリし、また、その屋台でガキンチョが焼き鳥を買って あたりまえに買い食いしているのにも、仰天したものだった。 「・・・おっさんか!?こいつらは!」と最初はマジで思ったのだった。 関西では、あまり焼き鳥の屋台は見かけなかったから。 駅前や商店街にあるのは<お好み焼き>か<タコヤキ>の屋台だったから。 とはいえ、香川県の駅前に、盆栽の屋台があるわけではないですよ。) さて、そんな香川県で、密かに願い続けてこの正月。 初詣を終え、寺の門を出た我々は、門前で盆栽の屋台と出会ったのだった。 ・・・正直に言うと つねづね、初詣先の屋台で<植木の苗>やら<盆栽>やらを買って帰る人達を見て 「なんで、初詣に来てまで、あーゆーものを買って帰らにゃならんのじゃ。(注:縁起物だからです。)」 「年寄り臭い」 「ああなったらホンマもんのおっさんじゃ!」 と思っていたのが私。 それがよもや、 初詣先から<梅の盆栽>を下げて帰ることになろうとは! しかし、まぁ、「買おう」と思った時が、こういう物は買い時でしょう。 かくして我が家には つぼみをビッシリつけた梅の盆栽がやって来た のだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ はっきり言って、今、私は怖い。 この梅、無事に咲くんだろうか・・・・・・・???????? というのが正直な気持ち。 だって、考えてみたら 盆栽って、盆栽職人が手塩にかけてここまで育ててきた物。 流行のイングリッシュ・ガーデンの植物のように 太陽と水があったら、勝手にズンドコ伸びる・・・というものとは全然違うのじゃなかろうか?性質が。 だからこそ、おっさん達の自慢の趣味になっていたのでは??? ・・・・・・・・そんな<緑の指>の持ち主のところから 我が家になんかやって来て この梅 破産した財閥家のご令嬢のように、「もうダメ・・・」と、ひっくり返ってしまうんじゃなかろうか?? あああ、それに考えてみたら、盆栽って日に当てて育てるものだった! (おっさん達は、だから庭に棚を作っていたんでしょう。) だったらこれ 家の中でオブジェみたいに飾ってたら・・・・・・・・・・・・・・ まずいんでは????????????? と、買って帰ってから気づく私も私だけれど・・・・・・・。 というわけで 家の北側の玄関に、アートのように飾りたかった盆栽。 そいつは、今、日中は陽の良くあたる南のリビングの床に置かれ 夜になると玄関に戻され・・・・・・・・ という毎日を送っている。 とほほである。 リビングのコタツの横の床に、ドンッと所在なく置かれた盆栽は はっきり言って、とっても間抜け。 一体誰が、「部屋に一個だけ置かれた盆栽って、現代美術のオブジェのよう♪」なんて言ったんだ?? ええ、私ですよ!!! ともあれ、かっこいいインテリアの夢はもう捨てたから あとはお願い。どうか無事に咲いて!!!(なんせ縁起物なんだから) と祈る年明け。 果たして我が家に、いつか梅の香が漂う日が来るのか・・・否。 朝: 野菜炒め(赤ピーマン、緑ピーマン、ブラウンマッシュルーム、長ネギ、卵) サラダ(カイワレ、トマト) フランスパン2切れ、オリーブオイル、りんご、紅茶 昼: おでん(厚揚げ、卵、こんにゃく、テンプラ) 人参とタマネギのサラダ、ショウガ入りの紅茶 |
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