2001/9/1〜9/30
 
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9月30日(日)

冬支度第3弾は入浴剤。
やっとゆっくり湯船につかれる季節になってきた。
こうなると入浴剤の出番だ。

我が家はここ2年、◎販生活で買った<明礬の花>という入浴剤を使っている。
温泉の天然成分100パーセントで、しかも湯上がりの体がものすごく暖まり、湯冷めしない!というすぐれもの。
足先の冷える私には、本当に嬉しい商品なのだった。
が、しかし、この製品にも弱点はあって、
無臭・無色のため、入浴剤を入れた本人にしかそれがわからない、
という問題がある。
つまり、入浴前に確認し合わないと、家族で何回も入浴剤を風呂にぶち込むということになる。
もしくは、誰も入れてないのに、入っていると思い込んで「ああ、ええお湯」などと
とぼけたことを言うはめになってしまう。
それから、もうひとつ。
やはり入浴でリラックスしたいなら、なにか香りは必要、ということもあって・・・・・・。

そんなこんなで、なにか他に良い入浴剤はないかと思い、
先日ドイツに住む友人が帰国する際、私がお土産にリクエストしたのが入浴剤だったのだ。
そう、ドイツってこういう天然成分ものが大得意の国だからと思って。

彼女が買ってきてくれたのは<WELEDA>という、彼女いわく、今ヨーロッパで大変人気がある
天然成分のボディ・ケア用品メーカーの入浴剤だった。
青紫色のガラス瓶のデザインも美しい商品。そう、やっぱりガラス瓶だろうな、ドイツなら、こういうメーカーは。
と思いつつ、「ありがとう!」の言葉に続けて私がまっさきに彼女に聞いたのは、
「で、これ、残り湯、洗濯に使えるん??」だった。

「・・・・・・・・・・・・・さぁ・・・?・・・でもまぁ、変なもんは入ってないから、いけるんとちゃうん?」と彼女。
「そぉ・・・?」
・・・・・・・ちょっと要領を得ない返事だったけれど、まぁいいかとその時はわかれた。

で、家に帰ってからやっとわかった。
ドイツ、というかヨーロッパの入浴風景というものを思い出して・・・・・・・・・・・・。
そうや!あの人ら、一回一回バスタブの湯、捨てるんやったわ!
湯船に湯ぅなんかためまへん!!

実にアホゥなことを彼女に聞いていた私だった。
そう、風呂の残り湯を洗濯に使うって、ものすごく日本的な発想だった。
え??・・・つまり、じゃあ、風呂の残り湯を吸い上げるあのホース、
あれって日本の洗濯機にしかない設備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???
ああ、また。新たな疑問が!


9月23日(日)

体調良し。本日全国的に大晴天。天気予報によれば今日の瀬戸内海は波の高さ50センチ。
よし、瀬戸内海上の直島(なおしま)へ行こう。突如、島行き決定!

先日新聞で、3年に一度の世界的な現代美術の展覧会<横浜トリエンナーレ>が始まった・・・
という記事を見た。いいなぁ〜、近くに住んでたら行きたいなぁ〜〜とうらやましかった。
現代美術は、<面白い!><くっだらねぇぇーーーーーー!!><変っ!!>などど
好き勝手に見られるから大好きだ。TVの「たけしの誰でもピカソ」のまさにあの、ノリ。
でも地方都市に住んでるとねぇ・・・と嘆くことは実は、なにもなかった。
我が香川県には、コブラ騒動で名を馳せた丸亀市に、三越デパートの包装紙デザインでも有名な
デザイナーにして現代美術家猪熊弦一郎の名を冠した、<猪熊弦一郎現代美術館>という
とても優れた美術館があるし、我が家から約6キロ、歩いてでも行ける場所には
世界的な彫刻家イサム・ノグチの生前のアトリエを使った<イサム・ノグチ庭園美術館>というのもある。
そして冒頭の直島。
ここは土地から銅の鉱石が取れるため、大正時代から三菱が銅の巨大な精錬工場を作り
<自然の荒れた工場の島>というイメージを長らく持たれていたのだが
近年、島とベネッセ・コーポレーションが組んで、安藤忠雄設計によるホテルと現代美術の美術館を作り、
<現代アートの島>として島おこしをしている、という、とってもユニークな場所なのだった。

