巨商伝のストーリー
時代背景は1590年代、亜細亜は緊張した雰囲気に包まれていた・・・豊臣秀吉は日本国内での戦に終止符を打ち、海外進出を企てていた。
また朝鮮半島では平和が保たれてきたが、長い穏やかな暮らしの中で国策がだんだんと衰えたため、周辺諸国の情勢を掌握できずにいた。
漁業を中心とした、台湾は明の統制や倭寇の襲撃に曝されていた。一方、中国では明と女真族の長い対立から国力は次第に衰え、朱元璋建国当時の勢いはすでに失われていた。亜細亜は、政治の面、国策の面でみな混乱の時代にあった。
しかし!もっとも商売のチャンスに恵まれていた時代と言ってもよいだろう!
日本、朝鮮、台湾、中国、商人たちは国家の利益と個人の富のため、海を渡り山を越え、様々な商売、戦闘、戦術、経営、経験を蓄えた。これらの冒険は偉大な「巨商」となる為に必ず通る道だと言えよう。 偉大な商人となるためには、度量や見識、人望、そして計算に長けた明晰な頭脳があって激しく移り変わる商売の世界に対応できるのだ。
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