2001/7/1〜7/31

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7月31日(火)

久しぶりでCGではなくアナログでカラーの絵を描いた。仕事で。
・・・怖かった。とっても。

なにせCGと違ってアナログのカラーはやり直しが全くきかないのである。
色が気にくわない、色がはみ出した、にじんだ、筆からしずくがたれた・・・・・・等、
何があっても、そこで終わり。下絵からやり直すしかない非情な世界なのである。
だから、ものすごく緊張した。腹の底に力が入りっぱなしであった。
でも、結局、気に入らなくていちからやっぱり描き直したのだけれど。

それはともかく。
今回もっともっと怖いことがあった。
筆で色塗りの作業に入った時である。
私の目は、無意識のうちに<カラーパレット>を捜していたのだ。
<カラーパレット>。
CGソフトをちょっとでもいじったことのある方ならすぐわかると思う。
パソコンの上で色を混ぜ合わせ、好きな色がどんどん出来てしまう
CGならではのツールのことだ。
色を作ろうとして、私は心の中で、これを捜していたのだった。
はっと気がつき、さらにショック!!
頭の中にイメージしている色を、机の上のパレットでどう作っていいのか
一瞬わからなくなってしまったのだ!

・・・<カラーパレット>は便利だ。
カーソルを適当に、この辺かな?という色合いのあたりでスルスル動かしていれば、
いつかはピンとくる色が画面上に現れてくるのである。
時にはイメージした色よりずっといい色が出てきたりする。それも何度でも簡単に。
これに慣れきっていたがために、私は頭の中にある<藤色みたいな色>を
パソコンの外で、一体どの色とどの色をどう混ぜ合わせて作ればいいのか
わからなくなってしまっていたのだった。
怖かった。本当に。
・・・・・・パソコンて本当に素晴らしい。
しかし注意しておかないと、人間の五感その他の繊細な感覚を
あっ〜〜〜〜〜という間に麻痺させてしまうものかもしれない。
あ〜〜〜〜〜〜〜、肝をつぶした。びっくりした。自分で自分が怖かった。本当に。

絵を描かない人にとっては
漢字がどんどん書けなくなる怖さ・・・・・・・
と言ったらわかってもらえるかしら。きっと。

7月30日(月)

そういうわけで、我がHPは現在滅茶苦茶である。
Penpenさんに教えていただいて、なんとかかんとか復旧作業に取り組む所存である。
が、ほんまになんとかなるんかいな。
いや!
時間はかかるかもしれないけれど、というより絶対かかるけれど、
いつかはきっと復旧いたしますので。・・・・・・・とほほほほほほ・・・・・・・。

しかし、つくづく私はバカだった。
バカだとわかっていたけれど、あらためてバカを再確認してしまった。今回の一件で。
便利なソフトや機械がいっぱいできて、なんとなく自分でも
一見普通にHPやCGなんかが、ちょっとはできる気になってきていたのだった。
なんという傲慢。なんという己を知らぬ奴!
アホゥでした。
基本のきの字もわかっちゃいないくせに。
やっぱり、当たり前だけれど、なんでも基本をちゃんと勉強しなくては。
情けないぞ情けないぞ情けないぞ。
そりゃぁ仕事じゃないんだからまだいいのだけれど。
仕事でこれやってたら<打ち首>だけど、私のは遊び、趣味なんだから
マジに落ち込まなくても、・・・・・・なんだけれど。
でも、趣味だから、仕事じゃないからこそ、いつも楽しく面白くやっていたい!
というのもあるわけだ。
あああああ、すみません、いかんいかん、なんてぇ愚痴っぽいの今日の日記。

ともかく、日記と掲示板は無事動いているようなので、
当面これだけを更新してコソコソとやっていくことにします。

ところで、志(こころざし)あるわが夫は、とうとう自作パソコンを、腕力と体力と気力で
組み立ててしまった。
メモリ128MB、HD20GB、CPUはAMDのDURON。
モニターは富士通のものだが、ロゴをカッターで削って安く売ってたやつ。
しかし、本体のでかさよ。(とほほ)
そして本体の熱さよ。(サウナだよ、部屋が)
今のところ我が家で一番高性能なマシンなのだが、夫はこれのOSに
リナックスを入れたい!なんてぇ願望を持っているのだった。
・・・・・・・・そんなん入れたら、私のCGソフト、なんも動かせんやないか〜〜〜。もうっ。

かくして昨日は、私は自分のHPの壊滅状態で頭がいっぱい。
夫は自作機をなんとか動かすので気もそぞろ。
あやうく、選挙に行くのを忘れ果てるところであった。
あぶない、あぶない。あぶなかった〜〜〜〜〜〜。

7月29日(日)

MOをとうとう買った・・・・・・・・・・。
資金、気力とも尽きた・・・・・・・・・・・・・。


もうこれ以上、屁も出ねぇよっ!!(失礼)

Painter6・0をインストゥールしてから、
愛機ThinkPadちゃんはひどく体調を害されているようなのであった。
色々、???????な症状が出始め、夫も
<こりゃいっぺん中身空にして全部やり直したほうがええかも・・・>
と言い出していたのだ。
かくしてMOを泣く泣く買った高橋。で、絵だの、このHPだのを非難させて
昨日リカバリーCDを使っていちから全部やり直したのであった。・・・・・・が。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
つ・・・・・・・・疲れた。

