GO fish            

   1994年 アメリカ映画   ローズ・トローシェ監督作品

      

<あらすじ>
お互いパートナーなしのレズビアンのマックス(絵・左)とイーライ(絵・右)。
この二人をなんとかくっつけちゃおう!
と、友人達(皆レズビアンね)が頭を寄せ合って
あの手この手の下工作。
顔を合わせれば「どうなの??あの二人?」なんて(わかるなぁ)。
見知らぬ同士の二人が段々好きになっていく・・・・・そして・・・・・・。
ただただそれだけのシンプルで、でもでもすんごくチャーミングな映画!!




すったもんだの末、めでたくメイク・ラブした二人。
メイク・ラブの後へ帰ってきたルームメイトとその恋人(レズビアンね)に、
ことの次第をぜ〜んぶしゃべらされているマックス。
帰って行ったイーライも、向こうは向こうでルームメイトに根ほり葉ほりと。

可笑しいのは、二人がそれぞれ自分にちょっとだけ都合がいいように
床入り話を脚色しちゃうこと。
「あ〜あ〜!わかる、それ!!」って映画観てるみんなが思うはず。



 レズビアンを主人公にした映画で、
 こんなに明るくて可愛い映画を私は知らない。
 大体がその性癖に苦しんで、周囲に隠して、理解されなくて・・・
 という感じの映画しか観たことがなかったから。

 でもGO fishはとにかく明るい。
可愛い。キュート!!

 もちろん、この映画の中にも差別とか
 家族の無理解とかのシーンはあるけれども
 見終わった後に残るのはいつだって
 <Girl meets girl>のシンプルで幸せな輝きだけ!

 監督のローズ・トローシェは
 いかにも<大学の映画学科を出ました>
 という感じの映画作りをしているけれど、
 (ちなみにモノクロ映画です。だから今回はイラストもモノクロ)、
 それも鼻につかないほど、楽しくこの映画を観られるのは
 やっぱり主題が<恋!!>という
 万国共通の超シンプルなものだからだと思う。

 この映画を一体何度ビデオで観返しただろう。
 何度観ても、やっぱり私はラストシーンとラストのセリフで感動し、
 エンディングテーマが終わった頃には
 顔の筋肉はゆるみ、鼻の下はヌォ〜と伸び、
 恥ずかしげも無く
 
「ああ、世界は素晴らしい!!!」
 などとあられもないことを口走りそうになってしまう。

 今回このページを作るに当たって
 またビデオを観直したのだけれどやっぱし感動して
 嬉しくてたまらなくなってしまった。

 というわけで、この映画の幸福度は
 やっぱし  
100点!!     

 最後になるけれど、この映画のために作られた
 オリジナルスコアの音楽も素晴らしい!
























  それにしても、ちょっと気になる最初の絵のセリフ。
  そうなの?レズビアンかどうか、見たらすぐわかるわけ??
  中山可穂さんという、レズビアンであることをカミングアウトして、
  レズビアン達を主人公にした
  小説を書かれている方の作品を読むと、
  確かにそういう記述がしばしば出てくるのだけれど。
  う〜〜〜〜〜むむ。私にはまだまだそのへんがわからない。


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    なお、天使の幸せアニメーションは、
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