創生(ヘイドワールド)
はるか昔、神と賢者たちが創りだした「イミルア」という名の世界がありました。
すべてが混沌として、日々を生きていくにも難しい世界・・・世界のトップであるゼニや他の神たちは世界を変えるために精霊たちを創造し、そして世界を維持するための妖精を創造しました。
次に新しい世界を創っていくために力となってくれる巨人族、そして最後に神のために仕えて生きていく人間を創ったのでした。
こうして「イルミア」は平和な新しい世界として誕生し、「ヘイドワールド」と呼ばれるようになったのです。
破壊の神ルードと人間の堕落
しかし、すべての神に仕えるために誕生した人間に対し、破壊の神であるルードは創造時に、「憎しみ」や「怒り」など自分の力の源である「闇の力」を注ぐことで、人間を自分だけの操り人形になるように仕組んでいたのでした。
やがてルードの力に支配されて暴力的に変わってしまった人間たちの魂は「ヘイドワールド」を破壊し、ルードの企んでいたとおり、「ヘイドワールド」は、「闇の力」にあふれた世界となっていったのでした。
しかし、ゼニたちは最後の手段として人間に「強い意志」と「理性」を与えることにより、神の目が届かないところであっても、善と悪を判断できるようにしました。
人間の中に仕組まれた「破壊」への欲望を抑えることができるようになり、世界も平和を取り戻したかのように見えましたが、ルードの悪の力は、人間の「破壊」への欲望の隙を狙い続けていくのでありました。
ドレイクの出現
「ヘイドワールド」を作りだした時に発生したエネルギーはとても大きな力でした。
そのため、異世界へと通じている次元の扉が開かれてしまい、神々が予想していなかった、沢山の生き物たちが「ヘイドワールド」へ侵入してきたのでした。
その中には、知識と強い力を持った「ドレイク」という生き物が存在しており、「ドレイク」は「ヘイドワールド」のバランスを崩す、危険な存在とされています。
しかし神は、この異世界から現れた生き物である「ドレイク」にも人間のように理性を与え「ヘイドワールド」の敵ではなく仲間として迎え入れ、神と人間の橋渡しとしての役割を果たすようにしました。
破壊の神ルードと人間の堕落
人間の力によって力を失くし、弱りつつあるルードは自分の部下である72の魔神たちを使い世界を征服しようとし動き出しました。この侵略戦争によって、再び「ヘイドワールド」の住人たちは「善と悪の基準」を「理性」として心にとどめ、神のトップであるゼニが率いる、神の軍隊と共にルードに戦いを挑みました。しかし、ルードとその部下である72の魔神たちは圧倒的に強く、戦争の状況は悪くなる一方でした。
世界の危機を感じた人間たちは、ドレイクの助けを得て、4つの武器を作ったのです。4つの武器はとても強力な力を発揮し、戦争の状況は一気に変わったのです。
集まる英雄たち
4つの武器の力によって不利な状況を逆転させた人間たちでありましたが、ルードは自信の「闇の力」と72の魔神の力を使い、再び人間の「理性」をかき乱していきました。
その脅威によって再び人間たちは混乱し、「ヘイドワールド」を破壊へと導いていきました。
それに対し、神のトップであるゼニは、永遠に繰り返されるかのようなこの戦いを終わらせるため4つの武器を持っている英雄シグムンドと妖精のリティエを中心に世界を救う英雄たちを集結させました。