さてその島で、現在、美術館のキュレイターが企画して
島の民家や廃棄された施設を展示場に、島全体を使った<THE STANDARD>という
展覧会をやっているらしい。と、これも先日新聞で見た。
すんごく晴れた日曜日、思い立ってそれを見に行ったのだった。船に乗って。
地図もろくに持たず。行き当たりばったりで。
で、むっちゃくちゃオモシロかった。
                               興味のある方はこちらへどうぞ。
                               <THE STANDARD:直島へ>


・・・何もかも忘れて楽しい日、というのが、人生には時々あるのだなぁ・・・。
ありがたいなぁ・・・、としみじみ思った、秋の一日だった。

ただし昼飯は悲惨でした。
昼:カロリーメイト・チョコ味2本、トマトジュース、チョコポッキー少し(これしか手に入らない)

9月22日(土)

夕方、TV無事ご帰還。
居間の東側の定位置に丁重にお運びした。
ごめんよぅ。
<へっ。おまえなんざぁいなくったて平気さ!>なんて言ってごめんよぉ。
と、おのれの不誠実さを心でわびた。

9月21日(金)

来た・・・。Nimdaが来た。
ホンマモンや・・・・・・・・!!!!!

昨夜我が家は肝をつぶした。びびった。
本物のウィルスなんて初めて見てしまったもので・・・。

日本中の大騒ぎを受けて、大急ぎでウィルスチェックをやったのだった。
そしたら、夫の自作機にあった。
ノートンが<御注進!御注進!!大変でっせ!!!>
教えてくれたのだった。
<Nimdaがいます>という証拠の出た画面を見る我々は、
まるでエイリアンがいるのがわかった宇宙船にいる宇宙飛行士のよう・・・。
・・・固まってしまった。一瞬・・・。

自作機にはまだアドレス帳も何も入れてなかったので何も影響はなかったけれど、
しかしびびった。

・・・けれど、ウィルスの話を聞くたびに、<なんでそんなもん作ってばらまくの?なにが楽しいの?>
と思っていたが、今日ふと思ったのは、・・・ひょっとして・・・・・・・・・。
世の中には<武器商人>という人々がいて、常に世界で戦争が起こることを待ち望んでいる。
望んでいるだけではなくて、戦争をやりそうな人物をそれとなくつついてことを起こさせる・・・とか。
じゃあ、コンピュータ・ウィルスも
・・・・・・・・・もしかして・・・・・・・・
ウィルス・チェックのソフト開発会社が、定期的に作ってばらまいて・・・・・・・・・・・・・?
あわわわわわわ。

9月20日(木)

本日木曜日は近所のパン屋さんの特売日。
すべての商品2割引。
高熱が出たり槍が降ったりしないかぎり私はフランスパンをゲットしに行く。
2本買って80円安いのだから、これはもうバカになりません。

買ってきたパンはすぐさま食べる大きさにカットして冷凍庫に保存。
こうすると、トースターで焼いたとき、焼きたてみたいに美味しい。

さて、フランスパンをカットすると、かなりのパンくずがこぼれ落ちる。
始末な私はこれをせっせとビニール袋にため込んで、せこいけれどため込んで、
同じく冷凍庫に保存。
半年もたつと結構な量になるので本日はこれを一気に使って久しぶりにミートボールでも作ることにした。
フランスパンのパンくずのミートボール。
ちょっと香ばしいような香りがして、ちょっと普通のパン粉より歯ごたえがある。
こうして、ため込んだパン粉を半年に一回くらい使い切って料理をすると、
なんだか「やったぁーーーーーーー!」
という感じだ。
でっかい耳アカがボコッと取れたような。
「エッヘン!!」と言いたくなるような、晴れ晴れした気持ち。
せこいけど。

ささいな、バカな喜びだけど、
私の日常を支えてくれる、確かな喜び。(よしまた、がんばるゾ!と)

夜:ミートボールのトマト煮込み(挽肉、タマネギ、卵、トマト、赤ピーマン、緑ピーマン、セロリ、
  ナス、ブラウンマッシュルーム、にんにく)
  大根のサラダ(大根、カイワレ)

9月18日(火)