こんなので疲れていてどうすると言われそうだが、なにせ初めてのことなので・・・・・・。
さまざまな設定をいちからみんなやり直すのはもうクラクラなのだった。
もちろん、夫にすがりついていたのは言うまでもない。
夫は昔のフロッピーディスク時代のやり直しの苦労・・・・・・・・・
そう<FD50枚入れなおし>などというのを何度もやっているので
こんなことでハァハァ言っている私がいよいよ軟弱者に見えることだろう。
確かに、マトリックスよろしく、さなざまなものがCDであっという間に
インストゥールされていくのだから、よっぽど簡単。

ああ!それでも、
このHPが一瞬にしてすべて復活してくれた時は、思わずMOを拝んでしまった!
<そのための機械なのよ>と言われればそれまでだが、
私のようなネット原始人には、もう拝むしかない機械なのであった。
しかし、このサイト全部ひっくるめてもたかだか2MB。
MOディスクの容量は230MB・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・カセットテープみたいにもっと小さい容量のディスクって作ってくれないものか。
せめて10MBとか・・・・・・・・・・。

7月24日(火)

実家の母より所用で電話あり。
所用が終わった後、少々世間話。
母曰く、先日激しい雷雨があり、隣家の目の前の電信柱にスバン!と雷が落ちたとか。
まぁ、そりゃびっくり。
母曰く <うちでは電話が壊れた。これは修理の間借りている電話 からかけてる>
<それから、3台あるうちのTVが一台だけ壊れた>
<2件隣は電話がダメんなった><その向こうはTV>

<隣はパソコンが壊れたんやと>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
腹の底が冷えた。
それは怖い。何が壊れるのが怖いって、あなた。
ほかの家電と違って、買い換えてすむ問題ではないんだから・・・。
このマンションにも避雷針はあるが、
避雷針があったって落雷したら壊れる物は壊れるんじゃないか??

・・・そういうわけで、またコツコツ貯金を始めねばならなくなった高橋である。
掃除機の買い換え作戦が終わったばっかりなのに。
そう、今度の目標はMO。
金が貯まる前に、どうか雷がマンションを直撃しませんように。
マンションにお札でも貼りたい気分である!

朝:ゆで卵、きのこのソテー(ブラウンマッシュルーム、ぶなシメジ、ナス)
  サラダ(カイワレ、プチトマト、きゅうり)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、メロン、紅茶
昼:クラッカー(バランスオン・ハーブ味)、リンゴ、豆乳
夜:ゴーヤのンブシー(ゴーヤ、赤ピーマン、緑ピーマン、ナス、豚肉、厚揚げ)
  ゴーヤと人参の酢の物、めかぶ、シソ


7月21日(土)

ドラガン・ストイコビッチが引退した。
サッカーファン以外にはただの個人名だが、
やはりサッカー好きには特別な名前の、このセルビア人のサッカー選手が、
7年もJリーグにいたなんて、今となっては夢のようだ。
中田がどれだけ素晴らしい選手だと言ったって、
やはりまだとうていこの人にはかなわないだろう。
そのくらい、ものすごい才能の選手が、
ナショナルチームの世界ランクが、世界第40何位だかのこの国のリーグにいたのである。
一年や二年ならわかるけれど、7年。奇跡のようだ。

この人のインタビューを読むと、頻繁に<安全>という言葉が登場していて
胸をつかれるものがあった。
試合会場の安全。生活環境の安全。
日本に居続けた理由の第一は<安全>なのだろうけれど、
そのおかげで彼のプレーを見られた私達
そして一緒にプレーできた選手の幸せは、今言葉では言い表せない。
きっと何年かたった時、わかるのだろうな、
彼がこの時代、ここにいた、本当の意味は。

そういうわけで、別に名古屋グランパスエイトのファンでもなんでもないのだけれど
本日は、少しばかし悲しい高橋だった。

朝:フランスパン2切れ、オリーブオイル、リンゴ、豆乳
昼:フランスパン2切れ、オリーブオイル
  トマト、シーチキン、どくだみブレンド茶
夜:ゴーヤチャンプルー(ゴーヤ、ナス、人参、厚揚げ、ベーコン)
  サラダ(サニーレタス、赤ピーマン、緑ピーマン、トマト)
  ワイン

7月20日(金)

(17日火曜日の続きで)

かくして、スイカをケーキ代わりに無事夫の誕生日を祝った高橋家であるが、
その夜、夫は私を悩ませる物を持って悠々帰宅したのだった。
<5万円でパソコンをつくる>本。
ついに自作機を作るつもりなのであった!
また、いらん物が増えるがな!!!!!!

