2001/10/1〜10/31 |
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10月30日(火) 買い物がてらに歩いていると、道の前方で枯葉がカサコソカサコソ動いていた。 ああ、枯葉の季節なのねと近づきつつ、その葉だけが妙に激しく動いているのに気が付いた。 本日は、風もそうない。他の葉はカサとも動いてないのに・・・・・・。 「?????」 と、思い近づくと、枯葉と思ったそれは、 <2匹のスズメバチの取っ組み合いの図>であったことが判明。ひゃ〜〜〜!! あわててよけた。 なにせ、相手は凶暴この上ないスズメバチ。 2匹が私を共通の敵!と錯覚して、一気に襲ってきたら逃げまどってしまう。 この秋も、新聞紙上で、何件かのスズメバチの被害の記事を見た。 気の毒に、亡くなられた方もいた。 ほんとうにスズメバチは怖い。 なにせ、凶悪。 昨年の秋のことだ。 私は近所のお地蔵さんのお堂でお参りをしていた。 天気のとても良い、のどかな秋の日だった。 後ろから、アシナガバチがやってきて脇をすり抜け、お地蔵さんのお供えの水を飲み始めた。 多分、巣作りに使うか、巣にいる幼虫にやるか・・・・・・だろう。 お堂の軒先には、アシナガバチの巣が何個も出来ているところだった。 アシナガバチには、あまり攻撃性はない。 だから、私とアシナガバチはそこでいつも、静かに仲良く共存していたのだ。 お互いを驚かせることもなく。 そこへスズメバチがやって来たのだった。突然。 いきなりそいつはアシナガバチの巣に取り付いた。 「あっ!!!」と、思う間もなく、一匹のアシナガバチが捕らえられ、連れ去られてしまった。 アシナガバチより体が3倍は大きい、多分あれはキイロスズメバチというやつだ。 スズメバチの凶暴さを知っていた私は、あわててお堂から退散した。・・・・・・・・・・・が。 翌日そこで見た物は、空っぽになってしまった、アシナガバチの巣だった。 あの後、スズメバチが集団でやって来て、「七人の侍」の山賊みたいに この巣を全滅させてしまったのか。 それとも攻撃に耐えかねて、アシナガバチが巣を放棄してしまったのか・・・・・・・。 ・・・・・・・ともかく、スズメバチというのはそういう生き物なのだった。 折しも今は山登りのシーズン。 しかし、こんなに気候が良いのに、我が家が全然山へ行ってないのは、 ひとつには今がスズメバチの一大活動期だから、というのがあるのだった。 ・・・しかし、怖い・・・というか、 困った蜂というのは、他にもいたのを思い出した。ジガバチ、である。 何年か前のことだけれど、私はこいつに、駐車場の車の前で追い回されたことがあるのだった。 我が家は、マンションの北側にある屋根なしの駐車場に車を止めてある。 週末にしか乗らないので、月〜金は車はそこに止めっぱなし。 で、これにジガバチが目を付けたのだった。 念のために説明しておくと、 ジガバチというのは木のウロや石壁の隙間などに巣を作るハチ。 恐ろしいことに、昆虫の幼虫(イモムシね)を捕まえてきてはそいつを巣に連れ込み、 そいつの体に卵をうえつけて、卵からかえったハチの子の食料にしてしまう・・・・・ という、なかなかにエグいことをするハチなのである。 で、そいつが止めっぱなしになっている我が家の車の底の部分に目を付けた、というわけだった。 秋の週末。 出かけようか♪と車に近づいた私と夫は、ジガバチの、激しい、体当たりにも似た威嚇を受けた。 わっ!なんじゃこら! と、二人がひるむところを、二度三度とアタックしてくる。 ものすごくイヤだったのは、 そいつが今しも運び込もうとする 丸々としたでっかい青虫をかかえたままアタックしてくることだった。 怒ったハチに威嚇されるのは怖いが ものすごくでかい青虫をかかえたハチに威嚇されるのはもっとイヤ!! 気色悪い!! や〜め〜て〜〜〜!!! と、話の通じない相手に叫びながら、逃げまどう私。だって本当に気色悪かったんだもの!!! それでも、なんとかスキをついて車に乗り込み、逃げるように駐車場を出た。 ・・・・・・・・あああ、でももうすでに何匹かの青虫が、この私のお尻の下の車の底に セッティングされているのでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なんてことは、考えると怖いので考えない。 