ラジオ・ライフは続く。

昨夜はまたNHKで落語を聞いていた。

またしても、噺家の声が途切れ、
<ここでニュースをお伝えします>の声が。
でも、昨夜の経験のおかげで私ももう落ち着いたものだ。
はい、なんでしょう?
<今夜再開されるニューヨーク証券取引市場での株価の下落を懸念してFRBは
先に公定歩合の引き下げと・・・・・・・・・>
はいはい、やっぱり手を打ったのですね。わかりました。ありがとう。

アナウンサーの声が消え、再び番組は落語へと・・・・・・。
と、
<ぶわっはっはっはっはっはーーーーー!!!>
<ぎゃーーーーーーはははははは>

客席大笑いの声。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
これじゃゴールシーン見逃したサッカー番組!
決定的一発を見過ごしたK−1の試合!!じゃない??


・・・・・・・・・・・まだまだ振り回されること多し。
ラジオ・ライフ。

9月17日(月)

そういうわけで、昨日TVは修理屋へ。我々はTVなしの生活へ。
別にTVなんかなくってもOKだよ♪♪と思っていた。先週の火曜日までは。
でも、今この時点での世界は、先週の火曜日までの世界とは違ってしまっている。
ニュースを見なくてはいられないのだ。
先週の火曜日も、さて寝る前にちょっくらニュースでも見て寝るべか・・・と
TVを付けたらあの大変な映像が目に飛び込んできたのだった。
TVがなかったら、翌日の新聞で初めて見て、肝をもっとつぶしていただろう。
今はニュースを定期的に見たい。
私みたいな人間でさえ、今夜再開されるニューヨーク証券取引所で、どんな株価がつくのか
気になって仕方がないし、もちろんあの好戦的な人たちのこれからの行動も・・・・・。

で、とりあえず、NHKのAMのラジオをつけている。
定時にニュースが入るので。

しかし、ラジオのしきたりに慣れないので、うろたえることもある。

昨夜のことだ。
私と夫はNHKで<真打ち競演>という寄席番組を聞きながらゲラゲラ笑っていた。
と、突然、落語がスッと消えて、
<ここで番組を中断してニュースをお伝えします>
と、アナウンサーが言い出したのだ。
思わず息が止まった。二人で顔を見合わせた。

<・・・・・・・任期満了にともない投票が行われていた茨城県知事選挙は、即日開票の結果・・・・・・・>

・・・・・・・・体中の力が抜けて床につっぷした。
思わず手元にあったホッチキスをラジオに向かって投げつけそうになった。
県知事選でわざわざ放送切るなよーーーーーーーーー!!!!!!
と、言いかけて気が付いた。
そうか。TVと違ってテロップを入れるわけにはいかないんだ。
放送を切って音声で入れるしかないんだ。
そうか・・・・・・・・!

とはいえ、心臓が0.01秒は止まったんじゃないかという気がする。
・・・・・・・怖かった。ほんとうに。

朝:ゴーヤチャンプルー(ゴーヤ、赤ピーマン、人参、卵)
  サラダ(トマト、大根)、フランスパン2切れ、オリーブオイル、ナシ、紅茶
昼:ナシ、フランスパン2切れ、オリーブオイル、豆乳
夜:麻婆豆腐ナス(豚肉、厚揚げ、ナス、長ネギ、赤ピーマン、緑ピーマン、にんにく、しょうが)
  アーサー(あおさのり)のお澄まし(アーサー、豆腐、しょうがのすりおろし)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、コーヒー

9月16日(日)

朝から大雨降ってねぇかなぁ〜〜〜〜〜?
と心の中で雨乞いの踊りを踊りつつ起床した。本日、自治会の清掃活動の日。雨なら中止なのだ。

晴天。秋晴れ。ああ、なんて清々しい朝!
・・・・・というわけで、9時から街路のゴミ拾いに。
まぁ、今日は運動会という中学校も多いのだから晴れて良かったんだ。

帰ってからPenpenさんご推薦の家電の修理屋さんに電話した。
さてこのTV。いかほどで直るのか聞きたくて。
夫との事前の協議で、一万円前後なら修理。二万円以上ならいずれ買い換えを考える・・・とした。