実は今年の正月に、今年は自作機に挑戦しようかのぉ〜
などとさえずっていたのだ。夫は。
しかし、仕事があまりに忙しくなったため、なんだか面倒になってきて話は立ち消え。
家を片づけるのに必死な私は、心底ほっとしていたのだ。なのに!
またここで復活するとは!!
つくづく正月と誕生日というのは、人に<志(こころざし)>
を抱かせてしまうものらしい。

夫は理数系でもなければ、パソコンマニアでもない、
自分のHPもつくっていないし、文系の会社員なのだが、
なぜか遙か昔からパソコンに興味を持っているのだった。
最初に買ったパソコンが、17年前だというのだから、手にしたのは早い方ではないか?
で、そのパソコンだが、
社会人初めてのボーナスで、清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ったという
パソコンの名前は
シャープの<パソコンテレビ>という。価格25万円也。
メモリなし。ハードディスクなし。
え?そいじゃあどうやって保存をするの?と聞くと
<カセットテープじゃ>と答えが返ってきた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・これはもう、私なんかには全然わからない。その時代を体験した人間にしか
理解出来ない。感覚的に。
カセットテープへの保存・・・・・・・・・・・?
さてこれのOSはBasic。
CPUは・・・・・さぁあったんかいな?などと言っているが、ないとパソコンにならんでしょう。
でももう名前も覚えていないといっている。当然、マウスなし。
これは、買ったはいいが、ソフトもない時代なので、まったくなにをするわけでもなく、
ほどなくただのテレビと化したそうである。
高い買い物だったが、パソコンへの躊躇はこれでまったくなくなったらしい。

その次に買ったのが、NECのノート型パソコン。
98シリーズが登場し、日本語ワープロソフトの一太郎が登場した時代。
これが、メモリ2MB。ハードディスクなし、後でくっつけて200MBとか。
保存はフロッピーディスク(懐かしい)、OSはMS DOS。
まだWindowsは登場せず。マウスはあったが、
CPUはintelのペンティアムの前の奴。

その次買ったパッカードベル社のパソコンで、やっとWindowsが登場。

で、現在のGetaWay社のパソコンにいたる・・・・・・・・そうだが、
この夫のパソコン歴、
パソコン使用まだ一年足らずの私などが聞くと
ほとんど<曾祖父さんが日露戦争へ行った話>でも聞いている気分でクラクラする。
メモリなし、とか2MBとか・・・・・・。
でも、本当にパソコンの出来る人ってそういう時代から、そういうパソコンで
きちんと何かをやっていたのだなぁ・・・・・と畏敬の念さえ感じてしまう。
ごく初期のソフトですんばらしいCGを描いている人とか。
私なんか、今の高度なソフトが何もかもやってくれているのだものね。

ああ、それはともかく、自作機。
ガラクタが家の中を占領しないよう、ただただ今は祈るのみ・・・。

7月18日(水)


分け入っても分け入っても青い山
                                 山頭火

洗っても洗っても洗濯物の山
                                  高橋 はるの


毎朝毎朝洗濯機の前に立つたびにこのフレーズが頭に浮かぶ。
だぁ〜〜〜〜〜〜〜っ、やっとれん!やっとれん!
2人家族でなんでここまで洗濯物が出るの???と聞きたいが
ようするに、人5倍汗かきの私と、人8倍汗かきの夫が
クーラーなしでジメジメジメと暮らしているからだろう。
月曜日の洗濯物は、思い立ってふと数えてみると、タオルだけで18枚干してあった。
・・・・・・・・・・もう。

朝:ゴーヤチャンプルー(ゴーヤ、枝豆、卵)
  サラダ(カイワレ、オクラ、トマト、きゅうり)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、リンゴ、紅茶
昼:人参のごまみそ、リンゴ
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、どくだみブレンド茶
夜:ゴーヤと人参の酢の物
  みそ汁(油揚げ、ワカメ、ぶなシメジ)、オクラ、トマト、豆乳

7月17日(火)

<本日は京都祇園祭のハイライト山鉾巡行です。>
と、朝日新聞の社会面に小さな記事が載っていた。
寝っ転がって新聞を読んでいた私は
思わずガバッと跳ね起き、その場でクルクル3回、回ってしまった。
あ〜〜〜〜あ〜〜〜、どないしよ〜〜〜。
忘れとった。夫の誕生日や!!

今朝明け方5時にものすごい雨が降り出した。
ご丁寧にでっかい雷までついて。
それで目が覚めた本日の朝食時の会話は、当然
<ものごつい雨やったのー>
<もう一時間遅かったら、ちょうど起きる時間やったのになー><わははははは>
てなもんだった。
やはりこれは
<今日誕生日やったなー>
<お、そうやったのー><わははははは>

でなくてはならなかったのでは・・・・・・・・・・・・??
・・・・・でも、うちは特にプレゼントを用意するわけではないし、ごちそうをするわけでもない。
そうすると、やっぱりうっかりひょんと忘れてしまうものなのである。バースディ。
夫自身だってすっかり忘れて、多分今頃会社でふと気がついた、・・・ってなところだろう。
2月の私の誕生日だって、夫も私自身も、完璧に失念していたくらいだし。

・・・・・うんと若い頃、独身の頃は、
ドラマなどで妻の誕生日を忘れている夫・・・・・というものが登場すると
<えっ。そんな薄情なことあるんかいな?!?>
などと思ったものだが、あるのだ、あるのだ、あるのだ!
大体誕生日がメインイベントなのは20歳まで。もしくは、独身者に限る。
子供さんの誕生日は忘れないだろうけれど、夫婦は・・・・・・・。
そういうわけで、誕生日のたの字もないまま夫を会社へ送り出してしまった高橋であるが、
さすがに相手も本日が自分のバースディだと、もう思い出していることであろう。
晩ご飯は、なんとかバースディらしく、なにか目を引くものにせねば。
というわけで、コープで取りあえずスイカを買ってきた。
今年は、我が家はスイカ、初めてだし、
なんたってでかくて派手だしね、テーブルに置いた時に。
<お、スイカや!>
<そう、今日誕生日やから、なんかちょっとと思て>
<そうかぁ〜〜><わはははははは>

