2002/3/1〜3/30
3月29日(金)
TVのニュースで、最新のロボット見本市みたいなのをやっているという映像を見た。
最新のロボットと言っても、産業用ロボットではなくて、
ホンダのアシモ君のような、ひたすら人間に近い形の<娯楽用>とでも言うべきロボット。
ソニーやらなにやら、こんなに様々なメーカーがロボット製作の研究をやっていたのか!!とびっくりする。
登場するロボットも、オモチャがそのまま大きくなったようなスタイルで、顔もあるものが多い。
そう、C3POみたいに顔がある。そうだ、アシモ君にはなかったな・・・。
いよいよ<ブレードランナー>的SFの世界が近づいてくるのかしらん・・・・・・・・・・と、思いつつ、
「でもな」と考える。
こういうハイテク機械はあっと言う間に壊れるものじゃないの?と。
ソニーが鳴り物入りで発売したペットロボット<アイボ>の第一号。
あれは確か25万円くらいしたのではなかっただろうか?
その値段のものが、あっと言う間に予約完売した、と聞いた。・・・・・・が、
その後のアイボ君はいったいどこでどうしているのか??
誰も何も言わないけれど、立派な家の納屋で、今頃皆、壊れて寝転がっているのでは・・・???
なんて考えてしまう。(なんか、ムチャクチャ可哀想。)
そう、機械ってローテクであればあるほど壊れないものなのだ。家電を見ればそれはよくわかる。
我が家で一番のローテク家電と言えば、パンを焼くトースター。ピザとか餅とかも焼ける奴。
そして、ミキサー。これが東西の横綱だ。
どちらも結婚以来使っているものだから、そろそろ14年もの!
と、言っても、ミキサーは<年にいっぺん使うか使わないか>という有様だから
のべにしたら一週間も使っていないかもしれない。・・・そりゃ、壊れたくても壊れないだろうな。
だからまぁ、これは壊れないと言っても問題外。
それに比べてトースターは結婚以来、一年365日・・・とまではいかなくても、350日は使っている。
使用時間は短いけれど、それでも壊れないのはたいしたもの。
さすがに近年、焼き時間を決める、ダイヤル式のタイマー(?)が、
スポッと手前に引っこ抜けるようになってしまったけれど、な〜に、グイグイ押し込めばまた元通り。
さすがローテク家電である!
パソコンにはこんな乱暴なこと、とても出来ない。怖くって。
見た目はいよいよ汚くなってきたけれど、この先もこのトースターの活躍は続くだろう。
大体、トースターなんてどうやったら壊れるって言うの・・・??
トースターには負けてしまったけれど、我が家で2年前まで横綱級に頑張ってくれていたのは扇風機。
もちろん今も扇風機はあるけれど、それは二代目だ。
一代目は、これもまた結婚以来12年使い続けていたもので、昔買ったものだから、<鉄製>。
いよ〜いよ重かったけれど、その分丈夫だった。
機能も、弱・中・強の3段階の風を送ることと、タイマーしかないシンプルなローテクの極みの機器だった。
しかし、このローテク機器にも壊れる時がやって来たのである。
そんな日がくるなんて、信じられないようなローテクなのに!
・・・忘れもしない2年前の盛夏。時は午前11時頃。
暑いさなか、汗だくになりながら掃除をしていた私は、扇風機の場所を移そうと、それを持ち上げた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はずだったのに、我が手に残っていたのは扇風機の頭、ヘッド、それだけ。
なんとそいつは、頭のすぐ下で、バッキリと首が折れ、首と胴体部分は
ドタッ!!と私の足元に転がったのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・折れるか?鉄製のこれが・・・・・・・・・・・・・・
と思ったら、頭と首をつなぐその部分だけが、プラスチックで出来ていたのだった。
思わず取れた頭を持ち上げて、シゲシゲと眺めてしまったじゃないの。
頭の下からは、ロボコップの壊れたロボットみたいに細いケーブルが何本もユラユラと・・・・・・・・・・・。
それにしたって、信じられない!
仮にも家電でしょう?
家電ならもっとこう・・・・・・繊細な壊れ方をするべきじゃないの??????と思った。
スィッチの接触が悪くなった、とか、コードの中の接触が悪くなった、とか。
仮にも家電製品が、こんな原始人の道具みたいな壊れ方をしなくても!!!!!
そう、どうやらローテク家電は、壊れ方も豪快なようだった。
でも、豪快に壊れてくれるのもいい。
「直して使おうか?それとも買い換え???」などと悩む余地がない。ここまで、原始的に壊れてくれると。
私も、壊れた2分後には、近所のダイエーへ新しい扇風機を買いに走っていた。
なにせ、盛夏のお昼時のことだったから。
以来、2年。二代目の扇風機も極力ローテクのを選んできた故、きっと長持ちしてくれることだろう。
そう、店頭には色んな扇風機が並んでいたけれど、扇風機はローテクで充分。
これにハイテクを望む人って、扇風機をどういう機械だと思っているんだろう??
先日ビデオで、スピルバーグ監督の<A・I>を観た。
人間ソックリに作られたロボット達の物語。遠い遠い未来のお話。
感想は・・・・・・何も言うまい。と、言うより、言う資格は私にはナシ!