<一万円くらいですね>。

修理屋さんの声に小躍りした。
昨日じーちゃんにもらったお小遣いでバッチリ直るではないの!!
これも天の助けか?
あああああ、じーちゃん!ダンケシェーーーーーーン、だ!
金は天下の回り物。こういう時もあるのだった。

  
念のため、弁解しておきますと、実家へ行くたび、毎回お小遣いをもらっているわけではありません。
  年に一回か二回、どういう風に気が向くのか、ポチ袋に入れたそれをくれるわけです。
  中身はそれこそその日の気分。千円だったり、三千円(??????なんで??この半端な金額???)
  だったり、今回みたいなおっきな金額だったり・・・・・・・。
  なにを基準にしているのかは、祖父のみぞ知る・・・・・・。

昼:2週間ぶりにうどん
  <春日町市場>にてセルフのうどん
  かけ小150円、おでん(豆腐、こんにゃく)2個で160円

9月15日(土)

美容院へ出かけて髪を切る。
前髪をかなり切ってしまって、ちょっとお猿、かなりお猿。

その足で、実家へ、祖父母に会いに。本日敬老の日。
いつもはいつ行っても、ただただ眠っている二人が
今日は私が、自分達に会う用件で来たとわかっていて、頑張って起きていてくれた。
が、
帰り際に、ポチ袋に入ったお小遣いを渡されたのには・・・・・・・・・・。

敬老の日にじーちゃんばーちゃんから
お小遣いもらってどうすんの?!?!!!!
あんたがあげなきゃならん方でしょうがっ!!!!!!!

というお怒りの声が響いてきそうだけれど、
そう、わかってます、私もジュージューわかってますとも。
しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

かつて二人で暮らしていた祖父母が、いよいよ年を取り、実家で暮らすようになった年。
その年明けの正月に年始に行った際、私は祖父母に初めて<お年玉>を渡そうとした。
もう充分そうしていい年齢だったし、祖父母も実家で守られる立場になったのだし・・・と考えて。
が、祖父は<いらん>とつっぱねたのだ。
まぁでも、そう言わんと・・・・・・・とさらに手渡そうとしたところ、日頃私に対しては限りなく温厚な祖父が
相当強い調子で言葉を荒げて抵抗しだしたのだった。なんかこのまま強引に押し通したらキレそうなくらいに。
<孫にお年玉もらうようになっちゃあおしまいだ>。
そんな思いだったのかもしれない。
そう言えば、初老と言われる年齢に差しかかった人が、生まれて初めて電車やバスで席を譲られた時
滅茶苦茶ショックを受けたって話よく耳にするものな。
・・・・・・・わかりました。

というわけで、
私はこの歳になってもいまだじいちゃんにお小遣いをもらう孫をやっているわけだ。
恥ずかしながら。
それで祖父が喜ぶんだからさ。ジジ孝行ジジ孝行とか言いつつ。
もちろん、私に子供がいたら、お小遣いは間違いなくそっちに渡されるわけで
それならなんにも問題はないのだけれど・・・・・・・・・・・・・。そのへんがこの件の複雑なところ・・・。

それはともかく、これはありがたくTVの修理代の足しにさせていただくことにしました。

9月14日(金)


だいぶ以前の日記(5月)に書いたが、我が家は今年自治会の役員が当たっているのである。
日頃は市の広報とか回覧物の配布なぞをやっているが、
去る5月には地区の運動会に出て、りっぱに<輪っか転がし競争>の選手もつとめたのである。
そのお仕事がまた押し寄せてきた。本日、役員の取りまとめの方より電話あり。

<9月16日の9時から、自治会の街路清掃です。公民館に集合して下さい。強制じゃないけど。>
・・・・・はい。
<10月6日と7日は地区の秋祭りです。炊き出しの当番をやってください。強制じゃないけど。>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へぃ。
<で、9月20日の夜7時から、その炊き出し当番を決める集まりが公民館であります。強制じゃないけど。>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

おのれ、ヒトの仕事が終わるのを見越したかのような・・・・・・。
はいはいはい、出ます出ます!出ます!
<あんたんとこのマンションは、いっぺんも参加してないなぁ>でしょ??
わかってます。私、気が弱いんです。よう断りません。
出ますよ。来年の役員の迷惑なんて知ったことかい!!
でももう秋祭りの季節なのね。
子供が御神輿を引っ張り回して、町内を歌いながら延々と歩く、あののんびりした祭りの季節。
あれの炊き出しも、やってみれば、運動会の輪っか転がしと同じで
なかなかネタになる経験かもしれないし・・・・・・・。