てなことに、多分きっと、なることでしょう。ならないと、困る。

朝:ゆで卵、野菜炒め(ナス、ブラウンマッシュルーム、赤・緑ピーマン)
  サラダ(サニーレタス、トマト、きゅうり、黄ピーマン)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、オレンジ、紅茶
昼:麻婆ナス豆腐(挽肉、厚揚げ、長ネギ、ナス、赤・緑ピーマン、しょうが、にんにく)
  酢の物(ワカメ、きゅうり、ちりめんじゃこ)、どくだみブレンド茶
夜(予定):豆腐のサラダ(豆腐、枝豆、プチトマト、カイワレ、ちりめんじゃこ)
  人参のごまみそ
  スイカ

7月14日(土)

(7月11日<水>の続きで)

そういうわけで、心でシクシク泣きながら、トボトボと本日掃除機を買いに電器屋へ。
HIBARIの呪い・・・いや応援も空しく、我が掃除機は復活しなかった。
仕方ない・・・・・とは言え、これでこの夏の計画
<敷き布団の打ち直し>は、パァになってしまったわけだ。経済的に。
・・・・・・そう、結婚以来13年使用の我が家の敷き布団は、
もはやせんべいを通り越してのしイカ状態。
どのくらいのしイカかと言えば、
例えば我々夫婦がちょっと旅行でもした時、どんな民宿や旅館に泊まろうとも、
<ああ、ここのおふとん柔らか〜〜いぃ>
<極楽のようやのぅ>

と、必ず言ってしまうほどのしイカなのである。
いくら柔らかい布団がかえって腰には悪いと言ったって、
ものごとには何にでも限度というものがあるのだ。
そういうわけで、この夏の間に、
そう、夏の間なら、打ち直しにあずけて2週間くらい敷き布団がなくったって
畳にバスタオルでも座布団でも敷いてしのげるんだからさ、と話し合って
<今年こそ打ち直し決行!>を決めていたのに。
なのに、こんなに早くXday(掃除機成仏の日)が来てしまうなんて・・・・・・。

ともかく掃除機か布団かと言われれば掃除機だ。
かくして
@軽いこと、小さいこと A排気が今のよりクリーンなこと
Bコードレスは次世代新機種まで待つ(まだまだ改良機種が出そうだからね)
を選択項目に、電器屋にて掃除機を捜す。
しかし・・・・・、だまされた気分だったのは、<排気が綺麗>とうたう機種がほとんど
・・・・・・そうか??・・・・てな性能だったことだ。
ようするに、今までおしりからゴォーーーーーッと出ていた排気を
それ以外のところから出す、というそれだけの事だったのであった。アイディアって。
おおむねの機種が、車輪のところから排気するシステムであった中、
◎ショナルの製品はすごかったなぁ。
どこから排気が出るって、ホースのジャバラの部分がメッシュ構造になっていて
そこから出るって言うのだもの。
<え??そしたら何ですか??
掃除している私の手元から排気がスゥスゥと出る、と・・・??>

店のお兄さん<・・・・・・・・はい>
◎ショナルさん!そんなん、買う人いてるの??
と聞きたかった。もちろんこの機種は一発で却下した。
(別にホースからゴォゴォ風が出るわけではないのだけれど)。
結局、HITATIの、かなり小さなボールみたいな機種に決定。
ただ、在庫がピンクしかないというのには往生したが、
取り寄せに一週間もかかると聞いて、ピンクで妥協することに。
一週間も掃除機かけないと、
この季節、ホコリにダニがわっと繁殖してしまうんだから仕方ない。
ピンクの掃除機・・・・・・・・、まぁ、誰に見せるわけでもないんだから・・・・・・・ね?
それよりなによりも、今度は掃除機が長生きしてくれますようにと祈りたい。
私も今度こそ、取り扱いに注意してやらなくては。
古代ローマの処刑法に、馬だか牛だかに全力で人を引きずらせるというのがあったけれど、
もうあんな風に掃除機を手荒く扱ってはいけないのだ。
ひっくり返った亀みたいになって、私の後をついてこさせるなんてもってのほか、である。
注意!

昼:電器屋の隣のセルフのうどん屋<古里>にてうどん
  
  改装オープンのサービスデーだったらしく、近所中から人が集まって来てて
  店内は地獄のようであった。

  ざるうどん小100円、おでん(卵、こんにゃく)2個で160円

  この店は初めての店なので、
  <ダシは・・・・・ちょっと甘いな><麺は・・・・・・う〜〜〜ん・・・・・>
  などど、本日はセルフのうどん屋だけれども
  夫と話をした高橋であった。  



7月12日(木)