全編2時間20分の映画のうち、後半1時間、私は爆睡してたから。
ラストだけはなんとか、自分の顔を張り飛ばして目を覚まし、見たけれど。
・・・あの作品の中で、ひとつだけ心に残ったのは、主人公の<A・I>と行動を共にする
クマのぬいぐるみ型のローテクロボットのこと。
主人公達より何世代も前に作られた、かなり古い性能のクマロボットなのだけれど、
これが、さすがローテク!壊れないのであった。
主人公達人間型ロボットが、手が壊れ〜の、顔が壊れ〜のして部品をゴミ捨て場で必死に捜す中、
クマは木の上からボーーンと落っこちても壊れない。
自己学習型人工知能が入っているのに、あの高さから落っこちてなんで壊れないの??
と言いたいけれど、きっとクマの毛皮がショック吸収剤になっているのでしょう。ええ多分。
で、壊れないだけでなく、毛皮が破れれば、自分で針と糸を捜してきてチクチク繕い物をしていたり、と
頼もしい奴。
そして最後まで達者で生き残るのも、このローテク君なのだった。
やはりローテクは強し。
さて、これからどんどん作られていくだろう、<娯楽用>ロボット。
でも、どんどん壊れていってどうなるのだろう?
あれだけリアルに作られていけば、必ずペットロスと同じように、
ロボットとの別れに人が涙する時代が来ると思うのだけれど
でも、もちろん、壊れたからといってポイと捨てられるよりはずっとその方がいいかな。
私もR2D2とC3POの二人なら、ちょっとレンタルしたいような・・・・・・・
でも、いたらうるさいかしら?お◎ぎとピー◎みたいで。
昼:チンゲンサイのXO醤炒め(チンゲンサイ、赤ピーマン、緑ピーマン、厚揚げ)
きゅうりとワカメの酢の物、どくだみ茶
3月28日(木)
タラッタラッタラッタラン♪ 復活〜〜♪♪
いや、バカでも高橋でも風邪はひくのでありました。。
丸二日間、熱で沈没しておりました。
それにしても、黄砂のことを日記に書いたとたんの風邪である。
絶対、黄砂に乗って悪いウィルスがやって来たのに違いない!!
などと、黄砂に八つ当たりもしたくなる。
だって、常日頃から、風邪だのなんだので寝込むことがないように(自営業だから)、
スプラウトが免疫力を高めると聞けばスプラウト類を買って食い〜の、
ビタミン剤を買って飲み〜〜の、
運動不足はいかんであろうと、ウォーキングに励み〜〜〜の、
健康に気を使って生きているつもりなのだ。これでも。
それがこうやって熱なんか出してしまうと、<ちくしょう!負けた!!>という気分。
くやしいなぁ・・・・・・・・・。
まぁ、いいや。とりあえず、熱は下がったし、喉の痛いのも治ったし。
が、
いいやとばかりも言っておれないことが、ここにひとつ。
寝込んでいればたいていの人がなるであろう、<便秘>である。
まる二日分である。率直な話ですみません。
しかし、イライラするのだ。
・・・ふと、「・・・そう言えば薬箱の中に、夫が会社の保険組合からもらってきたアレがあった・・・」
ことを思い出す。
アレ。
イチジク浣腸である。率直な話ですみません。
私はこの40年の人生の中で、試したことがまだないけれど、ここまでロングセラーな商品である。
便秘以外にも、いろんなことでお使いの方がいらっしゃるそうだけれど、まぁそれはともかく
よっぽど多くの人が<効く>と感じているわけだろう。
・・・・・・・・どうだろう?私にも効くかしら・・・??????
と、普段の私ならここで間違いなく手を伸ばしているはず。
が、今回はちと状況が違う。
熱で寝ている間に、図書館からたまたま借りてきていた中村うさぎさんの
<ショッピングの女王>という本を読んでいたのだ。
(熱の出ている時に読むべき本かどうかはともかく)
これの中に、うさぎさんが御自身の結婚式の前夜、
ほっそりと美しいウェディングドレス姿を披露したい一心で
イチジク浣腸にチャレンジした顛末が載っているのだけれど、・・・これがひどい。
なにせ、浣腸して数分後にはおなかの中がハルマゲドン状態になり
トイレで一晩七転八倒しつつ、「自分は花嫁になる前に、ここで死ぬんじゃぁ・・・」
と本気で思ったというのだから、たまりません。
これを読んだ直後にアレを試す勇気は、さすがに私にはない。
病み上がりにそんなことしたら・・・・・・、それでなくったって思いがけない熱で、丸二日
仕事だの家事だの丸々放棄してしまったのだ。
ここでさらに一日、<浣腸により沈没>なんてことは・・・・・・。
というわけで、いつもの<おなかにやさしい、痛くならない>お通じのお薬で出すことにします。
そう言えば3年前、義父が股関節の手術をして数ヶ月間ベッドに寝たきり状態だった時、
やはり当然お通じが悪くって悪くって、
「では緩下剤をお出ししましょうね〜〜」と言う看護婦さんに、問答無用!と言う感じで
「いや!!絶対浣腸!!!!!!」と言い返していたことがあったっけ。
ハルマゲドンになってもいい!!と思うほど、やっぱりあれはつらい状態だったのだなぁ・・・。
朝:野菜炒め(赤ピーマン、緑ピーマン、ブラウンマッシュルーム、卵)
フランスパン2切れ、オリーブオイル、りんご、紅茶
昼:野菜の粕汁(大根、人参、長ネギ、こんにゃく、厚揚げ、油揚げ、酒粕)