朝:ゆで卵、野菜炒め(タマネギ、人参、緑ピーマン)
  サラダ(サニーレタス、きゅうり)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、ナシ、紅茶
昼:一昨日の残りのおでん(大根、こんにゃく、厚揚げ、天プラ)
夕方:豆乳、ナビスコのプレミアムクラッカー

9月13日(木)

取りあえず、今回の仕事、終了。
後は野となれ山とな・・・・・・・・ってもらっちゃあおおごとだが、とにかく後は
クロ◎コヤマトのヤ◎ト運輸にすべてを託す。頼んだぜ、ヤ◎ト運輸!!

タンス部屋(兼仕事部屋)はもう床がない。
こういう状況で地震とか火災に遭ったら、まず床の物を踏んで足がすべって転んでそこでアウトだなぁ・・・。

・・・しかたないので取りあえず床だけは見えるようにした。
後は明日考えよう・・・・・。
(スカーレット・オハラ)

9月12日(水)

朝からメディアはアメリカのテロのニュース一色。
被害者の家族の方はどんなに不安でつらいことか・・・。


地下鉄サリン事件の時、私は埼玉県にいて、夫は私鉄と地下鉄で2時間かけて東京へ通っていた。
あの日のことは忘れられない。
事件の現場になった駅はいずれも、夫の勤め先から500メートルも離れていないところばかり。
しかも事件の路線は、日頃は乗らないが、たまに気が向いて夫が乗ることもある路線。
TVを見ていて目の前が暗くなった。
夫から連絡はないし。
無事だから連絡がないのか、無事でないから連絡もできないのか??
暗澹たる気持ちで待って、待って、ついに会社に電話した。
<いや、全然大丈夫>と答える夫に<命が縮むほど心配してるんだ!連絡入れろ!!!>
と絶叫した私。

あの時ものすごい不安な気持ちはいまでも忘れることができない。
このテロ事件の被害者の家族の方の不安はそんなもんじゃないだろうけれど・・・。

どうか、一人でも多くの方が生きて救出されますように。

9月11日(火)


週の前半から、新聞の見出しは暗いことばっかりだ。
狂牛病が国内でついに出た、とか、JOCの会長が亡くなった、とか。
そんな中で唯一肩の力を抜いて<おおおぅ!!>と反応出来たのが
香川県丸亀市の港にコブラが出た!!という記事。
コブラ。
ハブでもマムシでも巨大ニシキヘビでもない、コブラ。
インパクトある固有名詞だなぁ。
しかしそれより驚いたのが、コブラを捕まえに丸亀署の警察官が駆けつけた、ということ。
ええ?!?ウソ。警察官ってコブラまで捕まえなきゃならないの??????
動物園の人とかハ虫類の研究している大学のセンセとかに依頼できないわけ??????
・・・・・・いや、・・・・・・警察官って大変だぁ。困ったことはなんでもかんでも言ってこられて・・・・・・・。

なんてぇことを考えながら午前中セカセカ掃除をしていると
マンションの入り口のチャイムがピンポコン♪と鳴った。
インターホンに出ると、<高松◎署のものです>との若い女性の声。
<先日近所のビデオ屋の駐車場で物取りが発生しまして、その聞き込みをしております。
お話をうかがってもいいですか?>とのこと。
デ〜〜〜〜〜〜〜!このせわしない時にや〜め〜て〜〜〜〜〜〜!!!
とはいうものの、私は生まれてこのかた警察の聞き込みになんかあったことがない。
いやいやそれより、警察官と一対一で言葉を交わしたことがあっただろうか?(運転免許センターの人は除く) 
いや、どんなんやろ、聞き込みって。どんな人やろ、女警察官って。いやいやいや。

結局好奇心が勝った。掃除中の見苦しい姿を自分では見ないことにして、警察官の登場を待つ。
果たして玄関前に<高松◎署の◎◎です>と、やってきた人は・・・・・・・・。

・・・・・・・・美人だった。
えっ?!?と思うくらい、若くて綺麗なお姉さんだった。
上原多香子ちゃんを、も少し優しい感じにして25歳くらいのお姉さんにした感じ・・・かなぁ。
しかもスタイルもいい。というより細い!
女の警察官・・・ということで、私はなんとなく駐車違反を取り締まっている<ミニパトの制服のおねえちゃん>
を想像していたのでけれど、目の前のこの人は私服だった。
紺のポロシャツ、アイボリーのチノパン。チノパンは体にピチーッとフィットしていかにも若々しい。
足元は真っ赤なモカシン。おお、おしゃれー。あなた本当に警察の方?????