一昨日だったか、NHKの<クローズアップ現代>という番組で
<若年性健忘症>が話題に取り上げられていた。
目を引くタイトルだったので見た。
<若年性健忘症>というのは、アルツハイマー症とは違い、脳細胞が死んでしまうわけではなく、
脳の中で記憶をつかさどる<46野(や)>だか<48野>だかいう場所の
機能が悪くなって起きる症状らしい。
で、その<46野>だか<48野>だかを活性化させてやるリハビリをすれば
ちゃんと回復していくのだそうだ。
脳ってつくづく不思議・・・・・。
パソコンを触っていると、この人工知能から、
天然知能(脳)のシステムというものを考えさせられて、とても興味深い。
記憶して、ファイルにいれて、それをまた取り出して・・・・・・・・。

少し前の話になるが、私と夫はとある人物の名前をど忘れしてのたうち回ったことがある。
大変メジャーなアメリカの男性ポップス歌手。
<コパカバーナ>という彼の歌ったヒット曲のメロディーも
ちょっとイグアナを思わせるギョロ目のその顔も、
脳裏にばっちり浮かび上がっている。
なのに、どうしてもどーーーーーしても、その名前が出てこない。
食事中だというのに思い出すのに必死になるあまり、二人とも箸の動きが止まり、
ズンズン無口になっていく。
<ああっ!!もうやめよ!!
こういう時は絶対に思い出せんもんや!>
<そうそう、忘れた頃にポロッと、なっ!>

などと言いつつ、しばらくするとまたぞろ箸が止まり無口に・・・・・。
誰にでも覚えはあると思うが、こういう時の苦しさってちょっとない。
記憶の扉がそこにあって、ドアはすこーしだけ開いている。
・・・なのに思い出せない、ドアの中が見えない、あの苦しさ!!
だが、ついに30分後、突然ひらめいたのだった。
<バリー・マニロウや!!!!!!!>

思い出した後となっては、どうしてこれが思い出せなかったのかわからない。記憶の超不思議。
パソコンの検索エンジンのロボット、サーチ君みたいなのが
脳の中を駆けめぐって、確かな記憶を探し回っている姿が目に浮かぶ。
この時思ったのだが、記憶というのは、いったん覚えた以上脳の中には絶対ある。
脳の神経がその記憶にたどり着いてないだけで、ちゃんとあるはず、だ。
パソコンの中にファイルがちゃんと残っているように。
・・・・・・・じゃあ、私が大学受験の時に覚えた世界史も・・・・・・?
あの時、教科書一冊完全に、丸々覚えたのだ。
ベトナムの歴代王朝の名前から、イングランドとスコットランドの戦争の年譜まで
何を聞かれたって答えられた・・・・・と思う。
それが今では<ピピンの寄進>て何やったっけ?????
というありさま。
いったいあの記憶はどこ?????
と思うのだが、やはりどこかにはあるのだ。
金城一紀さんの<Go!>という小説を読んでいたら、
2×2=9などというほど算数の出来なかった男の子が、ある日、手荒い教師に殴られ
それ以来<フェルマーの定理>に挑戦できるほどの数学の天才になってしまった
というエピソードがでてきていた。
なにかのショックで脳の働きが変わったのだろう。
と言うことは、私にもある日くるのかもしれない。
世界史の教科書一冊がダァーーーーーッと面白いように思い出せる日・・・。
30分かかって<バリー・マニロウ>を思い出した時の、あの気持ちの良さ。
回路がピシッッってつながった瞬間の、あの、ものすっごい快感。
身体ではなく、脳そのものが気持ちいい!というあの感じを思うにつけ、
そりゃあどんなに気持ちのいいことだろうと思う。
・・・現実には、CGソフトのパスツールのハンドル操作ひとつ満足に覚えられず
<ああぁ、マトリックスみたいに全部インストゥールできたらええのに・・・>
なんてことばかり考える毎日だけれど。私の脳なんて。
・・・・・・それにもちろん、インストゥールできても、
思い出せへんかったらなぁ〜〜〜んにもならないんですが・・・・・・。

昼:鳥肉の炒め物(鶏肉、厚揚げ、油揚げ、ナス)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、どくだみブレンド茶
夜:ゴーヤと人参の酢の物、トマト
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、豆乳

7月11日(水)

5000円札を握りしめて郵便局へ貯金に行く。
これは来るべきXday(掃除機が壊れる日)のための貯金である。

今を去ること一年半前、我が家の掃除機のホースのジャバラ部分が裂けた。
先代の掃除機もそこが破れた。よくこわれるものらしい。
で、その時の経験から、
ホース一式取り寄せるのには結構時間がかかり、
かつ値段もバカにならないことを知っていた私は
とにかく今回は、ガムテープでホースを補修して事を逃れようとしたのである。
だがそんなことで、掃除機は立ち直らなかった。
破れたところから、電気も接触不良を起こしているらしく、
使用中に何度もパワーが落ちてくる。
これはいかんとDIY用品屋で<掃除機のホースの補修剤>なる物を購入し、補修する一方で
私は来るべき<掃除機成仏の日>に備えてコツコツと郵便貯金を始めたのだった。