菜の花の和え物(菜の花、ちりめんじゃこ、かつお節)、どくだみ茶
3月23日(土)
昨日から春の大強風の中、世界がベージュ色にかすんでいる気がする・・・。
黄砂が来たかな。来てるんだろうな、やっぱり・・・
と、思っていたら、ラジオのニュースで、昨日から日本海側で黄砂現象が見られると言っていた。
<春の風物詩>・・・と、言いたいところだけれど、そういうのどかなものでもないような・・・。
数年前までは私も黄砂は単なる、中国大陸から飛んでくる<春の風物詩>だと思っていた。
が、
数年前に、NHKのBS放送で毎朝やっている<世界のニュース>の中の
韓国のニュース映像を見て認識が変わってしまった。
それはソウル市近辺の映像だったけれど、
<火山が大噴火して火山灰が大量に降り注いでいる街>の姿だと言われれば信じただろう。
そのくらい、なにもかもが黄砂にかすんだ、大変な映像だった。
視界は5メートル以下だと、そのニュースは言っていたから、相当な量が飛んでいるのだ。
さらにびっくりしたのは、その後の映像。
酪農家が豚を豚舎へ追い込み、牛の飼料の干し草の山に、
必死で青いビニールシートをかぶせている。
アナウンサーは「黄砂に混じって、口蹄疫(こうていえき)のウイルスが飛んで来るおそれがあり、
農家はその対策に追われています!」と言っている。
うそ・・・・・。
口蹄疫とは、昨年日本でも騒ぎになったからご存じの方も多いであろう、
牛や豚、羊などの家畜に伝染する病気である。
台湾に近い沖縄の牧場で、これへの警戒の立て札をよく見かけていたので、
数年前に私も知っていたのだけれど、
しかし黄砂にこれが混じって飛んでくるなんて・・・・・・・・・・・・・・・・・?????
そんなこと、日本のニュースでは聞いたことがなかった!
でも考えて見れば、砂が飛んでくるのである。
砂に混じってゴミだのウイルスだの、何だって飛んできて当たり前なのだ。
それなのに、日本ではさっぱり警戒する様子がないのは、どういうわけだろう??
と、思い続けて数年。
今年もNHKの天気予報は、「黄砂が来ました。春ですね。」的な
のどかな放送を続けているだけだ。
けれど、お隣韓国のニュースは、もう数日前から
最大警戒警報発令中!!状態であった。
なにせ、今年、史上最悪とも言える黄砂が発生しているそうなのだから。
それが後数日で韓国にやって来ます!!えらいこっちゃ!!
と、ニュースが伝えていたのが3日ほど前のこと。
一昨日のニュースでは、かすむ映像の中、マスクをしたり、
呼吸器の異常を訴えて病院に駆け込む人々の姿が映し出されていて、私はビビッてしまった。
で、少々遅れてその<史上最悪>の黄砂が我が国にもやって来たわけだ。
韓国のニュースを見るにつけ、こんなに警戒心がなくっていいのか?日本は??
と思ってしまう。
来るものはもう仕方ないのだけれど、止めようがないのだし。
でも、本日外出したら、やっぱり喉がザラザラとした。
帰宅してから、うがいと目の洗浄をしないではいられない気分だった。
・・・・・う〜〜ん・・・・・・・。
我が国の政府の対応って、なんでもかんでも遅いから・・・・・・・・・・・・・・・。
と言うわけで、黄砂が飛んでくる地域の方々、取りあえず、外から帰ったらうがいをしておきましょう。
せめて、インフルエンザやOー157の予防と同じ程度には。
政府が何か言い出してからでは遅いということが、この国では大変に多いから。
まぁ・・・気休めなんだけれど。手洗いとうがいでは。
昼: 大変美味しいうどん屋<松岡>にて♪
かけ小150円、おでん(卵、こんにゃく)2個で200円
3月22日(金)
私の夫は熱意溢れる人である。
本日、ワールドカップのチケットの3次発売に申し込むのだ!と、詳細を調べてきた。
昨年初夏の1次発売にてんで手が届かず、昨秋の2次発売にもあっさり漏れ、
私なんかはこの時点で、「あああ、我が家はTV観戦に決定!決定!」と
スッパリあきらめ、チケットのチの字も考えなくなったというのに。
夫は懲りずに先日は、チケットが当たるという<グリーンジャンボ宝くじ>を10枚買い、
後生大事に神棚へ上げていた。
もちろん、はずれた。
これで本当にあきらめたと思っていたら、3次発売に挑戦!!である。
懲りない。
この熱意を仕事にむけて・・・・・って、いや、仕事も一生懸命やっているのだけれど
しかし本当に、この熱意は何なのだろう??????
中学時代にサッカー少年で、だからその時からのオールドサッカーファンだけに
傾ける情熱が違うのだろうけれど、それにしても・・・。
夫の決めぜりふはこれである。
「こんな日がくるなんて、あの頃は考えることさえ出来なかった!!!!!」
・・・わかりました。
その気持ち、Jリーグ以前からのサッカーファンである私にも、充分よくわかる。
気が済むまで、思う存分ガンバってください。
というわけで、我が家はまだあきらめない、懲りない家庭である。
しかし、チケットが当たったら当たったで、チケット代だの、試合会場までの旅費だの・・・。
いったいうどん何杯分のお金が必要になることやら。
と、こちらの方が心配になってきた・・・・・・・・。
3月21日(木)
で、で、でで、出た!!
やっぱり出てきたぁ!