車の底も絶対に覗くものか!!!!!! ・・・などと言っているうちに、ほどなく車は11年の使用に耐えかねてぶっ壊れてしまい 廃車となってしまった。 あああ、しかし廃車場に引かれていった車のおなかの中には、 ジガバチの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??? 朝:ゆで卵半個、野菜炒め(タマネギ、エリンギ、赤ピーマン、緑ピーマン) サラダ(サニーレタス、トマト、キュウリ) フランスパン2切れ、オリーブオイル、ナシ、紅茶 昼:おでん(大根、こんにゃく、厚揚げ、テンプラ、卵、タコ) サヤインゲンのごまあえ、どくだみ茶 |
10月28日(日) 帳簿によると(自営業なので帳簿を付けている。たいした収入でもないのにね、とほほ) 昨年の今日、2000年10月28日に 私は我が愛機ThinkPad i−1200を購入したのだった。 というわけで、パソコン購入一周年 というより CGの勉強を初めて一周年!!ビバビバ高橋!! ってなところだ。 思えば遠くに来たもんだ・・・・・・・・・・・とはとても言えない、 亀以下のノロい歩みだけれど 何事もやらないよりはやった方がマシ! と、この歳になっても思えたのは、とても貴重な体験だった。 それにHP作って、色々な方達と出会えたし♪♪ さあ、では次の一年も頑張ってくれたまえ ThinkPad i−1200君! と、ケーキでも買って祝ってやりたいところだけれど 私、甘い物は食べないので気持ちだけね。 朝:ゆで卵、トマト、ナシ フランスパン2切れ、オリーブオイル、豆乳、コーヒー 昼:これからうどん屋へ行く予定 10月26日(金) 胸ドッキンドッキンの、生まれて初めての小さなオフ会。 ふと思い立って帳簿を調べてみたら、 昨年の10月28日に私はこのパソコンを買っていたのだった。 CGをやってみたくて。その一心で。 あれから一年。 今日こうしてオフ会が出来たなんて、大げさかもしれないけれど、夢見てるみたいだ。 (一年前はHPを作ることさえまだ考えられなかったから) 楽しかったし嬉しかった。 詳細はまた後日。 ムクムクさん、Penpenさん。どうもありがとうございました! 昼:山田屋うどん店にてうどん 釜揚げ480円 普通のうどん屋(店の人が注文を聞きに来てくれて、うどんを持ってきてくれる)なんて 何ヶ月ぶりだろう〜〜〜!!! 10月25日(木) (火曜日の続きで) GIMPを触ってみる。使ってみる、とはとても言えない。 触ってみる。 こうさんが教えてくれたGIMPを使ってCGを描いている方のHPを見たら GIMPの操作方法がかなり詳しく書かれていたのだった。 今、自作PCの中には、Linux版のGIMPが入っている。 Windows版もLinux版も使い方は同じだろうと触ってみた。 本当にPhotoShopに似ている。へぇ〜〜〜〜〜〜〜。へぇぇぇぇぇ〜〜! ・・・とはいえ、触ってみたところで、まだこいつをどうできるというものでもないのだった。私は。 なにせ、手持ちのペンタブレットもスキャナーも、Linuxでは動かしようがないのだ。 例えマウスで頑張って描いたところで メーリングソフトを動かせるようにしていないから、描いた絵を私のパソコンに飛ばすこともできないし・・・。 というわけで、これ以上お近づきになれないGIMP。ああっ、でも気になる! 気になるんだけれどデートできない男の人と一つ屋根の下にいるような・・・。 朝:いつもの朝食 昼:もやしのナムル(もやし、きゅうり、油揚げ、ゴマ) 大根とこんにゃくの炒め物(大根、こんにゃく、厚揚げ、しいたけ、赤ピーマン、にんにく) どくだみ茶 (・・・・・・あ、しまった・・・・・・。 明日ムクムクさんとPenpenさんに会うってのに、にんにく食べてしまったわ。) 10月24日(水) 買い物がてらのウォーキングコース上で、ある家が、先日から子犬を飼い始めた。 名前は「RAN」。犬小屋に書いてある。 白い短毛。どこから見ても<雑種ですよ!>という感じの、かわいい犬だ。 子犬といっても、もう生後3ヶ月くらい。 顔も足もスルリと伸び、でもまだ全体のバランスは子供。気持ちも全然子供。 私がこの家の前を通りかかる時間帯は、どうやらRANにとって、ヒマでヒマでたまらない時間らしい。 散歩もすんだ。