ところが、専用補修剤の威力も大した物だ。その後掃除機は順調に作動する。
壊れないまま、気が向いた時にコツコツ貯金を続けたおかげで、
一年後には結構な額が貯まってしまっていたのだった。
自分の性格上、このままこの金をここへ置いていてはあぶないと感じた私は
それをとっとと定期預金に放り込んでロックした。そしてまた、一から貯金を始めたのである。
その矢先に、掃除機が再度不調におちいったのだった。
・・・・・・・まだ貯金はトースターか扇風機代くらいしか貯まっていないって言うのに!
参った。
去年の秋からこの調子で、不意の出費が続いている。
始まりは昨秋の玄関の鍵の取り替え・・・・・・。これは、あの<ピッキング泥棒>が
とうとう我が高松にも現れ、家族協議の末取り替えることにしたものだ。
泥棒中のところへもし帰宅したら・・・・・と考えると滅茶苦茶怖かったんだから仕方ない。
さらに今年の2月には、風呂の給湯システムが壊れた。
使ってたった4年で壊れたのも悔しいが、修理の下見に来たメーカーの人に
<最悪5万円かかる>と言われた時には怒髪天を突いた。
思わず、たった4年でこんなことになる物ですか??・・・・・と
今世紀最大の冷たい声で切り返してしまった。大人げないとは思ったけれど。
結局修理は19800円(のうち交換部品代はサービスでただ)ですんだのだけれど、
やっぱりあれも痛かった。家計の余裕はいっこうに出来ない。
で、この掃除機の不調・・・・・・・。
・・・・・怖いのは、これまでの経験上、
家電製品は壊れ出すと何故か次々に壊れていく
と言うことである。
掃除機の次は・・・・・・・・・・まさか、パソコン?????
やはりこれは無理をしてでも早急にMOを買わねばならないのだろうか?
私のお安いThinkPadちゃんには、もちろんCD−R/RWなんて付いていないのだから・・・。

昼:サケの塩焼き、シソ、トマト、きゅうり
  煮物(がんもどき、大根)、オクラのおひたし、どくだみブレンド茶

7月10日(火)

掃除をしていたら夫の机の上に丸い黒い石が置いてあるのに気づいた。
先日高知へ行ったとき、太平洋を見渡す海岸で夫が拾ってきた石である。
深々とため息をつく私。
どうして我が夫はこういうものを拾ってきたがるのであろうか?????
夫の机の引き出しには、他にも
<八丈島のソテツの実>だの
<グランドキャニオンの岩のかけら>だのが押し込まれている。
アポロ11号の月の石じゃぁないんだから・・・・・。

我が家は夫の仕事の都合で転勤族である。
だから、引っ越しを常に視野に入れている身として
私は物を貯め込むのを極端に嫌う。
本は図書館で借りる。それでもたまったら半年に一度は古本屋へ。
衣類も年に一度は整理して寄付か資源ゴミへ。食器や家庭用品も常に整理!処分!
・・・・・・しているのに、どうしてこういうものを貯め込むの!?!と言いたい。
思い出に、という気持ちはわかるが、
引き出しに入れたら最後、次の引っ越しまで完全にその存在を忘れている我が夫。
せめてこれらが何かの役に立ってくれるのなら・・・・・・・・・・
と思いつつ見る引き出しの中には、もうひとつの黒い石が・・・。

これは昨夏、和歌山県新宮市の海岸で拾った石である。
熊野の山歩きを楽しんだ後、我々は新宮市の海岸で太平洋を眺めていた。
新宮のその海岸は、太平洋の荒波をズバーーーンとモロに受ける場所で、
当然遊泳禁止地帯である。
足元は砂浜ではなく、波に洗われた丸い石がゴロゴロ。
夫はそんな誰もいない海岸で波打ちぎわまで嬉しそうに寄って行くのである。
こういうのも私にはわからない。
思いっきり波しぶきを受けそうな、そんな場所まで寄っていってなにが面白いのだろう??
・・・・・というわけで、私はかなり離れたところで、しびれを切らせながら夫を待っていた。
波打ちぎわをウロウロする夫に<もう帰ろうよぅ>と何度目かの声をかけた瞬間、
大大大波がやってきた。
30回に1回くらい、不意打ちで来る大大波である。
私は<あぁっ!>と叫び、波に気づいた夫も慌てて身をひるがえして逃げ出した。が、
石に足を取られて見事に転ぶ。
ああ、もうだめじゃ!ずぶ濡れじゃ!
頭から波をかぶってしまう・・・

と夫も私も目をつぶった・・・・・・
が、奇跡的に波は夫のサンダルの先をスルリと濡らしただけで引いていったのであった。
やれ、ありがたや〜。と立ち上がった時、
知らぬうちに夫の手にはその丸い石が握られていて・・・・・・・・・・・・・・・。

まるで<わらしべ長者>の出だしじゃないか!!
これが昔話なら、今頃我々は100億万長者のはずだ。が、
現実には石はミカンにも馬にも殿様の屋敷にも化けることはなく、
私なんか本日、国民健康保険を全期一括払いしてきたためもうスッカラカンである。
<なんでこんな高いんや〜!最新式のパソコンとWACOMのタブレットのintuosを買うて
まだお釣りがくる金額やんか〜〜!>などど嘆いているありさま。
ワールドカップのチケットだってあたりゃしなかったし。
なにか、なにか熊野の神様の御利益とかないわけ??この石・・・・・・・・ねぇっ???
・・・・・・とは言え、
夫婦二人元気でこの一年頑張ってこられた
というのが何よりの御利益だとわかってはいるのですけれどね。はい。