(3月13日の日記の続きで)
図書館で借りてきた<少年探偵団>の本のページから、
とうとうガキンチョの髪の毛が。
思っていたより、中身の汚れていない本なので安心していたところへ、ふいに現れたそれは、
あきらかに子供の髪の毛。
まっすぐで黒々してて、生きが良さそうで。
・・・ああ、仕方ない。
出てきたものは仕方ない。
おっさんのものじゃなさそうだから、なんとか我慢しましょう。
それに、本当はもっともっともっと恐ろしげなものが出るかと、戦々恐々としていたのだから、
髪の毛ですんでまだまし。
それはともかく、この少年探偵団。
昔の作品なので、思いがけない言葉がザクザク出てきて衝撃を受けまくっている。
<南洋の土◎>なんて言葉、20年ぶりくらいに目にした気がする。
<なんようの◎じん>である。いや〜、ビビッた。
他にも、現在では絶対使えない言葉がてんこ盛りであった。
学生時代にTV局で(正確に言うと、TV局内にある、下請け会社で)
ドラマや映画の、放送禁止用語や差別用語の音声消去をするアルバイトをしていたので、
いまだにこういう言葉に出会うとドキドキッとしてしまうのだ。
いやはや、本から何が出てくるか??といい、
いにしえの言葉といい、
実にハラハラドキドキな本であった。<少年探偵団>。
(本の内容は・・・・・。結局4分の1くらいまで読んだところでやめました。
今、特に無理して読む必要も無さそうだったから。)
それにしても、
<チビクロサンボ>が差別的だと言って、図書館から撤廃したと言うのに
こういう本はどうなのだろう?
いちいち言葉を墨で塗りつぶすわけにもいかないし、
これはこれで、どこかから苦情が出るまで置いておく、ということなのかな?
もちろん、子供に「この言葉は何?」と聞かれた時、
きちんと説明してあげられればそれでいいことだと思うけれど。
3月18日(月)
最近わかってきた。いえ、わかっていたけれど、強く自覚するようになった。
私の頭の中身は相当幼い・・・・・・・・・・。
以前、とあるサイトの<脳年齢チェック>で、脳年齢<14歳>という結果を出し
さすがに自分でもショックを受けてしまったのだけれど、あれは・・・あの結果はやはり間違いではなかった・・・
とつくづく感じる。 今日この頃・・・。
自分の異様なまでの、青春小説・青春映画好きを自覚する昨今である。
年明けから、ロックバンドを作る男子高校生達を描いた小説、<青春デンデケデケデケ>を
何度も何度も読み返し、勇気をもらい、
これのビデオを数回繰り返して観て元気を出し、
さらには金城一紀さんの小説、
落ちこぼれ男子高校の男の子達が近所のお嬢様女子高校の文化祭へ
招待状ナシで乗り込む青春を描いた<レボリューション No.3>に心を打たれ、
昨日はビデオで、
シンクロナイズドスイミングに取り組む高校生男子を軽快に描いた<ウォーターボーイズ>を観て
心から「いい映画だったーーーーーー!」と叫んだ。
この間、他の小説やビデオを読まなかったり観なかったわけではない。
20代の女性の心理を深く描いた山本文緒さんの<プラナリア>とか
中年男性の疲れと救いを描いた重松清さんの小説とか、読んでみた。
そうそう、ビデオで<A・I>も観たな。
で、全てにほとほと疲れ果ててしまった・・・・・・。すごく立派な作品だとはわかるのだけれど、どれもこれも。
どうも、脳の中身が幼い私は、
主人公達の、ひたむきに、単純に頑張る姿に異様に感動し勇気づけられてしまうらしい。
上に書いた小説やビデオの主人公達は、皆同じタイプ。
ウジウジしない。落ち込むけれど、チクショウ!!と立ち上がる。でも、さえない奴だったり落ちこぼれてたり。
でも、ひたむき。
そして、ひねくれない!
最近の若いもんが言いがちな、「もうどうでもいいよーー」「関係ねぇよー」「うるせぇんだよぉ」を言わない。
特に<レボリューション No・3>の男子高校生達なんか、相当家庭環境が複雑な子達ばかりなのに
それでも愚痴らない。肩をたたき合いながらサバサバと歩いていく。すごい!
そうそう、それから、これらに出てくる男の子達(女の子も)は、ドラッグをやらない。
これも大事なことかも。
なににしろ、青春小説と映画に、勇気と力をもらってなんとか頑張ってるような日々である。
40歳でこれでいいんだろうか??わからない。
人はそれぞれだから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とは言え・・・・・・。
開き直って、<私の頭は永遠に14歳>(心は・・・とは絶対に言うまい!!)
とでもキャッチフレーズにしてしまおうかしら?