・・・・・・警察の方なのだった。しかも・・・・・・。
その人いわく、先日の未明3時。近くのビデオ屋の駐車場で覆面強盗が出た。
目撃者によると、身長180センチくらいの大柄な若そうな男。近所でそういう心当たりはないですか?
ないけど・・・・・・覆面強盗!?!
物取りって車上荒らしではなかったのか!私はてっきり・・・。
あ、ではでは、車上荒らしだと窃盗で、捜査2課だか3課だか・・・・・と考えていたのだけれど
強盗、ってことは凶悪犯。えっ!じゃあこの人、捜査1課の強行係ってこと?
映画や小説の花形、捜査1課の女刑事さん!?!!!!?!
ひゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
と、心の中でもんどりうってしまった。
そりゃあ聞き込みだから。見た目のソフトなこういう人や、人の良さそうなおじさん顔の刑事さんを
回らせるのだろうけど、それにしても、まぁ。美人の刑事さん♪♪

などとバカなことを考えてばかりで、聞き込みには何一つ協力できない役立たずな私に、
それでも美人刑事さんは優しく
<強盗の2日後には、そこの薬局が夜中、金庫破りにあいまして。この辺も物騒ですから
どうぞ気をつけてくださいね>と言い残して帰って行ったのだった。
ごめんなさい、刑事さん。聞き込みを体験したいばかりに、ちっとも役に立たない私に聞き込みさせて。
・・・ついでに書いておくと、美人刑事さんは、聞き込みのテクニック上、バリバリに方言度が高かった。
<・・・・・と言うことで、この辺、聞き込みにまわっじょんですわ〜(まわっているのですよ)>
<ほんでから(それで)>
そうね、聞き込みって、年輩の人にも口割ってもらわなきゃならないものね。方言イズベスト、よね。

それにしても、この辺も物騒なのだな。かなり。
もとより日本が安全な国だなんて、とうの昔に思っちゃないけれど(地下鉄サリン事件以来だなぁ)
それでも日々生活しているうちに
<危険>という言葉が頭から離れていることも多いのは事実。
いかんいかん、ここはひとつ気を引き締めないと・・・・・・・・・・・
などと思っていたら、深夜のニュースで、アメリカの、あの大変な事件の映像が・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・言葉もなかった。

9月9日(日)

お、おおおおおおおお・・・・・・・・・・
TVがついに壊れた!

画面が消えた。
真ん中に光る一本の線が表れて、あとは真っ黒に・・・・・・・・。

ぶっていいのよね?
HIBARIはどついていいって言った。
とのさんもしばいていいって言った!!
よし!!しばくぞ!!
しばきますともTV!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・はい、
これで直ったら、
日本の家電メーカー、今頃全部倒産してますよね。

というわけで。
いよいよTVを直すか、買い換えるかの事態である。
・・・・・でも、まあ・・・・・・いいのだけれど。TVだから。

TVの存在価値って本当に低くなっている気がする。
今、壊れてパニックになる家電と言えば、
まず!パソコン!!それから冷蔵庫、洗濯機、掃除機・・・・・・・・・
う〜〜〜〜〜ん・・・てなものか・・・・・・。
そうTVは、ないならないのでOKなのである。
パソコンやっていると、結局削る時間はTVとかビデオを観ている時間しかないわけだし・・・。
小さいお子さんがいる家だと絶対TVは必要だと思うけれど
それ以外だと、パソコンの方が大事かも。
そういうわけで、長い目でTVの買い換えを考える高橋家なのだった。
そう来年のW杯までになんとかなればいいんだから、ね。
お金、頑張って貯めないと。
(こういう時こそ懸賞か???TVの当たる懸賞、捜すか??)