でも、やっぱ貯め込みぐせは・・・・・、なんとかして欲しい。

朝:ゆで卵、野菜炒め(タマネギ、人参、ブラウンマッシュルーム)
  サラダ(サニーレタス、トマト、きゅうり)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、リンゴ、紅茶
昼:ゴーヤのンブシー(ゴーヤ、厚揚げ、豚肉、赤ピーマン、緑ピーマン)
  ナスとシソのサラダ、どくだみブレンド茶



7月7日(土)

牧野富太郎、といえば、多くの人が知っている、
日本植物学の父ともいうべき人である。
私も名前と晩年の写真は知っていた。
それから、現在も改訂出版されている<牧野植物図鑑>の存在も・・・。
だが、20代の頃の彼の写真は見たことがなかった。
そして今日見て、驚いた。
もんのすごい男前!もんのすっごくいい、面構え!!
脳天直撃の、ショックを受けた!
本日、高知県高知市、高知県立牧野植物園にて、の出来事である。

昨日金曜日から、1泊2日で高知に行ったのである。
高知市から20キロくらいのところに夜須町というところがあり、
そこに1泊朝食付き3700円で泊まれる、町立のサイクリングターミナルがあるのだった。
4月10日の結婚記念日の休暇(夫の会社ではこれが取れる)を、双方の仕事の都合で
取りそこね、やっとリベンジでとった休暇での小旅行。
で、そこへ泊まって、太平洋を見ながらサイクリングをしようぜ、と思っていたわけだ・・・が、
あいにく金曜日はものすごい雨。
サイクリングはあきらめて、以前から行ってみたかった高知県立美術館へ行った。
本日土曜日は、天気は回復したもののどうにもにわか雨が怖く、やはりサイクリングは中止。
で、やはり、以前から行ってみたかった県立牧野植物園へ行ったのであった。
そして、そこで若き日の牧野博士の写真と出会い・・・・・・・・・・・。

ほんまにものすごい男前だった。
私の知っている牧野博士というのは、どれも最晩年、90歳頃の写真で、
書道家の<バクザン先生>みたいな白髪の蓬髪。
綿入れの着物みたいなのを着て、書斎でニコニコしている、
好々爺のようなイメージだったのだ。
それが・・・・・、20歳の頃というと・・・・・。
明治10年代、高知の若者で、
<板垣死すとも自由は死せず>・・・だったか???
あのセリフを残してイタガキタイスケが絶命した
あの自由民権運動に参加した若者だった牧野青年ときたら
服装は<坊ちゃん>や<三四郎>の世界の、あの着物に袴、下駄だが、
・・・・・・顔がすごい。
切れ長のものすごくでかい目。引き締まった口元。
明治の青年らしい、いい面構え。
鼻は、<でかすぎる>と思う人もいるだろうが、私には<豪快で良い!>と思える。
また、髪が、あの頃の運動家らしく伸び放題、・・・ということはつまり
2001年の今そこらにいる若者とぜんっぜん変わらないということで、
実際彼と一緒に写真に写っている人物の一人なぞは、
1970年代前半のハードロックバンドのメンバーそのもののヘアースタイルであった。
そう、そのへんが、今見ても違和感を感じない理由かもしれない。
・・・いやいや、参った。
久々に、<この顔は好きだ!>と思う顔を見て、頭がそのことでいっぱいになってしまった。
今回の小旅行、県立美術館も良かったし、泊まったサイクリングターミナルも、
太平洋の荒波も、そして牧野植物園自体もすごく良かったのだが、
旅行どうだった?と聞かれれば、
<牧野富太郎の若い頃の顔はすごかった>としか答えられない状態である。
牧野植物園は、想像していたのより10倍は広く、素晴らしい環境で、
牧野博士の写真はそのごく一部の、
博士のことを紹介する展示館にあったに過ぎないのだけれど・・・・・・。
あまりにも衝撃を受けてしまったため、
明日の日曜日、図書館へ行って、牧野富太郎の伝記を借りてこようか
・・・・・とさえ思っている、アホゥな高橋である。

昼:高知市内のソバ屋にて<おろしソバ>800円
   
  香川県人はさぬきうどんのせいで、外食の金銭感覚が相当狂っているとは思う。
  思うが、ソバ一人分で800円・・・・・・・には正直めまいがする。・・・うう。

7月5日(木)

中場利一さんの<バラガキ>という小説を読んでいたら
面白い記述に出くわした。
いわく<江戸時代の日本では、武士と商人以外のほとんどの男は
フンドシ一丁で往来を歩く者が多く、またそれが許されていた>・・・・・と。
ほほう〜、素晴らしい。暑い日本の夏はこうでなくっちゃ!
と思ったのは、やはり昨日、静岡のどこかで、
最高気温39度だかを記録したとニュースで聞いたからである。
やっぱりもう無理だわ。
ヨーロッパや北米のビジネスウェアを、夏の日本で着るのって。
男の方たちがスーツを脱がないから、冷房だってどんどこ寒くなる。
おかげでこちらの夏の外出は大変だ。
ハンカチ、帽子、夕立用に傘を持って、その上冷房対策のはおりものまでバッグに詰め込んで。