ご飯もすんだ。家の人は仕事やら用事やらで忙しい。誰も相手をしてくれない。 そういうわけで、私が通りかかる頃、RANは玄関の柱をかんだり、自分の足をかんだり、 地面に穴を掘ったり、それはそれは一人で退屈そうにしているのである。 そんなだから、通りかかった人間に気づき、こっちを見つめる瞳の真剣なことといったら・・・・・・。 顔にはこう書いてある。 「誰?!?この人誰??? ええ人???悪い人?????? 遊んでくれるんかしら??遊んでくれるんかしら??? 遊んでくれるんかしらっ?????」 知らない人間なので、しっぽは振ってくれない。 でも、もしそばへ寄って頭をなでてやったら、ちぎれるくらいしっぽを振って 1メートルくらいジャンプしまくってジャンプしまくって、もう止まらなくなるだろう。そんな感じだ。 でも、私はなでてやれない。 RANがつながれている玄関まで、門から3メートルくらい。 ズカズカ庭先に入り込んで、人の家の犬をなでてやるには、ちと遠い。 バイバイと目で言って、だからいつも仲良くなれないままRANとは別れる。 もう一月もしたらすっかり大きくなって、 あの子犬の時期の何をしても可愛い、許す!!という愛らしさは無くなるんだろう。 仲良くなれないままなのがちょっと残念。いや、かなり残念。 ・・・それにしても、人間の赤ちゃんもそうだけれど、 ほ乳類の子供って、どうしてああ、<何をしても可愛いっ!!>という風に出来ているんだろう? 虎や狐はもとより、ゾウやカバやサイでさえそうだ。ゴリラだって! 大人と同じ形なのに、少しだけバランスが違う。顔なんぞも、目鼻の位置が ちょっとだけズレて「か〜わ〜い〜い〜〜〜〜!!!」 と言わずにはいられないようにデザインされている。 大人が思わず守ってやりたくなるようにデザインされているのだ・・・と、 どこかで聞いたことがあるけれど、ホントかな? 本当なら、神サマはやはりたいしたお方。 でもどうせなら、は虫類や両生類、昆虫の子供も もっと可愛くデザインしてくれれば良かったのに・・・・・・・・・・・・・・ と、道を横切る巨大な黄緑色のイモ虫(蛾の幼虫?)を見ながら思った(思わずよけた)、 本日のウォーキングだった。 朝:ゆで卵、野菜炒め(タマネギ、人参、緑ピーマン) サラダ(カイワレ、トマト、きゅうり、大根) フランスパン2切れ、オリーブオイル、りんご、紅茶 昼:鮭の塩焼き、シソ、トマト 野菜の五目キンピラ(人参、赤ピーマン、緑ピーマン、ブナしめじ、糸こんにゃく) 大根のサラダ(大根、カイワレ、ちりめんじゃこ)、どくだみ茶 10月23日(火) 前にも日記に書いたけれど、夫の自作パソコンには、OSに WindowsとLinuxが入っている。 なかなか思うようには動かせないLinux。手強い。 でも興味がわいて、私も「これからはじめるLinux」という超初心者向けの本を読み始めた。 Windowsの基本操作もろくにわかってないくせに〜〜??と、笑われそうだけれど まぁ、興味がわいた時が勉強のスタートには最適の時、ということで・・・。(CGがそうでしたからね。) さて、読んで初めて知って驚いたのは LinuxはWindowsのような高性能マシンを、次から次へと要求はしない、ということだった。 確かにWindowsを使っていると、そこで動かすソフトがどんどん複雑化していくため マシンの性能も、あっという間に物足りなくなってしまう感じだ。 私もこのThinkPadを買ってそろそろ一年になるけれど、 最初はこれで充分!と思っていたはずなのに、Painter6.0などというソフトを入れてしまったために ああ、もうちょっとメモリが欲しい、ハードディスクのほうも・・・・・・などと思い始めている始末。 大体Windows98を動かすので、必要な標準が メモリ64MB以上、ハードディスクが数GB以上だもの。 これがLinuxの標準だと メモリ16MB以上(32あればなお良いらしい)、ハードディスクは400MB〜1GBだそう。 中古のパソコンでも充分てのが嬉しい。 もちろん、各ソフトを動かすのにはまたもう少し余裕が必要だろうけれど。 で、そのソフトがまた興味を引くのだった。 もちろん全部フリーウェア。 