あら、じゃあ、エドガー・ポーツネルやアランと一緒じゃん。
・・・てな、バカなたわごとはともかく、
こういう、清々しい青春小説や青春映画って、どうしても主人公は男の子になるなぁ・・・とも思う。
そう、同じ年頃の女の子は・・・・・・・・・・・・
もっと自分の心に深く入り込んで、ずっとずっとずーーーーーーっと暗いものなのだ。
男の子との恋愛にまっしぐら!!!に、なれるタイプの子以外はほぼそうだと思う。
明るくしてても、心の中は相当に暗い。
この、不思議な思春期の差よ。
そして、思春期を過ぎたからこそ、
私も底抜けに明るい青春ものに走ってるのかもしれないな・・・と思う。春の夜です。
3月17日(日)
朝、新聞の番組欄をつらつらながめていたら、(終)の文字がやたらと目に付いた。
4月の番組改変を前に、色々と終了する番組が多い時期なのね・・・・・・・・
と、思いつつながめ、あるところで「えっ!!ウソ!」と声を出しそうになってしまった。
私が好きだったNHKの番組、<オトナの試験>が今日で終わってしまう・・・・・・・・・。
<オトナの試験>というのは、ほんの10分の短い短い番組である。
タイトルの通り、大人になってからチャレンジする、仕事上必要な様々な試験(検定)の紹介と
それに挑戦していくプロの卵達の姿を追う、大変興味深い番組だ。
資格というのは必ずしも国家資格ばかりではない、職業上有利になる民間の資格試験もあれば
完全に趣味的なものもあり、
世の中にはこういう試験ってものがあるのかぁ・・・と本気で感心してしまうことが多かった。
今大人気のパティシェの見習いの若者が、洋菓子職人の試験を目指して特訓を受けていたり、
和裁のプロがさらに上級の資格を取ろうと練習を重ねていたり。
びっくりするようなものでは、<犯罪者の似顔絵描きの検定試験>というのもあった。
もちろん、これは警察内部の試験で、警察官以外の人間が受けることはないのだけれど、
番組の中では、絵心があり、
似顔絵捜査官(という名前だったような・・・??)を目指す若い女性警察官の方が
先輩の指導の元、練習を重ねる風景が描かれていた。
番組を見てつくづく、犯人の似顔絵って・・・そりゃ難しいよなぁ・・・と思った。
なにせ、犯人を目撃した人に顔の聞き取りをする・・・と言ったって、
その聞き取りをする相手がパニックになっていたりする。
しかも、どんな顔?と聞かれても、よほどの特徴でもないかぎり、他人に人の顔を説明するなんて・・・
やりようがないのである。
それを捜査官の方は、実にねばり強く、
「例えば、口は大きいほうですか?(絵を描いてみて)このくらい?くちびるはこれくらいですか?」
と、何度も何度も直しつつ、やさしく尋ねていく。で、・・・・・・・・・・・・・・
結果、出来上がった練習用の似顔絵は、犯人役の人に本当にソックリ!!!
だったのである。これは本当にビックリした!
犯人役の人の写真と出来上がった似顔絵とがTV画面上に並べられた瞬間
「犯人はこいつじゃーーー!!」
と私は思わずTVに向かって叫んでしまった。それくらい似ていた。
プロって、またプロを目指す人達って本当にすごい。
しかし、この<オトナの試験>という番組で、私が一番ビックリした試験は他にある。
それは、<ホラ貝師の試験>。
<ホラ貝師>。
と、目にした瞬間、たいていの人の脳裏には
プオォォォォォ〜〜〜〜〜〜♪という音を山の中に響かせながら、
深い山中を駆けめぐる山伏の装束の方の姿が浮かんだことと思うけれど、
そう、あの<ホラ貝>。
あれを吹く人が<ホラ貝師>で、その試験が、なんと我が国にはあるというのである!(いや、ほんま。)
試験は全国でたった一カ所、たしか徳島県のさるお寺で行われる・・・・
ということだったと思うのだけれど、ここらへんはちょっと記憶があやふや。
この日記を書くにあたって、ネット上で調べてみたけれど、情報を得ることができなかった・・・。
ただ、はっきり覚えていることもある。
あまりにビックリ仰天したので忘れようがないのだけれど、
・・・実は私は<ホラ貝師>というのは、僧侶の中で希望者がなるものだと思っていたのだった。
仏教系の大学に<ホラ貝サークル>とか<ホラ貝ゼミ>みたいなものがあって、
そこで山伏の修行をやりたい学生が習う・・・・・・というようなことを・・・。
が、
これはまるっきり違っていた。
<ホラ貝師>には誰でもなれるのである。
八百屋のお兄ちゃんでも、カソリックの牧師でも、「私はホラ貝が吹きたい!」と志し
試験を受け、合格さえすれば<ホラ貝師>と名乗れるのであった!
・・・ご存じでしたか・・・?皆さん。
私はぜんっぜん知りませんでした。
つまり、ホラ貝を吹くのは必ずしも信仰の問題ではなくて、トランペットを吹けるようになりたい!とか
ピッコロを演奏したいなどと言うのと同じ<趣味>の問題だったのであった。
さて、番組では、普通のおじさんが試験を目指してホラ貝の特訓をする日々が描かれていて感動的・・・
というより、はっきり言って相当可笑しかった!(申し訳ないけれど。)
ホラ貝師も、書道や茶道と同じで、昇級していくそうなのである。
この音がスッと綺麗に出たとか、この節回しが出来るようになったなどで
<ホラ貝2級>とか<3段>とかあるらしい。
おじさんはさらに上のホラ貝師を目指してガンバってらっしゃった。その姿がなんというかもう・・・。
・・・しかし、番組に出てきたおじさんは、田舎の方の一戸建て住まいだったから
家で堂々と練習していたけれど、都会の住人・・・
特に集合住宅住まいでホラ貝師を目指す者は、いったいどうしたらいいのだろう??
と言うより、そういう人はどこでどう練習しているのだろう??と心配してしまった。
やはり、サックス奏者やトランペッターなどと同じで、河原の橋の下でもくもくとやるのであろうか?