朝:フランスパン2切れ、オリーブオイル 、りんご、豆乳
昼:フランスパン2切れ、トマト、シーチキン、どくだみ茶

どくだみブレンド茶を飲み切ったのでどくだみ100%のお茶にシフト。味はOK!
お肌にいいってほんとかしら??
とりあえず、お通じは、ここんとこいいのだけれど・・・・(1キロやせたわ〜〜)。

9月7日(金)


人間、思わぬ時に思わぬものに足をつっこんではまってしまうことがある。

春先以来、ひょんなことから司馬遼太郎さんの時代小説にはまってしまって読み続けている。
膨大な作品すべてに手を出すとわけがわからなくなるので、
時代を幕末にしぼってボチボチと読み進めている。
さすが、国民的作家。ほんまに面白い。面白い・・・・・のだけれど、
あることが、・・・・ああ、なぜか段々ひっかかってきて・・・・・・・・。

あることとは、
司馬さんの書く登場人物の主人公クラスが、なぜか、皆、
異様にストイックだということだ。私にはそう思える。
何事かをなすような男とは、そういうものだ!!
という司馬さんの好みのなのかもしれない。いやそうだろう。
幕末の長州藩の高杉晋作という人などは、史上有名な遊び人で助平だったそうだが
この高杉晋作でさえ、司馬さんの筆にかかると欲情を制御しきったりりしくすがすがしいストイックな若者!
という感じになっちゃうのである。女の匂いなど周囲にしやしない感じ。
もちろん皆結婚したり、恋をしたり、メイク・ラブのシーンだってあるのだけれど
これが全っ然いやらしくないというか色っぽくないというか真面目っぽいというかぐっとこないわというか
いや、読者をエッチな気分にさせるのが目的の小説じゃないからそれでいいんだけれど、
とにかく色気が漂わない世界なのだった。
で、
女との色気が漂わない世界の上に、登場人物がほとんど男(武士の世界ですからな)なもんで
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・はっきり言いましょう。
なんか、全体にゲイっぽいのだ。私にはそう思えてしまうんだから仕方ない!
特に、新撰組の沖田総司なんて、これは誰がどう見たってゲイに見えるんではないの????!?
と言いたくなるような描かれ方だ。それとも私の心根がまがっているからそう見えるのかしら?
いや、以前読んだ中場利一さんの<バラガキ>という小説。あれも新撰組の話だったけれど
沖田総司は普段は普通の明るい若者だが剣を握ったら神経が一本ぶち切れちゃう
大変危ないあんちゃんで、ゲイの雰囲気なぞどこにも感じなかったから、
やっぱりこれは司馬さんの筆ぶりのせい、というものではなかろうか?

で、わからないのは、こういう書き方をしているくせに
司馬遼太郎さんというお人は、<身の毛がよだつほど>ゲイが嫌い、らしいということだ。
それは小説を読んでいればすぐわかる。
江戸時代だから、<衆道>とか<男色>とかいうあれ、あれですな。あれに対する描写が
実に身も蓋もないと言うか、大っ嫌いなのが行間にバスバスあふれ出しているというか
とにかく、書きようが激しく厳しくきついったらない。
<龍馬がゆく>の、文庫本なら2巻目なのだが、
土佐藩内で、とある郷士(下級武士のようなもの)が上士(上級武士のようなもの)といさかいを起こし
郷士が斬り殺されて、それが原因で土佐藩内の郷士の討幕運動が一気に動き出す
というエピソードがあるのだけれど、
この重大事件の原因になった郷士がゲイだったのだ。だもんで、書かれようったらひどい。
<愚にもつかぬ男>と書かれたあげく、よほど司馬先生のお気にめさなかったのか
ちゃんと名前があるのに、最後までほとんど<男色家>と呼ばれている始末。
  <男色家は、ぱっととびのいた> とか
  <男色家の死体も、すでに片づけられてない> とか
  <◎◎の弟(男色家)> とか・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・ちょっと・・・・・あんまりじゃないですか??いくらなんでも。
司馬さんの時代小説にはフィクションの部分もあるけれど、
さすがにこのエピソードは史実にもとづいて書いているでしょう??
それでこういう書き方されたんじゃあ・・・・・・・。
この人の子孫の立場ってもんがないんじゃあないの???????
と、思わずいいたくなるような、毛嫌いぶりなのであった。
今の時代感覚からすれば
<先生、それは偏見です。差別です。この書き方は問題あります!!!>
と、担当の編集さんが待ったをかけるんじゃなかろうか。