本では、わかりやすいように、Windowsと比較して説明してくれているのだが、 例えば gEdit<Windowsで言えばメモ帳>とか、xpaint<Windowsならペイント>とか、 中でも私が触ってみたくて触ってみたくてもうたまらないのが GIMP(よ、読めない。なんて読むんだろう??フィンランド語の略語か???)。 いわく、Linux界のPhotoShop!!だ。 これが、まったくのフリーウェア。 ああああああ、触ってみたい〜〜〜〜〜〜〜!! Linuxは基本的には、懐かしのMS−DOSと同じ、コマンド(命令語入力)で動かすOS。 慣れないと面倒くさそうだけれど、 MS−DOSが安定していて、コマンドも慣れれば簡単!と 今もMS−DOSを愛用している人もいるっていう話だ。 そう、Windows登場以前のオフィスの風景を私も覚えているけれど、 皆コマンドを覚えてパソコンを動かしていたんだった。 私だってやればできる?????????? などとGIMP触ってみたさに途方もない夢をいだく私・・・・・・・。 それにしても、ファイル管理のソフト、Windowsで言えばエクスプローラに当たるソフトの名前は GNOME。これもまた、読めない。 読めないところが英語っぽくなくて、アメリカっぽくなくてまぁいいんだけれど・・・。(要するに道は険しい。) 朝:野菜のオムレツ(人参、ブラウンマッシュルーム、緑ピーマン、卵) サラダ(サニーレタス、トマト、きゅうり、大根) フランスパン2切れ、オリーブオイル、りんご、紅茶 昼:真アジの塩焼き、小松菜とワカメの炒め物(小松菜、ワカメ、ちりめんじゃこ) みそ汁(豆腐、ブナしめじ)、ハイビスカス茶 10月22日(月) 本日、香川県下は朝から雨。高松市も雨。屋島も雨。 屋島山も一日、雨に洗われている。 夕方になっても雨はやまず、夜に入ってますます強く降り出した。 夜9時半頃、大雨の中を夫がタクシーで帰宅。 1500円くらいの距離だから、スーツのクリーニング代を考えるとまぁ、いいでしょう。 さて夫が風呂に入り、私が夫の食事の用意をしているところにそれは起こったのだった。 停電。 あっ、ブレーカーが飛んだか?!? と思ったけれど、この時期は暖房器具も揃わず、まだそういっぺんに電気製品を使うわけじゃない。 窓から住宅街を見渡すと、一面真っ暗。 折しも、激しい雨に混じって、遠くに雷鳴が聞こえてきた。 はぁ、停電じゃ落雷で停電じゃ。と、玄関へ懐中電灯を取りに行った。 防災上、玄関にまず一個懐中電灯を置いているのである。 急がないと、ガスコンロのグリルで真アジを塩焼きにしているところなのだった。 焼きは今、佳境に入っている。急がないと焦げる! と、足早に台所に戻りつつ、 ふと夫がいまだに無言なのに気がついた。 入浴中に停電になればたいていの人間はうろたえるものだ。と思う。 「えっ?!!?!停電?!何??!!? ブレーカー飛んだん?!どしたん??!!??!」 ・・・私の知っている夫ならまずこう騒ぎ出すはずだ。 しかし、風呂からは何の声もしない。 風呂に入っていると思ったが、実はトイレにでも入っていたのか?? トイレ中に停電した場合、想像だが、たいていの人間はむやみに騒いだり立ち上がったりするより まず静かに自分の用事をすませようとするものではなかろうか? トイレか・・・・・・?と、様子をうかがうが、しかしトイレでもなさそう・・・・・。 では、やはり風呂?!? 風呂の中で、騒がず落ち着いて明かりがつくのを待っているのかな?? ・・・・・だとしたら、なかなかたいしたものじゃないか! 愛読していた司馬遼太郎さんの「龍馬がゆく」の中で、 坂本龍馬がゆきずりの、ものすごく頼りなさそうな武士をふとした縁で助けるエピソードが出てくる。 その武士は結局幕府の役人に捕らえられて牢獄送りになるのだけれど、 武士が役人に捕まった時、それまでの頼りなさからうって変わって 落ち着いた堂々とした態度で手に縄を掛けられ、連れられて行った・・・・・ というエピソードだ。 そこで司馬さんはこういう意味のことを書いている。 「男は危機にあって初めて真価のわかるものだ」 なるほど。夫も停電くらいではあわてふためかず、じっと湯船で時を待っているわけか。 いや、なかなか・・・・・・・・・・・・。 などと思っている所へ夫の声が。 「あっ!?!何?!!?! 何これ!! 電気が消えた!!何??!!?何なん?!!!!!」 停電が始まってほぼ30秒。 なんで今頃???