ビジネスマンに、ブリーフ一丁で営業してね、とは言わないけれど
せめて半袖の開襟シャツ、ノーネクタイでいい世の中のなればなぁとつくづく思う。
昔々の日本映画を見ていると、男の人ってみんなそういう格好で仕事へ行っていたのになぁ。
小泉首相も、せっかく何着ても似合いそうな体型なのだから、
開襟シャツで率先して仕事をしてくれればいいのに・・・・・ブツブツブツ
と、街ゆくスーツの男性達を気の毒に思いつつぼやく、本日も最高気温は・・・・・・・。

朝:野菜のオムレツ(エリンギ、赤ピーマン、緑ピーマン)
  サラダ(サニーレタス、オクラ、トマト、きゅうり)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、リンゴ、紅茶
昼:大根と人参の酢の物、みそ汁(油揚げ、オクラ、カイワレ)
  フランスパン2切れ、オリーブオイル、どくだみブレンド茶
夜:豆のトマト煮込み(大豆、セロリ、たまねぎ、エリンギ、赤・黄ピーマン、にんにく)
  ゴーヤと人参の酢の物、ナビスコのプレミアムクラッカー、どくだみブレンド茶
  


7月1日(日)

明日は晴れですよ。
と、土曜日の夜の天気予報が言った。
そこで急遽、山へ行くことにしたのである。

徳島と香川の県境の山脈には、よく整備された縦走路が走っている。
以前にも2度、そこへ行った。なかなか良いところなのだ。
本日もそこを歩こうと思ったのである。
朝起きてみると、空は曇天。
でも、天気予報の、次第に回復という言葉を信じて山まで行く。
山へ近づくと雨まで降ってくる。
登山口の駐車場では、先客の登山客が空を見上げながら行くか止めるかの相談をしている。
まぁたいした雨じゃなし、そのうち回復しそうな空の色だし、
ということで、先客の2組はそれぞれのルートへと出発して行った。
我々も<まぁ、雷雨やったら怖いけど、そういう雨やなさそうやし>
<雨の中の山歩きの練習ア〜ンド耐暑訓練やと思うて>
<ここの縦走路、そんなものすごいアップダウンないし、難しいとこ違うしな>
などと言いつつ、出発することにしたのであった。
そう、ここには前にも2度来ている。アプローチのルートは2回とも違うけれど、
縦走路はそう難しくない
・・・・・・・・はず・・・・・だったのだが・・・・・。

我々の前に立ちはだかったのは、50度・・・・・・
いや、70度はあるかと思われる急斜面であった。
歩き始めてたったの5分の出来事である。
うそやろう??と思ったが、うそではなく、ここが登山ルートなのであった。
それが証拠に、人一人分くらいの幅で木がはらわれ、下草の刈り取られた空間が
すぅっと山の上方へ向かってフェイドアウトしている。
地図を見ると、<ここは急斜面を木の根につかまって登る>と書いてある。
・・・・・・・・・・・・・。仕方ない。行かねば。
だが、本当にものすごい急斜面だったのだ。
木の根を握りしめ、四つん這いになってでないと登れないのである。
やがて、斜面にナイロンザイルが垂らされているのに出会った。
地元の山岳会の人が、木の幹にザイルを縛りつけて垂らしてくれているのだ。
やれ、ありがたや、と思うものの、ようするにここはザイルがなければ登れないほど、
本当に大変な斜面なのだということだ。

青年漫画で、夢枕獏さん原作、谷口ジローさんが漫画を描いている
天才登山家を主人公にした<神々の山嶺>という
素晴らしく魅力的な登山漫画がある。
ザイルをつかんで急斜面を登る私も、気分はもう完全にアルピニスト、だ。
ザイル一本に全体重をあずけて斜面を登る、ギリギリの恐怖もおかげで味わった。
ここでザイルが切れたり、木の幹の結び目がほどけたら一瞬にして滑落するのだ。
ものすごく怖かった。
と同時に、先へ行く夫の背中・・・・・・というよりおしりを見上げながら、
夫がもし滑落してきたら、
やっぱりよけるべきか、それとも受け止めねばならんのか

と真剣に悩んだ。
夫は夫で、私が滑落したら拾いに降りねばならんので、困るわ〜と思っていたに違いない。
ともあれ、ほとんど<リポビタンD>の世界で、私達は頑張った。
やっとの事で斜面を登りきり
尾根の縦走路に出た時は、ただただ顔を見合わせて大笑いしてしまった。
あまりのことに度肝を抜かれてもう笑うしかなかったのだった。
問題は、帰りにこの斜面を、今度は降りなくてはならないのだが・・・・・・。
出来るか??そんなこと??

・・・結論から言うと、帰りはその部分を迂回するルートを見つけることが出来たのだった。
おかげで、夫婦共々無事帰還。
私もこうして日記を書くことができるわけだが、
つくづく、山を見くびってはいけない。どんな低山でも。
と大いに反省した日曜日であった。

本日の歩行数: 23650歩 (苦労の割には・・・)

朝:フランスパン2切れ、オリーブオイル、リンゴ、コーヒー
10時:野菜サンドイッチ2切れ、クラッカー(バランスオン・ハーブ味)、水
昼:野菜サンドイッチ2切れ、クラッカー、ヴィダー・イン・ゼリー、水
夜:サラダ(サニーレタス、トマト、きゅうり、赤・緑ピーマン、リンゴ、生ハム)
  チーズ、クラッカー、ワイン

10時に爆睡。
 

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