また明日、君に会うために、僕は命をかける
征暦1935年。帝国と連邦に挟まれた小国・ガリア公国。中立を掲げるこの国を突如、帝国軍が侵略する。
その強大な軍事力の前に敗走するガリア軍。首都陥落寸前、寄せ集めの義勇軍が帝国軍に立ち向かう!
征暦1937年。時代の激流は、級友を戦友に変える
帝国との戦いから2年。小国・ガリアでは、ダルクス人排斥を唱える反乱組織「ガリア革命軍」が蜂起。故郷は再び、戦火に包まれようとしていた。
そんな中、「ランシール王立士官学校」の士官候補生たちは学生生活を送りながら、内戦という過酷な非日常の世界へと投げ込まれていく……。
主人公アバンと級友たちの運命は?そして再びガリアの地に現れた「ヴァルキュリア」とは?
絶望は果て・・・。歴史を変えた名も無き戦士たちの物語
征暦1935年、戦火に包まれた小国・ガリア公国。ガリア軍期待の新人士官、クルト・アーヴィング少尉は身に覚えのない反逆罪でガリア軍422部隊、通称ネームレス≠ヨの転属を命じられる。正規軍でありながら捨て駒として組織されたこの部隊は、名前を名乗ることすら禁じられた懲罰部隊であった。
ならず者や犯罪者、脱走兵など厄介な者達ばかりが集められた最低最悪の部隊から這い上がるため、そして失った自分の名前を取り戻すために、クルトは隊長となって部隊を立て直すことを決意する――。