風呂は他の部屋より後から電気が消えるんかい?????んな、アホな。 「シャンプーし終わって目ぇ開けたら、風呂が真っ暗に!!!!!!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 そうですか。 結局夫は司馬さんのおっしゃる<真価>を発揮することなく、風呂からあがってきた。 まぁ、私も同じ立場だったら、やはりかなりギョッ!!とはするでしょう。 いやそれより、パソコンを使用中だったら相当あわてただろうと思う。 私のはノートパソコンだから、バッテリーで動いているとは言え・・・・・・・・。やっぱり、ね。 |
10月21日(日) 先日の台風の接近以降、一気に気温が下がってきた感じがする。ここ香川県でも。 セーターやフリースに袖を通す季節がやって来た。 で、とりあえず、本日はフリースのベストを着用。ああ、ぬくいこと♪♪ かのカジュアル衣料メーカーの登場以来、すっかり「国民的衣料」となったフリース。 我が家が初めてこの商品を買ったのは、 もう12〜3年前で、それはアウトドア用品店にしかなかったものだ。 当時を振り返ると、ババくさい言い方なのだけれど、やっぱり隔世の感がある。 フリースという商品を世界で初めて世に出したのは アメリカのアウトドア用品メーカーのパタゴニア。1970年代のことだそうだ。 そして不朽の名作<シンチラ スナップーT>なる商品が登場したのが パタゴニアの商品カタログによると1985年だとか。 これは襟の付いた、胸元までスナップボタン留めで開け閉めができるプルオーバータイプの商品で、 今年かのユ◎クロが似たデザインの物を出しているのを見た。 で、私と夫がこの<パタゴニアのシンチラ スナップーT>のことを知ったのは確か1988年の冬だった。 そう、この時、私達はフリースではなく、この商品を<シンチラ>と覚えたのだ。 パタゴニアがフリースではなく、あくまでも独自の言い方でこれを<シンチラ>と呼んでいたから。 当時から夫と私はちょこちょこと山登りというか山歩きを初めていたのだが 冬のアウトドアウェアといえば、当時は何もかもがウールであった。 濡れても冷たくならず、丈夫で、とても理にかなった天然素材ではあるのだけれど、 なにしろ濡れると乾くのに時間がかかったし、何より洗濯に手間がかかるのがネックであった。 そこへ、<シンチラ>の登場だ。 アウトドア雑誌でこれの紹介を見た私達は思わず顔を見合わせた。 ウールの半分の軽さで同じ暖かさ、汗をかいても瞬く間に乾いていき、しかも洗濯機でバンバン洗える。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ほんまかいな?????という思いだった。 今、当たり前のようにフリースを手にしている方々には想像もつかないかもしれないけれど、 アウトドアをやる人間にとっては、「信じられない」ような商品の登場だったのだ。 かくして、その後一ヶ月ほど、真剣な予算会議が我が家で繰り広げられた。 当時、<シンチラ スナップーT>は13800円。けしてホイホイと買える金額ではなかった。 (いや、今にしたってそうだけれどさ) しかしこの性能。試してみる価値はあるのではないか?!? と、ついに意見が固まって、我々は(当時大阪市内に住んでいたので) 梅田のでかいアウトドア用品店へと出かけた。かなり真剣な面もちだったと思う。 そして、でかけた店に<シンチラ>はあった! 私達はそれを見た。 ・・・・・・まるで宇宙から来た物体を見る思いだった。そして触った。 しつこいけれど、なにせ生まれて初めてフリースという物を見たのだから、仕方がない。 コカ・コーラを初めて飲んだ時、ポカリスェットを生まれて初めて口にした時のことを 思い出していただければ、この時の私達の感情というものを、 なんとなくわかっていただけるのではなかろうか? なにせ今まで見た、なににも似ていない、強いて言えば<ぬいぐるみ>・・・・・・???か????? だが、悲しいことに、その当時の<シンチラ>、色のバリエーションが今のように豊富ではなかった。 その時私達の目の前にあったのも 紫とエメラルド・グリーン、この2色のみ! アウトドア用品だから、派手な色のほうが遭難した時のためになるのだ と、わかっちゃいても、「・・・・・・・・・・・・・・・・・」な色の選択肢であった。 ・・・・・・でも仕方がない。それしかないんだもの! というわけで、我々は<まだまし>なエメラルド・グリーンのシンチラ スナップーTを 清水の舞台から飛び降りる気持ちで1着買った。 そう、1着だ。とても2着買う予算も度胸もないないない。 夫のサイズに合わせて買って、大は小をかねる方式で私も着ようという腹だったのだ。 こうして買って帰ったシンチラの、すごい性能と我々の感動は、今更ここで再現する必要も無いと思う。 その後、瞬く間に他のアウトドアメーカーもフリース商品を作り始め、 数年後にはどんな色のどんなデザインの商品でも手にはいるようになったのだから。 他メーカーの人達もパタゴニアで購入・試用してみて、そりゃあびっくりしたのだと思う。 そして月日は流れ、いつの間にか私と夫の間でも、これらは <シンチラ>ではなく<フリース>と呼ばれるようになっていった・・・・・。 先日試みに、我が家にはいったい何枚のフリース商品があるのだろう???と数えてみたら 二人あわせてなんと14枚もあった!! 薄いの、中くらいの厚さの、分厚いの、風よけにゴアテックスのウインド・ストッパーの付いたの 今着ているベスト状の物・・・・・・・。 ああ、本当に隔世の感がある。 そして、我が家に初めてやってきた<シンチラ スナップーT エメラルド・グリーン>は 今もまったくへこたれず、現役で活躍中だ。今でもこれの保温力は驚異的だと思う。 香川県では、たとえアウトドアでも熱くって着ていられないことがあるほどなのだ。とほほな話。 ・・・色は・・・・・・・まぁ・・・・・・・・・・・・・。 そういえば、時々アウトドア雑誌など見ていると、パタゴニアのこの商品の <ど紫>とか<どピンク>とか、うちと同じ<エメラルド・グリーン>などを 着ている人を見かけることがある。 ああ、初期に買って、別の色に買い換えたいんだけれど、なにせ丈夫でへこたれないし・・・ で、そのまま愛用している仲間なんだな、と可笑しくなる。 さあ、しかし。 ここにきて問題が・・・・・・・・・・・・・・・。 昨年の春から、私はパタゴニアの通信販売カタログを送ってもらっているのだが・・・。 ここで初めて知った。 かの<シンチラ スナップーT>が定番として、今もバリバリの現役商品であることを。 しかも、今はその大部分をペットボトルのリサイクルで作っているということも。 それは、いい。 いいけど、でも、今この商品が 11500円!?って、これははなんなのよ!?!?!! 昔より安いじゃないの!!!!! あああああああああ、くやしい!!! まるで、パソコンだ。これじゃ。 10月15日(月) 昨日のNHK<日曜美術館>で、横浜トリエンナーレを特集していたので見た。 3年に一度の、現代美術の展覧会の、今回は第一回目。 事前のPRも良かったのだろう。大変好調な人の入りだということであった。 横浜という土地の吸引力もあるだろうし、 もちろん、若い人達のイベント好きな体質、ということも好調の原因にあるだろう。 が、私はあのTV番組<たけしの誰でもピカソ>の影響も見逃せないのでは?と、思っている。 あれで本当に現代美術が<おゲイジュツ>でなくなった気がする。 それに文句を言う人もいるだろうけれど・・・。 でも、現代美術が広く受け入れられるのはめでたい。私は、嬉しい。 ああ、私も行きたやトリエンナーレ!だ。 そう、こういう現代美術はやはり体感しなくては、と思う。 番組の中では、若いカップルに混じって子供連れのカップルや、 小学生の団体などもたくさん来ているのが映し出されていた。 子供には面白いだろうな。 USJも面白いだろうけれど、こっちだって負けないくらい面白いだろうな。いいな、あいつら。 今回の展示で、最先端をぶっとばしていたのは、やはりCGアーティスト。 5〜6年前ならビデオアーティストだったのが、さすがに入れ替わっている感じ。 かっちょええなぁ〜。CGであんなにすごいこと出来たら・・・・・・・・と、思いつつ でもこの番組の中で、私が一番「すごいな!」と思った作品はCGでもなんでもなく <床一面に敷き詰められた、銀色の包装紙に包まれたキャンディ>の展示だった。 それは、どこの国のアーティストだったか忘れたが、 今回のトリエンナーレの前に亡くなってしまった作家の作品で、 遺言執行人によって展示の指示が出されての出展だった。 <床に敷き詰められたキャンディ>。 なんて、それだけ見たらなんじゃいな・・・なのだけれど、 この作家の意図は、展示作品を、まず展示する国のメーカーに発注することから始まる、 というのだった。 今回も、日本の製菓メーカーに、銀色の包装紙でくるんだキャンディを何万個だか発注し、 段ボール箱何箱分ものそれを、10数名もの展示スタッフが床に敷き詰めていく。 この展示スタッフの参加というのも、作家の意図だそう。 で、すごいのは、この展示、 キャンディを客が持って帰っても、その場で食べてもいい、ということなのだ。 え〜〜〜っ???と思っていると、TV画面には、 確かにキャンディを食べながら他の展示へ向かう女性の姿が映し出されている。 い、飲食しながら見てもオッケーの展覧会??? へえ〜〜〜〜〜面白いなー。 ・・・・・・と感心していると、そこへ、小学校中学年くらいの一団が登場。 展示の意図を説明されたそいつらは 完全に<ごちそうを見つけた猿>状態と化した。 床のキャンディの周りを取り囲んで座り込み、ボリボリガツガツ!食い始めたのだった。 たまんない〜〜〜〜〜〜〜!!! 可笑しい!!! 可愛い!!!バカ! ガキンチョってこれだからっ!!!!!! と、ひとしきり笑った後で、ふいにあったかいものが胸にあふれてきた。 そうか、そうか。この作家が見たかったのって、きっとこういう光景だったんだ・・・。 現代美術って、何をしてもいい。なんでも作っていい。 それはそれは自由で、でも何を作ればいいのかわからなくなるだけに難しい。 けれど結局は、観客に対する愛情がすべて、なのかもしれないなと思ったのだった。 もちろん、これはすべての行為に言えることで、このHPを作ることだってそうだと思う。 |
10月14日(日) 千里の道の第3歩目。 しかし、これが5KBで こっちは3KB。 あああ、まだまだでかい。 (一応ドングリなんですけども・・・) 10月12日(金) HIBARI嬢(こう書くと美空ひ◎りみたいだな)おすすめのちりめんじゃこ料理の材料を 調達するべくスーパーへ。 あいにくセロリがもうひとつ、というか、もうここのつくらいの品だったので、今日はパス。 このメニューは、また後日。 昼:ゴーヤのンブシー(ゴーヤ、赤ピーマン、豚肉、厚揚げ) きゅうりとナシの甘酢漬け(きゅうり、ナシ、マイタケ)、豆乳 そう、我が家のベランダのゴーヤはまだ元気♪♪ Painter6.0のベジェ曲線でなんとかかんとか 描いたゴーヤ。でも・・・なんかナマコみたい・・・・・・。 友人SAHARAちゃんよりメールをいただく。 フェイエノールトへ移籍した小野の 試合のビデオを送って下さるとのこと。 あああ、ダンケシェーーーーーーーン♪♪ 頭の煮えた今週だけれども、CG講座は教えていただけるし、ビデオは送ってもらえることになったし♪ 煮えた頭もおかげさまで段々冷えてまいりました。本当にありがとうございます。皆様。 (しかしあのゴーヤ、あんなんで37KBもある。・・・調子に乗って作っていると・・・やばい。) |
10月11日(木) と、言うわけで、これが私の初めて作ったアニメ。 いいんです!! <千里の道も一歩から>なの!!! とにかくどうやって動かすかはわかったんだから。 これからなのよ!これから!!! 朝:野菜のオムレツ(タマネギ、人参、緑ピーマン) サラダ(カイワレ、トマト、きゅうり)、フランスパン2切れ、オリーブオイル、ナシ、紅茶 昼:小松菜とワカメの炒め物(小松菜、ワカメ、ちりめんじゃこ) みそ汁(豆腐、長ネギ、エノキダケ)、鯛の粕漬け、シソ、ハイビスカス茶 夜:きゅうりとナシの甘酢漬け(きゅうり、ナシ、マイタケ) フランスパン2切れ、オリーブオイル、柿、ハイビスカス茶 10月10日(水) 引き続き、煮える頭でPainterのお勉強中の高橋である。 とはいえ、家事だってしなくてはならないので、煮えた頭で近所のスーパーへ買い物に。 さて、今夜の晩ご飯のメニューは、<小松菜とワカメの炒め物>もしくは、 <水菜のサラダ>、・・・どちらににするか・・・・・。 どちらもちりめんじゃこを使うので、どちらかにせねばならない。 昨日ちりめんじゃこが300グラム298円と大変お買い得だったのである。 迷わずゲットしたけれど、当然賞味期限が10月18日と、すぐそこなのだった。 