ラグナロクオンラインの物語
いにしえの時代。
ミッドガルド大陸では、神と人間、そして魔族による"聖戦"が繰り広げられていた。
長きにわたる争乱の末、壊滅的な打撃を受けた3つの種族は滅亡を避けるため、休戦協定を結んだ。
それから1000年──。
平穏な日々の繰り返しに、悲惨な戦争の記憶を埋めていった人類は、己の欲望を満たすため、みずからの文明を発展させていった。それが、はるか昔に犯した過ちと同じことに気づかずに。
そんなある日。
世界の平和を脅かす異常気象の兆しが、ミッドガルド大陸の各所で現れ始めた。
人間界と神界、人間界と魔界を隔離する”魔壁”から響く轟音。凶暴化する野生動物。頻発する地震と津波。そして、いつの頃からか広まっていった”魔物”たちの噂。
時を同じくして、大陸の冒険者たちの間では、世界の平和を支えるという”ユミルの爪角”が存在するとの噂がまことしやかに囁かれるようになっていった……。
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