今から数年前の事
「鍵聖戦」と呼ばれる事件が平和な魔導世界いnおいて発生した。それは、「アヴァロンの鍵」を中心とした大戦争とも呼べる内容で、魔の世界「魔界」を統治する魔王復活を目論む魔王軍の出現、この世とあの世の境にある世界「冥界」の王による全世界統一戦争開始、命を超越した謎の異形文明による無差別攻撃が同時に発生した全人類滅亡の危機であった。
最終的には、魔王軍は魔導アカデミーの力によって敗退し、冥王軍も復活した鷹の王国の守護者により退却、異形文明は「心」を得て自分達の世界へと帰り、世界滅亡の危機は回避された。
だが、魔導アカデミーはその事件の中で大きな痛手を受け、研究資料や多くの召喚符の技術を失ってしまうのであった。しかし、この戦いを乗り越えた者の中には、「アヴァロンの鍵」を得てもおかしくないほどの高い実力と人格を得た魔導師が数多く誕生する事となった。
この「鍵聖戦」以降、魔導アカデミーは一時的に校舎を閉鎖し、生徒達に無期限の自習期間を与えたのであった。
そして
「鍵聖戦」の傷も癒えてきた頃、魔導アカデミー校長「ティアドラ」より通達が全世界に広がった。
「魔導アカデミーの再建が終了しました。再び、私達の学び舎で魔導の真髄を探究しましょう」全世界に散っていた生徒達は、それぞれの思いを胸に魔導アカデミーへと帰還するのであった。そして、あなたも・・・
アヴァロンの鍵に迫る
「その鍵を持つ者は約束の大地へと誘われ神と悪魔の祝福を受けるだろう」(探検家グラマノの手記より抜粋)
そのように呼ばれているのがアヴァロンの鍵である。現在では伝説となったその「鍵」は多くの憶測を呼び、様々な説が世界中に存在している。
しかし、新文明の成立や文明の滅亡、新時代の幕開け、旧時代の終焉などに「鍵」の存在が確認できる手がかりも多く残されている。実際に「魔導アカデミー」が保管している「鍵」も贋作であるというのが専らの通説である。しかし、魔道アカデミーの高い技術力と実績から考えると新作である可能性も消しきれない。
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