大阪在住の時、家が淀川のすぐ近くだったのでよくそこへ散歩に行った。
そして、橋の下で練習するサックスの若者などはよく目にしたけれど、
ホラ貝を吹く人は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ともあれ、こんなに楽しい番組が終了してしまうのは残念無念。
でも、短い番組だから、きっと何度も再放送されることと思う。
また、見て元気をもらいたいものだ。
世の中には勉強することがこんなにたくさんあって、いくらでもチャレンジできるんだ!と思うと
なんだか勇気が出てくるのである。単純だけれども。
3月13日(水)
(3月3日の日記の続きで)
読んでみようか??と好奇心がわいてきた<少年探偵団シリーズ>の一冊を
日曜日に図書館で借りて来た。
さすが人気のシリーズ。
これと<怪盗ルパンもの>って、すごい冊数がずらりと揃っているのだった。
ああ、知らなかったなぁ・・・。
でも、こんなシリーズものが、こんなにかなりの冊数、書架に揃って残っているなんて
今時のお子さん達は、<ルパン>や<少年探偵団>をあまり読まないのだろうか??
<ズッコケ3人組>シリーズのほうがいいのかな?
ともあれ、一冊、タイトルもそのものズバリな<少年探偵団>というのを借りてきてみた。
が、今日今から書こうとしているのは、その小説の中身ではなくって、外身、本そのもののこと。
・・・・・・・やっぱり、結構汚いのですな。これが。
本の発行年月日を見てみると、<昭和63年>とある。15年くらい前の本である。
15年。少年少女の皆さんにたくさん読まれたのであろう。
汚い。ページの真ん中あたりが手垢に黒ずんでいるのがよくわかる。
ああ、いやでも、そういうのがイヤという潔癖症ではないのだ、私は。
私がこの本を、なんとな〜〜く触りたくないなぁ・・・と思っているのは、
・・・・・・本を開いた時、いかにも何かが出てきそうだから。
何かって、そう、お菓子のクズとか・・・・・・・・・・・・。
子供の本に限らず、大人の本でも、
図書館から借りてきたものには色々色々なものが挟まって、その本の来歴を物語る。
ベストセラー本を、流行が終息した頃あいを見計らって借りた時など、特にそう。
何やらかにやら、出てくる。買い物のメモなんてのはまだ良い。
私が<これが本から出てきたらイヤだ! ベスト3!>だと思っているのは、
1.過去の人の貸出票
2.お菓子のクズ
3.あきらかにおっさんのものくさい、髪の毛!!!!!(イヤーーーーー!!!!!)
<1>には異論もあるであろう。
人によっては、「人の借りた本の一覧表など想像力をかき立てられて良いわ」と感じる人もいらっしゃるはず。
でも私はなんとなく気色が悪いのだった。
そう、これが心憎からず思っている男性(女性でももちろん良い)の貸出票なら
少女漫画に昔よくあった、<好きな人の借りた本の後を追いかけて本を借りる・・・>
なんていう感覚に似てなくもない。ロマンティックかもしれない。
が、
どこのおっさんやら暗い兄ちゃんやらわからない人の貸出票なんて、どうも・・・・・・いかん。
また、そうして出てきた貸出票に限って、「イヤ、何この人の趣味・・・」
なんて思うような本のタイトルが並んでいたりして。
大人の本でこうなのだから、いわんや子供の本では?!
<お菓子のクズ><ガキンチョの髪の毛><ラーメンのネギ><鼻クソ>
もう何が出てくるか想像するのも怖い。男の子のほうがよく借りそうな本だから、特にそう思う。
さて、まだしばらくは<少年探偵団>のページを開く時間が(幸い)ないのであるけれど、
これを開いた時、一体どんなものが私の目の前に現れるのか・・・・・・・???????
朝:ゆで卵、野菜炒め(人参、ブラウンマッシュルーム、黄ピーマン)
サラダ(サニーレタス、トマト、大根、レッドキャベツのスプラウト)
フランスパン2切れ、オリーブオイル、金柑、紅茶
昼:中華スープ(白菜、長ネギ、人参、赤ピーマン、緑ピーマン、シイタケ、しょうが、市販のロールキャベツ)
菜の花の和え物(菜の花、ちりめんじゃこ、かつおぶし)
ハイビスカスのお茶
3月9日(土)
本日はお休み。休日。
何が何でも休むぞ!!タラッタラッタラッタラン♪
とは言っても、遠出は出来ない。
スギ花粉のこの時期、この5週間ほど、我が家の休日の過ごし方はほぼ以下通りのルーティンワーク状態。
公共のアスレチックジムへ行く → セルフのうどん屋で昼ご飯を食べる → 図書館 → 帰宅
あああ、いくら結婚14年の古女房と古亭主とは言え、なんと華やぎのない・・・・・・・・・・・・・・・・。
でも、私は実は公共のアスレチックジムへ行くのが好きなのだ。
リーズナブルな料金で汗をかける上に、血圧計・体重計、そして体脂肪計が使いたい放題!
同じジムだと飽きてくるため、高松市内の公共のジムへ、
今週はここ、来週はあそこと、花粉がおさまるまでは遊牧民状態の日々である。
さて、大変楽しいアスレチックジム通い。
ただ、問題はどこにでもある。先にも書いた、体脂肪計がこの場合の・・・。
私が一番よく行くアスレチックジムは、県営の大変古いジムである。
どれくらい古いかと言えば、この私が中学生の頃、すでにここにあった・・・・・・・・
と言うだけで、その古さがわかるだろうけれど、とにかく古色蒼然たるジムである。
置いてある筋トレマシーンも古い。が、古いけれど、こういうものは別に古くても使えるので文句は言わない。
ただ、ここへ初めて来たとき、伝説の健康器具<スタイリー>が置いてあったのには心底仰天した。
<スタイリー>。
というのは、私が子供の頃一世を風靡した健康器具である。
私でさえ記憶がおぼろげなのだから、私より下の年齢の人はまず絶対知らないことと思われる。
知らない人にこれがどういう器具なのか、説明するのはものすごく難しいのだけれど、
・・・・・・なんというか・・・・・<二つ折りに出来る布張りの寝椅子>のような形のもので、
これに仰向けに寝そべってそっくりかえると、背筋を思いっきり伸ばすことが出来る器具・・・・・・と言うか・・・。
どれくらい一世を風靡したかと言えば、<ぶら下がり健康機>、あるいは<ミニステッパー>くらい
と言えばわかっていただけるだろうか?