とはいえ、こういうミョーーーーーなところはあるものの、
国民的作家の文章のリズムは素晴らしく、物語はツボをはずさず、胸躍るほど面白い。
いや、ゲイっぽいとかミョーーーだとかでクエスチョンマークを飛ばしているのは、
やっぱり私の頭が腐っているから?
心がまがっているから??
心根のまっすぐな人が読めば、これは清々しい若者の、胸の熱くなる青春群像の物語、
ただそれだけ、なの???????ん???????

そんなこんなで(どんなだ?)、
冬のコタツよろしく司馬遼の世界から足を抜くことができない。
せっかく買った、武田百合子さんの<犬が星見た>もいまだ手をつけられないまま・・・・・・。
>とほほほほほです。NORIKOさん。


9月4日(火)

仕事部屋(という名のタンス部屋)が汚い。
ものすんっごく汚い。
ただでさえ狭い部屋が徐々に足の踏み場もなくなっていく・・・。
よく言う、ぬすっとに入られた後だか前だかわかりゃしねぇ、状態。
ああ、やだやだ。でもきれいにする気にもならない。
この汚さに、過去の記憶がよみがえる・・・。

独身時代、私は大阪にいて、リ◎ルートの下請け会社で、求人広告の制作をやっていた。
どなたでも一度や二度は読んだことがあるであろう、<◎らばーゆ>や<B◎ing>の
広告のコピーやイラストを描いていたのだった。
(10数年前、関西で就職活動をされた方、一回や二回は私の作った広告で会社を選んだことが
おありかも・・・・・・・。・・・・・あ、
そうだったのか、このやろう!!
なんて・・・・・・
私は私なりに、精一杯誠実に、それなりに・・・・・。)

ともあれ、その会社の制作課というところは汚かった。
制作現場にパソコンが導入される何年も前の話。どの人の机も阿鼻叫喚の世界だった。
そして、中でも私の机と私の机の上の電話はひどかった。
ひどすぎて、ある日年下の男の子がたまりかねて
私がいない間に電話機を掃除してくれてたことがあったっけ・・・。

 余談だが、私がそこで仕事をしている間に
 リ◎ルート事件という、政治家への贈収賄事件が起こった。責任をとってリ◎ルートの社長は辞任したが、
 その後もとある過激派から社長は脅迫を受けた。爆発物を送りつけられた・・・かなんかだったかな?
 で、脅迫事件があった翌日、私の働く会社にも、近くの警察から警察官がやって来た。
 いわく、こういう状況だから、どんな末端組織にも被害が出る可能性があるので
 各社重々注意していただきたい、と。
 で、警察の方が帰られた後、制作課の面々は、

 こんな机(および机のまわり)じゃ、
 いざ不審な紙袋や爆弾が置いてあってもわかりゃしない。
 
まず、机のまわりを片づけろ!!!
 と、上司から説教をくらってしまったのだった。とんだとばっちり。

ああ、それにしても汚かった・・・。
でも、多分あれが私の真の姿なのだ。・・・と思う今日この頃。
転勤族と結婚したため、やむなく片づけ魔と化しているが、きっと多分これは仮の姿。
と言うより、もしかしたら、私の性根を見抜いた神サマが、性根を叩き直すために転勤族と結婚させたとか・・・。

なんて考えてるヒマがあったら、ちょっと掃除を!!!高橋っ!!!(神の声)

朝:ゆで卵、野菜炒め(タマネギ、ブラウンマッシュルーム、緑ピーマン)
  サラダ(サニーレタス、トマト、きゅうり)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、りんご、紅茶
昼:ゴーヤのンブシー(ゴーヤ、緑ピーマン、厚揚げ、豚肉)
  酢の物(きゅうり、わかめ、ちりめんじゃこ)、ナビスコのプレミアムクラッカー、どくだみ茶
夜:ハマチの塩焼き、シソ、トマト
  みそ汁(豆腐、わかめ、マイタケ)、りんご、どくだみ茶

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