なんとしてもまず今日はちりめんじゃこのメニューを作らねば! というわけで、野菜売り場の葉野菜のコーナーへ。 この時期の葉野菜は、うっかりひょんと買ってしまってはいけない。 街では、桜の木で毛虫がモリモリと桜の葉を食べ尽くし、 家の軒下では蜘蛛がセッセセッセと巣を張り巡らせ、 アシナガバチやらスズメバチも巣作りに忙しい。 そう、昆虫の大活動期である。 畑の野菜もイモムシ君にモリモリと。 スーパーの野菜もモリモリモリと・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 虫がいるのは低農薬の証拠だし、いいのである。いいのではあるけれども、 そこはやっぱり、買った野菜の葉が穴だらけ、「食べるとこないやん!!」では困る。 困るし、野菜を洗った時、イモムシ君がボロボロと5匹も6匹も転がり落ちてくるのも困る。 だって我が家は4階なのだ。一階だったり、一戸建ての家なら、 ポイッと庭に虫を放り出せるであろうが、ここは4階。ベランダから墜落させるわけにもいかない。 「トイレに流すわ」とおっしゃる方もいるそうだけれど、それは・・・ちょっとできないので 仕方なしに葉っぱにつつんで近所の野原へ捨てに行く。面・倒!! 面倒だし、ここまでしても、まだ野菜にへばりついている奴もいるのだ。虫が多いこの時期は! そういう奴が、鍋の中でゆであがってきたり、 フライパンの中で熱死体になって転がり出てきたりするのは はっきり言ってキライだ。 あれだけ洗ったのに、いつまでへばりついてるんじゃ〜〜と脱力する。とほほである。 取りのけて食べるけれど、ちくしょう!という気分は抜けない。 虫のクソ根性に負けた!・・・という気持ちになるんである。 だからできることなら、あんましイモムシ・ナメクジ類が付いてなさそうで、 葉っぱも人間の食べるとこのいっぱい残っている野菜を選ぶ。 にらみつけるように、野菜をひっくり返したり、目の上にかかげて下からのぞいたり。 真剣勝負である。 はたから見たらすごい変な人かもしれないけれど、仕方ないでしょう。だって。 さて、本日のこのスーパーの<水菜>は、どれもすっかりイモムシ君にやられて 人間の食べる分がなさそうであった。小松菜はなんとかイケそう。 かくして本日のメニューは決定。 まだまだ日中の気温が高い香川県。 当分は虫との食べ物を巡る戦いが続きそうである。 朝:ゆで卵、野菜炒め(タマネギ、ブラウンマッシュルーム、緑ピーマン) サラダ(カイワレ、トマト、きゅうり)、フランスパン2切れ、オリーブオイル、柿、紅茶 昼:鶏肉の炒め物(鶏肉、厚揚げ、油揚げ、赤ピーマン、緑ピーマン、にんにく) ナスとシソのサラダ、ハイビスカス茶 夜:小松菜とワカメの炒め物(小松菜、ワカメ、ちりめんじゃこ) みそ汁(豆腐、長ネギ、エノキダケ)、りんご、コーヒー |
10月6日(土) 世の中にはイヤなこともあるし、素晴らしいこともある・・・。 某国大統領が「戦争」という言葉を使い続けてもう何週間にもなる。 自国民をけしかける意味で使っていることはわかる。 その計算はわかるけれど、おかげで世界は一触即発状態。 ギリギリの場所で、口八丁手八丁の駆け引きが行われ続けている。 おかげで自衛隊の動きまであやしいし・・・・・・・。 新聞を見るのもTVを見るのも気が重い。今世の中の誰もがそうだと思う。 そんな中で、mooochoさん宅の子猫の里親が無事に決まったという話は本当に嬉しかった。 子猫が幸せになれたということよりも、 捨てられた子猫に対して、時間とお金を差し出してつくす そういう人の姿を、ネットを通してだけれども知ったということ。 今の自分にとってはそれがとても大事なことだった。 moochoさんだけではなくて、 某HIBARIちゃん(敬意を表して今日はちゃんづけだ!)もノラ猫ちゃん達を保護してる。 慈愛だなぁ・・・・・・と、心から思う。 こういう日常の中のことに心を励まされながら、 私は私に出来ることをしていくしかあるまい、と思う。 人や世の中のためになることも、全然そうではないことも。自分のためにしかならないことも。 でないと、こんな世の中で、今、よくまぁヘラヘラとHPなんてやってるね! と自分で自分を追いつめそうになるから。 |
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