とにかく、そういういにしえの器具が、現役で活躍しているジムなのである。
とは言えランニングマシーンやエアロバイクは最新式なので、文句は言わない。GOOD!GOOD!である。
問題は、体脂肪計。
このジムに置いてある体脂肪計は、両手で器具を持って身体の前方にかかげて体脂肪計を計る、
家庭でも普及しているオーソドックスなタイプ。
これは測定前に、まず、自分のデータを入力しなくてはいけない。
身長・体重・年齢・性別。
さて、このジムでは、体脂肪計の横に体重計が置いてある。
当然ここで体重を量ってから体脂肪計へ・・・と移るわけだが、ここで◎◎.5s・・・という体重が出た場合、
皆さんなら どうされるでしょうか????????
体脂肪計の体重のデータ入力は、小数点以下切り捨てなのである!
少ない方へ入力するか?重いほうへするか????????????
私はここで、少ない方へ入力するのもみみっちい!と、太っ腹にも多い方で入力した。
そして出てきた結果の体脂肪に、実に不満足だったので、当然今度は少ない方で再測定した。
出てきた結果には、まぁ満足したけれど、・・・・・・・・・・・・・考えてみればこれっておかしい・・・・・・・・・!
身体に電流だかなんだか通して体脂肪を測定するのなら、入力したデータの体重が1キロ変わったところで
体脂肪率は同じはずなのでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???
さて、本日も、このジムの体脂肪計で、この疑問にぶち当たったのだった。
重い方へ入力したのと、軽い方へ入力したのとでは、体脂肪計が2%は違うのである!!
2%ってでかいと思う!
・・・・・・そこで私は、本日は新たな実験を試みて見たのだ。
データ入力のさい、こう入力してみたのだ。
<身長160センチ・体重◎◎s・年齢40歳・男>。
・・・・・・・・・・・・出てきた体脂肪率は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
かなり低かった!!
ちょっと!?どういうことよ!?????
これって、本当に計ってるのかい??
事前にプログラミングされた体脂肪率で、
この年齢のオバハンならこれくらいって、適当に出してるだけじゃないの??タ◎タの体脂肪計!!?
と、思わずにはいられないのには、もうひとつわけがある。
アスレチックジム遊牧民の私は、先週は別のジムへ行ったのだ。
そこにあった体脂肪は、体重計と一体化したもの。
素足でそれに乗れば、体重と同時に体脂肪が計れるというものだった。
足で計るのと手で計るのでは、2%くらい差が出る(足で計る方が低く出る)というのは知っていたけれど、
今週、手で計ったそれと、先週足で計ったそれでは<4%>も差があるのであった!
一週間で4%も体脂肪が増えてたら、それはお医者さんへ行かなくてはならないのでは・・・??????
というわけで、本日の結論。
あまり体脂肪計には振り回されないように。
体脂肪計が、果たしてほんとうに、そのつど個人の体脂肪率をちゃんと計っているのかどうか??
これを確かめるただ一つの方法は、私と全く同じ身長・同じ体重・同じ年齢・同じ性別の誰かを連れてきて
一緒に体脂肪を計ること!
・・・・・これしかないのかもしれない。
だから、これの結果は、あくまでの目安ということで・・・・・・・・・・・・・・・・・。
朝: リンゴ、フランスパン2切れ、オリーブオイル、コーヒー
昼: セルフのうどん屋<丸山>にて
かけ小130円、天ぷら一個80円
この<丸山>は、一月に行った際<M山>と表記した店である。
店内に品書きも、代金表もなかったから、税務署にウソの申告をしてるのかしら・・・?と
伏せ字表記にしたのであったけれど、本日行ったら、ちゃんと品書きと代金表はあったのだった。
・・・ただし、小さい木の板に書かれたそれは、板が黒ずんでいる上、字が小さくてよく見えない。
おまけに板の前には観葉植物の鉢が置かれていて、いよいよ見えない!という念のいれよう。
(ああ、こりゃ気付かないわけだわ〜〜。)
・・・どういうつもりなのでしょうね??ここの店の人は?????
さらに、本日わかったことなのだけれど、ここには<ラーメン>というメニューまであったのだった。
そしてそのラーメン。麺は中華麺なのだけれど、ダシはうどんと同じものをかけて食べるという・・・・・!
あああ、気になる!次に行った時は、絶対これにトライじゃ!(美味しいかどうかは疑問だけれど)。
夜: トマトと挽肉のパスタ(トマト、にんにく、タマネギ、セロリ、挽肉)
サラダ(サニーレタス、セロリ、赤ピーマン、緑ピーマン、トマト)
マリボーチーズ、ワイン
3月3日(日)
子供の頃に読んでた本って、人によって本当に違うものなのだなぁ・・・。
と、つくづく思った。本日の日曜日。
事の起こりは私の白髪である。
2〜3年前から、寄る年波のせいで、ドドドドドッと増えてきたのである。
加齢による自然現象だから、別にいいのだけれど、
やはりドイツに住む友人(女・日本人・東アジア人)が言っていた通り、
<黒髪の中にチョロチョロあるのは、
金髪や茶色の髪の奴より目立つ>のであった。
いっそロマンスグレーなら格好良いけれど、黒い所にチョロチョロは、そう、やはり妙に目に付く。
そういうわけで、毛染めということをちょっと考えていた。
しかしながら、毛染め液というのは、肌を傷めそうで、
化粧品にもすぐかぶれる私はなかなか手が出せないままだったのだ。
そんな中で目にしたのが、自然派の毛染め剤<ヘナ>という商品。
3年くらい前に、パンダのマークのWWF(世界自然保護基金)の通販カタログで初めて見た。
地肌を痛めず、トリートメント効果もある毛染め剤ということで、
ほほ〜〜〜う♪やはりこういうものもあるのか、と大変興味を持ったのだけれど、
商品の説明を読んで、ちょっと考え込んでしまったのだ。
WWFの商品説明にはこう書いてあった。
使い続けていると、やがて白髪は明るい茶色、またはオレンジ色に染まってきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・オレンジ色・・・・・・??
黒髪にオレンジ色とは、また前衛的な・・・・・・・・・・・・・・・。
と、その時の私は思ったのだった。
金髪や茶髪の人種なら良いんだろうけれど、アジア人にはこれは・・・・・・・・・・???
サラリーマンは使えないのでは??とも思った。
それで手を出さないまま、しばし時が経ったのだった。
さて、さすがに黒髪のアジア人には、これは使いづらい商品だとWWFも気づいたのか、
2年ほど経った昨年、<黒っぽく染まるヘナ>という商品もついにカタログに登場。
が、この時点で、私は毛染めへの関心を失っていたので、またしても毛染め剤には手を出さないままだった。
月日がそのまま過ぎ、先日。
ゆきうさぎさんのHPの日記に、このヘナが登場していた。トリートメント効果も、さすがにバッチリと言う!
髪がオレンジ色に染まるのも、見慣れてしまえばOKかな、とも思う。
実際、周囲にも、カラーリンスで白髪の部分だけ赤茶色やオレンジ色に染まっている人も結構いるけれど、
別に気になるわけじゃなし。
・・・というわけで、再び<ヘナ>への関心がわいてきた高橋。
さて、ここで私は思い出した!
あの、カタロ◎ハウスの<通◎生活>の2002年春号(1月に届いた号)に、
確かこの<ヘナ>が載っていた・・・・・・・・。
そう!載っているのであった。でも、興味を失っていたので、その時は商品説明も読み飛ばしていたのだ。
あわてて春号を引っ張り出してみた。そして、<通◎生活>によるヘナの商品説明を読んでみたのだが・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そこにはこんなことが書いてある。
髪質には個人差があるので一度染めただけでは、
薄茶や薄緑になる場合もありますが、
(中略)2〜3日から1週間で落ち着いた茶に色が変化してきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
さあ、これを読んだ人間で、あの外国児童文学の名作を読んだ経験のある方なら
まず間違いなくこう言いますね?!?
「・・・・・・・・赤毛のアンじゃあるまいし!!」
さて、ここで話は冒頭に戻る。
相変わらず長い前ふりですみません。
だが、我が夫には私が思わず言った、この「赤毛のアン」が、理解されなかったのである。
「??」という顔をする夫に向かって私は尋ねた。
おまえは赤毛のアンを知らないのかね。読んだことがないのかね?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それは、アルプスの少女ハイジ?」と逆に聞かれて絶句した。
絶句しつつ、念のためさらに問うてみる。
若草物語は知っているかね? 「知らん」
小公女は?? 「・・・・・・・・・・・・それが、ハイジ??」
・・・どうやら外国児童文学といえば、ハイジとフランダースの犬しか知らないらしい。
こいつに今、
「<オズの魔法使い>で、ドロシーと一緒に魔法の国へ、オズを訪ねて行った、
道連れの3人は誰!?!??」と聞けば、間違いなく
「犬・猿・キジ!!!」と答えるだろう。
もしくは「うす・蜂・栗」。
・・・そうかぁ・・・。ああいう外国児童文学を読んでいない人もいるんだ・・・。と、目からウロコの思い。
当たり前と言えば当たり前なのだけれど、昔読んだ本の話なんて、主に女性とばかりしてきたから
当然みたいに皆、同じような本を読んでいる人ばっかりだったのだ。
長靴下のピッピとか、あしながおじさんとか・・・。
それでは、子供の頃、何を読んでいたのか?と、夫に問うてみると、
<アルセーヌ・ルパン><怪人20面相><ファーブル昆虫記>という答えが返ってきた。
そうだ!私はそういうのを全然読んでいなかったなぁ、とあらためて思った。
アン・シャーリーを知らない夫を責めるわけにはいかない。
私は恥ずかしながら、怪人20面相がどういう人か、いまだに知らないのだ。
(なんとなく、変態なおじさんを想像している私。)
今からでも読んでみようかな?少年探偵団。
本は、読みたい時が読み頃だと思うし。
朝:大根のサラダ(大根、ブロッコリーの芽、トマト)
フランスパン2切れ、オリーブオイル、コーヒー
昼:セルフのうどん屋<春日町市場>にて
かけ小150円、おでん(豆腐、ゆで卵)2個で160円